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2009年3月の17件の記事

海外通販のタイミングがつかみづらい

 私は今現在、コンウェイ・スチュワートを購入する予定を立てています。ただ、いつ買うのか、なかなかタイミングがつかみづらいですね。

 1月にヤード・オ・レッドの英国からの通販が成功裡に終わって以来、次の海外通販として、コンウェイ・スチュワートの購入を考えています。この二つのブランドは内外価格差が大きく、国内価格だと、とても買えない万年筆ですから。

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 いつ購入するかタイミングを図っているのですが、なかなか難しいです。海外通販を行う理由の一つとして、金融危機以来の円高傾向があるのですが、最近は円高も一服してしまっています。

(※関連記事)
 →万年筆 / 購入・海外通販 (目次)

▼ドル、ユーロ、ポンド

 海外通販をする上で関係の深い通貨は、ドル、ユーロ、ポンドの3つです。その動きを見ると、最も円高だったのは1月末のようですね。

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(※左上から、ドル、ユーロ、ポンドの年間チャートです)

 世界的な金融危機の中で、日本の銀行だけが一番ダメージが少なかった、ということで円高が進んだわけです。しかし輸出主導型の日本の経済構造は、世界的な景気後退の影響を大きく被り、円高傾向も落ち着くようになりました。
 とは言え、ヨーロッパは中欧の経済状態は良くなく、スペインも住宅バブルの崩壊のダメージから立ち直っていません。イギリスも、ロイズが実質国有化されるなど、状況は良いとは言えません。

 結局の所、どの主要通貨も厳しい状況で、不美人コンテストの様相を呈していますから、これからどうなるかは予想が難しいですね。ただ、かつてのような超ユーロ高の状況は、そうそうは再現しないでしょう。

▼モンテベルデのスリーピングビューティ

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 ユーロとポンドは、多少は巻き戻したとは言え、まだ円高傾向は続いていますが、ドルはもう元のドル高傾向に戻ってしまいましたね。

 アメリカの経済状況は相変わらず厳しいですが、世界的な信用不安の拡大は、国際金融市場でのドルの調達を困難にしました。そのため、国際的な取引決済に必要なドル資金を、ドル買いによって調達する動きが、ドル高を誘発しています。

 この辺りは、基軸通貨故の特異な現象と言えるでしょう。アメリカ自体もドル高を望んでいるようですから、今後もドル安にはそうそうならないでしょうね。

 →後ろ向きの資金需要が買い支え 景況悪化でもドル高円安の理由 (ダイヤモンド・オンライン)


 私が購入を検討しているコンウェイ・スチュワートはイギリスのブランドですから、イギリスの通販会社からポンドで買うことが容易です。なので、ポンドさえ安ければ、ドル高でも問題ありません。
 しかし、もう一つ、私が欲しいと思っている、モンテベルデの「ウォルト・ディズニー・シグニチャー・コレクション」の場合はそうはいきません。

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 モンテベルデはアメリカのブランドで、モンテベルデを扱っている通販会社はだいたいがドルで販売しています。かつてドルが80円台に突入していた頃は非常に旨みのあった個人輸入も、昨今のドル高の中では、かなり色あせてしまいました。
 以前に紹介したkawecoのコレクションボックスも、売っているのは基本的にドル建ての所なんですよね。

 →Kaweco の新しいコレクションボックスが気になる


 今となっては、あの時に買っておけば、と思っても遅いですね。まあドル高と言っても、かつてのとんでもないユーロ高に比べればマシなので、今でも購入するのは十分アリなレベルなのですけれど。
 ただ、もっと安く買えた、という思いがあると、なんとなく購入を躊躇してしまいます。(^^;

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オマス OMAS 万年筆が日本再上陸

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 オマスはイタリアを代表する万年筆ブランドの一つですが、3年前に日本での輸入代理店がなくなって以来、日本では入手が困難になっていました。

 しかし、ついに輸入代理店が決まり、4月から日本で販売が再開されるようになりました。

 →万年筆の「進化論」 イタリア高級万年筆「OMAS」が日本再上陸 (J-CASTモノウォッチ)
 →オマス公式サイト (英語)

▼三角軸

 オマスと言えば、まず第一に360シリーズをイメージします。独特の三角軸は魅力的です。
 私は、四角軸、六角軸、八角軸といった、変わった軸の万年筆が大好きです。なので、昔から三角軸の360には興味がありました。ですから、オマスの日本復活はとても嬉しいですね。

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 昔、店頭で一度360を手に取ったことがあるのですが、その時は店頭にあったのが地味なグレー軸だったので、購入しませんでした。まさかその時は、オマスがその後に日本で手に入らなくなるなんて思わなくて、買っておけば良かったと後悔したものです。しかしこうして再び手に入るようになって、一安心です。

 360の三角軸は人間工学に基づいた設計という触れ込みですが、本当に書きやすいのかどうか興味があります。書きやすくなくても、変わった軸というだけでも購入する予定ですけれど。

▼内外価格差

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 個人的に気になるのは、価格がどうなるかですね。万年筆は、輸入代理店によって内外価格差が結構違うのが現実です。アウロラは内外価格差が小さい一方、デルタやヤード・オ・レッド、コンウェイ・スチュワートなどは内外価格差が大きいです。出来ればオマスも、内外価格差が小さいことを期待したいですね。

 海外の倍の値段になるなど、あまり内外価格差が大きい場合は、店頭でブツを吟味した後、海外通販で購入する、という手段をとるかも。(^^;

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阪急限定 「すみれ色 キャップレス」 が発売に

(04/04 追記:「すみれ色 キャップレス」を購入しました。)

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 以前の記事にも書きましたが、本日3月26日(木)~31日(火)にかけて、阪急うめだ本店 1階メーンステージで、恒例の「I LOVE PEN, I LOVE LETTER.」が開催されています。

