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2009年1月の27件の記事

カトウセイサクショから、「インク窓付万年筆」が発売に

 セルロイドの手作り万年筆を製作しているカトウセイサクショから、新しいモデルとして、「インク窓付万年筆 1600シリーズ、800シリーズ」が発売になりました。

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 →カトウセイサクショ 『インク窓付万年筆 1600シリーズ/800シリーズ』 (ペンハウス)


 インク窓付きの万年筆ですが、これは吸入式ではなく、両用式です。インク窓を通して、コンバータが見える形です。ちょうど、吸入式から両用式に変更になった、スティピュラの新型ヴェドに似た感じですね。

 →スティピュラ ヴェド 万年筆 (文栄堂)


■コンバーターがネックかも

 これはこれで面白いのですが、やはり吸入式でないというのは残念ですね。カトウセイサクショさんは、吸入式の万年筆も製作されているのですから、そちらでの発売を期待したかった所です。

 また、カトウセイサクショの万年筆に付属のコンバータは、普通は低価格品のシュミット製です。プラスチック製で透明性も低いです。今回の万年筆に付属のコンバータも同じものとすれば、ちょっと魅力が半減ですね。

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 ねじ切り部も透明の部材で、ネジが外から見えてしまっているのも、少し美しさに欠けるでしょうか。


 いくつも不満点をあげてしまいましたが、面白く、また希少な一品であることは確かです。また、インク残量が外から見えますし、インク切れの恐れを低くできます。そうした意味で、実用性も高いと言えるでしょう。

 1600シリーズは金ペンですし、セルロイド万年筆が好きな方は、購入の良い検討対象となるのではないでしょうか。

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Yard-O-Led「バイスロイ ポケット ビクトリアン」の初期レビュー

 英国から個人輸入したYard-O-Led「Viceroy Pocket Victorian」をしばらく使用しました。それを元に、初期レビューを書きたいと思います。

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(個人輸入・関連記事)
 →海外通販で万年筆を買ってみた
 →海外通販したヤード・オ・レッドの万年筆が届く
 →コンウェイ・スチュワートの購入も、現実味を帯びてきたかも
 →ペリカンのニブを単体で入手する


▼ビクトリアン模様

 胴軸全体には、職人の手彫りで、独特のビクトリアン模様が描かれています。やはり美しいですね。いくら見ていても飽きないです。
 今は模様の全体が銀色に輝いていますが、熟成させれば、彫りのある部分だけを黒ずませることも出来るでしょう。その経過を見守るのも楽しみです。

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 さすがに、薬品を使って強制的にいぶすのは怖いのでやめておきます。ただ、いずれ気が変わって、強硬手段に出るかもしれませんが。(^^;

 →パイロット カスタム748 を燻す(いぶす)

 キャップの側面には、模様のない四角のスペースがあります。これは何なんでしょうね。名入れスペースなのでしょうか。個人的には、このスペースはない方が好みです。

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▼ポケットサイズ

 この万年筆は、その名の通りポケットサイズの小型万年筆です。手持ちの小型万年筆と比較してみました。パイロットのレグノ89sやデルタのマリーナ・ピッコラと同じぐらいの長さですね。ただ、バイスロイ・ポケットは、中央部が膨らんでおらず、円柱形のため、より小さめに見えます。
 (※比較として、通常サイズのレガンスも入れました。)

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(※上から、レガンス、レグノ89s、バイスロイ・ポケット、マリーナ・ピッコラです。)

 キャップは嵌合式です。軸の後ろにキャップを付ける場合、ほんの少しだけ差し込む形になるので、それなりの長さは確保されます。キャップを後ろに付ければ、短すぎて使えない、ということはないでしょう。

 ただ、ポケットサイズ故に、コンバータは使えず、カートリッジ専用です。なので、スポイト方式で使ってます。

 →カートリッジでボトルインクを使う方法


▼首軸の滑りにくさ

 ヤード・オ・レッドのバイスロイ ビクトリアンには、通常型と大型のグランド、小型のポケットの3種類があります。その中から私がポケットを購入した一つの理由として、首軸の滑りにくさがあります。

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 以前の記事にも書きましたが、私は乾燥肌のため、首軸がツルツルの金属の万年筆は、滑りやすくてとても苦手です。その点、ポケットは持つ所が模様で凸凹しているために、滑りにくいだろうと読んで購入したわけです。実際に使ってみても、凸凹のおかげで滑りやすいということもなく、快適に使えています。

 →滑りやすい金属首軸への対処


▼ペン先

512  「ヤード・オ・レッドのペン先は当たり外れが大きい」という噂をチラッと耳にしたことがありましたので、今回の個人輸入はペン先の品質は少し心配してました。しかし心配は杞憂で、とても状態の良いペン先の万年筆が送られてきて、とても満足です。今まで経験してきた舶来万年筆の中でも、平均より上のコンディションですね。自己調整も必要なく、快適に書けています。

 切り割りは多少詰まり気味かな、とは思いますが、切り割りを広げると太くなりすぎるでしょうから、このまま使おうと思ってます。EFではなくFですから、切り割りが閉まってインクフローが抑え気味の方が、私の好みの細字が書けますので。

 ペン先の硬さは、今時の平均レベルのガチニブですね。


▼Fという字幅

 今回この万年筆を個人輸入した理由の一つが、国内ではMしか売っていない一方、英国ではFが買える、という点にあります。
 実際にFが購入できたわけですが、外箱を見ると、(MED)という印字を消して、手書きで"FINE"と書かれているんですよね。これを見ると、英国でも基本はM字で、F字は特別生産、あるいは少量生産という扱いなのかもしれません。

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 これは、デルタのマリーナ・ピッコラでも最近体験しました。

