モンブランの吸入機構が外れた (ソリテール ヘマタイト スティール)
このブログを以前から読んでいる方なら、またかと思われるかもしれません。またまた、吸入式万年筆の吸入機構が外れてしまいました。
以前に外れたのは、ペリカンの自然の美観シリーズ「ナイアガラの滝」の吸入機構でした。そして、今回外れたのは、モンブランの「マイスターシュテュック ソリテール ヘマタイト スティール」です。
▼意外と単純な仕組み
今回もまた、吸入機構が外れたのはアクシデントです。決して吸入機構を分解しようと意図してのことではありません。私はペン先はいじる方ですが、吸入機構を分解することはしませんので。
いつものようにインクを吸入しようとしました。すると、尻軸の回転部分が固くなっていたみたいで、本来回転する部分ではなく、尻軸ユニット全体が回転してしまったのです。結局そのまま、外れるに至ったというわけです。
それにしても、こうしてピストン機構を見ると、結構単純な仕組みですね。とても10万円近くするブツとは思えません。(^^;
▼渡りに舟かも
まあそれはそれとして、せっかく外れたのですから、徹底的にインクタンク内を洗浄しました。濡らした綿棒で内壁をこすりましたから、かなり綺麗になりました。シリコンスプレーも吹いて、ピストンの滑りも良くしました。
最後に組み上げて終了です。元に戻せないということもなく、あっさり組み立てられて安心です。
→"シリコンスプレー"で吸入機構のメンテナンス
→呉工業のシリコンスプレーを購入
色々とメンテナンスできましたから、外れたときは驚きましたが、結果オーライです。
ただ、これからメンテナンスするときにもう一度吸入機構を外そうとは思わないですね。次回も今回と同じように上手くいくとは限りませんから。この記事を見ている人も、真似しない方がよいと思います。高い万年筆が壊れてしまったらえらいことですから。
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コメント
私は、ペリカンの安万M150の吸入機構が
硬かったので、根性で回したら中のゴム?
が外れてしまいました(^^;
投稿: ZEAK | 2009年3月 4日 (水) 14時33分
ZEAK さん、こんにちは。
私のも、外れたのは吸入機構が固くなったことが原因なんですよね。
あんまり尻軸を固く締めすぎない方がいいかもです。
投稿: もきゅすけ | 2009年3月 5日 (木) 02時13分