 そのイベントの目玉として、阪急オリジナル万年筆が2種類発売されています。一つが、以前に紹介した「黒檀万年筆」です。そしてもう一つが、「すみれ色 キャップレス」です。
 下記のリンク先で、「すみれ色 キャップレス」の写真が見られます。

 →I LOVE PEN, I LOVE LETTER. 2 (うめだ阪急Blog)

(※関連記事)
 →セーラーから、阪急うめだ本店限定「黒檀万年筆」が発売に

▼すみれ色

 去年に続いて、今年も阪急色のすみれ色の限定万年筆が発売となりました。100本限定で、17,850円です。すみれ色をベースにラメを散りばめた、キラキラ輝くデザインだそうです。
 どのキャップレスかは記載がありません。写真を見るとノック式ですので、ノーマルのキャップレスか、あるいはデシモか、どちらかですね。


 これは結構気になる万年筆です。以前の記事にも書いてきましたが、私はキャップレスを一本も持っておらず、いいのがあれば買おうと思っている最中です。こういう紫系の万年筆というのは結構少ないだけに、この万年筆はかなりの購入候補です。
 ただ、モニタ上ではどんな色なのかがよく分かりませんから、購入するかどうかは実物を見てからのことになります。


 2008年限定の「キャップレス・パープル」にはかなり心を動かされました。しかし、国内ではF字が発売されなかったということもあり、見送りました。この「すみれ色キャップレス」にF字があるなら、購入したいですね。

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 →2008年限定「キャップレス パープル」が発売に


▼中屋のすみれ色

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 前回の「I LOVE PEN, I LOVE LETTER.」では、すみれ色の中屋万年筆が限定発売されていました。

 その当時はまだ中屋万年筆に対して、あまり興味がなかったのでスルーしていました。しかし、漆塗りの万年筆、特に桔梗や菖蒲のような紫系の中屋万年筆の購入を検討している今から見ると、惜しいことをしたという思いがあります。
 もっとも、限定10本でしたから、イベント開始直後に売り切れてたりしそうですが。(^^;

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ロングプロダクツから 「夢桜 とも柄」 が発売に

 先月、ペンハウスとのコラボで、ロングプロダクツから「夢桜」が300本限定で発売されました。それは短期間で完売したわけですが、今回、新しく「夢桜 とも柄」が80本限定で発売になりました。

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 →ペンハウスオリジナル アセテート 限定万年筆 夢桜 とも柄 (ペンハウス)


●首軸もセルロース・アセテート

 「夢桜 とも柄」は、前回の夢桜と異なり、首軸までもがセルロース・アセテート仕様になっています。

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 →ロングプロダクツから「夢桜」が発売に


 万年筆の場合、色々な色が柄で発売していても、首軸は黒色の共通仕様という場合が多いです。コストダウンのために仕方がない面もありますが、買う側としては物足りないですし、また軸との統一感のなさが気になる場合もあります。
 しかしこの「夢桜 とも柄」は、首軸も胴軸と同じ材質、色柄で製作されており、統一感のある綺麗な一本となっています。


 プラチナのセルロイドやコンウェイ・スチュワートなどと同じ仕様ですね。軸の美しさを前面に押し出した万年筆の場合、首軸も同じデザインというのはいいですよね。

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 もっとも、胴軸と首軸とで色やデザインが異なる方が変化があって良い、と感じる方もいるでしょう。この辺り、人によって好みが分かれる所ですね。


●細字

 前回の夢桜は、中細が255本、細字が45本での発売でした。そのため、細字があっという間に売り切れてしまいました。今回の「夢桜 とも柄」は、その辺りを考慮してか、細字で80本の発売です。

 これは細字好きには嬉しい仕様です。個人的な趣味から言えば、こうした傾向が続いてくれると良いのですが。もっとも、80本の発売と、供給が潤沢とまでは言えませんから、欲しいという方は急いだ方が良いかもしれません。

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Kaweco の新しいコレクションボックスが気になる

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 私は、多数の万年筆を、100円ショップで購入した木製トレイに入れて、デスク上に並べています。一日に何本も万年筆を使用しますから、使いやすさを考えてそうしています。ただ、万年筆の本数が増えるに従い、それもそろそろ限界になってきました。

 なので、より効率的な万年筆の収納方法を考えているのですが、その中の一つとして、Kaweco のコレクションボックスが気になってます。

 →Kaweco Cube 60 Pen Display Case (Fountain Pen Hospital)


▼100円ショップのトレイ

 写真にあるのが、私が使っているペントレイです。100円ショップで売っていたのを見かけて、4つほど買ってきて使っています。本当を言えばもっと購入したかったのですが、その店の分を全部購入して以来、100円ショップでこのトレイを見かけなくなったんですよね。

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 100円ショップのお買い得の品物は、一期一会の面がありますから、見かけたらすぐさま、必要数を保護するのが賢いですね。


 このトレイは大きさが万年筆の長さにピッタリで、しかも深さもそれなりで取り出しやすく、底もコルクが敷いてあります。私の希望に完璧に合っていて、愛用しています。ただ、4つのトレイではとても収納しきれず、あふれてしまっているのが現状です。

 それで、使用頻度が比較的少ない万年筆を効率的に収納する方法を模索中な訳です。

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 こんな収納をしているために、取り出すときに、どうしても万年筆同士がガチャガチャとぶつかります。その結果として、万年筆が傷つくということになりがちなんですよね。

 →鉄刀木(たがやさん)の胴軸に傷が…

▼60本収納

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 そんな中、久しぶりに Fountain pen Hospital の Latest Arrival ページを見た所、kawecoの「Cube 60 Pen Display Case」を見つけた訳です。

