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2009年6月の15件の記事

万年筆の化粧箱を一気に全て処分した

 先日、万年筆の化粧箱を一気に処分しました。今まで、購入した万年筆の化粧箱は全て保存していましたが、いい加減、場所を取りすぎるので、思い切ってみんな捨てました。

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■場所ふさぎ

 多くの万年筆は、結構大きめの化粧箱付きで販売されています。2~3本程度なら気にならなかったのですが、50本を越えるぐらいになると、さすがに化粧箱の保管場所に困るようになってきました。

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 今までは、「せっかく高価な万年筆を購入したのだから、化粧箱も取っておこう」とか、「もしオークションで手放すことになった場合、箱付きの方が都合が良いのではないか」といった理由で、化粧箱を保存していました。しかし、別に化粧箱を取っておいても、それを取り出して眺めたりはしません。また、現在の所、オークションで万年筆を手放すつもりは全くありませんし、化粧箱があったからといって劇的に落札価格が高くなるわけでもないでしょう。

 というわけで、一気に全部捨ててしまいました。やっぱり捨てるとスッキリしますね。部屋を片付けるコツは、「収納ではなくて捨てること」だとよく言われますが、それ実感します。

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 それぞれの箱に入っていた保証書とサービスインクは、中敷きを外したセーラーの大型箱二つにまとめました。

■最も大きかった化粧箱

 捨てた化粧箱の中で、最も横面積で大きかったのは、デルタのマリーナ・ピッコラでした。また、一番体積が大きく重かったのは、コンウェイ・スチュワートの二つでしたね。

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 →コンウェイ・スチュワート 「100 Yellow Whirl」 が届く
 →コンウェイ・スチュワート 「Dandy Red Whirl」 が届く

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 →デルタ 「マリーナ・ピッコラ」 を入手

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万年筆関連ブログ 定点観測 3 (09/06/24)

2009/06/22の朝日新聞夕刊にセーラーの川口先生の特集が (私的電脳小物遊戯
[人物] ペンクリニックを行われている川口明弘さんの話題が、朝日新聞で取り上げられていたそうです。セーラー万年筆の売り上げが向上しているというのは聞いていましたが、"3億円→10億円"というのは驚きです。パイロットはさすがに横綱相撲ですね。


第4回WAGNER中部大会に行ってきました(2009/6/13) (どーむの出張日記 &○欲日記
[万年筆] レディーシェーファー・マスターである"どーむ"さんが入手された「軸の模様はレディシェーファー632、でも形状はパーカー75」というネタっぽい万年筆です。どーむさんのレディーシェーファー集めも、ついに「レディーシェーファーのような何か」を集める段階に?(^^;
 (参考記事)
 
レディーシェーファーを並べてみる (どーむの出張日記 &○欲日記)


モンブランの修理 (ぐらっぱ亭残日録
[万年筆] 調子の悪くなったモンブランを、ヴィンテージ萬年筆専門店のユーロボックスで修理してもらった方の体験談&写真です。大きな写真で、店や店主さんの雰囲気がよく伝わってきます。


がりぃ様 特製 古典インク Cape Palliser お試し1
 がりぃ様 特製 古典インク Fiord お試し2
 がりぃ様 特製 古典インク Outer space お試し3 (そんなこんな
[インク] ブログ「趣味と物欲」で、自作インクを製作されている"がりぃ"さんのスペシャルインク。今回はレビューされている方のブログ記事を紹介です。絵がお上手ですね。


初めて試す中国のインク「英雄 203 純藍」 (海外在住夫婦のお買い物日記
[インク] 中国メーカー「英雄」のインクのレビューです。中華万年筆のレビューはそこそこ見ますが、インクのレビューとなると珍しいですね。とても興味深い記事です。


六善さん 手作りエボナイト万年筆 (シューちゃんの万年筆日記
[万年筆] アンティーク萬年筆を販売・修理されている“六善”さんのエボナイト製萬年筆です。恥ずかしながら、六善さんのことはこの記事で初めて知りました。


檸檬 (くまめくり ~ 日々是自転車操業 ~
[万年筆] 丸善の檸檬は、続々と購入報告があがってますね。代表して、こちらのブログの記事を紹介します。ニブの刻印は独特ですね。


万年筆コレクション vol.1 (さんてんり~だ
[書籍] アシェット・コレクションズ・ジャパンから発売された、万年筆を題材とした分冊百科です。色々なブログで購入報告があがってますね。私の場合、販売しているのが隣県になるので、来週ぐらいに買いにいければいいなと思っているのですが、もう次号発売の時期なんですよね。完全に出遅れてしまってます。


工房 翡翠(かわせみ)さん (「工房 樹-Tatsuki-」徒然日記
[万年筆] 大野で木工製品を作られている「工房 翡翠(かわせみ)」さんが製作された、色々な木材でのボールペン&万年筆です。試作品なのかな。どういう扱いのものかよく分からないのですが、なかなか興味深い万年筆です。


【 Montblanc 221探し、終了 】 (KOAな生活
[オークション] ヤフオクで落札したモンブラン221の吸入機構に問題があったという話。ブログ主さんはバラして直されたみたいですが、もし私だったら直せてなかったでしょう。オークションはさすがにちょっと怖い面がありますね。


ペリカンM250 ブラック一色 初めてのペン芯外し (Penペン草子 万年筆初心者の断想
[万年筆] 話題のペリカン M415 茶縞(M400SE 茶縞)のニブと、M400新旧のニブの違いについての話題が載っています。


「ずっと眺めて」 (道化は踊る
[グッズ] 試験管をS字パーツでつないで作ったペンスタンド。レイアウトも自由自在で、とても美しいですね。ディスプレイして眺めて楽しむのには最適ですね。


