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eBayで万年筆を落札してみた

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 以前の記事で何度か触れましたが、PayPalに登録したことを機に、eBayを利用することにしました。特に、その頃は1ドルが86円と円高でしたので、万年筆を買うにはいいタイミングです。そこで、以前から欲しかった万年筆を格安で見つけ、初落札に至りました。

 →PayPal を使って万年筆を個人輸入してみた

■米国代理店変更

1194 eBayで最初にチェックしたのが、ビスコンティの万年筆です。というのも、ブログ「Penペン草子 万年筆初心者の断想」さんの8月末の記事で、「ビスコンティの米国代理店が変更になり、その結果として、アメリカでは格安でビスコンティの万年筆が販売されている」という情報があったからです。それからしばらく時間が経っているものの、まだeBayでも安く販売されているのでは、と想定したのです。

 →Bertram's Inkwell (その3) ヴィスコンティーの謎と魅力 (Penペン草子 万年筆初心者の断想)


 私には以前から欲しいビスコンティの万年筆がありました。それが「ディヴィーナ・コレクション デザートスプリング」です。今年の年初に"欲しい万年筆"として取り上げた5本の内の1本です。欲しい万年筆でしたが、価格が12万円越えなので、買えませんでした。

 eBayを早速チェックしてみたところ、思った以上に格安で見つかりました。新品が即決の "Buy it Now" で495ドルで出ていました。そのセラーは、同じ万年筆をオークションの方でも出していました。

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■即決か入札か

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 ずっと欲しかった万年筆だけに入札を決断しましたが、ここで「"Buy it Now" で購入すべき」か、それとも「オークションで競るべきか」を悩みました。初eBayでシステムがよく分からないので、その売り主が2本の万年筆を用意しているのか、あるいは1本しかないのかが分かりません。つまり、オークションの最中に "Buy it Now" で誰かが購入するとモノがなくなるのでは、という危惧がありました。同じアイテム画面で入札と即決の両方を提示している場合なら分かりやすいのですが、その売り主は別アイテムとして提示していましたので、よく分かりませんでした。


 悩みましたが、少しでも安く購入してこそのオークションですし、初eBayなので経験を積もうということで、入札にチャレンジです。ただ、絶対に落札したかったので、終了6時間前に400ドル近くになっていたことも考慮し、490ドルと「即決-5ドル」の価格を Bid して就寝しました。(※終了時刻が日本時間の早朝でしたので。)

 朝に起きてみると、見事に455ドルで落札できていて感激しました。日本への送料を加えても、円高のために42,000円です。定価12万円の高嶺の花だっただけに、久々のヒットでした。初eBayでしたが、その後のやりとりも特にトラブルなく済み、一週間ほどで万年筆が届きました。期待通りのすばらしい万年筆です。この万年筆のレビューは、しばらく後に書きたいと思います。

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 ところで、そのセラーは、今では同じ「ディヴィーナ デザート」を、695ドルで売っています。どうやら、代理店変更によるビスコンティの激安確変は、私が購入した頃で終わりだったようです。まさに間一髪です。あのときにeBayをチェックして本当に運が良かったです。

■これからのeBay

 今回のeBay初挑戦は成功裏に終わりました。ただ、これからeBayをガンガン使っていくかというと、そうはしない予定です。その理由はいくつかあります。私が英語が得意ではないということや、トラブルが心配ということ、送料や関税を考えれば、今回みたいな激安購入はそう簡単には見込めない、ということなどが理由としてあります。そして、私にとってeBayとの相性が悪い最大の理由が「細字がほとんどない」という点です。

 eBayは基本的には、アルファベットを書く欧米人が中心のオークションです。ですので、MやBの出品は多くても、EFやXFの出品がほとんどないのです。これは細字好きのは私にはつらい状況です。なので、海外から購入する場合でも、今まで通りeBayではなく海外ショップからの購入を中心とする予定です。

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 ただ、eBayでの購入という選択肢が増えたのは良いことです。場合によっては、eBayで購入するということも選んで、うまく万年筆ライフを楽しんでいこうと思ってます。

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万年筆 / 購入・海外通販」カテゴリの記事

コメント

素晴らしい万年筆を安価で入手されましたね。おめでとうございます。
初eBayにもかかわらず数万もの予算を投入されるとは、チキンな私にはとても真似できません。
今もeBayで出てたスリムタルガを、年末の繁忙期のトラブルを恐れて結局入札しませんでした。

eBayのショップ販売の万年筆はともかく、個人中古となると字幅はおろかニブの材質すら書いていない出品者が多くて困ります。しかも写真が妙に小さいですし。まぁそういうのには入札しなければいい事ですが、私のように新品の入手ができない場合はあまりえり好みを言えないので辛いところです。

GIFTの表示ですが、私も以前パイプ煙草を輸入した時、あきらかに箱から煙草の匂いが漏れているのにショップ側が堂々と「GIFT」と書いていました。そのせいか税関がサボったかはわかりませんが、その品物も無税で家まで到着してしまいました。(ちゃんと申告してきましたけどね)
気を遣ってくれるのは嬉しいんですが、どうもそのあたりのアバウトさがアメリカンらしいですよね。