 このケースが気になった理由は、上に長いことです。デスク上に置く関係上、水平方向に大きいのは困るのです。縦積みで、60本もの万年筆が入るのは魅力です。

 引き出しは7つで、それぞれに6本入ります。そしてサイドの三面に、縦に6本ずつ収納できます。材質はマホガニーで、22cm×22cm×22cmの大きさです。この大きさなら、サイドテーブルに置けます。

 350ドルですから、今のレートだと約3万3500円ぐらいですか。


 うーん、悩みますね。ドルに対しては円高も一段落した今、とても悩ましい所です。現状のデスクの混乱を見る限り、何とかしなければならないのは確かです。ただ、引き出し形式のボックスは使ったことがないので、使い心地がどうなのかが分からないんですよね。悩んでいる最中です。

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Internet Explorer 8 正式版をインストールしてみた

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 昨日から、Internet Explorer 8 の日本語正式版がダウンロード可能になっています。さっそくインストールしてみました。

 →Internet Explorer 8 ダウンロードページ (microsoft 公式)


 インストール自体は特にトラブルもなく、あっさり済みました。昔は、IEはシステムと深く結びついていて、IEのアップデートは怖い面がありました。ただ、最近のIEは、システムの結びつきが浅くなっているような気がします。今年度末にも発売されると見られている Windows 7 では、Intenet Explorer のアンインストールも可能だということですし。

 とは言え、OS自体がIEのレンダリングエンジンの一部を使用している関係上、どこまでIEの無効化が可能かは不明な所がありますが。

 →Windows 7では、IE 8がオプションに (ITmedia News)


▼新機能

 IE8になって一番ありがたいのは、Javascriptの実行速度の向上ですね。Firefox や Google Chrome などの他のブラウザに比べて、かなり遅かったですし。まあ、ようやく他のブラウザ並みになった、とも言えますが。


 IE8の新機能にはいろいろあります。以下のページで詳しい解説があります。

 →Internet Explorer 8: かつてない新機能 (microsoft 公式)

 個人的に気に入ったのは、アクセラレータ機能ですね。ページ内の文字列を選択してクリックすることで、Google検索したり、Goo辞書で言葉の意味を調べたりすることが出来ます。
 いままでだと、文字列をコピーして、検索ボックスに貼り付けて検索していました。それに比べると、格段に便利になっています。

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 もっとも、私が主力として使っているブラウザは Firefox3 で、サブが Sleipnir なので、受ける恩恵も限定されていますが。(^^;
 そうはいっても、なんだかんだでIEを使う機会も多いですから、IE8になって機能が拡張されたのは歓迎する所です。


▼さっそくトラブルが

 Internet Explorer は、昔からレンダリングなどで独自の拡張や解釈をする傾向があって、悪名高いブラウザでした。しかし、マイクロソフトは改心した(?)のか、IE8ではレンダリングが標準規約に準拠したものになっています。

 →IE8のデフォルトレンダリング変更、標準準拠を優先 (マイコミジャーナル)


 それ自体は歓迎すべきものなのですが、問題は昔のIE向けに作られたサイトで、表示が崩れたりすることがあります。実際、私のブログでもトラブルが発生しました。

 私のブログでは、画像の拡大表示は、ライトボックスを使った表示形式にしています。ところが、IE8だと、適切に表示されない場合があるのです。IE8に搭載されている互換モードにすれば、その問題が発生しません。

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 これは少し困りました。しかも、ココログのサポートに問い合わせた所、そこでは同じ問題が発生していないというのです。
 とりあえず、問題の発生を回避する方法は見つけましたので、htmlを少しずつ修正しいる途中です。


 私の例のように、しばらくはIE8だと問題が発生するサイトはいくつかあるでしょうね。しばらくは、互換モードを使った方が無難かもしれません。

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20万アクセス到達 御礼

603  当ブログも、開設十ヶ月目にして、20万アクセスに到達しました。今までアクセスしていただいた方には感謝しております。

 万年筆のレビューや改造話を書くためにブログを書き始めたわけですが、コメント欄で読者の方から色々と教えていただくことが多くあり、とても有り難く思っています。このブログを書いていたからこそ、読者からの情報提供で、英語が苦手な私でも、海外通販に手を出したりすることもできたわけです。
 そうしたことの恩返しが少しでも出来るよう、より一層のブログの充実を目指したいと思います。

 更新頻度は、先月辺りから試みている二日に一度の更新というのが、私の生活ペースにあっているみたいです。これからはこのペースで更新していこうと思っております。

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第3回 「I LOVE PEN, I LOVE LETTER.」 が、阪急うめだ本店で開催

602  前回の記事で少し言及しましたが、やはり今年も阪急うめだ本店で、「I LOVE PEN, I LOVE LETTER.」が開催されるようです。うめだ阪急の公式ブログで、情報が掲載されていました。

 ▼ I LOVE PEN, I LOVE LETTER.
   阪急うめだ本店 1階ザ・メーンステージ
   3月26日(木)~31日(火)

 →I LOVE PEN, I LOVE LETTER. (うめだ阪急Blog)


 今、日本橋三越では「第11回 世界の万年筆祭」が開催されています。関東圏に住む方の万年筆関連のBlogでは、その話題で持ちきりですね。関西圏に住む私は参加できませんので、こちらに期待したい所です。

▼ペンクリ三昧

 うめだ阪急Blogでは、第一弾の情報として、各社のペンクリニック情報がアップされています。続報があるみたいですので、追々それも記事にしていこうかと思ってます。

26日(木)~27日(金) セーラー 川口明弘氏 一人2本まで
28日(土)~29日(日) パイロット 奥野浩二氏 一人2本まで
30日(月)~31日(火) 中屋万年筆 吉田紳一氏 筆記カルテにより1本ずつ手作り
26日(木)~31日(火) 仙台大橋堂 今関喜久子氏 大橋堂の商品に限定