 →デルタ 「マリーナ・ピッコラ」 を入手


▼一つの壁を突破

 初めての個人輸入ということで、多少の不安はありましたが、とても満足な買い物が出来ました。
 私は主要な万年筆メーカを全て制覇するという野望を持っているのですが、その難関の一つであったヤード・オ・レッドをクリアできたのは嬉しいです。海外通販を使えば、もう一つの難関であるコンウェイ・スチュワートもあっさりとクリアできそうです。

 こうなると、最大の難関はぺんてるのエクスキャリバーかもしれません。安いモデルがありませんし。(^^;


※スペック一覧

・重さ 全体:27g キャップ:9g キャップなし:18g
・長さ 全長:11cm キャップなし:9.4cm 後尾にキャップ:12.7cm
・太さ 首軸最小径:7mm 首軸最大径:10mm 胴軸径:10mm キャップ径:10mm

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ペリカン万年筆で、ペン先のロジウムメッキがハゲた

 え~、誤解されるといけないので最初に書いておきますが、これは自業自得の話です。(^^; 記事タイトルにあるように、ナイアガラの滝のニブ先端部で、ロジウムメッキを不注意で剥いでしまいました。

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 ※この記事には危険な改造ネタが含まれています。
  万年筆自体を駄目にしてしまう恐れがある行為ですから、安易に真似されない方が良いと思います。

▼細さの追求の行き着く果ては

 ペリカンの自然の美観シリーズ「ナイアガラの滝」は、18kのニブがロジウムメッキされています。シルバーを基調とした胴軸に合わせてのデザインで、調和が取れています。ところが先日、ナイアガラの滝のペン先をいじっていたときに、金磨き布でニブ上面のロジウムメッキを一部剥がしてしまいました。

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 改めて書くまでもなく、私は筋金入りの細字好きです。舶来万年筆のEFやXFでも太すぎると感じるため、禁断の手法に色々と手を出しています。一つが、このブログで書いてきたように、舶来万年筆のペン先を国産ニブに換装するという改造です。そしてもう一つが、舶来万年筆のペン先を細く研ぐという改造です。


 私はペン先の研ぎに関してはあまり上手とは言えません。誰かに研ぎ方を教えてもらったというわけではなく、自己流でやっているため、国産ニブ並みの細さ、書き味に研ぐだけの実力はありません。ですから、国産ニブへの換装を主力に据えているわけですが、その手法は手法で、換装に使う国産ニブのタマ不足という深刻な問題も抱えています。

 というわけで、最近はもっぱら細く研ぐことに力を入れています。もし研ぎに失敗したら、国産ニブに換装すればいいや、という保険がありますから、研ぎが下手な割には、比較的大胆に実行してます。


▼金磨き布の罠

 ペリカン万年筆のEFは、比較的太めです。ですから、選んで細めのEFを買えたM1000などを除けば、改造に手を出した個体が多いですね。

 M600は以前の記事にも書きましたが、パイロット カスタム74のニブをつけてます。同じことをするのも気が進みませんでしたので、ナイアガラの滝は研ぐことにしました。

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 →改造に関する記事がご無沙汰に


 ペリカンEFは下側にぷっくりイリジウムが突き出た形をしており、こういう形状は、細くしにくくて私は苦手です。よく長刀形にしてしまうという失敗をしたものです。ただ、たくさんのペン先を研ぐ内に、コツが分かってきて、最近ではそれなりに満足できる細さにすることができるようになりました。

 ナイアガラの滝も、少し苦闘しつつも、ラッピングフィルムを用いて研ぎに成功しました。そして最後の仕上げに、ペン先に付いた細かい傷を取ろうと、金磨き布で磨いた訳ですが、そこに罠があったのです。テレビを見ながらペン先をゴシゴシしてしまったために、ペン先の上面までこすってしまったのです。気がついたときには、写真にあるように、ロジウムメッキが剥がれていたという訳です。

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 ニブのメッキというのは、こんなにあっさり剥がれるものなんですね。そういう認識がなかったもので、驚きました。高価なロジウムだけに、メッキ厚が薄いというのも影響しているのでしょうか。あと、ロジウムメッキの下には、ちゃんと金色のニブがあるんですね。当たり前の話ではありますが、銀色の下から金色が出てくると、ちょっと違和感が。(^^;


 というわけで、アホなことをして、ナイアガラの滝のペン先を部分バイカラー化(違)してしまったという顛末でした。まあ、真似をする人はいないとは思いますが、この記事を読んでいる人は、くれぐれもこんなバカなことはしないようにしましょう。(^^;

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海外通販したヤード・オ・レッドの万年筆が届く

 以前に「海外通販で万年筆を買ってみた」という記事で、万年筆を海外のネット通販で注文したことを書きました。その万年筆が、金曜日に無事到着しました。ヤード・オ・レッドの「バイスロイ ポケット ビクトリアン」です。

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 (※関連記事)
 →コンウェイ・スチュワートの購入も、現実味を帯びてきたかも
 →ペリカンのニブを単体で入手する

▼到着への流れ

503_2  「The Writing Desk」のサイト上でクレジットカードを使って注文したのが、1月8日(木)です。すぐさま自動返信メールとクレジットカードの支払確認メールが来ました。

 その後 1月12日(月)に、「注文品が在庫になく、ヤード・オ・レッドの本社から取り寄せする」旨のメールが来ました。「The Writing Desk」のサイトには、二日以内に返事をする旨が書かれていましたから、ちょっとやきもきしました。年初だったからか、あるいは土日を挟んだからかもしれません。そして1月14日(水)に商品を発送したメールが来て、1月23日(金)に商品が届いたわけです。

 だいたい、注文してから商品が届くまでに半月ほどという感じですね。

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▼支払金額

 万年筆本体の価格は£186.96で、日本への送料が£22です。合計で£208.96となり、クレジットカードからの請求は27,815円でした。
 (※The Writing Deskでの価格表示との違いは、VAT(付加価値税)が日本からの注文ではかからないことが理由です。)

