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セーラーの吸入式万年筆 「プロフィットレアロ」 についての雑感

964  amazonに注文していた『趣味の文具箱 Vol.14』が届きました。話題のプロフィットレアロの記事は興味深かったです。

 モンブラン146と区別がつかないのでは、と心配していましたが、杞憂でした。アウロラ型の透明窓はかなり存在感を持った外観で、キャップを閉めてもインク窓が見えることもあって、モンブラン146とはかなり違った印象の万年筆に仕上がっています。第一印象はかなり好印象ですね。

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 →インクを楽しむ吸入機構のプロフィットが登場!! SAILOR(セーラー) プロフィットレアロ 万年筆 (ペンギャラリー報画堂)

■インクビュー

 記事の中で興味深かったのは、透明のインクビューとインクタンクを構成する筒型のシリンダー部です。レアロではシリンダー部が胴軸と一体となっていますが、プロフィットレアロではシリンダーが別パーツになっています。これはうまく考えられた構成ですね。これなら、胴軸パーツを変えるだけで、簡単に色軸や特殊材質軸のプロフィットレアロを作れるのではないでしょうか。

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 このプロフィットレアロにはかなりの物欲が刺激されるものの、私はあまり黒軸は好きではありません。なので、カラー軸やモザイク軸などのバラエティ豊かな展開を期待しています。

「プロフィットレアロ・モザイク」
「プロフィットレアロ・スターリングシルバー」
「プロフィットレアロ・マイカルタ」
「プロフィットレアロ・スケルトン」
「プロフィットレアロ・ブライヤー」

 などが発売されると嬉しいのですが。


 プロフィット型ではなく、プロフェッショナルギア型のレアロも期待したいですね。シリンダー部を流用すれば、出来そうに思えます。ただ、尻軸部は新設計が必要ですから、こちらはちょっと難易度が高いかな。


■吸入量とインナーキャップ

 インク吸入量は約1ccで、0.6ccのコンバータの2倍ほど吸入出来ます。ただ、「1.37ccのモンブラン146」や「1.22ccのペリカンM800」といった他の吸入式万年筆と比較すると、少しだけ少なめでしょうか。これはシリンダー部を別パーツとしたために、タンクの直径が細めになってそうなのが影響しているのかもしれません。もっとも、大きな差があるわけではありませんし、またインクタンクを大きくすることにはデメリットもありますから、問題のある仕様というわけでもないでしょう。

 →吸入式万年筆のインク吸入量が少ない理由


 プロフィットレアロではインナーキャップも改良されており、バネで可動式になっているそうです。ちょうどプラチナのプレピーと同じ構造ですね。

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 このおかげで気密性が高まり、インナーキャップが脱落するという事態は防げますね。ただ、金属部品を使ってますので、注意は必要でしょうか。キャップを水洗いした後などは、しっかりと水気を乾燥させないと、バネが錆びたりしそうです。もっとも、バネが錆びても、万年筆として使えなくなるわけではないですけれど。

 →プロフェッショナルギアのインナーキャップが外れた

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■今後の展開

 ついにレギュラー品として回転吸入式の万年筆が発売されたわけですが、今後の展開はどうなるんでしょうね。パイロットのカスタム823みたいに、吸入式の万年筆は一つのモデルだけ、となっては寂しいです。ペリカンやモンブランのように、一定価格以上の高級ラインでは吸入式が基本、という形になってくれれば嬉しいですね。

 ただそういう事態になると、私の財布が相当に軽くなってしまいそうですが。(^^;

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万年筆 / つぶやき」カテゴリの記事

コメント

情報有難う御座います。

(注文しましたが)趣味の文具箱14は、未だ届いていないので助かります。

プロフィット21のサイズや形は、個人的に好きですし、容量はちょっと少なめですが、現行のコンバーターと比較すると大きな進歩なので買わない理由が無いですね。

値段も31,500円と予想外に安いので、コレは買うでしょうね。

なんだかんだ言って、吸入式は好きですし。

多少、仕様は違うようですが吸入機構に関しては実績があるので大丈夫でしょうが、インクビューの強度とかは気になりますね。

投稿: レッドのコッカー | 2009年7月31日 (金) 11時50分

セーラーの万年筆のフォルムはどれもよく似ていて、この吸入式の窓は違いをハッキリさせてくれますね!

レッドのコッカーさんがおっしゃる様に窓の強度は気になりますね……純正インクを使わないと溶けてしまうとか(笑)!

投稿: たがみ たけし | 2009年7月31日 (金) 14時06分

 レッドのコッカー さん、こんにちは。

 価格の安さは嬉しいですよね。事前には4万円ぐらいするかな、と思っていたのですが、カスタム823と同じく3万円台に押さえてくれたのはありがたいです。これなら、カラー軸や特殊材質軸のモデルを製作したとしても、なんとか5万円以内に収まるのではないかと期待しています。

 インクビューの強度は、長く試験をしたみたいですので、大丈夫だとは思うのですが、やはり心配な所ですね。かつてのアウロラもデルタも、最初の吸入式では、インク窓の所でポッキリいったという事件がありましたし。まあ、そうした初期不良は初代レアロで出し切ったと思いたい所です。

投稿: EF Mania (管理人・改名中) | 2009年8月 1日 (土) 10時22分

 たがみ たけし さん、こんにちは。

 アウロラの最初期のオプティマでは、特定のインクでインク窓が壊れたみたいですね。ただ、昔に比べると、今のインクはどれも極端な性質のものは少なくなっていますから、今のインクを使えば問題ないのかもしれません。
 特にセーラーのジェントルインクは、混ぜることが可能なぐらいのインクですから、純正インクを使うのがやはり無難でしょうね。

投稿: EF Mania (管理人・改名中) | 2009年8月 1日 (土) 10時40分

プロフィットレアロ、なかなか良い感じですよね!
定番品ということですので、購入された方のをいじらせてもらってからでもおそくはなさそうです。
さて、国産定番品で次に回転吸入式になるのはどこでしょうね?
楽しみです♪

投稿: 二右衛門半 | 2009年8月 2日 (日) 00時13分

 二右衛門半 さん、こんにちは。

 吸入式で発売していないのはプラチナですが、ちょっとプラチナでは期待薄なような。(^^; プラチナは"我が道を征く"という感じですし。どちらかと言えば動きは活発なのは中屋の方ですので、あるとすれば中屋の方の気がします。ただ、ああいう機構的な開発は、中屋は苦手かな…

投稿: EF Mania (管理人・改名中) | 2009年8月 2日 (日) 00時59分

プラチナは過去には何回か吸入式を発売していましたよ。
最近では70周年記念がありますし、その前にはリージェンシー。
更に戦争前後にもあったようです。
リージェンシーはセネターをそのまま使ったという説がありますけど、70周年はいいですよ!
戦争ごろのは、実物は見たことがありませんが、設計図が残っているようです。

投稿: 二右衛門半 | 2009年8月 2日 (日) 08時40分

 二右衛門半 さん、こんにちは。

 さすが二右衛門半 さん、お詳しいですね。私はそれらの名前も初めて聞いたという状態です。よく考えれば、昔の方が吸入式が多かったんですよね。私が万年筆に興味を持ち始めたときには、すでに両用式全盛の時代でした。
 両用式の方が便利ですし、カートリッジの売り上げがあるのでメーカーにとっても都合が良かったのでしょうけれど、時代が一巡して、人々が万年筆に求めるモノが変わってきた今、また吸入式の時代がやってきたのかもしれませんね。

投稿: EF Mania | 2009年8月 2日 (日) 11時25分

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