 各社でペンクリの日程が異なりますから、行きたいペンクリの日程に合わせて訪問されると良いでしょう。

 ペンクリの場所や日程をネットで公開しているセーラーに比べると、パイロットは基本的にネットでは公開していません。ですから、パイロットのペンクリはなかなか経験しにくいものです。それだけに、今回の機会を狙ってパイロットのペンクリを経験するというのも一つの手でしょう。
 ただ、パイロットのペンクリは週末だけに、混雑するかもしれませんが。


 中屋のペンクリというのはあまり聞きませんが、どういうものなのでしょうね。中屋のペンクリは中屋万年筆とプラチナのみという話も聞きます。上記のBlogにはその点が書かれていませんので、実際の所はどうなのかは分かりません。他社製品の調整を希望する場合は、セーラーかパイロットのペンクリに行くのが確実でしょうか。

 中屋の場合は、ペンクリよりも、実演販売の方がメインと考えた方がいいのでしょう。

▼いつ行くべきか

 このようにペンクリの日程が異なると、いつイベントに行くかで迷いますね。私自身は自分で調整する質なのですが、一度はペンクリ調整を体験したい気持ちも強いです。

 セーラーの場合、購入したい万年筆がいくつかあります。ペンクリの場で購入すれば、その場で調整してもらったり、ペン先を違う字幅のに変えてもらうということも可能でしょう。

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 →「ハロ-キティ プリンセスカラ-万年筆」等、セーラー新製品をまとめて紹介


 一方で、中屋の実演販売も魅力的です。私はすでに十角軸の赤溜を注文済みですが、それが気に入れば、さらに購入したい気持ちもあります。そのために実物を多数見たいと思ってます。

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 →中屋万年筆(十角軸 赤溜)を注文した


 両方に行ければいいのですが、他県への遠征ということもあり、仕事の都合から行くのは1日が限度です。とても悩みますね。まだ決めていませんが、結局は仕事の都合で一番良い時、ということになるかもしれません。

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セーラーから、阪急うめだ本店限定「黒檀万年筆」が発売に

 前回の記事で、「プロギア スモークグリーン」の発売を紹介しました。それに加えて、もう一つ限定万年筆がセーラーから発売になります。
 阪急うめだ本店から、50本限定で、「黒檀万年筆」が発売になります。

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 →阪急うめだ本店 黒檀万年筆 (セーラー万年筆 公式)

▼高級木軸万年筆

 高級木材である黒檀を使用したセーラー万年筆と言えば、銘木シリーズがあります。銘木シリーズは独特な形状を持つ万年筆ですが、こちらは一般的なプロフィット型です。バランス型の木軸万年筆が欲しい、という方なら、今回の黒檀万年筆を選ばれると良いのではないでしょうか。

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 →セーラー 「鉄刀木(たがやさん)」 のレビュー

 金トリムと銀トリムの2種類が、それぞれ15本ずつ発売になります。胴軸の材質が高級木材であることに加えて、長原宣義氏の長刀研ぎのペン先ですから、71,400円とちょっと価格は高めになってます。

 個人的に気になるのは、首軸後ろ側のリング上の装飾です。セーラー万年筆でこういうのは初めて見ます。単なる装飾なのか、あるいは材質の関係上、収縮や膨張防止などのためにセッティングされているのか、興味は尽きません。

▼I Love PEN, I Love LETTER.

 この万年筆は、3月26日(木)に発売になります。つまり、阪急百貨店うめだ本店で毎年開催されている万年筆のイベント「I Love PEN, I Love LETTER.」に合わせて発売されるということになります。イベントの目玉という扱いでしょうか。

 日本橋三越本店限定の「カプリ・ブルー」が、「第11回 世界の万年筆祭」と時期がずれての発売になるのと比べれば、こちらはきっちり合わせてきてますね。やはりこういうイベントの目玉があった方が、祭りとして楽しいですよね。

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 どーむさんのブログ「どーむの出張日記 &○欲日記」で、去年のイベントレポートがアップされています。今年イベントに行かれる方は、参考にされると良いでしょう。

 →第2回阪急百貨店「I Love PEN. I Love LETTER.」レポート (どーむの出張日記 &○欲日記)

 去年のイベントは、仕事の都合で、少し顔を出して冷やかす程度しかできませんでした。今年は何とか仕事の都合をつけて、色々と見て回りたいですね。特に、中屋と大橋堂さんの万年筆の実物を見てみたいです。両方とも、基本的にはこうしたイベントでしか見ることが出来ないブランドですし。

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セーラーから「プロギア スモークグリーン」が発売に

 セーラーから、またまたスケルトンの限定万年筆が発売になっています。前回紹介した「カプリ・ブルー」と同じく、スケルトンのプロギアで、スモークグリーン色です。

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 徳島県にある「BUNZO」という文具店のみの限定で、25本が販売されています。三越松山店で限定発売された「暁 -あかつき-」に続く、四国でのセーラー限定万年筆ですね。

 →プロフェッショナルギア スモークグリーン (セーラー万年筆 公式)
 →BUNZO 公式サイト

▼首軸もスケルトン

 このスケルトン万年筆で注目点は、首軸もスケルトンという点ですね。
 今までのスケルトンのプロギアである「カプリ・ブルー」や「暁」では、首軸は一般と共用の黒色でした。そのため、統一感に欠ける面がありました。それに対し、このスモークグリーンでは、写真で見る限り、首軸もスケルトン仕様になっていて、とても好ましいです。

 パイロットの「カスタム74 透明」では、ちゃんと首軸もスケルトン仕様になっています。遅ればせながらでも、セーラーのスケルトンもその流れに乗ったというのは良いことだと考えます。

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 →セーラーからの限定万年筆を3つ紹介 (暁 -あかつき- 他)
 →セーラーから「日本橋三越本店限定 カプリ・ブルー」が発売に

