ナミキ50号ニブの大きさに改めて驚く
海外の万年筆フォーラムである「The Fountain Pen Network」のあるトピックで、いくつかの万年筆のニブを比較した写真がありました。それを見て、改めて「Namiki 50号ニブ」の巨大さを実感しました。
→A few Japanese "BIG" nibs (The Fountain Pen Network)
■帝王の風格
写真は、左から「キングプロフィット / ペリカン M1000 / Danitrio Mikado / Namiki エンペラー」です。巨大ニブとして名高いキングプロフィットやM1000も、エンペラーの前では子供扱いですね。
以前から、スミ利さんのサイトの説明などで50号ニブの大きさは知っていたのですが、実際に比較写真で見ると、その大きさが実感でき、圧倒されます。
→漆コレクション(URUSHI Collection) (スミ利)
私が所有している万年筆だと、M1000が最大です。それに続いて、パイロットの15号ニブやモンブラン ソリテール、セーラー21Kニブなどが大きめのニブの代表格です。手持ちを比較するとM1000は巨大だと実感するのですが、上には上がいるものですね。
■Danitrio
写真にある三番目の Danitrio は、漆塗りや蒔絵の万年筆を製造している手作り万年筆メーカで、最近、FPNの日本万年筆フォーラムで人気があります。昔から日本万年筆フォーラムでは中屋が人気でしたが、Danitrio の方が、英語での細かいオーダーの交渉がしやすいといったところが、人気の秘密のようです。ただ Danitrio は、蒔絵や漆塗りの万年筆を作っているものの、アメリカにある会社なので、日本の万年筆と呼ぶのは少し微妙な面がありますが。(中国風味もありますし。)
今回、この記事を書くにあたって Danitrio のことを少し調べてみましたが、いつの間にか Danitrio の日本語サイトができていたのですね。日本語での購入もできるようです。ただ、本家サイトに比べると、購入できる万年筆はかなり限られているようですけれど。
→Danitrio 公式サイト
→Dani Japan (日本語サイト)
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コメント
20号ニブまでなら金ペンを持っていますが、それ以上となるとスチールしか持っていないですね。
50号は実物を見せていただいたことがありますが、すさまじい大きさです。
いつか欲しいとかねがね思っているのですが、実行に移せていないですね。
投稿: 二右衛門半 | 2009年12月15日 (火) 15時25分
こんにちは。
50号ニブ、ホントに凄いですよね。いつかは欲しいです。(手持ちのペンを全部売り払っても無理でしょうけれど。。)
ダニのペンはなかなか人気があるようですね。日本だと知名度の関係か、台湾メーカーのイメージが強くて、いまいちインパクトに欠けるようです。
ダニの近代蒔絵シリーズを1本持ってますが、なかなか出来が良いですよ。ペン先もしっかりとした作りですし、何よりも美しい軸柄が特長ですね。
投稿: シューちゃん | 2009年12月15日 (火) 15時53分
二右衛門半 さん、こんにちは。
巨大な万年筆をたくさんお持ちの二右衛門半さんでも驚くぐらいの大きさなんですね。私も手に入れてみたいのですが、いかんせん、50号ニブがついた万年筆はどれも高額なので、ちょっと手が出ないです。(^^;
投稿: EF Mania | 2009年12月16日 (水) 19時59分
シューちゃん さん、こんにちは。
一番シンプルな50号ニブの万年筆でもかなりの値段ですから、手軽に買うわけにはいかないのが辛いところです。
シューちゃんさんは、Danitrioさんの万年筆をお持ちですか。日本ではあまりお持ちの方を見かけないので、珍しいですね。気にはなるのですが、Danitrioさんの万年筆はどちらかと言えば高めなので、こちらも実際の購入は厳しめです。
投稿: EF Mania | 2009年12月16日 (水) 20時05分