勢いのままコンウェイ・スチュワートを注文した
阪急うめだ本店で6日間にわたって開催されていた「I LOVE PEN, I LOVE LETTER.」イベントですが、結局行けませんでした。うわーん。
年度末で忙しい時期でしたが、なんとか一日でも行こうと、仕事のスケジュールを組んでいたのですが、見事なまでに新しい仕事が入ってきて、ドボンでした。やはり年度末は鬼門です。
大橋堂と中屋の実物を見たかったのですが、またの機会に、ということになってしまいました。大橋堂の万年筆は、ネットでも購入したり出来ませんから、見てみたかったのですが、残念です。
→手作り万年筆の大橋堂 (せんだいアートの杜)
ということで、持って行き場のない物欲を抱えた私は、思わず懸案のコンウェイ・スチュワートを勢いのまま注文してしまいました。
「むしゃくしゃして買った。物欲が満たされるのなら何でも良かった。今も反省していない。」
(※関連記事)
→万年筆 / 購入・海外通販 (目次)
▼無難な選択
購入するモデルと色柄については、ずっと悩んでいました。しかし結局、冒険はしませんでした。変わったモデルを買った方がブログのネタにはなるのですが、海外通販ということでサポート面に不安がありましたので、無難に走ってしまいました。
(ただ、ちょっとだけ懸念材料があるモデルを買いました。どうなることやら。)
どれを買ったのかは、届いた時に、ということで。
購入したのは前回と同じく「The Writing Desk」です。
コンウェイ・スチュワートを大々的に販売している通販会社としては「RichardsPens.com」もあります。ただ、前回の記事にも書きましたが、今はドル高の状態にありますから、ドルで販売している「RichardsPens.com」ではなく、ポンドで販売している「The Writing Desk」を選びました。
▼タイミングが吉と出るか凶と出るか
今のポンドのレートは微妙ですね。また、海外通販にあたっては、もう一つ難しい要素があります。それは、料金がクレジットカードから引き落とされる時期の問題です。
これは通販会社によって違いがあると思いますが、だいたいにおいて、料金がクレジットカードから引き落とされるのは、商品が発送された時なんですよね。「The Writing Desk」もそうです。しかも、「The Writing Desk」では、コンウェイ・スチュワートは種類が多いということで、原則として在庫は持っておらず、メーカへの取り寄せが基本となっています。「The Writing Desk」から来たメールによると、取り寄せには最大で7~10営業日かかるということです。
つまり、ポンドのレートが安い時を狙って注文しても、発送される10日後ぐらいには一転してポンド高になっている、ということになる恐れがあるのです。
こればかりは、もう運しかないですね。通貨の移り変わりなんて私には予想不可能ですから。今イギリスのロンドンの金融街シティーでは、主要20カ国・地域(G20)金融サミットが行われています。この金融サミットの成果次第では、大きく通貨の変動があるかもしれません。
かなりタイミングの悪い時期に注文した気がしないでもないですが、勢いで購入したものですから仕方ないですね。(^^;
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コメント
お終いから二日目の月曜日に行ってきました。
中屋の万年筆を調整していただき、一通り見るだけで帰るつもりだったのですが、結局、去年に続いて大橋堂で一本買ってしまいました。
去年は普通の漆塗りでしたが、今年は緑色の玉虫塗りです。
大橋堂の面白いところの一つが、材料があればそれに合わせて作るといったところがあることだと思います(実際にそうなのかは知りませんが)。
太くて短いとか、細くて非常に長いとか、
リングが1本だったり2本だったり付いてなかったりとか、
同じモデルでも塗りが通常の漆だったり玉虫だったりエボナイトむき出しだったり、ちょっとサイズが違ったり…とか、実に雑多な品揃えで、見に行く楽しみがあります。
また、私にとって非常にありがたいのは、全部テーブルに広げて 「勝手に見てください」 という販売スタイルです。
おばちゃんも簡単な解説や紹介をしてくれるだけで、プレッシャーが皆無なので、本当に自由に見ることができます。