▼スモークグリーン

 スモークグリーンの色は、ちょっと独特な色で、好みが分かれるでしょうか。今までのセーラーの色つきスケルトンでは、比較的ビビッドな原色が多かったです。それに対し、このスモークグリーンはダンデライオンのように、少しくすんだ色になっています。
 原色系のスケルトンは、派手な印象の変わりに、軽々しく見えてしまうというマイナス面もあります。こうした色だと、派手さはない代わりに、落ち着いた印象がありますね。

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 こうした色の場合、写真で見たときと実物を見たときとでは、全然印象が違う、ということがありがちです。四国にお住まいの方なら、一度は実物をチェックされても良いのではないでしょうか。

 (※ただ、発売は3月7日(土)でした。25本と少数の発売ですので、すでに売り切れている可能性もあります。)


 なお、このスモークグリーンは、ペン先が「極細・細字・中細・中字」と四種類用意されています。これは素晴らしいですね。細字好きとしては、極細のラインナップもあるというのは良い傾向だと思います。

 キャップリングは、前回の記事に書きましたが、幅広の大型ですね。とても良い感じです。

 →セーラー万年筆の2種類のキャップリング

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セーラー万年筆の2種類のキャップリング

 先日、カプリ・ブルーの記事を書きました。そのコメント欄での yuband さんからのご指摘で気がつきましたが、カプリ・ブルーのキャップリングは、通常のプロギア等の二重リングと違い、大型リングなんですね。

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 →セーラーから「日本橋三越本店限定 カプリ・ブルー」が発売に

 今のところ、21kのペン先が付くセーラーの大型万年筆では、2種類のキャップリングが存在します。
 「プロフィット21」や「プロフェッショナルギア」は、良くあるタイプの二重リングです。それに対し、「プロギア・モザイク」、「プロギア・マーブルエボナイト」、「プロギア ブライヤ-×エボナイト」、「プロフィット21 梨地」、そして「カプリ・ブルー」といった所が、大型リングですね。

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(関連記事)
 →セーラー 「プロフェッショナルギア モザイク」 のレビュー
 →「プロギア マーブル・エボナイト」に対する物欲が…
 →「ハロ-キティ プリンセスカラ-万年筆」等、セーラー新製品をまとめて紹介

▼セーラーらしさ

 このキャップリングの違いは、差別化のために行っているんでしょうか。大型リングは、比較的高額商品に多いですし。
 ただ、カプリ・ブルーは定番と同じ2万円の万年筆にもかかわらず大型リングを使っているわけですから、定番でも大型リングに出来ない、というわけではないと思うんですよね。個人的には、定番のプロギアやプロフィット21でも、大型リングにして欲しいです。

 そう考える理由はいくつかあります。一つは、大型リングの方が押し出しがあるという点です。そしてもう一つ、その方がモンブラン似にならない、という理由があります。

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(※プロフィット21銀とプレジデントです。)

 国産三社のスタンダードラインは、なんだかんだ言ってもモンブラン似です。もちろん、黒軸バランス型は昔からある形ですから、どこまでがモンブランを意識してのデザインなのかは議論のある所です。しかし、全く意識していない、と言うと嘘になるでしょう。特に、キャップのリングの意匠が、モンブラン似と言われる大きな理由になっていると思います。

 私は細字好きだけに、国産万年筆が大好きです。ですから、国産万年筆がモンブランの真似だのオリジナリティがないだの言われるのに対しては、非常に残念なことだと思っています。そうした指摘から脱却するためにも、スタンダードラインのキャップリングを大型化して、セーラー独自のデザインというのを、より前に出して欲しい所です。

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▼柘製作所

 今の大型リングは、プロギア型の方が多いですが、プロフィット型でも大型リングにして欲しいですね。セーラーからペン先など部品を供給されている柘製作所の万年筆はその一例ですね。

 →柘製作所 オンラインショップ (柘製作所)

 柘製作所のオンラインショップを久々に見てみると、ブライヤーのライトブラウンは"在庫なし"になってますね。ブライヤーは材料そのもの入手が困難になっているようで、プラチナでも中屋でも、在庫切れになっていたりと、入手が難しくなっているようです。

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 ただ、マーブルエボナイトやキャンバスマイカルタは、一部を除いてまだ残っているみたいですね。なかなかこれらの万年筆は魅力的です。ただ、ちょっと価格が高めですので、欲しいと思いつつも、なかなか手が出ないのが現状です。

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セーラーから「日本橋三越本店限定 カプリ・ブルー」が発売に

 またまた、セーラーと三越百貨店とのコラボで限定万年筆が発売になります。今回はイタリアのリゾート地であるカプリの海をイメージした、ブルーのスケルトン仕様のプロフェッショナルギアです。

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 →日本橋三越本店 限定万年筆「カプリ・ブルー」 (セーラー万年筆 公式)


(関連記事)
 →セーラーから「日本橋三越本店限定 "モカ"」が発売に
 →セーラーから「SANUKI オリーブとホトトギス」が発売に

▼カプリ・ブルーと言えば

 イタリアのカプリ海をイメージした万年筆と言えば、デルタのカプリコレクションの「マリーナ・ピッコラ」を思い出します。

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 →デルタ 「マリーナ・ピッコラ」 を入手


 ダンデライオンに続いての、カラーのスケルトン万年筆は、涼やかなイメージが良いですね。ただ、「SANUKI オリーブとホトトギス」に比べると、インパクトには欠けるでしょうか。せっかくの限定万年筆なのですから、もう少し、他にはない特殊性を期待したい所ではあります。
 字幅は中字のみで、50本限定の発売です。細字趣味の私としては、こういう風潮はあまり嬉しくないかも。

 個人的には、カプリ島の観光名所“青の洞窟”をイメージしたという付属するオリジナルインクの方が気になっていたり。ここでも、デルタの万年筆「BLUE GROTTO 青の洞窟」とカブってしまっていますが。(^^;

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 →デルタ カプリコレクション BLUE GROTTO 青の洞窟 万年筆 (文栄堂)


