「プレピー 中字」「プロギア ピンクゴールド」などが発売に
もう発売からしばらく経ったものもありますが、最近発売された万年筆の新製品をまとめて紹介します。
▼プレピー中字
一つ目はプレピーの中字です。プレピーは今までは細字だけでした。それに中字が加わったわけです。
→万年筆”プレピー preppy” 新発売!中字M (mitadepa)
上記のリンク先の情報によれば、中字Mは3月初旬まで再入荷予定はないそうですので、まだ中字が市場に潤沢に供給されているわけではないみたいですね。確実に購入できるようになるまでには、しばらくかかりそうです。
私自身は、プレピーの細字でも太すぎると感じる細字好きですので、このプレピーは購入対象外です。しかし、太めが好きな方なら注目株と言えるでしょう。
国産で定評のある中字万年筆と言えば、ハイエースの中字がありました。しかしそれが廃番となった今、プレピー中字は良い後継者候補と言えるのではないでしょうか。
→セーラーのハイエースが廃番に
→「プラチナ プレピー (Preppy)」のレビュー
▼セーラー プロギア ピンクゴールド
次に紹介するのは、セーラーの「プロフェッショナルギア ピンクゴールド」万年筆です。以前に特定の店舗で100本限定で販売された万年筆が一般化されたみたいですね。
→セーラー プロフェッショナルギア ピンクゴールド 万年筆 (文栄堂)
一番の注目ポイントは、ペン先がピンクゴールド合金という点でしょうか。ペン先がピンクゴールドにメッキされた万年筆というのは、今までもよくありました。しかし、メッキではなくペン先の材質自体がピンクゴールドというのは、凝っていて良いですね。
21kのペン先でピンクゴールドを実現するのは大変だったのではないかと想像します。21kということは、金が87.5%含まれているということです。つまり、残りの12.5%だけで、色をピンクゴールドにした上で、万年筆のペン先に適した弾力や硬さを実現させなければならないわけです。
そうした点でも、とても興味深い万年筆です。ペン先のタッチはどんな感じなんでしょうかね。他の21kと書き味は違うのかどうか、など興味は尽きません。
胴軸が真っ白というのは好印象です。基本的に黒軸があまり好きではない私としては、こうした万年筆が増えてくれるのはありがたいですね。セーラーの白軸と言えば、「SANUKI オリーブとホトトギス」を思い出します。
→セーラーから「SANUKI オリーブとホトトギス」が発売に
▼パイロットの2モデルに限定新色が
パイロットのキャップレスとグランセNCに限定新色が発売されました。
キャップレス デシモには、2009年限定色として、 パールブルーとパールレッドが発売になっています。
→パイロット キャップレス デシモ 2009年モデル (文栄堂)
ハール調でなかなか美しい万年筆ですね。私はキャップレスはまだ所有しておらず、購入の機会をうかがっている所です。これはそこそこの候補でしょうか。こういう感じの色は、写真と実際の見た感じとが大きく違うことが多いですから、実物を見て判断したいですね。
ただ個人的には、「キャップレス・レガンス」とか「キャップレス・カエデ」「キャップレス・ヴァーメイル」なんかを期待したい所ですが。(^^;
そして、グランセNCからは、2009年春の限定色として、アースブラウン、ウォーターブルー、スプリンググリーンが発売になります。
→グランセNC 2009年春モデル (ペンハウス)
グランセNCは細身のタイプで、細軸好きの方には合った万年筆と言えます。クリップも丸玉ではなく、シンプルで良いですね。印象的には、ウォーターマンが発売していそうな感じです。まあ、こちらはパイロットだけに、14kペン先ですが。
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コメント
もきゅすけさん、こん○○は。
私は、細身のキャップレスデシモが発売される前にマーブル模様のキャップレスを買って、使ってますです。初めて買った
ものは、不幸な事故(;_;)によりニブを完全破壊してしまい、今使っているのは2本目です。
以前、某「現代の名工」さんのペンクリへ行ったとき、私の前に並んでいたお客さんが、キャップレスを差し出したのですが、
名工さんは「あー、わしゃ、これは見んぞ。インクはすぐ乾くし」云々と拒否ってました。
でも、実際に使ってみると、スクリューキャップのアウロラ オプティマよりも乾きにくいくらいで(^^;、パイロットの底力を感じます。
普通のペンに比べると、ニブが非常に小さいので、字幅の個体差は大きいような気がします。ただ、ザラリンというような
ハズレは少なくて、このへんもパイロットに寄せる信頼につながってます。
私も何本か試し書きをして購入したのですが、結果的に買ったのはどういうわけかFM字でした。
回転繰出式のものも復活してますが、絶対にノック式の方が良いです。
投稿: 狂四郎 | 2009年3月 6日 (金) 06時11分
狂四郎 さん、こんにちは。
マーブル模様と言えば、キャップレス・セセンタですか。あれには興味を引かれたのですが、限定だけに、私がキャップレスに興味を持ち始めた頃には、すでになくなっていたんですよね。
ペンクリの話は興味深いですね。インクが乾くことの他に、キャップレスは調整が難しそうなイメージがあります。ペン先が小さいですし、ニブを外すことも出来ませんし。氏が拒否ったのは、そうした要因もあるのでは、と想像します。
キャップレスは普通のパイロットニブに比べて、少し細めだとは聞きますね。構造的に切り割りが開きにくいからでしょうか。
それほど高いモノではありませんから、早めに購入したい気持ちもあるのですが、なかなか踏み切れません。どうしても欲しくなるぐらいの飛びぬけた一本があればいいんですが。購入した後に、とても良いのが出ても悔しいですし。(^^;
投稿: もきゅすけ | 2009年3月 6日 (金) 18時19分