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2008年 ☆私的万年筆大賞☆

 年末の総決算として、今年使った万年筆の中で、個人的に評価の高かった万年筆を大賞形式で書き留めたいと思います。

▼2008年 大賞 「プラチナ ギャザード」

 私が持つすべての万年筆の中で、最高の一本を選べ、と言われた場合、この一本になります。プラチナの細字こそが最高の細字だと私は思います。インクフローが適度で、止めや払いを綺麗に書けます。

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 プラチナの中でも、#3776系とプレジデントではかなり書き味に違いはありますが、ニブにわずかの弾力がある#3776系の方が私は好きです。そして#3776系の中でも、軸のバランスや太さという点で、ギャザードが私の好みにピッタリ合っています。

 私がギャザードを購入して以来、この高評価はほとんど変わらないですね。


▼大量筆記 賞 「パイロット カスタム レガンス」

 大量筆記するときに一番よく使った万年筆はレガンスです。
 大量筆記するときは、インクフローが良く、ひねりへの許容度が高く、軸が軽く、軸バランス・太さが適度で、しかもインクがたくさん入る万年筆が便利です。その条件にピッタリなのがレガンスです。もちろん、インクがたくさん入るという条件を満たすためにも、CON-70を使うことが前提です。
 パイロットの描線はあまり私の好みではなく、その点でギャザードに大賞を譲ることになりました。しかし、大量筆記するときにサラサラと書きつけたいときは、レガンスの方をよく使いますね。

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 なお、カスタム74透明も条件に当てはまるのですが、こちらは見た目を考えて赤系のインクを入れているので、その分、出番が少なくなっています。

 →パイロット「カスタム レガンス」のレビュー


▼評価が大きく変わった 賞 「シェーファー VLR」

 細身で軽い樹脂軸ということで、期待して購入したVLRですが、思わぬ落とし穴がありました。それは、ひねって書いたときにインクが途切れるという問題です。
 (※もちろん、これはVLR固有の問題ではなく、個体差の問題です。)

 この問題は、つけペンによる試筆ではなかなか発見できないんですよね。ひねって書く癖がどうしても抜けない私の場合、この問題は深刻です。インクが不定期に途切れる度に、ストレスを感じますので、どうしても万年筆自体への評価も低くなってしまいます。

 そうして悩みつつも使い続けること数ヶ月、ようやくペン先が慣れて、インク途切れの問題が解消しました。そうなってみると、やはり万年筆への印象も大きく変わりますね。シェーファーの上に反ったペン先は、独特のふわりとしたタッチがあり、細字にもかかわらずカリカリしない柔らかな書き味があります。軸バランスも優れていて、今では愛用の一本になっています。

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▼最高の色軸 賞 「ヴィスコンティ オペラ サマータイムイエロー」

 これは少し迷いましたが、オペラ サマータイムイエローに軍配を上げます。純粋にデザイン的な好みの問題ですから、細かい理由は挙げにくいですが、オレンジを基本としたサマータイムイエローのデザインが私の好みにピッタリなのです。

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 次点がデルタのマリーナ・ピッコラです。

 →「VISCONTI オペラ」のレビュー
 →デルタ 「マリーナ・ピッコラ」 を入手


▼改造万年筆 賞 「アウロラ オプティマ ソリッドシルバー + カスタム742 SFM」

 私は舶来万年筆に国産ニブをつけるという改造をいくつかの万年筆で施しています。そうした改造を行った万年筆の中で、一番気に入っているのが、上記の一本です。

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 私はどうもアウロラのサリサリの書き味が苦手なんですよね。それに加え、アウロラのニブは、ひねって書く癖のある私の場合、ペン芯ズレを起こしやすくて、どうも扱いに困ることが多かったです。
 というわけで、カスタム742 SFMを装着することで、サリサリの書き味は解消され、またペン芯ズレの問題もなくなり、非常に快適に使える一本になりました。