 この限定万年筆、てっきり3月17日~22日に同店で開催される「第11回 世界の万年筆祭」で売り出されるのかと思いきや、その後の4月1日からの発売なんですね。どうせならその時に販売すれば良いと思うのですが。
 もしかして、プロギアスリムのスケルトン万年筆とカブるのを避けるためだったりして。(汗)

 →第11回 世界の万年筆祭 (セーラー万年筆 公式)

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トラックボール「フォース」(サンワサプライ)を新調する

588  私は、かなり熱狂的なトラックボール派です。5年ぐらい前から、ずっとマウスではなくトラックボール一筋です。

 私が今使っているのは、サンワサプライの「フォース」ですが、何年も使ってきて、ボールの滑りも悪くなってきましたから、新しく新調しました。新しいだけに、ボールの滑りも良く、とても快適です。

 →サンワサプライ MA-TB35DS トラックボール フォース (amazon)

●少数派の悲哀

 世の中には、私のような熱狂的なトラックボールファンは数多くいるものの、全体としてみれば、少数派なのは間違いないです。そのため、発売されているトラックボールの種類もとても限られています。

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 トラックボールには大きく分けて、ボールを親指で操作するタイプと、人差し指・中指で操作するタイプの二つがあります。私は後者の方が好みです。親指タイプは、ボールが小さめであることと、親指に負担がかかり、疲れがちになるなので、苦手です。

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 また、人差し指タイプでも、全体が四角い形をしている据え置きタイプと、普通のマウスのような形をしているタイプの二種類があります。私はトラックボールを一ヶ所に固定するのではなく、あちこちに場所を移動させますので、普通のマウス型が好みです。
 そして、無線ではなく有線タイプが好きです。

●消去法による選択

 これらの条件に当てはまるトラックボールとなると、片手で数えられるほどしかないのが現状です。実質的に、今回購入した「フォース」と、ロジクールの「Trackman Marble」の二択ですね。

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 →ロジクール トラックマン マーブル TM-150 (amazon)


 「Trackman Marble」を使っていた時もあります。良いトラックボールだとは思うのですが、ホイールボタンがないというのはやはり不便です。
 ということで、最終的に残ったのが「フォース」というわけです。

 この「フォース」は、一番肝心なボールは大きく、操作性は良いです。ただ、ホイールボタン周りの設計は安っぽく、頼りない感じです。そうした不満点はあるものの、消去法で選択すると、これになりました。

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 今回は、ネットから購入しました。トラックボール使いは少数派だけに、近所の電器屋のパソコンコーナーといった場所では、一つも売られていないのが普通なんですよね。大阪・梅田のヨドバシカメラまで行けば、多数のトラックボールが置いてあるのですが、今は仕事の都合でそこまで遠征できないので、ネットで済ませました。


 実際の所、今まで使ってきた中で、一番使いやすかったトラックボールは、マイクロソフトの「Trackball Explorer」です。しかし、残念なことに販売終了してしまいました。再生産してくれると嬉しいのですけれど。

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Pelikan 「自然の美観シリーズ ナイアガラの滝」 のレビュー

 ペリカンの"自然の美観シリーズ"の第一弾、M640 「ナイアガラの滝」の F ニブです

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(1)外観

 自然の美観シリーズの最大の特徴が、この樽型ボディです。中央が膨らんだ独特の形状を持ちます。

 この独特の形状に違和感をもたれる方もいるかもしれません。しかし、これはとても持ちやすくて、私はとても気に入っています。私はネジが切られた部分を持って筆記しますが、膨らんだ部分がちょうど手にフィットして、安定感のある筆記が出来るのです。

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 胴軸には、流れる滝の雫をイメージしたデザインが施してあります。ロジウムにラッカー仕上げが施されており、あまり派手すぎない一方で、存在感のある外観を持ちます。


(2)ペン先

 ペン先はガチニブです。しなりは全くないですね。重めの万年筆だけに、万年筆の自重を利用した書き方をしますから、硬めのニブの方が合っているでしょうか。

 ニブが F、M、B の3種類しかないというのはマイナスポイントです。EFを含め、もっと種類を揃えて欲しい所です。M400やM600系と互換性のあるニブユニットですので、自己責任で、他のスーベレーンのニブと交換したり、新しいニブを購入して付け替えたりすることは可能です。

 →ペリカンのニブを単体で入手する

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 ペン先は胴軸デザインに合わせて、ロジウムメッキされています。このペン先ですが、以前に記事にも書きましたが、不注意でロジウムメッキを剥がしてしまいました。(^^;

 →ペリカン万年筆で、ペン先のロジウムメッキがハゲた


(3)筆記バランス

 全体の重さが33gと、M800と比べても少し重めです。33gというのは、万年筆全体から見ても重めの部類に入りますから、何時間も書き続けるような大量筆記には少し向かないでしょうか。

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 ただそうはいっても、軸のバランス自体は悪くありません。樽型ということもあって、中心付近に重心があって、扱いやすい万年筆です。さらさらと少し書きつける用途なら、快適に筆記できます。


(4)キャップ

 この自然の美観シリーズのもう一つの特徴として、キャップが約半回転で開け閉めできるという点があります。他のスーベレーンでは 10/12回転なのに対し、自然の美観シリーズでは 7/12回転でキャップが外れるのです。

 →ネジ式万年筆におけるキャップ回転数の一覧

 こうして数字にするとあまり大きな差がないように見えます。ただ実際に使ってみると、ナイアガラの滝のキャップの外れやすさは、かなり衝撃的なものがあります。極端に言うと、ちょっと触ったぐらいで外れる、ぐらいの感覚があるのです。

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 確かに、キャップの回転数が多いのは面倒です。しかし、この自然の美観シリーズのキャップの外れやすさは、やり過ぎだと思います。この万年筆を胸ポケットにさした場合、衝撃で本体が胸ポケット内に落ちたり、あるいは取り出したときに本体が地面に落下する、といった事故が起こる恐れがあります。