100本入り万年筆収納ケース (~ 夢待ち人(yumemachi) ~
[グッズ] ブログ主さんがヤフオクで入手された、100本収納の木製万年筆ケースです。一本一本の収納間隔に余裕があるタイプですね。


充実した週末・・・の結末 (万年筆評価の部屋
[万年筆] 軸の内部に春画の蒔絵が描かれている珍品万年筆。温泉街のおみやげにありそうな感じ?(^^;


万年筆 (曇り空とコーヒー
[グッズ] 松本清張生誕100年の万年筆型の栞。もう生誕100年なんですね。

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夏目漱石の『余と万年筆』を朗読で聴いてみた

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 ネットを巡っていました所、夏目漱石の『余と万年筆』の朗読をPC上から音声ファイルで聴けるサイトを見つけました。

 →夏目漱石 余と万年筆(SkyDrive版) (“えぷろんの朗読本棚”)

 『余と万年筆』については以前に耳にしたことがありましたが、聴いて(読んで)みたのは初めてです。現代の一人の万年筆ファンとしても、なかなか聴いていて面白い文章です。


 『余と万年筆』については、以下のリンク先で文章でも読めます。私の場合、こうした昔の文章に読むのは慣れていませんから、朗読の方が内容がスッと頭の中に入ってきやすかったです。

 →夏目漱石 余と万年筆 (青空文庫)

■オノト、丸善、ペリカン

 『余と万年筆』を読むと、万年筆マニアのことが描かれていて、面白いです。

 万年筆道楽という様な人があって、一本を使い切らないうちに飽が来て、又新しいのを手に入れたくなり、之を手に入れて少時すると、又種類の違った別のものが欲しくなるといった風に、夫から夫へと各種のペンや軸を試みて嬉しがるそうだが、


 う~ん、耳に痛い所です。(^^; 夏目漱石自身は、文筆家の割には、筆記具にはあまりこだわらなかったみたいですね。『文士の生活』の中では、以下のような記述があります。

用筆は最初Gの金ペンを用いた。五六年も用いたろう。其後万年筆にした。今用いて居る万年筆は二代目のでオノトである。別にこれがいいと思って使って居るのでも何でも無い。丸善の内田魯庵君に貰ったから、使って居るまでである。筆で原稿を書いた事は、未だ一度もない。


 →夏目漱石 文士の生活(SkyDrive版) (“えぷろんの朗読本棚”)
 →文士の生活 (青空文庫)


 このように万年筆にはこだわりがなかった夏目漱石ですが、セピア色のインクにはこだわっていたみたいですね。ブルーブラックのインクだと、帳面をつけている気がするので嫌いだったそうです。これは私とは逆ですね。私は万年筆にはこだわりますが、インクには全くこだわりがありません。

 なお『余と万年筆』には、夏目漱石が初めて使った万年筆として "ペリカン" の名前が見られますが、これは今のドイツのペリカンとは異なります。英国デ・ラ・ルー社が作った "Pelican" (not "Pelikan") だそうです。

 →ペリカン日本株式会社から送られてきたカタログで遊ぶ (万年筆評価の部屋)


 夏目漱石の万年筆に関する話は、こちらの小編にも軽く触れられています。

 →温情の裕かな夏目さん 内田魯庵 (青空文庫)

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セーラーから 「ハイエース ネオ」 が発売に

 以前に記事にしたように、セーラーの低価格万年筆であるハイエースは廃番になりました。しかしこの度、リニューアル版のハイエースである「ハイエース ネオ」と「ハイエース マーブル」が発売になりました。

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 →低価格万年筆「ハイエース」のグレードアップ版とモデルチェンジ版登場 (マイコミジャーナル)

■細字好きのためのお手頃万年筆

 「ハイエース ネオ」はキャップがアルミ製で、胴軸がAS樹脂製です。旧型ハイエースが完全ステンレス製であったのと比べると、素材的には少し廉価バージョンになってしまいましたね。ただ、胴軸は「ブラックレッドブルーグリーンオレンジ」の五色展開で、カラフルです。また、樹脂製の胴軸ですから、10.6gと少し軽めになりました。

 少し仕様が変わったものの、国産細字の廉価万年筆としては、旧型並の品質は保たれていそうです。


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 「ハイエース マーブル」は、真鍮製の胴軸にマーブル模様が施された、旧型ハイエースのグレードアップ・バージョンです。
 発売されて早々ですが、すでに入手してしまいました。(^^;

 詳細なレビューについては、しばらく使ってから記事にしたいと思います。

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海外版ペン習字ペン? 「Pilot Pluminix & Plumix」

 The Writing Desk を閲覧していると、Pilot Pluminix の販売ページを見かけました。

 →Pilot Pluminix fountain pen (The Writing Desk)

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 この Pluminix の存在は The Fountain Pen Network の日本万年筆フォーラムで Pluminix のスレが立っていたので知っていましたが、これは日本での扱いの話は聞きませんね。海外限定バージョンなのでしょうか。残念なことに、FPNのレス内容を見ると、どうやらもう廃番になっているみたいですね。

 →Pilot Pluminix, Cheapy italic nib (The Fountain Pen Network)

 この Pluminix のことを色々と調べてみると、同系列のバージョンとして、Plumix と Plumix Neon があることが分かりました。こちらの方はまだ販売しているみたいです。


■欧米向けペン習字ペン?