 ※なお、上記の改造は首軸をヤスリで削るといった作業が必要ですので、安易に真似されない方がよろしいかと思います。


▼低価格万年筆 賞 「無印良品 ABSポリカーボネイト万年筆」

 低価格の万年筆の中で、今年よく使ったのは、無印良品のABSポリカーボネイト万年筆です。パイロットのプレラやペン習字ペンと迷いましたが、色々な面でバランスが良いので、こちらを選びました。

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 この万年筆はセーラーのOEMで、ペン先はハイエースと同じです。セーラーのコンバータが使えます。姉妹品として"無印良品 アクリル万年筆"がありますが、ABSポリカーボネイトの方が全体的なデザインが好みです。


▼嵌合式の感触 賞 「セーラー 鉄刀木(たがやさん)」

 私は、嵌合式のキモはキャップを閉めるときの感触だと思います。その感触で一番優れているのは、鉄刀木だと思います。感触、音、安定感、のどれをとっても最高です。

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 なお、次点はソネットです。

 →「セーラー 鉄刀木(たがやさん)」のレビュー


▼清水の舞台から飛び降りての購入 賞 「モンブラン マイスターシュテュック ソリテール ヘマタイト スティール」

 2008年度で一番思い切った買い物はこれでした。10万円以上の万年筆は買わないという縛りをかけている自分にとっては、これを買うのはかなりの思い切りが必要でした。
 ただ、最近モンブランが10%の値下げをしたため、一番値段が高かった時に購入したことになるんですよね。なんてこったい。\(^o^)/

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 →ついにモンブランを購入
 →モンブランがユーロ安で、10%の値下げ


▼期待はずれだったかも 賞 「パイロット ミュー90」

 ミュー90は、ペン先と首軸が一体成型されている独特な万年筆です。かつて廃番になったミューシリーズを、今という時代に再設計して発売するパイロットの姿勢には素晴らしいモノがあると思います。

 ただ…私にはイマイチ合いませんでした。その最大の原因は、全体が金属で作られていることです。私は乾燥肌のせいか、持つ所がつるりとした金属の万年筆がとても苦手です。ミュー90は、滑らないように金属表面に多少の加工もされているみたいですが、持って書いてみると、どうもぐらついて、安定した筆記がしにくいです。

 ミュー90はコンセプトやモノ自体は悪くないと思うのですが、金属首軸を苦手とする私には合いませんでした。

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 → 「パイロット ミュー90」のレビュー


▼最高のコンバータ 賞 「パイロット CON-70」

 これはもうダントツですね。インクの入る量、操作性、見た目のどれをとっても、これに匹敵するコンバータは他にはないですね。

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 次点はヴィスコンティのオペラに付属しているコンバータです。

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万年筆 / 全般」カテゴリの記事

コメント

もきゅすけさん
ことよろです。
なかなか面白いランキングで楽しませていただきました。
ってこんな時間に書いてるし(^^;
そろそろ壊れ始めています(@@ )☆\ぽか

ミュー90は、パイロットさんがいるときに店頭で
手持ちの元祖と比較させていただきましたが、結局
元祖の方が持ちやすかったのと、パイロットさん曰く
元祖持っていれば要らないとおもいますよ(^^;
の一言でやめました(爆)

ちなみに、元祖のミューは安定しているしとても
書きやすいですよ。

投稿: ZEAK | 2009年1月 1日 (木) 03時07分

 ZEAK さん、あけましておめでとうございます。

 いきなり正月に徹夜とは、お仕事がお忙しそうですね。昔のミューも気になりますが、私の場合、金属首軸全般が駄目なので、昔のミューも駄目かもです。
 どうも私は乾燥肌で、手に油分が少ないんですよね。冬は特に乾燥するので、一層厳しい状態に。(^^; マット調にするとか、何か加工してあると嬉しいのですが、難しいですね。