去年もそうだったのですが、買う気がないまま端から順番にキャップを外して手に持つことをくり返しているうちに、これは自分にぴったりだと思うものに出くわしてしまいました。
値段も安い方の部類だったので、すでに予算がないことは頭に浮かばず、あっさり買うことに決めました。
また来年も、客の少ない平日に大橋堂のテーブルを見に行くにちがいありません。
ちなみに大橋堂の万年筆の書き味ですが、
イリジウムを玉のままつけて研ぎ出しをしていませんので、ペン先を供給しているセーラーのものとはぜんぜん違います。
太字はそうでもないのですが、中字以下は紙をしっかりつかまえるというタイプの書き味で、パイロットに近いかなと思います。
私が選んだペン先のフローは、文字を書くのに十分なだけ出るというプラチナ風のものですので、
丁寧に楷書を書くときに使いたいと思っています。
投稿: yuband | 2009年4月 3日 (金) 19時58分
yuband さん、こんにちは。
大橋堂についての興味深いレポート、ありがとうございます。聞けば菊ほど、ますます大橋堂の万年筆が欲しくなってきて困るぐらいです。(^^;
前回のイベントの時は、大橋堂についての知識自体がほとんどなくて、ほとんど素通りしてしまったんですよね。しかし、漆塗りの万年筆自体に興味が高まっている今では、かなり注目株です。
一つ一つで微妙に大きさや仕様が違うということは、かなり手作り風味が強いのですね。一つ一つの材質を最大限に生かすための工夫なんでしょうね。なかなか興味深いです。
ペン先が丸研ぎということは、ウォーターマンのような書き味なのでしょうか。いずれにしても、セーラーそのままよりは、違う書き味であった方が楽しみがあっていい感じです。
来年まで待たなければならないとすれば、ちょっと辛いですね。それまでにイベントか何かで関西圏に来てくれると嬉しいのですが。
投稿: もきゅすけ | 2009年4月 4日 (土) 15時58分
これは朗報になるのか誤報になるのか、今のところ分かりませんが、
この春のうち、つまり夏までの間のいつか、阿倍野の百貨店に大橋堂のお弟子さんが出張販売にいらっしゃるそうです。
阪急百貨店にいらっしゃるおばちゃん(今関さん)がそのようなお話をされていたのを横から聞きました。
阿倍野というと近鉄でしょうか。
私の行動範囲からは外れていますので、どんな百貨店があるのか知りませんが、過去にも東北物産展かなにかででいらしたことがあるようです。
関西にはあまり出店がありませんので、もし本当なら実物に触れてみるよい機会だと思います。
大橋堂の万年筆は、細身のものを除いて首軸から先が共通ですので、一度好みのペン先を見つけたらそれをキープしておき、好みの軸にはめて確かめながら自分にぴったりのものを探していくことができます。
軸とペン先の相性も大切だと思いますので、これも私がたいへん気に入ってるところです。
投稿: yuband | 2009年4月 4日 (土) 17時23分
yuband さん、こんにちは。
大橋堂の情報、ありがとうございます。非常に有り難いです。
阿倍野の近鉄百貨店と言えば、何度か行ったことがあります。JR天王寺駅の正面にあるという立地の良さから、非常に行きやすい百貨店という印象があります。万年筆売り場がそこそこ広くて、充実しているという印象です。
(もっとも、購入はモリタですることが多いので、近鉄百貨店で購入したことはないのですが。(^^;)
更新チェッカに近鉄百貨店阿倍野店のページを登録しておきましたから、そこに情報が載ればすぐに捕捉できるのですが、どうなることやら。
投稿: もきゅすけ | 2009年4月 5日 (日) 22時35分
うわ、すごいもん買ってる!
海外通販はおっかないですねぇ、発送が遅くなって高くなったらたまったもんじゃないですね( ̄▽ ̄;)
投稿: どーむ | 2009年4月17日 (金) 23時24分
どーむ さん、こんにちは。
私も海外通販を始める前は、おっかなく思ってましたが、さすがに内外価格差で、価格が倍も違うと、チャレンジしようという気になります。節約できる金で、もう一本買えるぐらいですから。(^^;
とはいえ、不良品が送られてきたり、運送途中の紛失などのトラブルが起きたときは相当に面倒そうです。なので、海外通販はかなりの内外価格差がある商品に限定してます。もともと、店頭で実物を見て購入する方が好きですし。
投稿: もきゅすけ | 2009年4月18日 (土) 16時33分