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ビスコンティ 「ヴァン・ゴッホ マキシサイズ カプチーノ」 を入手

 ヴァンゴッホの北米限定カラー「カプチーノ」を購入しました。これでオペラに続き、2本目のビスコンティです。

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■Visconti Van Gogh Cappuccino

 私は以前から、ヴァンゴッホには興味がありました。しかし、ヴァンゴッホはタートルを除いて鉄ペンなので、今ひとつ購入に踏み切れませんでした。唯一の金ペンであるタートルを購入しようかと思ったこともありましたが、スケルトン風味の外観は、私の好みからは外れていました。

 そうした中、ヴァンゴッホに金ペンのマキシサイズが発売され、購入対象に入ってきました。トラモントに続き、カプチーノが発売され、すっかりカプチーノの外観に惚れ込んで購入に至りました。

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 購入理由には筆記バランスもあります。このヴァンゴッホは、首軸が金属で胴軸がレジンという構成のため、キャップを後ろにつけなければ、重心が結構前の方にあります。私は万年筆の場合、前の方を持って、立てて筆記します。なので、そういう前寄りバランスの万年筆が好きです。重めの万年筆ですが、重心の関係で快適に筆記出来ます。

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■模様の個体差

 さてこのカプチーノですが、模様の個体差が相当にあります。私はいくつかの店で何本ものカプチーノを見てきましたが、一本一本で大きく模様が異なりました。もちろんこの手の模様の場合、個体差があるものだというのは承知しています。しかし、他の個体差がある万年筆に比べても、このカプチーノはトップクラスの個体差があると思います。

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 私はいくつかの店頭で複数の個体を見てきましたが、全体的に濃い茶色ばかりの個体もあれば、白い部分が固まりのように浮き出ているのもありました。個体ごとに全く表情が異なりますので、このカプチーノは実際に店頭で見てから、好みの個体を購入された方がいいと思います。

 (※ただ、100本の限定品ですから、複数本用意している店を見つけるのは難しいかもしれません。)

 私が購入したのは、比較的白い部分が淡い感じの一本にしました。雲のように薄く白い部分が全体にかかっているのが私の好みに合っていました。

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 最終的にこれに決めましたが、惜しい一本もありました。その一本は、まるで珈琲の表面にクリームを垂らしたかのように、白い部分が渦を巻いている模様で、とても綺麗でした。見た瞬間、「これを買おう!」と思ったものですが、実際に手に取ってみて裏返してみるとガッカリでした。裏側の模様が、思いっきり破綻していたのです。生理的にムリと言えるような破綻具合でしたので、残念ながら却下しました。しかしそれにしても、あの表側の模様の美しさは完璧でしたね。

■しなりのあるペン先

 マキシサイズですので、オペラと同じ大型ペン先です。ただ、オペラと違い、ヴァン・ゴッホのペン先は柔らかく、弾力のあるペン先です。しなりのあるペン先が好みという方は、このヴァン・ゴッホ マキシサイズは、良い候補になるのではないでしょうか。

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 首軸やペン先、リングやクリップと、全てが金色ですので、とてもゴージャスな印象の一本です。

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 なおこのペン先は、アウロラのオプティマのように回転させることでペン先ユニットが外れます。オペラと互換性がありますので、交換することも可能です。ヴァン・ゴッホで細字が書きたいときは、交換する時もあります。

 (※ただし、保証外の行為です。ペン先ユニットを外すときにニブに力が加わって、ペン芯ズレが起きたりする可能性もありますので、真似されない方がいいと思います。)

 →VISCONTI 「オペラ」 のレビュー

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※スペック一覧

・重さ 全体:32g キャップ:14g キャップなし:17g
・長さ 全長:14.
5cm キャップなし:12.8cm 後尾にキャップ:16.8cm
・太さ 首軸:11mm 胴軸最大径:1
3mm キャップ最大径:15mm

