セーラーから「プロギア スモークグリーン」が発売に
セーラーから、またまたスケルトンの限定万年筆が発売になっています。前回紹介した「カプリ・ブルー」と同じく、スケルトンのプロギアで、スモークグリーン色です。
徳島県にある「BUNZO」という文具店のみの限定で、25本が販売されています。三越松山店で限定発売された「暁 -あかつき-」に続く、四国でのセーラー限定万年筆ですね。
→プロフェッショナルギア スモークグリーン (セーラー万年筆 公式)
→BUNZO 公式サイト
▼首軸もスケルトン
このスケルトン万年筆で注目点は、首軸もスケルトンという点ですね。
今までのスケルトンのプロギアである「カプリ・ブルー」や「暁」では、首軸は一般と共用の黒色でした。そのため、統一感に欠ける面がありました。それに対し、このスモークグリーンでは、写真で見る限り、首軸もスケルトン仕様になっていて、とても好ましいです。
パイロットの「カスタム74 透明」では、ちゃんと首軸もスケルトン仕様になっています。遅ればせながらでも、セーラーのスケルトンもその流れに乗ったというのは良いことだと考えます。
→セーラーからの限定万年筆を3つ紹介 (暁 -あかつき- 他)
→セーラーから「日本橋三越本店限定 カプリ・ブルー」が発売に
▼スモークグリーン
スモークグリーンの色は、ちょっと独特な色で、好みが分かれるでしょうか。今までのセーラーの色つきスケルトンでは、比較的ビビッドな原色が多かったです。それに対し、このスモークグリーンはダンデライオンのように、少しくすんだ色になっています。
原色系のスケルトンは、派手な印象の変わりに、軽々しく見えてしまうというマイナス面もあります。こうした色だと、派手さはない代わりに、落ち着いた印象がありますね。
こうした色の場合、写真で見たときと実物を見たときとでは、全然印象が違う、ということがありがちです。四国にお住まいの方なら、一度は実物をチェックされても良いのではないでしょうか。
(※ただ、発売は3月7日(土)でした。25本と少数の発売ですので、すでに売り切れている可能性もあります。)
なお、このスモークグリーンは、ペン先が「極細・細字・中細・中字」と四種類用意されています。これは素晴らしいですね。細字好きとしては、極細のラインナップもあるというのは良い傾向だと思います。
キャップリングは、前回の記事に書きましたが、幅広の大型ですね。とても良い感じです。
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コメント
ちょっと連発しすぎじゃないのか?と思う事しきりです。
まぁセーラーの製品と考えずにショップのオリジナル品と考えれば良いんですが。
セーラーさんは色違いはショップに任せて軸のデザインに凝ったものも作って欲しいなぁ。
投稿: どーむ | 2009年3月15日 (日) 23時53分
小出しに限定ばっか。
モニタリングでもやってんのかと思いますが、それにしては少数で1店舗限定。
何を狙ってるのかよくわかりません。
が。この色は良いですね。
私は、軸にしてもインクにしても何にしても、口で説明しづらいややこしい色が好きです。
大好きなブルーブラックも、ある意味説明しづらい色ですし、PILOTの月夜なんかもっと。
SHARBOに入れてるエバーグリーンもややこしいし、coletoにもややこしい色入れてます。
投稿: zero-52 | 2009年3月16日 (月) 00時55分
どーむ さん、こんにちは。
確かに、ちょっと数は多いですよね。ただ、ほとんどで50本以内の限定ですから、さすがに形状自体を変えるのは厳しそうです。以前からショップオリジナルのカスタムメイド物はセーラーは力を入れていましたが、最近は特にその傾向が強いですね。
モリタのオリジナルがそれなりに成功したように見えますので、その辺りが影響しているのかもしれませんね。
投稿: もきゅすけ | 2009年3月16日 (月) 03時51分
zero-52 さん、こんにちは。
ここまで少数の限定品を出すというのは珍しいですよね。果たして利益が出るのか微妙な数ですし。
ただまあ、これで地方の文具店が活発化してくれれば、それなりに役目を果たしたと言えるのかもしれません。物欲が刺激されてしまうユーザーとしては、ちょっと困りものですが。(^^;
zero-52さんはこうした色がお好みですか。私は派手好きなこともあって、どうしても原色系の方に目が行ってしまいます。ただ、こうした色の方が、長く持ったときに飽きなくて良いような気もします。ある程度年齢を経てくると、単純なものより複雑なもの、シックなものへと好みが移り変わってきますね。
アウロラのエイシアなんかがこういうタイプの色ですよね。
投稿: もきゅすけ | 2009年3月16日 (月) 04時00分
こんにちは。
この手のショップオリジナル万年筆って、セーラーが作って扱い店を
決めてるわけではなくて、お店の方からこういうのを作って欲しいと
特注してるはずですから、メーカーが乱発してるのではなくて単純に
オーダーを出すお店が増えたというだけの事だと思いますよ。
お店にすれば名入りボールペンとかと同じいわば販促品な訳ですから、
採算もある程度は度外視するでしょうし、本数が限られるのも当然かと。
むしろ、それだけ万年筆が世に広まってると考えれば良い傾向なのでは?
投稿: とろ。 | 2009年3月16日 (月) 20時47分
とろ。さん、こんにちは。
なるほど、店舗限定ですから、そうした側面が強いのですね。
個人的には、ショップからのオーダーでも、もうちょっと形状や材質等に変化が欲しい所ですが、さすがにそれはぜいたくなんでしょうね。銘木シリーズとかああいう形のオリジナルモデルもあれば、嬉しいのですが、さすがに人気が出なさそうではあります。(^^;
投稿: もきゅすけ | 2009年3月16日 (月) 23時16分
>セーラーが作って扱い店を
>決めてるわけではなくて、お店の方からこういうのを作って欲しいと
>特注してるはずですから
私の言う ”買い切りモデル”ってのがよい表現だと思います。
先日、セーラーの田上さんと『こんなプロフィットを持っているんですが』とお話ししましたとき ”特定のお店の注文で作りますから・・・”ってことでした。
”ゆず”などもそうですね。
ところで 首軸の話ですが 私の持っているプロフィットデモは首軸もデモです。
尾冠のみ黒。
キャップは黄色でゴールドトリム コンバーターもゴールドナットです。スタンダードですが太リング これ 今 先発機会が多くなっております。
投稿: ぺん芯のカス | 2009年3月22日 (日) 01時10分
ぺん芯のカス さん、こんにちは。
コンバータもゴールド仕様なんですね。そういうのがあるのは初めて知りました。珍しいですね。
セーラーの完全スケルトンはネットショップでたまに見ますが、売り切れのことが多いのが難点です。少しずつ作っては販売し、売り切れた後は注文がある程度たまってから製作、という形なんでしょうか。
セーラーは細かい仕様違いが多くあるのは良いのですが、欲しいときには売り切れや廃番ということが多いのが、万年筆ファン泣かせです。
投稿: もきゅすけ | 2009年3月22日 (日) 03時34分
>細かい仕様違いが多くあるのは良いのですが
これが一番ペン好き泣かせ(>。<)アチャー
いろいろ欲しくなっちゃうじゃないですか~。
(^。^;) アハ
投稿: ぺん芯のカス | 2009年3月25日 (水) 01時41分
ぺん芯のカス さん、こんにちは。
細かい仕様違いの上に限定ですから困りものですよね。レギュラー品だと、いつでも買えるという安心感があるので、ある程度物欲も抑えられるのですが。(^^;
投稿: もきゅすけ | 2009年3月26日 (木) 09時29分