 Pluminix の写真を見る限り、基本的な外観はペン習字ペンに似ていますね。ペン先や首軸はペン習字ペンと同じように見えますが、胴軸部は短くなっており、しかもカラフルな色つきの透明軸で、10種類のカラーバリエーションがあります。また、カートリッジ専用ですが、ヨーロッパ規格のカートリッジを使う仕様になっています。

 販売価格は£4.99ですから、785円ですか。日本のペン習字ペンの販売価格からすると、ちょっと高めに感じますね。

 →パイロット 「ペン習字ペン」 のレビュー

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 日本のペン習字ペンの場合は字幅は EF のみですが、この Pluminix の場合は、イタリック(スタブ)の M です。この辺り、習字というものの違いが見えてきて、面白いですね。日本語の場合は止め、ハネ、払いを綺麗に書ける極細のペン先が習字に向いていますが、アルファベットでのカリグラフィーでは、イタリックのペン先が向いています。なので、こうした仕様の違いとなっているのでしょう。


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 この Pluminix は、Plumix の mini バージョンみたいですね。Plumix は長めで、ニブサイズも EF~BB までのイタリックがあります。こちらはまだ販売されているようです。どちらかと言えば、こちらの方がメインなのかもしれません。

 →Fountain pens (Pilot Corporation of Europe)

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 また、Plumix のカラー透明軸バージョンとして、Plumix Neonというのもラインナップされています。ちょっとややこしいですね。


■日本での発売は?

 これは海外限定なんでしょうかね。イタリックニブだけに日本での需要は薄そうですし、ヨーロッパ規格のカートリッジを使うという点も、日本での発売の可能性を低めているでしょうか。

 個人的な希望を言えば、ペン習字ペンの胴軸部分を、Pluminix か Plumix Neon 仕様にして欲しいですね。カラフルで見た目が良いですし、胴軸が短い方が取り回しがいいですし。ペン習字ペンは低価格で良い万年筆です。ポップな外観にして、より多くの人が使うようになれば、と個人的には期待してるのですが、さすがに難しいでしょうか。

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コンウェイ・スチュワート 「Dandy Red Whirl」 が届く

 イギリスの The Writing Desk に注文していたコンウェイ・スチュワートの Dandy が届きました。模様は Red Whirl 柄です。5月の末に届いていましたが、評価するためにしばらく使っていましたので、記事掲載が遅れました。

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 この Dandy は、以前に行われていたコンウェイ・スチュワートの春セールを利用して購入しました。セールの詳細は、以下の記事に書いてあります。

 →コンウェイ・スチュワートの廃盤品セールが実施中
 (※セールは終了しています)

■Dandy を選んだ理由

 セール対象の「58」「Dinkie」「Dandy」「Duro」の中で、Dandy を購入することに決めたのは、その軽さと細さが第一の理由です。

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 私はすでに「100」を持っています。なので、100との違いが大きい万年筆を選ぶことにしました。58は基本的に100と同じ外見の万年筆ですから却下です。Dinkie は違いが大きいですが、さすがに小さすぎますので、対象外です。

 残ったのが Dandy と Duro です。100 は基本的には気に入っているものの、首軸が太めで、これ以上太いのは辛いと思っていましたので、太軸の Duro よりも 細軸の Dandy にすることにしました。

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 実際に届いた Dany を使ってみると、とても軽くて扱いやすく、100 との書き味の違いがハッキリしていて、満足です。上手く使い分けられそうです。

 (関連記事)
 →コンウェイ・スチュワート 「100 Yellow Whirl」 が届く

■Whirl (渦) 模様

 次の選択は色柄です。今回も前回と同じく Whirl 模様にすることにしました。以前の記事にも書きましたが、私の中で Whirl 模様がマイブーム中ですので、迷うことなく決めました。いくつかある Whirl 模様の中で、今回はちょっとエキセントリックな所がある Red Whirl にしました。私は派手目の柄が好きですから。

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 実際に届いた万年筆は、写真の通り綺麗で満足です。心配していた Whirl 模様の個体差についても、渦が全体にバランス良く描かれていて、一安心です。

 クリップはちょっと変わった方式でキャップに付いていますね。キャップリングは、超シンプルな二重リングです。もうちょっと凝って欲しいというのが正直な所です。

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■思惑外れの首軸

 と、ここまでは満足な点を書きましたが、一つ大きな不満点が Dandy にはありました。それが首軸です。見ての通り、首軸が胴軸と同じ模様で作られておらず、共通タイプの黒一色の首軸なのです。

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 これは、個人的にはかなりな落胆ポイントです。100 の首軸が胴軸と共通で、その美しさに惚れ込んでいましたので、Dandy もてっきり同じ仕様だとばかり思っていたのです。The Writing Desk の注文ページの写真も、そういう仕様を思わせるものでしたし。

 これはどういうことなのかとネットを色々と検索したり、The Fountain Pen Network などを見てみたりしましたが、首軸の仕様に関してはよく分からないですね。実物の写真を見ても、首軸が胴軸と同じ Dandy もあれば、私のと同じ 黒首軸の Dandy もありました。Dandy 以外でも、他モデルでも同じような異なる仕様が見られました。

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 う~ん、これはどういうことなんでしょうね。ネットをさらっと見て回っただけなので、現状では結論は出ません。途中からそういう仕様に変わったのか、あるいは Red Whirl の Dandy では首軸部の在庫がすでになくなっていたのか、詳細は不明です。しかしいずれにしても、私が持つ個体が黒い首軸なのは現実であり、ちょっとガッカリです。もし実物を見て選んだ場合は、私は間違いなく、首軸が胴軸と同じ柄なのを選びます。それぐらい、こだわるポイントなのです。

 前回の 100 の首軸部の模様の件といい、今回の Dandy の首軸の件といい、ネット通販での購入は難しい面がありますね。特にコンウェイ・スチュワートは日本では情報が得にくいですし、メーカ自体も半分は手作り的な要素を持つメーカでもありますし。