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コメント

なぜコンバーターから直接インキ吸入をしてはいけないかについて神戸でN氏が、「コンバーターは付け外しをするときに口の部分に掛かる負担がカートリッジよりずっと大きいので何度も付けたり外したりするとすぐにゆるゆるになる」と仰っていました。
たかが撮影ごときで簡単に外していてはすぐにコンバーターがダメになります。
今後は注意しましょー。

投稿: 二右衛門半 | 2009年8月 3日 (月) 20時02分

EF Maniaさん、こん○○は。2本目のヴィスコンティですか。実は、趣味文14号に、オペラマスターリミテッドとトラベルインクポットの
記事が出ていたのを読んで、かなり物欲を刺戟されています。ダブルタンクパワーフィラーかぁ…インク吸入方式にこれだけの執着
を示すのは、往年のシェーファー以来ではないでしょうか。ああ、しかし、住宅ローンのボーナス払分が飛んでいくと、なけなしの
ボーナスは既に底を尽き…
やっぱりイタリア製は個体差が大きいんですね。私は田舎に住んでいるものですから、大都会島へ渡ってショップめぐりといったこと
がなかなかできません(交通費だけでパイロットのカスタム743が安売店で買えます)。毎日手にする道具ですから、書いて良し、
眺めて良しが理想ですよね。

投稿: 狂四郎 | 2009年8月 4日 (火) 01時55分

 二右衛門半 さん、こんにちは。

 コンバーターの件は承知しているのですが、ついつい頻繁に外してしまいます。私は結構な頻度で万年筆を洗いますが、その際にも外してコンバーターを洗いますので、コンバーターの口はたぶん劣化しているでしょう。ただ、そういう問題以上に私は万年筆を大量使用しますので、仕方がないとちょっと諦めています。
 今まで経験したコンバータのトラブルと言えば、ウォーターマンで口にヒビが入ったということがありました。頻繁に抜き差ししたのが原因かどうかは分からないのですが。

投稿: EF Mania | 2009年8月 4日 (火) 23時04分

 狂四郎 さん、こんにちは。

 オペラマスターリミテッドと言えば、EEFが文栄堂で発売されていた万年筆ですね。私の場合は、ダブルタンク・パワーフィラーという機構上のギミックに加え、字幅の天からもかなり物欲が刺激された一本でした。胴軸も単調なブルーではなく、綺麗ですよね。ただ、予算的に厳しいのと、やはり重さがネックになって、購入には踏み切れないですね。できれば、もっと財布に優しい廉価モデルで、ダブルタンク・パワーフィラーを実現して欲しい所なのですが。

 模様の件は、イタリア製だからというより、そもそも個体差がどうしても出てしまう素材を使っているからだと思います。もっとも、そういう素材を大胆に使う所がイタリアらしい、と言うことも出来ますが。

 私の住んでいる県でも、万年筆を多く扱っている店は多いとは言えないのですが、1時間ほど電車に乗れば大阪に行ける分、他より恵まれているのかもしれません。

投稿: EF Mania | 2009年8月 4日 (火) 23時33分

ヴィスコンティのコンバーターは割と丈夫なんですか?
私の知る限りではコンバーターの口が弱いのは(少し古い)ウォーターマンと(現行も含めた)カラン・ダッシュです。
そのあたりは要注意だと思います。

投稿: 二右衛門半 | 2009年8月 5日 (水) 07時44分

 二右衛門半 さん、こんにちは。

 どうなんでしょう。私が持っているのが2本だけで、しかもそれほど年数が経っているわけではないので、よく分からないです。ただ、手持ちのビスコンティの2本は、両方ともコンバーターにネジが切ってあるねじ込み式なので、ひょっとしたら丈夫なのかもしれません。

 ウォーターマンとカラン・ダッシュのコンバータが弱いのですね。情報ありがとうございます。昔の弱いウォーターマンが今のとが同じなのかどうかは分かりませんが、見た感じ、今のウォーターマンも弱そうな気がします。

投稿: EF Mania | 2009年8月 5日 (水) 20時01分

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