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「VISCONTI オペラ」に「プロフェッショナルギア EF」のニブをつける

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 ヴィスコンティ オペラのサマータイムイエローです。

 この万年筆にプロフェッショナルギアのニブをつけます。改造するに至った経緯については、この記事を参照してください。

 改造するにあたっては、オペラの首軸ユニットの構造を押さえておく必要があります。

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 左の写真は、下から「VISCONTI オペラ」、「PELIKAN ナイアガラの滝」、「AURORA オプティマ」です。


 写真にあるように、オペラの首軸ユニットは、回転させれば外れる構造になってます。そのユニットからは、まっすぐ引き抜くことでニブとペン芯を外せます。
 引き抜くときは、ユニットは胴軸につけたままの方がやりやすいでしょう。
 一方、後に説明する削りの作業では、ユニット部を外して作業した方がやりやすかったです。

 前の記事で書いたデュオフォールドの場合と異なり、オペラにプロギアニブを付けるには、首軸内径を少し削ることが必要になります。
 オペラにそのままプロギアニブを差し込んだ場合、元のニブに比べて刺さりが甘いという状況になります。その結果、長めに突き出たニブ先端がキャップの天井に当たり、キャップが最後まで締まらないという状況になります。

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 この写真を見ると、だいぶ余裕があるように見えますが、実際はキャップ内部の天井は見た目より低く、これでギリギリです。

 したがって、首軸部の内側を少しヤスリで削る必要があります。

 オペラのニブは、ニブ後端が絞り込まれるように細くなっているのに対し、プロギアのニブはほぼ同じ横幅の形をしています。
 首軸内径に、オペラのニブの形と同じように凹みが形成されていますから、プロギアのニブと同じ形に削れば、プロギアニブが深く差し込めます。

12 下手な絵で申し訳ありませんが、写真1の赤線の部分を削ります。


13 削りには、ヤスリを使います。細かい作業になりますから、小さな精密ヤスリを使った方が良いでしょう。
 写真のヤスリを東急ハンズで\714で購入し、作業に使用しました。

 結果はうまくいき、このプロギアニブを付けたオペラは、今の一番のお気に入りです。 オペラの重さのバランスと四角形の軸の持ちやすさとが、プロギアの細字の書き味とあわさって、いい感じで調和が取れてます。

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コメント

こんにちは。

記事を拝見し、是非ヴィスコンティ オペラのニブ交換に挑戦したいと思います。
しかしながら、万年筆超初心者のため、色々とお教えください。

現在持っているのは、セーラー プロフィット スタンダードのEFです。
これをヴィスコンティ オペラに付け替えを考えております。

まず、ヴィスコンティ オペラを購入しようと思いますが、Mニブでも大丈夫でしょうか?
また、セーラー、ヴィスコンティそれぞれユニットからニブを引き抜く際、どのような工具が
必要でしょうか?

お手数ですが、宜しくお願い致します。

投稿: コージ | 2009年4月 4日 (土) 12時30分

 コージ さん、こんにちは。

 プロフィットスタンダードは、オペラのニブとは大きさが全然違いますから、付け替えは無理です。セーラーのオープンニブの万年筆には、14kのニブがついたモデルと21kのニブがついたモデルがあります。14kニブは小さめで、21kニブは大きめです。オペラのニブは21kニブに近い大きさなので、交換が可能でしたが、14kは小さめですので、物理的に入らないです。

 万年筆をあまりお持ちになられていないのでしたら、普通に使われた方が良いと思います。ニブ交換の改造をするというのは、万年筆を100本近く持っている私が、道楽として行っているものですから、万年筆を使い始めでしたら、そのままのニブで使われた方が良いでしょう。改造に失敗したら、壊してしまう恐れがありますから。

 余談ですが、ペン先を引き抜くのは、モデルによって違いますが、基本的にはそのまま引き抜くだけです。ゴムの板などをホームセンターで購入し、ゴム板でペン先とニブをはさんで引っ張れば、抜けます。ただ、回転式で抜くタイプもありますので、抜き方はあらかじめ調べておくことが重要です。

 いろいろな万年筆のいじり方については、万年筆評価の部屋<http://pelikan.livedoor.biz/>さんのブログが参考になると思います。

投稿: もきゅすけ | 2009年4月 4日 (土) 15時30分

早速のご回答、ありがとうございます。

また、色々とご指摘いただき大変ありがとうございます。
どうしても綺麗な万年筆に極細をつけてみたいという希望がありましたが、
検討してみます。

ありがとうございました。

投稿: コージ | 2009年4月 4日 (土) 21時05分

 コージ さん、こんにちは。

 万年筆のニブの大きさや首軸の内径の太さにもいろいろとありますから、改造は敷居が高いのは確かです。
 基本的には道楽ですから、慎重に考えられた方が良いと思います。

投稿: もきゅすけ | 2009年4月 5日 (日) 23時19分

こんにちは。

度々、申し訳ございません。
1点、お教えください。

ビスコンティに付け替えされたセーラーの21kのニブについてですが、同じ21kでも「大型」と「中型」の
2種類があるのですが、使用されたのは「大型」でしょうか。

お手数ですが、宜しくお願い致します。

投稿: コージ | 2009年4月 6日 (月) 08時19分

 コージ さん、こんにちは。

 プロフィット21やプロフェッショナルギアに使われている21kニブですから、「大型」の方になります。プロフィットスタンダード21などに使われている中型ニブではありません。

投稿: もきゅすけ | 2009年4月 6日 (月) 08時51分

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