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 やはり万年筆はできることなら、実店舗で実物を見て買うのが最適なのは間違いないでしょうね。とは言え、内外価格差がとんでもなく大きく、なおかつ販売している実店舗を見つけること自体が難しいコンウェイ・スチュワートの場合は、海外からのネット通販購入のメリットが大きいのは確かです。ですから、難しい所です。私の財布の事情から言うと、海外通販だからコンウェイ・スチュワートが買える訳ですし。メリットとデメリットを比較勘案して、自身で判断することが重要でしょうね。

■価格と関税

 今回の春セールでの Dandy は VAT抜きの送料込みで £195.04 で、クレジットカードへの請求額は 28,883円 でした。ポンド円のレートは上下の動きが激しいので、請求時のレートは運次第なのですが、3万円以下で買えたのはラッキーでした。

 そして今回は、なんと関税が請求されませんでした。個人輸入の場合、課税対象額(商品代金×60%)が1万円以下になる場合は関税はかかりません。しかし今回の場合、約3万円の商品ですから、税金がかかるはずなのですが、課税されませんでした。

 個人輸入時の関税は見逃される場合がある、とは聞いていましたが、個人輸入3回目にして、ついに見逃されました。数千円の額とは言え、得した気分になりますね。(^^;

 (関連記事)
 →海外通販したヤード・オ・レッドの万年筆が届く

■まとめ

 春セールを利用することで、希望の柄の万年筆を3万円以下の低価格で手に入れられたので、満足感が高いです。とても軽い万年筆で、大量筆記時に活躍しています。

 ただ、首軸の仕様だけは残念です。もちろん、大多数の万年筆がそういう仕様なので、特別この Dandy に問題があるというわけではないのですが、やはりコンウェイ・スチュワートには首軸も色柄であることを期待してしまいます。胴軸の柄が好みなだけに、画龍点睛を欠くの感は否めません。

 改めて、ネット通販の難しさを痛感した次第です。

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 なお、ペン先や書き味、100 との比較などに関しましては、記事が長くなりましたので、次回の記事にて詳細を書きたいと思います。

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万年筆関連 小ネタ集 3(09/06/15)

■「ロングプロダクツ パールホルスタイン」が発売に

 →ペントオリジナル 第三弾 パールホルスタイン (ペンハウス)

 通販会社のペンハウスがロングプロダクツとコラボしての万年筆、第三弾です。今までの「桜」や「夢桜」、「マンダリンオレンジ」などと比べると、今度はシックな感じのデザインですね。

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 今までのコラボ万年筆では、最近になって "とも柄" タイプが発売されていますが、このパールホルスタインでは最初から "とも柄" になっているのは良いですね。私は柄物の万年筆では、首軸も同じ柄になっているタイプを高評価しています。


■「Bun2」6月号で万年筆特集

863  →最新号のご案内 (文具のフリーペーパー Bun2[ブンツウ])

 ステーショナリー関係のフリーマガジン「Bun2」24号で、万年筆を含めた筆記具が大きく扱われています。フリーの雑誌ですので、配布店に立ち寄った際は、入手してみるのも良いのではないでしょうか。


■masahiro万年筆製作所で、パイロットの生産終了品が数多く入荷

 →カテゴリ:パイロット製品に関する記事 (masahiro万年筆製作所)

 masahiro万年筆製作所さんの所で、色々なパイロットの廃番品がいくつか売られています。「D-TOP」や「クラッチポイント」、「キャップレス螺鈿」、「ロワシー」、「カスタム745」、「バンブー」などがあります。それら廃番品に興味がある方は、突撃してみても良いのではないでしょうか。

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 (関連記事)
 →パイロット 「バンブー」 のレビュー
 →パイロット 「カスタム745」 のレビュー


■ペリカン ブルースケルトン が予約受付中

 →ペリカン 特別生産品 M205 ブルースケルトン 万年筆 (高級万年筆の文栄堂)

 かなり時期遅れの話題ですが、プラチナのブルースケルトンの予約が、各通販会社で始まってますね。前回の透明の M205 はかなり長く生産していましたが、こちらはどうなるのでしょうね。

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 ペリカンの M415 茶縞 の方は、倉庫から見つかった茶縞軸を利用している関係上、生産延長は難しそうですが、こちらは需要が十分にあるならば、長く生産されるのではないかと推測します。もっとも、人気が全然なかった場合は、すぐに生産打ち切りということも考えられますので、欲しい人は予約を入れておいた方が無難でしょうね。

 (関連記事)
 →ペリカン M400SE 茶縞 の人気にビックリ
 →ペリカン M400SE 茶縞 の追加生産は難しいかも?


■プラチナの「大理石製 デスクペンスタンド」が26年ぶりに復活

 →大理石素材のペンスタンド、プラチナ万年筆から (J-CAST ニュース)
 →プラチナ萬年筆『大理石製 デスクペンスタンド』 (ペンハウス)

864  プラチナから、大理石製のデスクペンスタンドが26年ぶりに復刻されることになりました。

 なかなか渋い製品ですね。重い大理石製というのは、スタンドを安定させられますから、素材として合っていると言えるでしょうか。

 私は今、2本目の中屋万年筆の購入を検討しているのですが、中屋のデスクペンはかなり有力候補です。デスクペンと一緒にスタンドも購入しようと思っていますが、これは一つの選択肢になるでしょうか。もし購入するとなると、中屋のデスクペンで使用できるかどうかの調査は必要ですが。


■「Stylo Art 軽井沢」から、夏限定の「カリビアン・スウィール」が発売に

 →2009サマーコレクション カリビアン・スウィール(Carbbean Swirl) (Stylo Art 軽井沢)