 ポンド安のおかげで、かなり安く買えて満足です。しかし、あれからさらにポンドは安くなり、今だと2万5千円ぐらいになってるんですよね。うむー、2週間ほど後に買えば二千円も安く買えたのに、と思うと、ちと悔しいです。といっても、私に相場の予想なんて無理なので、仕方がないですね。(^^;

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 それで支払いは完了、と思いきや、思わぬ落とし穴がありました。関税です。関税のことは耳にしたことはあったのですが、1万円を超える高額の商品を外国から輸入したことは初めてということもあって、完全に関税のことを失念していました。結論から言うと、関税&消費税の1200円に、関税手数料200円を含め、合計1400円を郵便局から荷物を受け取るときに支払いました。

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 うーん、これは地味に痛いです。内外価格差が大きい商品ならともかく、差が小さい商品の場合は、関税のことを計算に入れておかないと、国内で買うよりもかえって高くついた、ということになりかねませんから、注意が必要です。

 関税について色々調べましたが、場合によっては見逃される場合もあるみたいですね。私の場合はしっかり捕捉されてしまいましたが。

 →個人輸入情報 (日本貿易振興機構(JETRO))

▼次の海外通販は…

 関税という思わぬ落とし穴がありましたが、それでも今回の海外通販には満足です。国内で買えば、希望小売価格が84,000円、安売り通販で57,000円の品が、29,215円と3万円以内で買えたわけですから。しかも、国内にはないF字もゲットできたわけですし。

 海外通販で心配した、輸送トラブルや不良品、欠品、取り違え問題といったこともなく、一安心です。今回入手した「バイスロイ ポケット ヴィクトリアン」の初期レビューについては、この記事が長くなりましたので、次回の記事で書きたいと思います。

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 さて、初の海外通販が成功裏に終わりましたので、これからも海外通販を続けたいと思ってます。以前にも書きましたが、今狙っているのはコンウェイ・スチュワートの万年筆です。それに加えて、モンテベルデのウォルト・ディズニー・シグニチャー・コレクションの「スリーピング ビューティ」も海外通販で購入しようかと検討中です。

 モンテベルデは、ヤード・オ・レッドやコンウェイ・スチュワートのように、海外だと特別安く買える、という訳ではありません。ですから、国内で買えればそれに越したことはないのですが、モンテベルデの万年筆は、日本ではかなり入手性が悪いんですよね。万年筆店でもメガ・インクボールやボールペンが何種類か見かける程度です。どうしても国内で買えないのであれば、思い切って海外通販で手に入れようかと考慮中です。

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マーレンから「ネイチャー」が発売に

 マーレンから、「ネイチャー」「マーレン21」「シドニー ピュアーホワイト」が発売になりました。しばらく前から、日本の通販でも買えるようになっています。

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 →マーレン 万年筆 ネイチャー (ペンルーム)


■マーレンには珍しいシンプルな軽い軸

 ネイチャーはマーレンには似合わず、斑模様のレジンを使った、比較的シンプルなデザインですね。しかも、20gと比較的軽めです。
 マーレンと言えば、金属軸に様々な原色を使ったビビッドカラーの重めの万年筆が多いという印象があります。それに比べると、ネイチャーは他のイタリア万年筆風のシックなデザインです。両用式という点も、ゴムサックを使った吸入式が多いマーレンにしては珍しいですね。

 ネイチャーはデザインやバランス、機構といった色々な意味で、使いやすく、一般受けしやすい万年筆と言えるでしょう。ただ、マーレンらしさがあまりなく、マーレンでこれを買う、というのはイマイチ想像できません。まあ、オデュッセイアというモデルも似た傾向がありますし、こういう万年筆もマーレン的にはアリなんでしょうかね。


■マーレン21

 ネイチャーの他には、「マーレン21」と「シドニー ピュアーホワイト」が発売になったわけですが… マーレン21は新発売ではないですよね? なぜなら、私は2年前、2007年の1月にマーレン21を購入して、実際に持ってますし。

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 再発売なんでしょうか。しかし、『趣味の文具箱 Vol.12』では、マーレン21を「新シリーズ」と書いてあるんですよね。最初の販売はテスト販売だとか、あるいは最初に限定で発売して、それからレギュラーラインにした、とかなんでしょうかね。

 こうした辺り、マーレンはよく分からないんですよね。上のネイチャーにしても、外国では今回発売のとは別デザインで、ネイチャーシリーズが以前から売られていて、かなり謎が多いです。


■多モデル展開

 マーレンは比較的小さな会社で、万年筆自体も手作り感がそこそこ感じられる傾向があるのですが、その割にはモデルの数が多いんですよね。それぞれの生産数も少ないこともあって、余計に全体像を把握するのが難しくなっている印象があります。

 →marlen fountain pen (Giardino Italiano)

 とは言え、ユーザからしてみれば、色々な万年筆を作ってくれるのは有り難い限りです。そうした辺り、中屋に似た印象がありますね。

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 今回のネイチャーはマーレンらしさがなくてあまり物欲がそそられないのですが、他のモデルで欲しいのはあります。その筆頭が、「LE REVE」と「MON AMOUR」ですね。男が使う万年筆じゃないだろう、というツッコミが来そうではありますが。(^^;

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セーラーのハイエースが廃番に

 スミ利さんのWebページからの情報によりますと、セーラーのハイエースが2009年のカタログから姿を消したようです。どうやら、廃番になってしまったようです。

 →セーラー ハイエース万年筆・細字 (スミ利文具店)

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■低価格万年筆の雄

 万年筆はペン先の部分で手作業がどうしても必要なため、高価格になりがちです。しかしそんな中でも、ハイエースは1000円という低価格で品質の良い万年筆が買えるということで、貴重な存在でした。もちろん、200円のプレピーには負けますが、品質の安定感、線の細さ、という点ではハイエースに分があると言えるでしょう。