投稿: もきゅすけ | 2009年1月 1日 (木) 19時37分

はじめまして。狂四郎と申します。過去に1度、トラックバックさせていただきましたが、こうしてお邪魔するのは
初めてです。
シェーファーVLRは、この冬のボーナスが余ったら購入したい1本です。
シェーファーは3本、クレスト(トライアンフの復刻)、中古で買った襤褸インペリアル、ゴールドプレートペンの廉価版、
いずれもF字を所持しています。どれもスーッと気持ちよく書けますね。ただし、インペリアル以外の2本は、バランス
が悪くて、キャップを尻に付けないで使ってます。
アウロラの「サリサリ」感というのは、どんな感じなのでしょうか?私はオプティマを所持していますが、これ、通販で
ハマったザラザラのペンポイントを、「現代の名工」に調整してもらった「長刀風オプティマ」です。リザーバータンクに
は2度ほど助けてもらってますが、スクリューキャップであるにも拘わらず、気密性はキャップレスにも劣るのが不満
ですね。

投稿: 狂四郎 | 2009年1月 4日 (日) 12時55分

 狂四郎 さん、はじめまして。コメントとTBをありがとうございます。
 さっそく、リンク欄に狂四郎さんのブログを加えておきました。これからも宜しくお願いしますね。

 狂四郎さんもシェーファーをたくさんお持ちなんですね。シェーファーのペン先はは独特のタッチがありますから、ハマる人はとことんハマるみたいですね。私の場合は現行品を買うことが多いこともあって、シェーファーを含め、昔の万年筆に関しては弱かったりします。そろそろ、ヴィンテージにも手を出そうかと思いつつもあるのですが。

 私の感じるアウロラのサリサリ感というのは、まるで鉛筆で書いているような、若干の摩擦感のある書き味のことです。これがどうも私は苦手です。それなりに長く使ってもこのサリサリ感が消えませんので、アウロラ固有のものかとも思うのですが、ひょっとしたら、ペンクリで調整してもらえれば、違う書き味に変えられるのかもしれません。ただ、私はペンクリは未経験なもので、ペンクリの効用というのはよく分からないのですが。

 オプティマの気密性が低いのは、アウロロイドに直接ネジを切っているからでしょうかね。それとも、ペン芯の設計がイマイチなのかもしれません。
 私の場合、オプティマのインクフローの悪さをカバーするために、シャバシャバのパイロットインクを使っているため、ペン先の乾きはそれである程度カバーできてます。ただ、パイロットインクは裏移りが激しいのと、にじみやすいので、他人にはちょっと勧めにくいブツではありますが。(^^;

投稿: もきゅすけ | 2009年1月 5日 (月) 06時02分

もきゅすけさん、こんばんは。
早速のリンク張り、恐れ入ります。私の方も、ここへのリンクを張ります。
アウロラの「サリサリ」は、「現代の名工」が滑りよりも書き味を重視して研いでいらっしゃるからだと
ばかり思ってました。
私は筆記角度がかなり立っているので、本当は万年筆向きでないのですが、高速で会議のメモを
とるような時は、万年筆の出番ですね。
今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: 狂四郎 | 2009年1月 6日 (火) 02時44分

 狂四郎 さん、こんにちは。こちらこそ、よろしくお願いします。

 アウロラのサリサリは、出荷時点からのモノだと思いますよ。私の持っている3本とも同じ書き味でしたから。長く使用してペン先を慣らしても変わりませんでしたし、あれがアウロラの特徴なんでしょう。アウロラは最近の欧州メーカに珍しく、ペン先を自社生産していることも関係しているのかもしれません。
 ペンクリでは、書き出し掠れやインクスキップの対策として、最後に粗めのペーパーでイリジウム表面をざらつかせる作業をする場合がある、とは聞きますね。ただその場合は、数週間ほどでざらつきもなくなりますし。
 もっとも、狂四郎さんのは長刀風味に研いでもらったということなので、それも影響しているかも。長刀のペン先は、シャリシャリの書き味になるそうですしね。ただ、私は細字好き故に、長刀は一本も持っていないので、詳しいことは分からないのですが。(^^;