 そうした危険性や、重めの万年筆であることも考えると、デスク上で使うのが無難かと思います。


5)吸入機構

 回転吸入式の万年筆です。ただスーベレーンとは異なり、インク窓がありませんから、インクがどれだけ入っているかの確認が出来ません。

 私は、持ち歩いて使いませんし、気が向いた時に頻繁にインクを吸入しますから、インク残量が見えないことは特に問題とは思っていません。しかし、「外出先でインクが切れたら困る」という方の場合、インク残量が見えないことはマイナスに評価するポイントとなるかもしれません。

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 余談ですが、私にはこのナイアガラの吸入機構が外れてしまった経験があります。ちょっとしたトラブルですので、特に吸入機構に問題があるというわけではないと思います。

 →「ナイアガラの滝」の尻軸が外れてビックリ


(6)総評

 独特の樽型ボディがもたらすフィット感が魅力の万年筆です。他に類例のないユニークな形状で、筆記バランスも悪くありません。万年筆ファンなら、一度は試筆して、どんな感じなのか確かめて欲しい一本です。

 ただ重めであることと、キャップの外れやすさには注意が必要でしょうか。

 個人的には、この樽型形状で、M400クラスの重さの万年筆をペリカンには作って欲しいですね。それはそれで別の魅力が生まれると思うのですが。

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        ※スペック一覧

        ・重さ 全体:33g キャップ:8.5g キャップなし:24.5g
        ・長さ 全長:13.6cm キャップなし:12.5cm 後尾にキャップ:15.7cm
        ・太さ 首軸最小径:9.5mm 首軸最大径:11mm 胴軸最大径:14mm 胴軸最小径:11mm キャップ先端:15mm キャップ後端:13mm

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「プレピー 中字」「プロギア ピンクゴールド」などが発売に

 もう発売からしばらく経ったものもありますが、最近発売された万年筆の新製品をまとめて紹介します。

▼プレピー中字

 一つ目はプレピーの中字です。プレピーは今までは細字だけでした。それに中字が加わったわけです。

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 →万年筆”プレピー preppy” 新発売!中字M (mitadepa)

 上記のリンク先の情報によれば、中字Mは3月初旬まで再入荷予定はないそうですので、まだ中字が市場に潤沢に供給されているわけではないみたいですね。確実に購入できるようになるまでには、しばらくかかりそうです。

 私自身は、プレピーの細字でも太すぎると感じる細字好きですので、このプレピーは購入対象外です。しかし、太めが好きな方なら注目株と言えるでしょう。
 国産で定評のある中字万年筆と言えば、ハイエースの中字がありました。しかしそれが廃番となった今、プレピー中字は良い後継者候補と言えるのではないでしょうか。

 →セーラーのハイエースが廃番に
 →「プラチナ プレピー (Preppy)」のレビュー


▼セーラー プロギア ピンクゴールド

 次に紹介するのは、セーラーの「プロフェッショナルギア ピンクゴールド」万年筆です。以前に特定の店舗で100本限定で販売された万年筆が一般化されたみたいですね。

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 →セーラー プロフェッショナルギア ピンクゴールド 万年筆 (文栄堂)

 一番の注目ポイントは、ペン先がピンクゴールド合金という点でしょうか。ペン先がピンクゴールドにメッキされた万年筆というのは、今までもよくありました。しかし、メッキではなくペン先の材質自体がピンクゴールドというのは、凝っていて良いですね。

 21kのペン先でピンクゴールドを実現するのは大変だったのではないかと想像します。21kということは、金が87.5%含まれているということです。つまり、残りの12.5%だけで、色をピンクゴールドにした上で、万年筆のペン先に適した弾力や硬さを実現させなければならないわけです。

 そうした点でも、とても興味深い万年筆です。ペン先のタッチはどんな感じなんでしょうかね。他の21kと書き味は違うのかどうか、など興味は尽きません。


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 胴軸が真っ白というのは好印象です。基本的に黒軸があまり好きではない私としては、こうした万年筆が増えてくれるのはありがたいですね。セーラーの白軸と言えば、「SANUKI オリーブとホトトギス」を思い出します。

 →セーラーから「SANUKI オリーブとホトトギス」が発売に


▼パイロットの2モデルに限定新色が

 パイロットのキャップレスとグランセNCに限定新色が発売されました。
 キャップレス デシモには、2009年限定色として、 パールブルーとパールレッドが発売になっています。

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 →パイロット キャップレス デシモ 2009年モデル (文栄堂)

 ハール調でなかなか美しい万年筆ですね。私はキャップレスはまだ所有しておらず、購入の機会をうかがっている所です。これはそこそこの候補でしょうか。こういう感じの色は、写真と実際の見た感じとが大きく違うことが多いですから、実物を見て判断したいですね。

 ただ個人的には、「キャップレス・レガンス」とか「キャップレス・カエデ」「キャップレス・ヴァーメイル」なんかを期待したい所ですが。(^^;


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 そして、グランセNCからは、2009年春の限定色として、アースブラウン、ウォーターブルー、スプリンググリーンが発売になります。

 →グランセNC 2009年春モデル (ペンハウス)

 グランセNCは細身のタイプで、細軸好きの方には合った万年筆と言えます。クリップも丸玉ではなく、シンプルで良いですね。印象的には、ウォーターマンが発売していそうな感じです。まあ、こちらはパイロットだけに、14kペン先ですが。

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モンブランの吸入機構が外れた (ソリテール ヘマタイト スティール)

 このブログを以前から読んでいる方なら、またかと思われるかもしれません。またまた、吸入式万年筆の吸入機構が外れてしまいました。

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 以前に外れたのは、ペリカンの自然の美観シリーズ「ナイアガラの滝」の吸入機構でした。そして、今回外れたのは、モンブランの「マイスターシュテュック ソリテール ヘマタイト スティール」です。