 他のブログでも話題のペン立てなどを製作されている、手作り木製文房具ショップ「Stylo Art 軽井沢」から、夏限定のセルロイド万年筆が発売になってます。

 涼やかなブルーの下地に黒い渦模様が描かれている胴軸は、とても綺麗でいいですね。私は以前にも書きましたが、渦模様の万年筆が今マイブームなので、なかなか惹かれます。中字オンリーなのは細字ファンとしては少し残念ですが。

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ウォーターマンから「エキスパート デラックス」が発売に

 エキスパートのラインナップとしては、通常モデルの他に、"シティライン" と "スマート" の3種類が販売されていました。今回、それに加えて「エキスパート デラックス」が発売になります。

 →ウォーターマン エキスパート デラックス 万年筆 (高級万年筆の文栄堂)

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 これは意外な発売でした。キャップがニッケルパラジウムコートされたチーゼル模様で、スタンダードなタイプとはひと味違う印象があります。カレンにもキャップがシルバー色のデラックスがありますが、それと同じような展開ですね。

■細字好きとしてはちょっと複雑…

 個人的に気になるのは「ホワイトCT」ですね。白い胴軸にシルバーのチーゼル模様のキャップというのは、好みが分かれると思いますが、私は好印象です。白系の万年筆はそれほど多くの種類があるわけではありませんから、白い万年筆を買うときの候補としては、個人的にかなり有力です。

(関連記事)
 →WATERMAN 「エキスパート」 のレビュー

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 ただ、この「エキスパート デラックス」にも EF がないんですよね。パースペクティブの時もそうでしたが、最近のウォーターマンは日本では EF は売らないことにしたのですかね。外国では EF モデルが販売されているという話も聞くので、細字好きとしてはちょっと納得がいきませんね。

 複雑な漢字を書く日本には細字ファンが多いと思うので、EFなど細字ラインナップの強化を期待したい所です。

 →ウォーターマンから「パースペクティブ」が発売に

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パイロット 「ボーテックス (Vortex)」 のレビュー

 パイロットのボーテックス、Fニブです。

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(1)外観、首軸

 ボーテックスの外観はかなり特徴的です。大きい透明のキャップ、長い首軸に短い胴軸、原色を大胆に使ったポップなデザインと、一般的な万年筆の形状とはかなり異なります。それなりに好みが分かれるデザインかもしれません。

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 中でも一番特徴的なのは、首軸のラバーですね。この凸凹のラバーは、ロットリングのスキンのような、「弾力で手が痛くなるのを防ぐ」ことを目的としたものとは少し違います。ボーテックスの首軸は、多少の弾力はありますが、基本的にはすべり止めの役割がメインではないかと思います。

 私は乾燥肌の持ち主で、金属の首軸が滑りやすくて苦手という体質なので、こうした工夫された首軸は有り難いです。

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 しかも、ラバーがついた首軸がとても長いというのは有り難いですね。人によって、首軸のどこを持つかは大きく異なります。ですので、この長いラバーグリップのおかげで、万年筆の先端付近を持つ人から中央部分を持つ人まで、どんな筆記スタイルにも合わせられるという訳です。

 この長い凸凹のラバー部は、デザイン的にはあまり格好良い物とは言えませんが、実用性を考えると、とても良くできていると思います。

(2)ペン先

857  ペン先は鉄ペンです。半分ぐらい隠れている独特のスタイルですね。多少の弾力はありますが、基本的には硬めのペン先と言っていいでしょうか。ペン先品質はパイロットらしく、安定していて良い書き味だと思います。

 このペン先で書いた筆跡は、カスタム74を始めとする金ペンとはだいぶ異なりますね。パイロットの金ペンは、かなり多めのインクフローで気持ちよく書ける反面、にじむ紙やインクを用いると、線がぼやけがちになるという特徴を持ちます。

 しかしボーテックスでは、インクフローは適度で、縦横の幅が同じのきっちりとした文字を書きやすいです。細かい文字を楷書で綺麗に書きたい場合は、カスタム74よりもボーテックスの方が向いていると私は思います。プレラも同様の傾向があります。

 ただその代わりに書き味は平凡で、金ペンのような「書いていて楽しい」という感覚は乏しいでしょうか。

(3)キャップ

 このボーテックスの最大の問題は、キャップにあると思います。キャップはネジ式なのですが、締めるのに必要な回転数が三回転と多いのです。

 →ネジ式万年筆におけるキャップ回転数の一覧

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 これは非常に気になります。一度や二度なら良いのですが、日常的に使うとなると、この回転数は面倒に感じます。万年筆はその性格上、ペン先が乾くことを防ぐために、キャップの開け閉めを頻繁に行うものです。それだけに、キャップを閉めるのが面倒というのはかなりのマイナスポイントです。


 さらに、私のボーテックスはキャップを閉めるときに、ギコギコと結構大きな音が振動と共に鳴るようになってしまいました。最初からなのか経年劣化かどうかよく分かりませんが、数多く万年筆を持っている中で、この症状が出ているのがこのボーテックスだけなのは事実です。

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 この面倒さと音の問題のダブルパンチで、このボーテックスはインクを抜いている時期の方が長いですね。書き味や首軸の滑りにくさなどは評価していますから、たまにインクを入れて使うのですが、レギュラーとして常用しようという気にはなれません。

(4)改造

 このボーテックスですが、ゲルインキボールペンの方は嵌合式なんですよね。ですので、万年筆と胴軸部分を入れ替えて、嵌合式のボーテックスを作り出すことが出来ます。ブログ「カフェイン依存症気味なエンジニアの雑記」さんが、そのレポートを書いておられます。

 →PILOT ボーテックス 万年筆&ゲルインキボールペン比較 (カフェイン依存症気味なエンジニアの雑記)


 この改造によって、ボーテックスの最大の弱点がなくなるわけですが、残念ながら、ゲルインキボールペン版はすでに廃番になってしまいました。なので、流通在庫を探す必要がありますから、今から改造に乗り出すのは難しいでしょうか。