 コスト的に厳しかったのでしょうが、万年筆の初心者が気軽に試せる入門用万年筆の一つがなくなるというのは、とても残念です。

 →「プラチナ プレピー (Preppy)」のレビュー


■スーパーの棚吊りで

 ハイエースと言えば、プレピーやペン習字ペン等と同じく、販売ルートが普通とは異なるため、見つけにくい万年筆でしたね。百貨店や万年筆店よりも、スーパーやデパートの棚に吊しで売られていることが多かったです。
 カタログ落ちしてまだ多くの時間が経ってませんから、どうしても欲しい人は、探せば流通在庫が残っているかもしれません。ネットでもいくつか残っているかもしれない所がありますね。
 (ネットの場合、在庫表示は余り信用できないことが多いですが。(^^;)

 →"SAILOR"セーラー ハイエース万年筆 【細字】 パック入 11-0106-220 (OFFICE PLAZA)
 →セーラー 万年筆 ☆ ハイエース万年筆12-0106-022 (Outlet Plaza)

 ハイエースは基本的に細字のみの扱いですが、いくらか中字も作られていたみたいですね。中字を好む方が、コストパフォーマンスのとても優れた中字万年筆として、ハイエースの中字を探し回った、という話も聞いたことがあります。

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 ハイエースと同じペン先を使用している万年筆としては、セーラーの「シャルメ」や無印良品の「アクリル万年筆」「ABSポリカーボネイト万年筆」などがあります。ハイエースが廃番となった今、これらの万年筆はどうなるのでしょうね。せめてこれらは生産継続して欲しいものです。

 なお、ハイエースのペン先のハート穴は、丸形とハート型の二つがあります。手持ちのだと、シャルメだけがハート型ですね。

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ペリカンのニブを単体で入手する

 またもや海外通販の「The Writing Desk」の話になりますが、通販ページを見ていくと、ペリカンのニブだけを入手できるみたいですね。

 →Pelikan Nibs (The Writing Desk)

(関連記事)
 →海外通販で万年筆を買ってみた
 →コンウェイ・スチュワートの購入も、現実味を帯びてきたかも


▼ペリカンのニブ交換

 ペリカンのニブは、回転させればニブユニットごと取り外せます。ペン先を引き抜くのに比べれば、ユーザでも比較的容易に可能です。私自身も、ニブユニットに互換性のある「M215、M250、M600、M640」のいくつかについて、ニブユニットを取り替えて使っていたこともありました。

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 ペリカンのニブはそうした特徴を持ちますので、ユーザの自己責任でペン先ユニットを入手して、取り替えている人もいるみたいですね。 「ニブの書き味がどうしても気に入らない」 あるいは 「他の字幅の方が良かった」 という場合、新しくもう一本買い直すのに比べれば、ニブだけを買えば、お金を節約できます。


 とは言え、ペリカンのニブユニットの入手はそれほど一般的とは言えません。かつて生活舎という万年筆通販会社がニブユニットを販売していたようですが、何年も前に音信不通になっちゃいましたし。国内の場合、Yahoo!オークションなどで入手するのが一般的でしょうか。

 それに対し海外だと、The Writing Deskに限らず、ニブ単体を買える通販がいろいろあるようですね。


▼ニブの価格

 The Writing Deskでのペリカンのニブユニットの価格は、以下のようになります。

M200 £15.65 (2,080円)
M300 £48.70 (6,472円)
M400 £52.17 (6,934円)
M600 £52.17 (6,934円)
M800 £86.96 (11,558円)
M1000 £100.00 (13,291円)

 これに、日本への送料£22(2,924円)が必要となります。なお、日本円への換算は、記事を書いた時点でのレートによるものです。

 価格がThe Writing Deskのページと少し違うのは、日本から買う場合、イギリスのVAT(付加価値税)がかからないからです。The Writing Deskでの価格表示は、15%のVAT込みの値段なのです。


 価格はまずまずと言った所でしょうか。このぐらいの価格のモノとなると、さすがに日本への送料の大きさが響いてきますね。Yahoo!オークションで売られているニブの価格をざっと見た限り、送料を含めると同じぐらいか、少し安いぐらいですかね。

 価格的に大きく安いというわけではありませんから、海外通販するかオークションで買うかは、好みの問題と言えますね。ニブ単体を買える海外通販は他にも色々あるみたいですから、価格の安いショップや為替レートで有利なショップを探すというのも良いでしょう。

 (備考:The Writing Desk では、LAMYのサファリなどで使う、Z25ニブも売っています。)


▼リスクと自己責任

 ここまで、ペリカンのニブ交換について書いてきましたが、ニブ交換する場合は、それに伴うリスクを承知しておく必要があります。

 一番大きな問題は、回転させてニブユニットを外すときに、ニブに不必要な力がかかり、ニブが変形したり、ペン芯とニブの間に隙間が出来たり、ペン先に段差が出来たりすることです。
 特に最初に外すときは結構固めなので、そうした問題が生じやすいです。ニブユニットを付け外ししたときは、ちゃんと10~20倍程度のルーペで、ペン先のコンディションをチェックすることは必須だと言えます。

 →ペリカン万年筆におけるペン芯ズレ問題

 ニブユニットの交換は、比較的容易に出来ることとは言え、一般的な使用の範囲から逸脱することです。メーカ保証も受けられなくなります。それにチャレンジする場合は、あくまで自己責任で行い、その結果生じたトラブルも全部自分で引き受けましょう。

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 ただ、そうした点さえ踏まえていれば、ニブユニットが外せるのは色々と便利なのは確かなんですよね。インクの色を変えるときや、吸入機構が固くなったときのメンテナンスを行うときなど、ニブユニットが外れるのはとても有り難く感じます。

 →"シリコンスプレー"で吸入機構のメンテナンス

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コンウェイ・スチュワートの購入も、現実味を帯びてきたかも