 →「ナイアガラの滝」の尻軸が外れてビックリ


▼意外と単純な仕組み

 今回もまた、吸入機構が外れたのはアクシデントです。決して吸入機構を分解しようと意図してのことではありません。私はペン先はいじる方ですが、吸入機構を分解することはしませんので。

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 いつものようにインクを吸入しようとしました。すると、尻軸の回転部分が固くなっていたみたいで、本来回転する部分ではなく、尻軸ユニット全体が回転してしまったのです。結局そのまま、外れるに至ったというわけです。

 それにしても、こうしてピストン機構を見ると、結構単純な仕組みですね。とても10万円近くするブツとは思えません。(^^;

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▼渡りに舟かも

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 まあそれはそれとして、せっかく外れたのですから、徹底的にインクタンク内を洗浄しました。濡らした綿棒で内壁をこすりましたから、かなり綺麗になりました。シリコンスプレーも吹いて、ピストンの滑りも良くしました。
 最後に組み上げて終了です。元に戻せないということもなく、あっさり組み立てられて安心です。

 →"シリコンスプレー"で吸入機構のメンテナンス
 →呉工業のシリコンスプレーを購入


 色々とメンテナンスできましたから、外れたときは驚きましたが、結果オーライです。

 ただ、これからメンテナンスするときにもう一度吸入機構を外そうとは思わないですね。次回も今回と同じように上手くいくとは限りませんから。この記事を見ている人も、真似しない方がよいと思います。高い万年筆が壊れてしまったらえらいことですから。

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軸一体型ニブの万年筆が苦手な理由を考察してみる

 私は、胴軸とニブが一体となったタイプの万年筆がとても苦手です。具体的には、ヴァーブ、カレン、シルバーン、ミュー90などの万年筆です。こうした万年筆は、筆記時にどうも上手くコントロールできず、字がよれてしまいがちなのです。

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 私は万年筆で重視するのは、「コントロールしやすくて綺麗な字が書けること」と、「バランスが良くて大量筆記しやすいこと」です。なので、それがしにくい軸一体型のニブを持つ万年筆は苦手な部類に入ります。

 もちろん、これは私が苦手というだけで、軸一体型ニブを持つ万年筆が客観的に駄目だと言っているわけではありません。雑誌『万年筆スタイル 2』では、パイロット社内ではシルバーンの使用率が高いという記述もあることですし。
 そうはいっても、私が苦手なことには変わりありません。なぜそうなのか、自分なりに仮説を立ててみました。

 →CROSS「ヴァーブ」のレビュー
 →パイロット「ミュー90」のレビュー


▼4つの仮説

(1)ペン先がお辞儀気味であることの影響

 一体型のニブは、その仕組み上、どうしてもペン先がお辞儀気味になります。言ってみれば、ポスティング的な形状になっているわけです。(そこまで極端ではありませんが。)それ故、コリコリした書き味になりがちです。人によっては「鉄の棒で書いているよう」と表現する人もいます。
 これが、私が苦手な理由の一つです。

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 この仮説を支える根拠としては、私はシェーファーのニブはそれほど苦手ではないということがあります。
 VLRやレガシーヘリテージなどのインレイドニブは、軸一体型のニブと言えますが、ペン先には違いがあります。シェーファーのペン先は、お辞儀どころか、大きく反り上がった独特形状をしています。このペン先形状が独特のフェザータッチを生んでいるわけです。
 これはカレンやヴァーブなどとは正反対の書き味です。

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(2)首軸部の傾斜の影響

 軸一体型のニブを持つ万年筆では、その特性上、持つ場所が傾斜していることが多いです。特にヴァーブはその楕円型の形状故、傾斜はかなり急です。それ故、どうしても持ちにくいと感じます。その違和感が、コントロールのしにくさにつながっているのかもしれません。

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(3)思った位置にペン先がないことの影響

 万年筆で字を書くときは、万年筆のペン先を意識しながら書くことになります。その時、普通のオープンニブの万年筆に比べ、一体型の万年筆では、その見える景色が違います。
 視覚からの「この辺りにペン先があるだろう」という感覚に、微妙なズレがあるのです。それが、コントロールのし難さをもたらしているのではないかとも想像します。

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 同じような問題は、ロットリングのコアでも見られます。コアは、首軸の上部が大きく凹んだ独特の形状を持ちます。それ故、持つ手の位置とペン先の位置とが通常と大きく異なり、それが筆記時の違和感につながっています。


(4)インク汚れを防ぐために、前の方を持てないことの影響

 一体型ニブの万年筆では、ニブの部分に指がかかると、指がインクで汚れてしまうことがあります。したがって、前の方を持つことができません。

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 私は普通の万年筆でも、特に前の方を持つというわけではありません。ただ、一体型ニブの万年筆を使うときは、インク汚れが気になって、どうしても普段よりもより後ろ目を持って使うことが多いです。このことも、使いにくさの一つの原因と言えるでしょう。


▼結論

312  ということで、4つの仮説を立ててみました。もちろん、はっきりとした結論が出る問題ではありません。あくまで私の感覚の問題ですし、自分でも不思議に思っていることでもありますから。

 もちろん、慣れの問題もあるでしょう。私が所有する万年筆の圧倒的多数はオープンニブです。一体型ニブの万年筆は少数派だけに、扱いに慣れていない面があります。
 これらの要素がいくつか組み合わさって、コントロールしにくい、という感覚が生まれているのでしょう。

 人によって万年筆に対する感覚は大きく異なりますから、ここまで書いた事柄に同意する点があるという人もいれば、「その感覚は全然分からない」と感じる人もいるでしょう。ただ、この記事の内容で、少しでも読み手の参考になることがあれば、幸いです。

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