投稿: もきゅすけ | 2009年1月 7日 (水) 05時26分

始めてコメをさせて頂きます。

CON-70素晴らしいコンバータですよね。
どうして 日本の残る二社は大容量をお出しにならないのかと思ってしまいます。

私 昨年 セーラーの長刀Mを買い求めまして この年賀状から本格参戦させたんですが
年賀状表裏で30枚で給油が必要になります。
昨年 主戦であったパイロットの742Mは描線も一回り細い物の約三百五十の賀状書きに
給油三回乃至四回 着手前におそれていたことですが・・・現実のものに。

昨年 パイロットへ電話をする用がありまして 伺ったことですが ・・・・既にオーソリティの皆様はご存じのことでしょうが・・・カートリッジ0.9 02及び05CONも同量 07CONは1.5ccだそうです、容量。
元々フローがよすぎの感があるPiですありますが こうしてみると07CONのすばらしさよって感じます。
『大きなconをお作りになる計画はございませんか?』とS社に伺ったところ
『CONの容量と同量のキャパをペン芯に持たせなければ成ら無い為 作れない』とのことでした。
そういえば 欧州各社も大振りCONって特に設定おりませんよね。
あっぱれパイロット07CON!!

先輩方 一つ教えて下さい。スライドCONあるいはネジ式CONにおいて上部 ペン側でない方に 空間が必ず残るのですが これはどのように対処したものでしょう。上手い方法がございましたら ご教示下さい。

いえ 長刀は長刀でとっても気に入ってますよ。はい。
はがき一面に二文字くらいの大きい字も、ぬらぬらと気持ちよく書けて 非常に喜んでおります。

インク容量の話からちょいと横道へ   レシーフ アイドロップのユーザーさんがいらっしゃったら 様子をお聞かせ下さい。いっぺん使ってみたいなと思います。

初書きにも関わらず 長くなって失礼しました。
してみると Pi社の芯はヒダの枚数が幾分多いのかしら?疑問です。


Pi社に伺ったところ

投稿: ぺん芯のカス | 2009年1月 9日 (金) 13時03分

 ぺん芯のカス さん、はじめまして。

 確かにCON-70に比べると、セーラーやプラチナのコンバータは物足りないですよね。インクのはいる量も少ないですし、プラチナの場合はピストンが固くなりやすいという弱点も抱えてますし。
 CON-70はどうやってインクを吸入しているのか、詳しい仕組みが謎な所がありますが、パイロットはかなりの工夫で開発したのでしょうね。

 セーラーの言い分としては、気圧や温度変化によるボタ落ちのことを考えれば、あまりインクタンクは大きくしたくないという考えなんでしょうね。ただ、パイロットで特に問題ないことを考えれば、ちょっとクレームを恐れすぎなようにも思えます。

 コンバータの隙間は、ピストン式の場合は、ある程度は仕方がないのではないでしょうか。CON-70の場合は、いっぱいいっぱい入れられますが、セーラーやプラチナのコンバータの場合は、何度か吸入を繰り返しても、いっぱいいっぱいは難しいですね。
 私の場合は細字好きなこともあって、インクフローが良いように調整しても、インクの消費量はそれほど多くないのですが、太字好きな方は、コンバータのインク容量の少なさは悩みでしょうね。

 レシーフに関しては、私は持ってないので、申し訳ありませんが、お役に立てません。うちのブログからリンクしている私的電脳小物遊戯さんのところでは、レシーフクリスタルをお持ちなので、参考にはなるかと思います。
http://zeak.air-nifty.com/main/2007/07/resife_9fca_1.html

投稿: もきゅすけ | 2009年1月10日 (土) 03時53分

管理人様 早速にご返信を頂き 誠にありがとうございます。
本当に素晴らしいCONだとおもいます。

早速教えて頂きましたZEAKさんのページをのぞきますと
『モンブランやペリカンなど吸入式の万年筆でも1.3~1.5cc』なる記載がありまして
吸入式の数字をみて 改めて07CONのすばらしさを感じております。