(5)筆記バランス

 胴軸が短いだけに、キャップを後ろに嵌めるのは必須だと思います。胴軸もキャップも軽量ですから、リアヘビーになるなどの問題もなく、大量筆記もしやすいです。ラバー付きの首軸は細めですから、太軸が好みではない人に特に合っているでしょうか。

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 キャップを後ろに嵌めるときは、嵌合式でパチンと嵌める方式です。そのせいもあってか、キャップをしまうときに、ネジ式なのにそのまま押し込んでしまう、という勘違いを私はしがちです。

(6)コンバーター

 両用式の万年筆で、CON-20とCON-50が使えます。最強コンバータであるCON-70が使えないのは残念です。

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 CON-50を使う場合、胴軸でインク窓が隠れて、インクがどれだけ入っているのか分かりにくい点は、マイナスポイントですね。

(7)総評

 色々な意味で特異な部分を多く持つ万年筆です。低価格であることやラバーグリップ、安定した筆記線はボーテックスを魅力的なものにしていますが、一方でキャップを閉めるのが面倒という問題も持ちます。

 功罪の両方を持つ、クセのある万年筆と言えるでしょう。そういう意味で、誰にでも手放しで勧められる万年筆ではありません。しかし書き味は安定していますから、低価格万年筆の購入を検討している人には、良い候補の一つと言えるのではないでしょうか。

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※スペック一覧

・重さ 全体:17g キャップ:9g キャップなし:8g
・長さ 全長:12.6cm キャップなし:11.5cm 後尾にキャップ:15cm
・太さ 首軸最小径:9.5mm 首軸最大径:11mm 胴軸最大径:12mm 胴軸最小径:10mm キャップ先端:15mm キャップ後端:10mm

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家計簿&資産管理ソフトの「マスターマネー6」がついにリリース

381  私がメインで使っている家計簿ソフトは「マスターマネー」ですが、7月10日に新バージョンが出ます。ようやくという感じですが、ともかく新バージョンが出るのはめでたいことです。

 詳しいバージョンアップ内容は、これから発表になるみたいですね。

 →マスターマネーWin版最新情報 (プラト株式会社)

 私はパソコンで家計簿をつけてお金を管理しています。家計簿の話は、以前にも記事にしました。

 →パソコンで家計簿のススメ

■マスターマネー家計版6が…

 このマスターマネーの新版のリリースは、元々は2008年の春頃という告知だったんですよね。それからずっと延び延びになって、ようやく発売というわけです。少し待ちくたびれてしまいましたが、ともかくも無事リリースされて、一安心です。

 まあ、本当のところを言うと、現状のマスターマネーの機能で十分満足しているので、特にバージョンアップしなければならない理由があるわけではありません。しかし、ほとんど毎日使っているソフトだけに、久々の新バージョンは嬉しいですね。

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 ただ、一つ問題があります。それは、本家の「マスターマネー6」は7月10日発売ですが、そのライト版と言える「マスターマネー家計版6」は、10月頃発売と遅れるんですよね。私は本格的な株式投資とかはしないので、家計版を使ってます。ようやく発売かと思いきや、あと半年も待たされるのは、ちょっとつらいです。

 とは言え、本家の評判を聞いてから購入できるというのはメリットではありますが。

■Microsoft Money

(06/11 追記) 今日聞いたニュースですが、「Microsoft Money」の販売が打ち切られるそうですね。

 →マイクロソフト、「Microsoft Money」の販売を打ち切りへ (CNET Japan)

 MS Money は、私が家計簿ソフトを導入するときに検討をしたものの一つです。オンライン機能が充実している点は魅力だったものの、家計簿として使うにはあまりに高機能で複雑すぎて、断念しました。どちらかと言えば、資産管理の方のウェイトが高いソフトでしたね。

 こうして販売打ち切りとなった今からすると、結果論ですが、マスターマネーの方にしておいて正解でしたね。

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万年筆入門者に役立つ動画 & パイロットの二重ペン芯構造

 ブログ「D-blog」さんの記事で知ったのですが、アサヒヤ紙文具店で、カスタム743での筆記やタッチに関して、複数の動画が掲載されています。「FとSFの比較と、フォルカンの筆記特性」「MとSMの比較と、ウェーバリーの筆記特性」の2つがアップされています。特殊ペン先がどういうものかを知る上で、とても役立ちます。

 →パイロット 万年筆 カスタム743  (アサヒヤ紙文具店)

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■パイロットの二重ペン芯

 またこのページでは、パイロットの「二重ペン芯」についての解説があります。カスタム743などのパイロットのペン芯は、外から見える通常のペン芯の内部に、円柱状のもう一つのペン芯が組み込まれているそうです。この構造のために、首軸付近までインクを浸さなくても、インク吸入ができます。また、安定したインクフローにもつながっているそうです。

 この二重ペン芯の話は、初めて知りました。パイロットのペン芯先端部には独特の構造があることには気がついていましたが、二重構造になっているとは思いませんでした。単なるデザインかと思ってました。(^^;

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849  試みに CON-70 をつけて、水の中でシュポシュポしてみた所、ペン芯前面の二重構造になっている部分の穴から水が噴き出すのが確認できました。

 なかなか工夫されていますね。パイロットはインクフローがとても良く、また安定したインク供給で信頼感がありますが、こういう所にもその原因があるんですね。


 以下のページには、パイロットの二重ペン芯構造の特許情報が載っています。

 →二重ペン芯における内芯構造 (革新的発明と製品情報)


■万年筆入門者に役立つ動画

 アサヒヤ紙文具店の他にも、万年筆関連の動画がネット上にあります。パイロットの公式サイトでは、万年筆が気になり始めた人に向けた特集ページが作られています。先日、その第2回が更新されました。その中で、万年筆に興味を持った人に役立つ動画がいくつも掲載されています。

