カスタム74 透明のインナーキャップの罠
私が持っているパイロット「カスタム74 透明」には、見映えを考えて赤インクを入れて使っています。しかし、先日よく見ると、衝撃か何かの理由でキャップ内にインクが漏れてました。しかも、インナーキャップの内側ではなく、キャップとインナーキャップの間にインクが入り込んでいるのです。
(※写真のような状態です。)
■キャップを洗浄
これでは非常に見た目が悪いですから、洗うことにしました。しかし、インナーキャップとキャップの間の隙間はほとんどなく、インクがほとんど落ちません。実は上記の写真は洗った後なのです。洗う前はもう少し濃くインクが染み込んでいました。
これは困りました。超音波洗浄器でもあれば落ちるのかもしれませんが、私は超音波洗浄を行うのはあまり好まないので、持ってないんですよね。インナーキャップオープナーでも持っていれば、インナーキャップを外すという手もありますが、それも持っていません。そもそもこのカスタム74透明のインナーキャップの固定方法も不明ですので、無茶もできません。
■思案中
というわけで、ちょっと困りました。一昼夜水に漬けるとか、あるいは強く振ってインクを落とすなり、いろいろやって、なんとかしてインクを綺麗に落とそうと思案中です。
それにしても良く言われることですが、やはり透明モノはインクの汚れなどが気になる神経質な人には向かないブツですね。私は特に神経質というわけではないですが、それでも気になるのですから。
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コメント
気にしない性格でも気になりますね(笑)
僕は気になる性質なので、洗うでしょうね。
シグノのキャップですら、超音波洗浄しましたので。
中面は厳しそう。スケルトンは安物だけにしとこうかなぁ。
(まだ1本も持ってないですが)
投稿: zero-52 | 2008年10月19日 (日) 21時46分
zero-52 さん、こんにちは。
zero-52 さんは超音波洗浄機をお持ちなんですね。私はどうも、超音波洗浄するとメッキなどが剥げたりしないかと、ビビってしまって、今まで購入してこなかったんですよね。
今回の事態に陥ってから、透明軸の罠というモノを実感しました。(^^;
結局あれから、キャップに水を入れてから指で栓をして振り回し、それから今度は指を外して振り回す、というのを繰り返して、何とか綺麗に洗えました。透明軸はやはり扱いに気を遣いますね。
投稿: もきゅすけ | 2008年10月20日 (月) 02時20分
こんばんは。投稿は二回目です。
ちょっと気になるのは、この写真の万年筆のインクは何かということです。
実を言うと、カスタム透明74で、いろいろとインクを入れ替えしました。ちょっと前はパイロットの赤でしたが、あまりにも原色なのでPRのプラム+ベルベット黒(本当はモンブランのボルドーを試したい。あるいは、パイロットの赤+黒)です。はっきり言って、現状、もっとどす黒いキャップとなっています。 一つ良い知らせを書きます。キャップに様々なインクが混じり合っても、とくにそれ以上汚くなることはありません。青インクを今後使うかも知れませんが、これ以上悪くなることは有りません。
ちょっと話はずれますが、セーラーにはキャップだけ色つきで軸本体が透明のものがあるそうですね。なんだか、(実物は見たことがないですが)身体を骨だけにさせられて泳いでいる魚みたいな変な感じはしますが、もしかしたらキャップの汚い色を避ける効果があるんかもしれませんね。
投稿: shakti | 2009年8月 4日 (火) 03時22分
shakti さん、こんにちは。
写真のインクは、パイロットの赤です。私はインクにはあまりこだわりがないですし、赤色はそもそもあまり使わないこともあって、入手性が良くて価格が安いパイロットを使ってます。同じメーカの方が棚吊りも起こりにくいですしね。
パイロットの赤はかなりキツめの色合いですよね。同じ国産の赤でも、セーラーやプラチナはどちらかといえばオレンジ風味があるのですけれど。
セーラーのキャップだけが色つきのスケルトンというのは初耳です。なんかちょっと中途半端な気も。(^^; スケルトンの場合、どうしてもインクによっては汚く見えてしまうのが悩みです。インクで汚れるのは仕方がないと諦めて、たとえ汚れても綺麗に見えるインクを使うのが一番ではないかと、最近はそう思うようになってきました。
投稿: EF Mania (管理人・改名中) | 2009年8月 4日 (火) 22時55分
今更ながらこの日記を拝見(発見)しました。
私はデザイン優先(氏のようにインナーキャップ(以下IC)周辺の汚れも嫌だし)のヘビーユーザーなので、
同じ透明軸の74のICをとって使用しています。
さて、カスタムのICはキャップに押し込まれているだけなので、簡単にとることができます。
分解してとる方法もありますが、より簡単な方法は・・・・・・(ご存じでしたら申し訳ありません)
必要なもの①グリップつきの細いペン ②細い棒
まず、細いペンからゴムグリップをとり、それを手ごろな細さの棒に移植。
あとは、それをキャップ内に入れてぐりぐりすれば、スポンと抜けます。
なお、①を直接入れない理由としては、なるべくゴムの接地面積を増やすためです。
まぁ、ピッタリの①、②を探すのが面倒なのですが。
投稿: ひさとし | 2011年7月18日 (月) 12時59分
>ひさとし さん
貴重な情報ありがとうございます。てっきりインナーキャップは固定されているのかと思いましたが、押し込まれているだけなのですね。
あいにくゴムグリップのついたペンがありませんでしたので、ペンに輪ゴムを巻いたので何度か試したところ、何とかとれました。ただ輪ゴムだと設置面積が足りない感じですね。しかし、取れるということが分かっただけでも収穫でした。
ありがとうございました。
投稿: EF Mania | 2011年7月21日 (木) 23時10分
見てるだけで悲しくなってきます。ご愁傷さまです。私なら「今までありがとう」と手を合わせてから廃棄するところですが、ここからでも修繕しようとするとはさすがですね。ユーザーの鏡です。透明軸はホント買うのためらいますね・・・。特にこんなのを見てしまうと。カスタム823のブラックとかにしたら、元々黒だからインクが内側についてもあんまり目立たずに済むかもしれませんが・・・。スケルトンは厄介です。
投稿: 梅宮 | 2012年5月16日 (水) 00時26分
キャップの中のゴムは差し込んであるだけです。簡単にとれます。
細いボールペン、割りばし1本、何でもいいです。中に入る細いものに両面テープを先にグルグル
とり餅を作るわけです。中をティッシュのこよりでよく掃除して準備完了。
差し込んで、ゴムの内壁にペタリ。簡単に取れます。
いかがですか?
ピンセットなどは傷がつくからおすすめできません。
投稿: しょうじくん | 2014年11月24日 (月) 20時48分