07CON\(^o^)/バンザイ

そうですね もきゅすけさんを始め 細字好きの皆様にはそう関心の有る話では無いのかもしれませんが もきゅすけさんがこうして取り上げて下さったからこそZEAKさんの文書も拝見できて よかったです。

こののちも時たま (〟-_・)ン?頻繁に? お邪魔させて頂きます。
今後ともよろしくお願いします。
今日は新宿伊勢丹に川口氏のペンクリ 伺う予定です。


投稿: ぺん芯のカス | 2009年1月10日 (土) 09時39分

こ、細けぇ!Σ( ̄口 ̄;;
(↑ネタだから気にしない様にw)
どうして2008年の大賞でギャザードなのかとか突っ込みどころもいっぱいある気がしますが、あんまり重箱の隅をつついちゃいけませんね(笑)

CON70は確かに良く出来たコンバータですね。でも他メーカーにもいろんなコンバータがあります。個人的に比較的良く出来ているなと思っているのはクロスのスクリュータイプ、品番で行くと#8030というヤツです。(ペンカタログがあるとこういうとき品番をチェックするのが楽w)
ねじ込みで本体と一体化でき、インク漏れが皆無で容量もなかなかです。

投稿: どーむ | 2009年1月10日 (土) 21時29分

 ぺん芯のカス さん、こんにちは。

 そうですね、吸入式の万年筆でも、クレームを恐れて、インクタンクを小さめにするのが主流ですからね。パイロット823やヴィスコンティのオペラ マスター・デモといった、特別な機構を持つ万年筆でないと、インクタンクを大きくしにくいみたいですね。

 私もいずれはペンクリに行こうとは思っているのですが、何か不具合や気になる点があると、ペンクリを待たずに自分で調整してしまう癖があるので、いまだにペンクリ未経験だったりします。

投稿: もきゅすけ | 2009年1月11日 (日) 06時54分

 どーむ さん、こんにちは。

 こういう企画でランキングを発表したのは、今回が初めてということで、2008年と銘打っている割には、私の持っている全ての万年筆の中で選んでみました。
 ギャザードは見た目があまりにアレ過ぎるのですが、実用としてみた場合、やっぱりギャザードが一番かな、と。

 コンバータがネジ式の奴は安定感があっていいですよね。ただ、クロスの場合、コンバータに種類がありすぎだと思うのです。モデルによって合う、合わないがあるので、使い回しが出来ないという点で、クロスのコンバータの場合、それがちょっと不便かとは思います。

投稿: もきゅすけ | 2009年1月11日 (日) 06時59分

どーむさん ありがとうございます。
クロスとシェーファーはどうゆう訳か 中学生のころ見て以来持ちたいと思いませんので
いっぺんも使ったことがありません。
私が使ったあるいは持ち合わせの物ですと 中華まん でどこかの物がねじ込みコンでした。
何となく安心できますよね。

もゆすけさん 教えて下さい。
ペンを見るときに使うルーペはどれぐらいの倍率の物をつかっていらっしゃいますか?
私 先日アイルーペの5x 10xを買ってみたんですが もう少し大きい倍率の物の方が
いいのかな??って考えております。
ご指導下さい。

投稿: ペン芯のカス | 2009年1月13日 (火) 03時26分

 ペン芯のカス さん、こんにちは。

 私が使っているのは、10倍のものと15倍のものですね。ただ、15倍のルーペを買ってからは、10倍は使わなくなりましたね。
 私は自己調整したり、自分でペン先を研いだりする関係上、かなり倍率が高めなのが必要だと感じています。20倍のルーペを買うのも検討するのですが、あまり倍率が高くなると、ピント合わせがしづらい上に、視野が狭くなるので、15倍でまあいいかな、と落ち着いています。

 倍率が高いのがあればいいですけれど、10倍でも問題がないと感じられているのなら、無理して買わなくてもいいのかな、と感じます。とはいえ、ルーペは高いものではないですし、高倍率のを手に入れるのもアリかとは思います。

投稿: もきゅすけ | 2009年1月14日 (水) 11時35分

もきゅすけさん ご回答ありがとうございます。
そして お伺いを立てておきながら足を運ばず、今になってしまいましたことをお許し下さい。
結論から申しますと 次回ステーショナリであったり工具であったりをどこかネットショップで買うとき そちらで販売されていたらx15も買うこととします。
セーラーの川口さんは 繰り出しルーペのx3x4x5の三枚を重ねてお使いでした。
何倍になるんでしょうね?