 最近、コンウェイ・スチュワートの購入を真剣に検討しています。

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 最近までは、コンウェイ・スチュワートは、高嶺の花でした。なにせ、チャーチルで130,200円、値引きありの通販で購入して100,254円と、とても高額です。基本的に10万円以上の万年筆は買わないという縛りをかけている私にはとても手が出ません。
 しかし、最近になって海外通販に手を出すようになって、その状況が少し変わりました。

 →海外通販で万年筆を買ってみた


▼内外価格差

490  上の記事にあるように、今まで未経験だった海外通販に手を出しました。今回購入したのはヤード・オ・レッドですが、「The Writing Desk」での価格を見ると、コンウェイ・スチュワートもかなりお手頃の価格です。
 例えばチャーチルは、£332ですから、今のレートだと日本円で4万4千円程度です。日本の10万という価格に比べれば、十分に購入可能な価格です。

 コンウェイ・スチュワートはマーブル模様の軸が美しく、とても物欲のそそられる良い万年筆だとは思います。しかし、さすがに10万越えは高すぎると思うんですよね。他のブランドの万年筆価格と比較すれば、5万円程度が適切ではないでしょうか。

 この価格だと、かなり物欲が刺激されます。今一番購入したいと思っているのは中屋の万年筆ですが、コンウェイ・スチュワートの万年筆は、私の物欲ランキングの二番手につけてます。


▼ブランドによる違い

 輸入代理店が間に入る関係上、外国ブランドの万年筆がある程度高くなるのは仕方がありません。ただ、そのマージンの幅が、ブランドによってかなり違いがあるんですよね。

 例えば今回のコンウェイ・スチュワートやヤード・オ・レッド、あるいはデルタなんかは、かなり内外価格差が大きいブランドだと言えます。それに比べると、アウロラは非常に頑張っています。海外からの送料を含めなくても、円高の今でさえ、日本で買った方が安い場合もあるぐらいです。輸入代理店の町山はとても頑張っていますね。とてもありがたい限りです。

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 →「AURORA オプティマ」のレビュー


▼選択肢の多様化/リスクとメリット

 インターネットの発展で、海外から手軽に万年筆を購入できるようになりました。購入手段が多様化して、消費者の選択肢が増えたのは歓迎すべきことです。

 とは言え、海外通販にはそれなりのリスクやハードルがあるのは確かです。トラブルが生じたときは面倒ですし、それに通販だと、実際に実物を手にとって、軸バランスや書き味を検証することもできません。ですから、多少の価格差なら、国内の店頭で購入する方を選択したくなります。

 しかし、さすがに価格が倍以上違うとなると、リスクやハードルがあったとしても、海外通販での購入が有力な選択肢になってきますね。消費者がそういったリスクを取らなくても済むように、輸入代理店にはもうちょっと頑張って欲しいところです。

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3M フィルターライトの蛍光灯を取り替える

 私の書斎のデスクでは、照明に3Mのフィルターライト(CL-2000)を使っています。多少でもまぶしさが軽減されるようにと、選びました。まぶしさを防止する仕組みがある割には、それほど高いわけではありませんし。
 写真のように、蛍光灯の光がフィルターを通して照らされるため、まぶしさが軽減されます。

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 →ITmedia +D LifeStyle:「低反射デスクスタンド」


496  先日、ライトをつけようとした所、蛍光灯が寿命で点かなくなっていましたので、交換しました。

 電球色タイプの蛍光灯にしてしまおうか、とも思いましたが、デスクで仕事をする時に電球色というのも合わないだろう、ということで、素直に普通の白色蛍光灯にしました。リビングや寝室には電球色は落ち着きがあっていいんでしょうが、デスクワークには蛍光灯の方が無難ですね。

 蛍光灯自体は、どこの電器店でも手に入るFML27EX-Nなので、入手できなくなるといった恐れはなく、安心です。

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DAKSから「UPGRADE アプレイド」が発売に

 DAKSから、ブランドの最高峰となる万年筆として、"UPGRADE アプレイド"が発売になりました。

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 →ダックス 万年筆 アプレイド (ペンハウス)


 『趣味の文具箱 Vol.12』でも紹介されていましたが、ようやくネット通販でも買えるようになりました。
 今までのDAKSブランドのステーショナリーはセーラーがOEMで作っていましたが、この「UPGRADE アプレイド」も、ペン先を見る限り、セーラー21kペン先の特徴を備えていますから、セーラー製と言って良いでしょうね。
 更新が遅いのか、セーラー公式のDAKS万年筆ページには、まだ「UPGRADE アプレイド」の情報は載っていませんが。

 →セーラー万年筆:DAKS Simpson (公式)


■太軸・重軸・金属軸

 今までのDAKSシリーズは、細くて軽く、布や革巻きの胴軸&キャップというのが特徴でした。それに対し、今回の「UPGRADE アプレイド」は、金属軸で太軸と、今までのイメージとは少し異なる一本になっています。ブランドのフラッグシップとなるモデルだけに、重厚感のある仕上がりにしたということでしょうか。

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 →「DAKS ハウスチェック クロス」のレビュー


 胴軸は樹脂のようにも見えますが、真鍮にニッケルクリア塗装を施したものです。キャップはDAKSを象徴するハウスチェック柄に光線彫りされています。ロジウムプレートが施されていて、なかなかいい感じです。ただ、総金属製だけに、50gとちょっと重めになっているのはやむを得ない所でしょうか。

 価格は、ブランドの旗艦モデルということもあって、73,500円と高めになっています。個人的にはかなり気になる一本なのですが、ちょっと手が出ないですね。全体的なフォルムやデザインはかなり気に入っているので、これがグランザスネオあたりの価格でしたら、真剣に購入対象に入っていたのですが。

 →「セーラー グランザス ネオ」のレビュー


■これからに期待

 ただ、DAKSブランドのラインナップが充実するのは大歓迎です。セーラーOEMですから、細字が期待できますので。一人の細字万年筆好きとしては、これを機に、DAKSシリーズの新モデルがどんどん出て欲しいですね。


