ウォーターマンから「パースペクティブ」が発売に
ウォーターマンから新しい万年筆、「パースペクティブ」が発売になりました。
以前から公式サイトにはすでに掲載されていましたが、日本の通販サイトでも、発売が開始になりました。
→WATERMAN(ウォーターマン) パースペクティブ 万年筆 (ペンギャラリー報画堂)
◆ウォーターマンらしい万年筆
ウォーターマンらしく、やはりこのパースペクティブも鉄ペン&金属軸&嵌合式です。ニブも小ぶりで、ガシガシ書く用途に合っているでしょう。18,900円ですから、価格的にはエキスパートクラスですね。
エキスパートと異なり、完全な円筒形のフォルムを持ちます。軸径が10mmφですから、細身ですね。だいたい、ソネットクラスの大きさと言って良いでしょう。
透視図(パース画)をモチーフに胴軸にラインが施されており、ウォーターマンらしい現代的なビジネスシーンに合った一本だと言えます。胴軸の尾部にはかなり浅くしかキャップがささらないようで、キャップをさしたときに164mmというのは、かなり長めですね。38gと重めであることもあり、キャップをささない方が書きやすそうではあります。
◆位置づけは?
このパースペクティブは、ウォーターマンの中での位置づけを考えると、エキスパートの少し上のクラスということになるでしょうか。ただ、価格的に大きく違う訳ではなく、かなりエキスパートと被るモデルという印象があります。
基本的に、ウォーターマンには位置づけ的に被るモデルが多いという印象があります。例えば、ハーモニーとメトロポリタン、イシ・エ・ラなんかがそうです。デザインで細かな違いがあるものの、大まかに見れば、かなり被っているモデルです。
軸やペン先の材質や太さ、デザインなどを変えるなりして、もっと各モデルの特徴を出してくれた方が買う側としては嬉しいのですが。
◆結構好みのモデル。しかし問題が…
とは言え、デザインは洗練されており、魅力的なモデルであることには違いありません。私は結構ウォーターマンのファンですから、かなり気になる万年筆です。
ただ、私にとっての最大の問題は、字幅がFとMしかないことです。最近のウォーターマンは、EFのないモデルが増えている気がします。細字好きにとっては、これは由々しき問題です。ぜひとも、EFをラインナップに追加して欲しいと願う次第です。
あと、個人的には、スターリングシルバーやバーメイルのモデルを出してくれれば嬉しいのですが。(^^;
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コメント
雰囲気的にはロレアあたりに近いですね、久々のシリンダータイプ。
そしてこのお値段でも鉄ペンなあたりがさすがウォーターマン(w
この軸は結構好きな部類、金ペンモデルも欲しいですがこのペン芯じゃ鉄ペン専用でしょうね。
投稿: どーむ | 2008年9月27日 (土) 14時06分
どーむさん、こんにちは。
確かに、円筒形なのはロレアっぽいですね。でも、値段的にはかなりパースペクティブの方が高めになっちゃってますが。ただ、ロレアが売られていた頃からすると、ユーロがやたら高くなってますから、それも加味すれば大きな違いはないのかもしれません。
ウォーターマンの鉄ペンへのこだわりは、相当な物ですね。価格的に十分金ペンにしても利益が出るでしょうに、それでもあくまで鉄ペンにこだわる辺り、信念があるんでしょうね。
あそこまで鉄ペン一筋だと、金ペンのチャールストンの方が異端に見えてくるから不思議です。(^^;
投稿: もきゅすけ | 2008年9月27日 (土) 18時01分