セーラーから 「SETOUCHI屋島」 が発売に
セーラーの新しい百貨店限定万年筆として、「SETOUCHI屋島」が発売になりました。香川県の "瀬戸内海国立公園 屋島" の風景を蒔絵で胴軸に施すという、一風変わった万年筆です。高松三越で、30本が限定販売されます。
→高松三越限定オリジナル万年筆 『SETOUCHI屋島』 (セーラー公式サイト)
■独特な蒔絵
蒔絵万年筆と言えば、黒軸に花鳥風月を描いたもの、というイメージがありますが、これは現代的なイメージがある蒔絵ですね。蒔絵というよりは、洋風絵画を描いたという感じがします。ビスコンティの「マッツィー コレクション」的な印象がある外観です。
以前から三越の各百貨店は、セーラーと組んでのオリジナル万年筆を発売してきましたが、高松三越は他とは違う製品を出してきますね。以前の「SANUKI オリーブとホトトギス」も、やはり高松三越でした。
→セーラーから「SANUKI オリーブとホトトギス」が発売に
今回のオリジナル万年筆は、蒔絵だけに31,500円と少し高めですが、蒔絵ということを考えれば、十分にお買い得と言えるのではないでしょうか。黒軸ではない蒔絵が欲しいという方、描かれている絵が好みという方は、よい購入候補になると思います。
(※過去の百貨店限定 セーラー万年筆)
→セーラーから 「伊勢丹新宿店限定 プロギア ネイビーブルー」 が発売に
→セーラーから、阪急うめだ本店限定「黒檀万年筆」が発売に
→セーラーから「プロギア スモークグリーン」が発売に
→セーラーから「日本橋三越本店限定 カプリ・ブルー」が発売に
→セーラーから「三越松山店限定 暁-あかつき-」が発売に
→セーラーから「日本橋三越本店限定 "モカ"」が発売に
→セーラーから「SANUKI オリーブとホトトギス」が発売に
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コメント
黒地に柄というのは友禅染でもありますし、大和絵でもあります。
まさか金地に絵を描くわけにも行かないですから、黒地で正解では?
少なくとも私はそう思っています。
投稿: 二右衛門半 | 2009年11月 2日 (月) 23時16分
二右衛門半 さん、こんにちは。
蒔絵としては、やはり黒地が妥当でしょうか。私は蒔絵に詳しくないだけに、どうしても自分の好みで、カラー軸の方に軍配を上げてしまいます。まあ、私には蒔絵は似合わないということなのかもしれないですけれど。(^^;
投稿: EF Mania | 2009年11月 2日 (月) 23時58分
安達功太です。^^
ご当地モノを入れると、セーラーは何種類くらいのバリエーションを出してるんでしょうかね。
実は私の住む島根県松江市にも、「松江城バージョン」が存在します。w
水面下では、恐ろしい数が存在しているように感じる今日この頃…。
鳥取県などは、金粉で「砂丘バージョン」なんかがあったりして。(笑)
投稿: 安達功太 | 2009年11月 3日 (火) 21時32分
↑金粉砂丘バージョンがあったら、それは欲しいなぁ。
でも、実際は鉄粉が蒔いてあり、たたら製鉄をモデルにしたのが出る程度だったりして!(笑)
投稿: 二右衛門半 | 2009年11月 4日 (水) 08時07分
安達功太 さん、こんにちは。
松江城バージョンのセーラー万年筆ですか。Googleで調べてみた所、これですかね。
http://info.bunbundo.net/?eid=1127257
気がつかない所でも、いろいろなバージョンがあるんですね。生産本数が少ないようですけれど、セーラーとしては利益が出ているのかどうかがちょっと心配だったり。万年筆に興味を持ってもらえればそれでいい、という感じなんですかね。ユーザー側としては、いろいろなモデルを作ってくれるのは嬉しいので、これからもセーラーにはこの路線を続けて欲しいです。
投稿: EF Mania | 2009年11月 4日 (水) 15時58分
二右衛門半 さん、こんにちは。
砂丘でしたら、サハラを作ったペリカンに頼んでみるという手も・・・(^^;
投稿: EF Mania | 2009年11月 4日 (水) 15時59分
EF Maniaさん☆
>松江城バージョンのセーラー万年筆ですか。Googleで調べてみた所、これですかね。
>http://info.bunbundo.net/?eid=1127257
あれっ・・・?私の知っている「松江城バージョン」と違う!?
ということは、何種類かあるのかなぁ~。。。
でも、私が見たのは“発売前”だったので、プロトタイプだったとか・・・。(汗)
ますます謎が増えてしまいました。w
あと、「最近のセーラーのペン先が固い」という件について、一応調べてみた
のですが、それも具体的なコトが判らずに調査は断念してしまいました。^^;
新旧を比較したり、セーラーの方に伺ってみたりはしたのですが、、、
ただ一つ分かったのは、(まず無いそうですが)ペン先作りの最終工程でペン
先を裏側から軽くトンカチで叩いた商品は柔らかくなる、という事だそうです。
でも、これは通常ペン先には行わず、特種ペン先では有り得るということでし
た。
という事で、柔らかい固体が存在する理由は判明しましたが、「固い」というこ
とに関しては不明のままです。 力及ばずスミマセン・・・。m(_ _)m
でも、そもそも今のペン先は固いのかなぁ~。(疑問)
個人的には、単なるペン先の「差し込み具合の差」ではないかと思います。
今までセーラー万年筆は何本買ってきたか覚えていませんが、結構な確率で
ペン先が“本来のペン先固定箇所”からズレているものがありましたから。^^;
まあ、工場であれだけのスピードでペン先とペン芯を首軸に差し込めば、多少
はズレても仕方がないのでしょうね・・・。(苦笑)
投稿: 安達功太 | 2009年11月 4日 (水) 19時07分
安達功太 さん、こんにちは。
あれ、安達功太 さんが知っているモデルとは違いましたか。セーラーはいろいろなショップでオリジナル万年筆を発売していますので、また別のものかもしれませんね。
ペン先の柔らかさの違いは、雲の中ですか。私はそれほど万年筆歴が古くないので、そういう時代による違いに関してははさっぱりです。最近になって、それなりに古い万年筆も購入するようになりましたが、いかんせん関西在住で、有名なヴィンテージ万年筆ショップのある関東に比べると、ヴィンテージの収集もボチボチという具合です。
セーラーは、ペン芯に型が付けられていますから、ズレにくいようにみえますが、完全とはいかないのですね。最も固定がしっかりしている国産は、プラチナという感じでしょうか。それはそれで、調整時にやっかいではあるのですが。(^^;
投稿: EF Mania | 2009年11月 6日 (金) 09時57分
この方向に蒔絵を描くのはちょっとなかった手法ですね。
個人的には絵柄も好きなんですが、裏側を確認してみたいです。
投稿: どーむ | 2009年11月10日 (火) 18時25分
どーむ さん、こんにちは。
実際に見てみたときの感じ、質感なんかが気になるところです。こういうのは写真と実物の感じが違うことがよくあるので、ネットの写真だけで購入というのはちょっと怖いです。
投稿: EF Mania | 2009年11月11日 (水) 08時18分