投稿: ardbeg32 | 2009年12月28日 (月) 00時01分

 ardbeg32 さん、こんにちは。

 ありがとうございます。今回は本当にラッキーでした。代理店変更で、一つのブランドがまるまる安くなる、なんてことは滅多にないことですから、それにうまく乗れたのは運が良かったです。

 eBayでの高額落札は、確かに少し怖かったですが、今回の取引相手はeBayでショップ登録してましたし、評価も悪くありませんでしたので、思い切りました。送料と関税のことを考えれば、高額品でないと割に合わないということもありますし。
 ただ、実は同じ品が、他のセラーから390ドル辺りで出てました。そちらも検討したのですが、そのセラーはショップではなく個人で、しかもモノが新品かどうかも不明、そして評価もイマイチ、ということで回避したという経緯もあったりします。それに比べれば条件が安心ということで、今回の落札に至りました。

 確かに、特にシェーファーの場合は、ニブ表記がある場合の方が珍しいという状況ですね。シェーファーの場合、万年筆本体に太さが刻印されていないという大問題がありますから、仕方がないとはいえ、困りますよね。出品者の当て推量ででも、書いてくれていると助かるのですが。

 GIFT表記は、法律的には問題がありそうにも思えるんですが、どうなんでしょうね。あんまり続けてやると、向こうのショップが目をつけられたりしそうです。まあ、こちら側が困ることではないので、あまり気にしなくてもいいのでしょうけれど。(^^;

投稿: EF Mania | 2009年12月28日 (月) 03時01分

美しい万年筆を入手され、おめでとうございます。私のブログの情報が、お役に立ってよかったです。

PaypalはeBayの決済手段として始まったようですが、現在は小売店でもクレジットカードとともにこれで決済できるところも増えてきました。トラブルを想定したとき、どちらが便利かということで、使い分けております。実際、あるeBay以外の万年筆の取引で詐欺にあったときは、Paypalにより支払っていたため、全額戻ってまいりました。

この万年筆のレヴュー、楽しみにしております。

投稿: Bromfield | 2009年12月28日 (月) 12時37分

 Bromfield さん、こんにちは。

 今回の万年筆落札では、Bromfield さんの情報がとても役立ちました。ありがとうございます。私は渦系模様の万年筆が好きですので、このディヴィーナ・デザートはずっと気になっていました。それが手に入れられて、感無量です。

 PayPalはアメリカではかなり普及しているようですね。保証があるのは嬉しいのですが、その代わりに間違いや巻き込まれ型のアカウント停止などがよくあるようですので、ちょっと戦々恐々としています。(^^; Paypalの日本語サイトができたとはいえ、あれこれ交渉するのは大変そうなので、eBayやPayPalの利用は、ここぞ!というときに限定しようと思ってます。

投稿: EF Mania | 2009年12月28日 (月) 22時22分

こんにちは!
こちらのブログは参考になることも多く、いつも楽しみに拝見しています。

最近海外製万年筆の細字に興味があるのですが、国産と比べてだいぶ太いのは仕方ないですよね。
モンブランのEFですが、どのような印象でしょうか?
クロスなどとは違い、EFでもだいぶ太いですか?
なかなかお店で試し書きする機会もないので、よろしければ教えて下さい。

投稿: カイ | 2009年12月29日 (火) 12時32分

 カイ さん、こんにちは。

 そうですね、どうしても海外製の万年筆は、国産に比べると太めになります。モンブランのEFは、いわゆる「円盤を二枚張り合わせた」ような形状となっていて、国産のFMあたりの太さですね。こうした形状のペンポイントからくる独特の書き味があって、好き嫌いが分かれると思います。私自身は、こういう形のペンポイントは苦手で、あまり好みではありません。

 クロスは国産のFと似たような形のペンポイントをしていて、クロスの細字のような書き味をモンブランのEFに求めてはいけないと思います。ペリカンもモンブランと同系統ですね。クロスのような形状の細字を持つのは、アウロラやモンテグラッパあたりでしょうか。もっとも、アウロラは形状とは別にシャリシャリの書き味がありますので、クロスともまた違った書き味を持つのですが。また、シェーファーやウォーターマンの細字はペンポイントがまん丸の形をしていて、クロスやモンブランの細字と異なる傾向を持ちます。

 それぞれの人でどの細字が好みかは違ってきます。試し書きをする機会が多ければいいのですが、それが難しいとなると判断しにくいですよね。

投稿: EF Mania | 2009年12月30日 (水) 01時15分

詳しく教えて頂いてありがとうございます!
個人的にペリカンの平べったい感じの書き味は苦手なのですが、モンブランは相性がいいようです。
年が明けたら何か購入したいと思います。
2010年もブログ楽しみにしています(^-^)

投稿: カイ | 2009年12月30日 (水) 21時01分

 カイ さん、こんにちは。

 ペリカンはEFでも、どちらかと言えば太めですよね。昔のヴィンテージペリカンのEFは十分に細めなので、できれば昔のタイプに戻って欲しいのですけれど、なかなかうまくいきません。

投稿: EF Mania | 2009年12月31日 (木) 07時45分

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