 「万年筆のインキの入れ方」「基本的な持ち方・書き方」「基本的なお手入れの仕方」「使用時のワンポイント」の4つについて、動画が掲載されています。

 →パイロットライブラリー 第2回「万年筆の使い方」 (PILOT 公式サイト)

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 また、以前に記事にしましたが、万年筆の製造過程が分かる映像もネットで見られます。こちらもパイロットですね。

 →万年筆の製造過程が分かる映像

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ビスコンティ「オペラ・マスター ピアネータ」と「ヴァン・ゴッホ カプチーノ」が発売に

 ビスコンティから、気になる万年筆がいくつか発売されています。まず一つは、日本限定モデルの「オペラ・マスター ピアネータ」です。

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 →ビスコンティ 限定品 オペラ・マスター ピアネータ 万年筆 (高級万年筆の文栄堂)


 独特の風合いのある柄ですね。派手な色軸が好きな私の趣味からは少し外れるかな。ただ、こういう柄は写真と実物とで印象が変わることが多いですので、実物を見て判断したい所です。

 これは "オペラ・マスター" ですので、ダブル・タンク・パワーフィラー方式を採用した吸入式です。その独特な機構については、ブログ「カフェイン依存症気味なエンジニアの雑記」さんが、その方式を採用した「オペラ・マスター デモ レインフォレスト」を使って、詳しいレビューをアップされています。

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 →オペラ マスターのダブルタンク・パワーフィラー (カフェイン依存症気味なエンジニアの雑記)

■Opera Club の試作品?

 これはブログ「道化は踊る」さんのこの記事で知ったのですが、海外のネット通販で、"Opera Colore" なるモデルが発売されているそうです。これは通販ページの説明によると、オペラ クラブの試作品モデルで、一般に売り出されている万年筆ではないようです。試作品だけに、販売数がとても少ないようですね。

 →Opera Colore (Pens.it)

 試作品で希少なモデルにしては、価格はそれなりにリーズナブルですから、気に入ったという方は、突撃してみても良いのではないでしょうか。

 個人的には、Malachite green と Light blue が好みの柄ですね。ただ、オペラはすでにサマータイムイエローを持っているので、今ひとつ購入には踏み切れないですね。渦模様は個体差も大きいですから、ネット通販ではどのような柄が来るか分からないというリスクもありますし。悩ましい所です。

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 →VISCONTI 「オペラ」 のレビュー

■カプチーノ 万年筆

 ビスコンティの万年筆としてはもう一本、「ヴァン・ゴッホ マキシサイズ カプチーノ 万年筆」も気になってます。

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 →ビスコンティ 限定品 ヴァン・ゴッホ マキシサイズ カプチーノ 万年筆 (高級万年筆の文栄堂)


 私は最近、ペリカンの世界の史跡シリーズ「グランプラス」が気になってます。販売当時はそれほど魅力を感じなかったのですが、最近になって、あの茶色の独特な模様が好きになってきたのです。ただ、首軸と尻軸が茶色一色なのと、すでにM600を持っているということから、購入までには至っていません。

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 そうした中で、ヴァン・ゴッホ カプチーノ の発売を知りました。全く同じ柄ではないものの、似たような茶色の模様です。ヴァン・ゴッホはまだ持っていないだけに、書き味への期待もありますから、購入の有力候補です。

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丸善から創業140周年を記念して、限定万年筆「檸檬」が発売に

842  丸善から、限定万年筆として「檸檬」が発売されるそうです。創業130周年の時に販売されて好評を博した「檸檬<LEMON>」の復刻的な位置付けでしょうか。

 胴軸は鮮やかなレモン色で、ペン先にもレモン柄が配されています。鮮やかな万年筆に仕上がってますね。

 新潮文庫版の梶井基次郎『檸檬』をセットにして、6月17日から発売になります。

 →丸善、創業140周年記念のオリジナル万年筆「檸檬」を発売 (日経プレスリリース)
 →丸善 創業140周年記念限定万年筆「檸檬」 (丸善インフォメーション)


■レモン色

 黄色の万年筆はそれほど数が多いと言えませんから、これはなかなか注目株ですね。前回の記事にも書きましたが、私はあまり黄色系統の万年筆は持ってませんし。

 →色軸万年筆を "マンセル色相環" 風に並べてみた


843  ただ細字好きとしては、字幅が M のみの販売というのは大きな問題です。もうちょっと色々な字幅を揃えてくれると有り難かったのですが。中字のみの発売となると、残念ながらスルーせざるを得ないですね。

 1400本の発売というのは、昨今の限定品としては数が多い方ですね。さすがに予約だけで売り切れるということはなさそうかな。店頭で実物を見て買う余裕もありそうです。


■パイロット製?

 この万年筆はどこのOEMなんでしょうね。今の丸善のオノトモデルやアテナはパイロットのOEMだそうですので、これもパイロットでしょうか。ショップオリジナルの万年筆と言えばセーラーが定番ですが、パイロットだとすると、少し珍しいですね。

 重さや長さからすると、カスタム845あたりがベースでしょうか。

 もしカスタム845がベースだとすると、表面が漆であればさらに嬉しいのですが、さすがにそれは難しいでしょうか。以前に紹介した"ナガサワオリジナル"の中屋万年筆『黄朽葉』みたいな漆塗りなら、たとえ字幅がMでも突撃したかもしれません。(^^;

 →再入荷いたしました (NAGASAWA PenStyle DEN)