 ただ、一つ気になる点が。なぜ「UPGRADE」で「アプレイド」と表記するんでしょうね。(^^; 英語ではなく、他の言語だったりするのでしょうか。

 『趣味の文具箱 Vol.12』で、この「UPGRADE アプレイド」の記事を見たとき、これは誤字・脱字の類かもしれないと思ったものです。なので、『趣味の文具箱 Vol.12』の雑感を記事にしたときにも、この万年筆が気になっていつつも、取り上げなかったんですよね。
 今回、本当に「アプレイド」で合っていたと知り、ちょっとビックリです。

 →『趣味の文具箱 Vol.12』雑感 (モンテベルデ・セーラー)

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海外通販で万年筆を買ってみた

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 以前に書いた「2009年 欲しい万年筆ランキング (その2)」という記事の中で、「 "YARD-O-LED バイスロイ ビクトリアン ポケット" にF字幅があれば欲しい」ということを書きました。すると、コメント欄で port123miguel さんから、海外ではFのペン先が売られている、ということを教えていただきました。

 細字好きとしてはこれは見逃せない、ということで、いままで海外からネット通販で万年筆を購入した経験はないのですが、思い切ってトライすることにしました。

▼円高の恩恵

 port123miguel さんから教えていただいたのは、「The Writing Desk」というイギリスの通販会社です。イギリスだけに、Yard-O-Ledの他、コンウェイ・スチュワートなど、イギリスのブランドが強めですね。希望のバイスロイ・ポケットも、F、M、Bの3種類が揃ってます。

 →Yard-O-Led Viceroy Pocket (The Writing Desk 商品ページ)


 イギリスですから価格はポンド表示ですが、最近の円高傾向のおかげで、かなりお買い得になってます。バイスロイ・ポケットは、日本から買う場合は209ポンド(※VATを引いて、22ポンドの送料を含む)ですから、約3万円で買えます。日本国内だと、希望小売価格が84,000円で、安売りの通販会社(ペンハウス)でも57,000円ですから、22ポンドの送料を払っても、かなりお得です。

 (※ちなみに、日本円に換算する場合は、googleで「209英ポンド」で検索すると、簡単に概算が出るので楽です。なお、クレジット会社が使うレートは少し高めなので、若干高めの請求になる点には注意が必要です。)


 このお得さは、最近の円高、ポンド安による所が大きいですね。1年前の、1ポンドが240円辺りの頃でしたら、209ポンドは5万円近くなりますから、国内とあまり変わらなくなってしまう訳です。1ポンド=240円から131円へと6割近くに激減したことが、この買い物をとてもお買い得にしていると言えます。

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 →Yahoo!ファイナンス - GBPJPY=X

 ポンドにせよユーロにせよ、何年に一度あるかないかという円高時代が今到来しているわけですから、海外通販するなら今が絶好の機会と言えるのかもしれません。

▼リスクもあるけれど…

 とはいえ、海外からの通販にはリスクがあるのも確かです。不良品が送られてきたり、輸送途中で荷物が行方不明になったりした場合、通販会社とのやりとりは英語でやらなければなりませんし、送り返したりするのも面倒があります。

 私が今まで海外通販に手を出さなかったのも、私があまり英語が得意でないということがあります。とは言っても、今回の場合は、「国内で手に入らない細字」&「激安」という二重コンボがありましたので、思い切って購入に至ったわけです。


 購入手続き自体は英語が苦手な私でも問題なくできました。手続き自体は、国内のネット通販で購入するのと特に変わりなかったですね。英語での住所の書き方などはググって調べました。(慣れた人から見れば、初歩的なことなのでしょうけれど。(^^;)

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 あとは、きちんと在庫があって、問題のない万年筆が送られてくるのを期待して待つばかりです。私が注文したものは The Writing Desk には在庫がなく、メーカーから取り寄せ中だそうです。あと一週間ちょっとぐらい、送られてくるまでにかかるでしょうか。もしポケットのF字が廃番だったりした場合は、ノーマルのバイスロイ ビクトリアンでも買おうかと思ってます。


 送られてきたのが不良品だったりした場合は、ちょっと面倒でしょうか。実は国内の通販会社からの万年筆購入で、不良品が送られてきたことがあり、返品対応になった経験があります。ただそうなった場合は、ブログで記事にする絶好のネタになったと良い方に考えることにしましょう。(^^;

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滑りやすい金属首軸への対処

 以前の記事で何度か書いてきましたが、私が乾燥肌で手に油分が少なめのこともあって、金属の首軸は滑りやすくて苦手です。筆記するときにぐらついて、安定して筆記できないのです。
 ということで、金属が首軸の万年筆は、やむなく首軸にテープを巻いて使用しています。

▼実用本位

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 写真は、クロスのATXです。分かりやすいように、柄付きのテープで巻いてみました。正直、格好は良くありません。ただ、滑りやすいことを理由に、使わなくなって引き出しの奥にしまったままになる、という事態になっては元も子もありません。万年筆は実際に使ってナンボですので、格好悪さを我慢して、テープを巻いて使ってます。

 テープを巻く以外に何か方法はないか、といろいろ考えたりもしたのですが、結局はテープを巻くのが一番良いということに落ち着いてます。

 なお、私が実際にテープを巻くという処置を施して使っているのは、以下の万年筆です。

 他にも、モンテグラッパのミクラも首軸が金属ですが、ポケットサイズの万年筆で、胴軸に近い部分を持つためか、これは滑りが気にならないですね。

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文栄堂オリジナル万年筆 “ゆず” が復刻に

 万年筆のネット通販をしている文栄堂では、セーラー製のオリジナル万年筆を作って販売しています。今までに “ゆず” と “るり”~瑠璃~ の二種類が作られてきましたが、今回は、最初に作られた “ゆず” が限定数50本(中細25本・中字25本)で復刻されました。

