万年筆関連 小ネタ集 (09/04/05)
最近の万年筆関連のニュースや情報を、いくつかまとめて紹介します。
■ The Writing Desk で、ヤード・オ・レッドの価格改定
port123miguel さんからのコメント欄での情報によれば、イギリスの通販サイトの「The Writing Desk」で、ヤード・オ・レッドが値上げされたようです。
前の価格がどうだったのか、詳細を記録していないので正確な所は不明ですが、私の購入したビクトリアン・ポケットの場合、VAT(付加価値税)抜きの万年筆本体の価格が「£186.96→£199.13」と値上げになってます。1700円強の値上げになってますね。
おそらくヤード・オ・レッド自体が価格改定したのだと思われますが、この世界的な不況の中、経営が厳しいのでしょうか。ヤード・オ・レッドの万年筆は代替のきかない個性的な万年筆を作るブランドですから、なんとか頑張って欲しい所です。
(関連記事)
→海外通販で万年筆を買ってみた
→海外通販したヤード・オ・レッドの万年筆が届く
■ ロングプロダクツから、「アセテート 桜 とも柄」が発売に
ペンハウスの桜系万年筆の第4弾です。以前の「アセテート 桜」と柄は同じで、首軸部も桜仕様になっています。
→万年筆 アセテート ペント特別仕様 桜 とも柄 (ペンハウス)
私は以前の「アセテート 桜」を所有していて、結構気に入っています。
グレードアップしての再生産は良い傾向だと思いますが、「夢桜」や「夢桜 とも柄」の発売から、時期があまり経っていませんね。これだけ桜系が続くと、ちょっとお腹いっぱいかも。(^^;
他のデザインにも大胆に挑戦して欲しいという気がします。
(関連記事)
→ロングプロダクツ 「アセテート 桜」 のレビュー
→ロングプロダクツから 「夢桜 とも柄」 が発売に
→ロングプロダクツから「夢桜」が発売に
■ プラチナから、顔料系のブルーインクが発売
プラチナから、顔料系の青インクが発売になりました。
→顔料系のブルーインクが新発売! (スミ利のブログ)
顔料系ですので、耐水性や耐光性に優れ、長期間保存したい文書などに使うと便利です。
ただ、ペン先内でドライアップしたりすると、非常に厄介です。長期間使わないまま放置したりしないよう注意が必要です。簡単に分解、清掃しやすい万年筆で使用すると良いでしょう。
→プラチナ 超微粒子 顔料インク ブルー ボトルインク (PIGMENT BLUE) INKG-1500#60 (文栄堂)
■ 2009年ペン・オブ・ザ・イヤー「ホースヘア万年筆」
グラフ・フォン・ファーバーカステルの今年のペン・オブ・ザ・イヤーが発表になりました。馬のたてがみや尾毛などのホースヘアを使った贅沢な一本です。
私が買える価格の万年筆ではありませんが、こういうのは見るだけでも幸せな気分になりますよね。
愛馬の毛が万年筆に? 2009年ペン・オブ・ザ・イヤー「ホースヘア万年筆」 (ITmedia +D Style)
■ 2500万円の万年筆 金沢の最高級蒔絵、海外へ
■ ムーミンが加賀蒔絵の万年筆に
→2500万円の万年筆 金沢の最高級蒔絵、海外へ (北國新聞)
→ムーミンが加賀蒔絵の万年筆に (金沢経済新聞)
蒔絵万年筆は興味はあるのですが、まだ一本も購入していません。まだ私の年齢から考えて、似合わないように感じるんですよね。もちろん、価格的な問題もあります。
ただ、セーラーの蒔絵万年筆「源氏物語」には少し心が動かされました。「桐壺・花宴・若紫」の三種がありますが、価格的にも手頃です。ただ、中字のみということで、スルーすることになりました。
→【限定商品】セーラー万年筆 蒔絵万年筆「源氏物語」 中字 (色工房voice/文具クラフトパンチ)
■ プレピー万年筆に「中字」が追加
既報ですが、ニュースサイトに掲載されていましたので、改めて掲載します。
→プラチナ万年筆、210円の「プレピー万年筆」に「中字」を追加 (日経トレンディネット)
先日、大阪に遠征したときに、梅田のヨドバシカメラでプレピー中字を探してみましたが、まだ細字しかなかったですね。どこでも入手できるようになるには、もう少し時間がかかるでしょうか。
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コメント
いつも拝見してます。
プレピーの中字(0.5)、3月あたまに川崎ラゾーナにある丸善で売られていた(と思う)のですが...。どっちにしようか迷って0.3を選んだ記憶が残ってます。万年筆じゃ無いタイプの勘違いだったのかなぁ。インクと個体によっては結構フローがいいので、0.5だと太めかもしれませんね。
何とも思わずに5本セット全てに一気にインクを入れてしまい、乾かさずにローテーションするのが大変な状況になってます。黄色とかって大量に文章を書くには厳しい色なんで。また、いつもペリカンのデモンストレータと間違えてキャップをねじってしまい、逆にデモンストレータのキャップを引っ張ったり、混乱気味です。
投稿: frontline | 2009年4月 8日 (水) 14時31分
frontline さん、こんにちは。
3月初頭に売られていたというのは早いですね。関西圏ではいまだに見かけません。(^^; 0.5と表記されていたのでしたら、万年筆の方だと思いますよ。サインペンの方にはそうした表記は確かなかったと思いますので。
嵌合式とネジ式の万年筆を混在して使っていると、混乱しますよね。私の場合、パイロットのボーテックスでよく間違えます。ボーテックスはキャップがネジ式の一方、後ろにさす時はパチンと嵌めるタイプなので、混乱しやすいです。
投稿: もきゅすけ | 2009年4月10日 (金) 05時33分