 黄色のショップ限定万年筆と言えば、文栄堂の「ゆず」もありましたね。まだ中字は残っているみたいですから、黄色の万年筆が欲しい方は、こちらも良い候補の一つとなるのではないでしょうか。「ゆず」の方はセーラーOEMです。

 →文栄堂オリジナル万年筆 “ゆず” が復刻に

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色軸万年筆を "マンセル色相環" 風に並べてみた

835  私は派手な色の万年筆が好きです。また、似たような万年筆を買うのはあまり好きではないので、まんべんなく購入する傾向があります。

 ということで、どれぐらいの割合で色軸を購入しているのかを調べてみました。色相環にはPCCS色相環やオストワルト色相環など、色々な体系があります。今回はマンセル色相環の形で所有する万年筆を並べてみました。


■ブルーとレッドが強し

 こうして並べてみると、青色系統が多いのが目に付きますね。特に優先して購入しているというわけではないのですが、いつの間にか増えています。これは、多くのモデルで、ブルーがラインナップされていることが多い、というのが影響しているのかもしれません。

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 赤がそれなりに多いのは予想通りです。私は結構赤色の万年筆が好きなので、優先して購入することが多いです。今一番のお気に入りは、中屋万年筆の「十角軸 赤溜」です。

 →中屋万年筆の 「十角軸 赤溜」 が届く

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 それに対し、弱いのは黄色と紫ですね。これは、それらの色があまりラインナップされていないことが影響していると思います。特に紫はなかなか良い感じの万年筆を見ません。私が次の中屋万年筆で、桔梗や菖蒲色の万年筆購入を検討しているのは、あまり紫が市場にないからだというのが理由の一つになってます。

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 黄色の場合は、ゴールドプレート仕上げの金色の万年筆で満足してしまっているというのも、あまり持っていない理由の一つになるでしょうか。

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 黄色に近い色のオレンジも少なめですね。これは、オレンジ万年筆の代表格であるドルチェビータを早々に手に入れたことで、オレンジへの欲求が満たされてしまったのが、オレンジへの購入意欲がわかない理由となっているのではないかと自己分析してます。

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 個人的に意外に感じたのが、緑系統です。緑色の万年筆はあまり売れない、という話を聞いたことがありますが、私のコレクションを見ると、それなりに緑系統が多いですね。特に意識して増やしたわけではないのですが。

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■これからの課題

 私が今欲しいと思っているのは、紫とピンク色の万年筆ですね。どちらもあまり売られていないので、なかなか厳しいのですが。

 なお、今回の撮影では、黒色と白色、シルバーとゴールドの万年筆は対象外としてます。私は銀軸万年筆も、色軸と同じぐらい好きなので、銀は色軸に対抗できるかなりの勢力になってます。

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万年筆関連ブログ 定点観測 2 (09/06/02)

鹿角の利用 ~鹿角万年筆試作結果 (鳥獣害ニュース
[万年筆] 鹿の角で万年筆を作ることは出来ないか、という話。製品化は難しいようですが、試作の鹿角万年筆の写真はとても興味深いです。どーむさんの記事でこのことを知りました。


MY FOUNTAINPEN 01062009 (MY MUSEUM
[万年筆] こちらは手作り銅製品での特注万年筆。叩き出しの銅の感じが良いですね。プラチナの銀無垢鍛金のような感じなのかな。


色彩雫の山栗を購入したので、パイロットインキをペーパークロマトで分析してみる。 (趣味と物欲
[インク] パイロットインキのペーパークロマトによる分析です。さすが自作インクを作られている方だけあって、インクに対する造詣の深さには脱帽です。パイロットインクは価格が安いですが、優秀なんですね。


温もりの万年筆 ナミキの中型 (左利きの万年筆
[万年筆] Namikiと言えば50号のペン先というイメージがあるのですが、20号というのもあるんですね、知りませんでした。20号ペン先の特徴については、こちらにも書かれています。
 →ナミキ 万年筆 漆コレクション中型 (スミ利文具店)


やってみました♪ (道化は踊る
[改造] パイロットの CON-20 のゴムサックと空きカートリッジを使って、ミニ万年筆用コンバーターを作るお話。ミニ万年筆用には、カートリッジにスポイトでインクを注入するのが定番ですが、これは新しい方法ですね。


リップスティック? (Mew's Room
[万年筆] リップスティックのようにペン先を繰り出すタイプのモンテベルデの Diva です。面白いギミックですが、首軸の回転が固定されないのは、ちょっと扱いにいかも?


万年筆のベッド (ペリカン堂万年筆本舗
[グッズ] 万年筆の収納方式に悩んでいる私ですが、こういう小さな棚式の収納方式も悪くないかも。個人的に、万年筆をペン立てに立てるのは好きではないですが、横置きなら良い感じです。


再入荷いたしました (NAGASAWA PenStyle DEN
[ショップ] "ナガサワオリジナル"の中屋万年筆『朽葉溜』が再入荷とのことです。個人的には『黄朽葉』が気になります。黄色の漆というのはどんな感じなんでしょうかね。機会があれば、実物を見てみたい所です。


SAILOR21kプロフィット万年筆 (シューちゃんの万年筆日記
[万年筆] 2003年に、阪神タイガースがリーグ優勝した時の記念万年筆です。この万年筆の黄色軸を、私も実際に店頭で見たことがあります。今から思えば、その時に買っておけばよかったと、ちょっと悔やんでます。


色彩雫 冬柿と土筆と山栗 (RemのDigitalCaravan
[インク] 色彩雫の新色が出てからしばらく経ってますから、色々なブログで購入報告やレビューがあがってますね。代表してこちらの記事を。


CROSS C-Series Carbon Black (B)ぺん★ぱれーどっ!
[万年筆] 最近発売になった、クロスの C-Series のレビュー。首軸がラバーグリップ調に加工されているのは興味深いです。

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