カートリッジでボトルインクを使う方法
万年筆には大きく分けて、吸入式、両用式、カートリッジ式の3種類の方式があります。(※両用式とは、カートリッジもコンバータも使える形式のことです。)
カートリッジは携帯性に優れ、また外出先などでもインク交換をやりやすいという利点があります。しかしその反面、カートリッジのコストは高く、またボトルインクのみで発売されている特殊インクを使えないというデメリットがあります。カートリッジしか使えない万年筆の場合、それらが大きな問題になってきます
しかし、ちょっと工夫すれば、カートリッジでボトルインクが使え、そうした問題を解決することができます。
■百均は便利
用意するのは、空のカートリッジとスポイトです。スポイトは、100円ショップで売られている化粧品の詰め替え用の小型スポイトなどを買ってくればOKです。それらを用意すれば、後はボトルインクのインクを、スポイトを使って空のカートリッジに注入するだけです。
こうすれば、好みのインクをカートリッジ専用の万年筆で使うことができ、コストの問題も解決できます。
注意点としては、インクを注入する空カートリッジは、ある程度定期的に替えた方が良いです。あまり何度も抜き差しすると、接合部が緩くなって、衝撃でカートリッジが軸内で外れるなどする恐れがあります。その点は気をつけましょう。
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コメント
自分は100均のコロン補充用注射器を使っています。
これだと何CC吸ったかがわかるので便利です。
ともあれ、使い終わったカートリッジは捨てずに取っておく
のが一番ですね。
あー、プラチナの銀玉は分解して棚釣り防止に使っちゃう
ので、プラチナだけ空のカートリッジがないわ(^^;
投稿: ZEAK | 2008年7月16日 (水) 18時44分
私の場合、ボトルインクしか使いませんから、万年筆を購入したときにおまけで付いてくるカートリッジがやたら余ってる状態です。(^^;
それを使えば良いんでしょうが、貧乏性なので、インクを捨てるのはもったいないし、かといってインクの違うカートリッジを使うのもおっくうだし、ということで、結局数少ない空のカートリッジを、ある程度口先が緩くなってもだましだまし使ってたりします。
投稿: もきゅすけ(管理人) | 2008年7月16日 (水) 19時45分