私の最近の行動。
もきゅすけさんも何本かお持ちのようですが 中華万にこっています。

数年前 サファリを購入した折アルスターも一本買っておいたんですが、その品を昨年友人にプレゼントしました。
それで昨年11月に会ったところ、以前に万年筆を買ったことが有るがなんと書きにくい物だろうって思い、以降使ったことがないとのこと。しかしながら、私からの物は書きやすくてとっても気に入って使っているとのこと。
万年筆好きにとって至上の喜びじゃあ ありませんか?この言葉って!
彼女は書家といってもよいほどの達者もの。 しかし硬筆はほとんど書かなかったものを、そのペンでたくさんお稽古をなさっている様子。
この、喜びをまた味わいたく、お安い中華万を買って 気持ちのよい書き味のものが有れば同じ物を数本買って 周囲の人にプレゼントしようと ずいぶんと買い込んでしまいました。(>。<)

ただ、中華万ってどのくらいが相場なのよ??って疑うくらい同じ物でも値段が違う!!
まあそれも楽しみです。 長い文章で m(_ _;)m ゴメン!!なさい。

投稿: ペン芯のカス | 2009年1月18日 (日) 00時20分

 ペン芯のカス さん、こんにちは。

 万年筆はどうしても当たり外れがありますから、最初の出会いで、良い万年筆に巡り会えるかどうかが重要になってきますよね。それに加えて、メンテナンスでも違いが出てきますよね。
 思えば、私が大学生の頃に初めて使った万年筆はヤングプロフィットでした。国産だけに、最初の書き味は十分だったものの、メンテナンスということを全く知らずに使っていたため、ペン芯が半分以上詰まった状態で、使いにくいと思いつつ使っていたものです。

 中華万年筆の定価は本当に謎ですよね。Yahoo!オークションなんかでは、中華万年筆を専門に扱っているショップがありますが、そこでは驚くぐらいの低い価格で落札されていたりもします。あれで本当に元が取れるのかな、とも思うのですが、あれでもやっていけているとなると、本当の原価はいくらだろうと、不思議に思います。
 ただ、中国の通貨も徐々にですが上がってくるでしょうから、10年もすると、今のような価格では買えなくなるかもしれませんね。まあ、中華万年筆は当たり外れが大きいですから、安さを武器に数打ちゃ当たる、方式がとれなくなると、購入のリスクが高くなっちゃいますが。(^^;

投稿: もきゅすけ | 2009年1月19日 (月) 00時10分

もきゅすけさん、こんばんは!
 
 報告コメントになってしまいますが、プラチナのギャザードを
 注文して、昨日届きました。
 かなり良い細字です♪ 
 もきゅすけさんのこのエントリを拝見して、2日後に注文しました。
 私のブログでは画像を並べるだけですが、近日中にエントリ
 したいと思っています。
 ありがとうございます。 

 また、色々とお教えくださいませ。 m( _ _ )m

投稿: luckymarimo | 2009年2月 4日 (水) 23時17分

 luckymarimo さん、こんにちは。

 ギャザードを購入されましたか。おめでとうございます。
 赤色のマルン軸は、しばらく前に廃番になりましたから、黒軸の方でしょうか。見た目がちょっと独特なので、好みが分かれるデザインだとは思うのですが、私の場合、バランスの良さなどから、次第に好きになっていったですね。軸はろくろで制作されているようで、結構手間がかかっているそうです。
 ギャザードが luckymarimo さんの手にも合うと良いですね。

投稿: もきゅすけ | 2009年2月 6日 (金) 06時25分

この記事へのコメントは終了しました。

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