  WPS1921 万年筆ギャラリー “ゆず” (文栄堂 商品ページ)


●鮮やかなイエロー

 プロフェッショナルギアをベースに、マンダリンイエローのカラーで作られています。かつて、丸善創業130周年記念に1000本限定で「檸檬」が発売されましたが、それをイメージさせるような鮮やかなイエローですね。「檸檬」は首軸が黒色でしたが、こちらは首軸も黄色なので、こちらの方が統一感がある感じですね。

 ペン先は、長原宣義氏の長刀研ぎで、中細と中字のラインナップです。長刀は字幅表記よりも1段階か1.5段階ぐらい太めになる傾向がありますので、残念ながら、細字好きの私には対象外になってます。

 今回の復刻は、希望がたくさん寄せられてのことだそうですから、欲しい方は早めに手に入れた方がいいかもしれませんね。

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パイロット「カスタム745」のレビュー

 パイロットの「カスタム745 ストライプ ゴールドプレート」のFニブです。

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(1)プレシャスメタル

 カスタム745は、ベースはカスタム742で、そのプレシャスメタル・バージョンとなります。スターリングシルバーと金厚メッキの二種類がありました。これは金厚メッキ版です。また、胴軸の模様は、ストライプとバーリィコーンの二種類がそれぞれにあります。つまり、二種類の材質、二種類の模様で、四種類のモデルが発売されていたわけです。

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 このカスタム745を購入するとき、すでに"バーリィコーン&シルバー"のカスタム748を持っていました。そのため、カスタム745では、柄と材質が重複しない、ストライプ柄の金厚メッキ版にしました。

 ※備考:写真のカスタム748は、いぶし加工済みです。
  →パイロット カスタム748 を燻す(いぶす)

(2)廃番

 このカスタム745を含め、パイロットはスタンダードモデルのプレシャスメタル・バージョンを発売していました。安い順から、「グランセ、カスタム745、カスタム748」です。しかし、グランセ スターリングシルバーを除いて、カスタム745とカスタム748は2007年の春頃に廃番になってしまいました。これはシルバー軸が好きな私としては、とても残念に思っています。今パイロットでシルバー軸を買うとなると、グランセかシルバーンの二つしか選択肢がありません。

 パイロットには、ぜひシルバー軸の万年筆のラインナップを再び増やして欲しいですね。もし復活させるのであれば、今度はバランス型ではなく、レガンスのような円筒形を期待したい所です。

※備考
 パイロットは廃番にするときに、在庫を一掃するために格安で出荷しましたので、定価の6割程度で購入できる可能性も高いです。実際、私も廃番時に748と745を格安で手に入れました。

(3)外観

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 全面が金厚メッキされていますから、キンキラキンでとても派手です。下手をすると趣味が悪いとさえ思われかねないほどです。かなり好みが分かれる外観だと思いますが、私は派手好きなこともあって、かなり気に入っています。黄銅に金メッキされている訳ですが、厚めにメッキされているだけに、深みのある金色をしていて、いい感じです。

 また、クリップも含めすべて同色であるため、統一感があって、意外とクールな印象です。

(4)ペン先

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 ペン先は10号ニブで、バイカラー装飾が施されています。ガチニブで、しなりはないですね。
 (※左の写真は、左がカスタム748、右がカスタム745のニブです。)

 この10号ニブはバランスがとれているニブだと思います。カスタム74系の5号ニブでも十分な書き味が得られるのですが、ニブが小さめのために、見た目の押し出しに欠けます。その一方で15号ニブとなると、押し出しはあるものの、ニブが大きすぎて、筆記するときにちょっと扱いにくい意味合いがあります。その点10号ニブは、見た目と扱いやすさのバランスのとれていていい感じだと思います。

(5)軸バランス

 カスタム745は、全体の重さは41gと重めです。しかしキャップを外せば25gと極端に重いわけではなく、大量筆記にも問題がない重さです。54g・33gのカスタム748と比べると、大きさの面でも重さの面でも、日常使いに合った万年筆と言えるでしょう。

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(6)クリップ、リング、その他

 クリップは私の大嫌いな丸玉です。ただ、クリップも軸と同じ金色であるために目立たず、他のパイロット万年筆に比べると、大きくは気にならないですね。リングは小さめで、そのこともあってスラリとした外観の印象となっています。

 キャップはネジ式です。コンバータはCON-20、CON-50、CON-70のすべてが使えます。

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 少し気になる点としては、クリップの根本の部分に、わずかですが隙間が見られます。そのせいなのか、少しペン先が乾きやすい印象があります。

 ただデュオフォールドのような、キャップに穴がある万年筆に比べれば、乾きの程度はわずかです。こういうキャップに隙間のある万年筆の場合、私はすぐに埋めてしまうことが多いのですが、これは程度が軽いこともあって、そのままにしてます。特に実用上の問題もありませんし。

(7)総評

 全面が金色で、かなり好みが分かれる万年筆だとは思います。しかし所有してみると、意外とクールな印象があって、かなりお気に入りの一本です。その見た目とは裏腹に、筆記バランスも良く、実用万年筆としてバリバリ使っています。

 ただ廃番になってしまったのは残念です。廃番になって数年経ちましたし、ぜひパイロットには、新しいプレシャスメタルのモデルを出して欲しい所です。

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※スペック一覧

・重さ 全体:41g キャップ:16g キャップなし:25g
・長さ 全長:14.5cm キャップなし:13.2cm 後尾にキャップ:16cm
・太さ 首軸最小径:9.5mm 首軸最大径:11mm 胴軸最大径:12mm 胴軸最小径:8.5mm キャップ先端:14.5mm キャップ後端:11mm

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2009年 欲しい万年筆ランキング (その2)

 (その1)からの続きです。

▼第3位 「YARD-O-LED バイスロイ ビクトリアン」

 私はシルバーの万年筆が好きです。ですから、ヤード・オ・レッドはずっとあこがれです。ヤード・オ・レッドを買うのなら、ビクトリアンですね。一番特徴的な模様ですし、手彫りの良さが感じられます。

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 ビクトリアンには、大きさ違いで、"バイスロイ"、"バイスロイ グランド"、"バイスロイ ポケット"の3種類があります。
 店頭で手に取ったことがあるのですが、グランドは相当にでかいです。私にはかなり持て余しそうでしたので、買うのなら、バイスロイかポケットですね。本当のところを言うと、価格の面で手頃なポケットが最適なのですが、ポケットには字幅がMしかないんですよね。もしポケットにFがあったのなら、おそらく、すでに購入していたでしょう。なかなかうまく条件が合わないですね。


▼第4位 「手作り万年筆・ショップオリジナル万年筆」

 2009年は、大手メーカの万年筆ばかりでなく、手作りやショップオリジナルの万年筆にも手を広げていきたいですね。


 「masahiro万年筆製作所」の万年筆は、一本は手に入れたいと思ってます。ペン先がパイロット製だけに、書き味も保証されていますし。購入するとすれば、赤マーブルエボナイトのインキ止式万年筆ですね。
 →masahiro万年筆製作所 (公式)

 「柘製作所」の木軸万年筆には重厚感がありますし、マイカルタは今となっては貴重です。若干価格が高めですが、それだけの価値があると言えるでしょう。こちらはセーラー系ですね。
 →柘製作所 | 万年筆オンラインショップ (公式)

 「万年筆博士」も、独特の素材を使ったオーダーメイドの一本が手に入るというのは、万年筆好きとしてはとても惹かれます。ただ、22ヶ月待ちというのは、さすがに長すぎますので、ちょっと購入に踏み切れないんですよね。
 →万年筆博士 (公式)

 「工房 囀樹」は、花梨(瘤)や栃の木など、変わった素材の木軸万年筆があって、購入意欲をそそられます。
 その他にも、大橋堂や川窪万年筆店のオリジナル万年筆も気になる所です。
 →工房 囀樹(公式)
 →川窪万年筆店(公式)


▼第5位 「丸善 アテナ・ザ・ペン クロマ」

 丸善の万年筆は、前から手に入れたいとは思っているんですよね。ネットで色々と情報を見る度に、物欲が刺激されます。価格的にも手頃ですし。

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 ただ、購入するとすれば、実際に手に取って実物の印象を見てからになりますが、丸善に行く機会がなかなかないんですよね。私の行動範囲内でとなると、なんばOCAT店となりますが、なんばOCATは、私の行動範囲から少しずれた所にあるんですよね。いつか行こうと思ってはいるのですが。


▼番外 「その他」

 他には、末尾に列挙した万年筆が気になってますね。

 コンウェイ・スチュワートは、欲しい万年筆がtたくさんあります。派手な色軸が好きな私としては、惹かれるモデルが多いです。ただいかんせん、他メーカと比較しても、価格が相当に高めなので、指をくわえて見ているしかないのが現状です。

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 デュオフォールド イスパルトは、以前はかなり欲しかったのですが、チェック シトリンを購入したために、絶賛物欲低下中です。(^^;

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2009年 欲しい万年筆ランキング (その1)

 あけましておめでとうございます。今年も当ブログを宜しくお願いします。

 去年の年末に、2008年度に評価の高かった万年筆を「2008年 ☆私的万年筆大賞☆」として発表しました。
 そして今度は、2009年度に私が欲しいと思う万年筆をランキング形式で発表したいと思います。これは純粋に欲しいかどうかだけでリストアップしました。価格的に買えそうにない万年筆も混じってますが、あくまで物欲そのままを書き出してみよう、と言う企画ですので、ご了承ください。


▼第1位 「中屋 輪島塗万年筆」

 今の私が一番欲しい万年筆が、中屋の輪島塗万年筆です。今まで私は、色々な色軸や金属軸の万年筆を買ってきました。そうする内に、漆塗りの万年筆が非常に欲しくなってきたのです。

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 昔の私は、漆塗りは地味だという理由で、あまり物欲が刺激されませんでした。しかし次第に、漆塗りの良さを感じるようになってきました。時間が経つにつれて色合いが変わってくる、という所も魅力です。
 中屋のペン先は基本的にプラチナと同じと言っていいですから、細字好きの私に合っています。


 中屋の万年筆は、近いうちに購入する予定です。いずれこのブログで報告できるかと思います。

 ただ、どれを購入するかは迷っているんですよね。定番化予定の"Neo Standard (ネオ・スタンダード)"なんかも魅力的です。中屋の万年筆はかなり細かく自分好みにオーダーできますから、こうして色々と悩むのも楽しいですね。

 →中屋万年筆 (公式サイト)


▼第2位 「ヴィスコンティ ディヴィーナ コレクション」

 次に欲しいのは、ヴィスコンティのディヴィーナ コレクションです。
 私は特徴的な外観を持つ万年筆が好きです。このディヴィーナ コレクションは、螺旋型の独特の形を持ち、とても魅力的です。セルロイドの模様も美しいですし、吸入式(プッシュ&プル・タッチダウン フィリング システム)というのも評価ポイントです。

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 ただ、やはり価格がネックですね。値引き店で購入するとしても、10万はどうしても越えてしまいます。以前からずっと欲しいと思っていましたが、やはり思い切れないですね。
 世界限定 1618本の限定品ですから、そろそろ手に入れるのも厳しくなってくるかもしれないですね。ディヴィーナ ブラックの方は限定ではないですが、こちらは価格の割には黒軸で地味なのが難点です。

 →VISCONTI(ヴィスコンティ) 限定品 ディヴィーナ コレクション 万年筆 (ペンギャラリー 報画堂)


 (その2)に続く→

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