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2010年5月の16件の記事

セーラー 「智頭杉 スタンダード」 を入手

 以前から購入を検討していた「智頭杉スタンダード」を購入しました。手頃なサイズの万年筆で、サッと何かを書きたいときに使っています。

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■嵌め合い式

 私は以前から、気軽に使える嵌合式の国産万年筆が欲しいと思っていました。なので、この智頭杉スタンダードが発表されたとき、すぐに購入をしたいと思いました。似たような万年筆としてはパイロットのレグノ89sを持っていますが、これはちょっと私には小さすぎて、使いにくいと感じていました。それに比べると、この智頭杉スタンダードは手頃な大きさです。

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 その後、「鉄刀木/黒檀 スタンダード」や「ディグナムバイタ」などが発表され、どれを購入するかで悩みました。しかし鉄刀木はすでに他のモデルで持っていますし、黒檀は黒軸が好みではない私には物欲が湧きませんでした。ディグナムバイタは、群馬県の店に行かないと安く買えませんので、これも断念です。というわけで、結局は最初に決めた智頭杉スタンダードを購入することになりました。

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 →セーラーから 「鉄刀木/黒檀 スタンダード」 が発売に
 →セーラーから 「ディグナムバイタ」 が発売に

■木の香り

 木の箱を開けると、強く木の香りがしました。あまり木軸万年筆を買わない私には新鮮な体験でした。銘木シリーズなどとは異なり、胴軸はあまりコーティングされていませんので、そのままの木の手触りや熟成を楽しむというコンセプトなのでしょう。

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 ただその代わり、扱いには注意が必要ですし、手入れも必要です。私は木軸万年筆をあまり購入してきませんでしたので、手入れ用のオイル等は全く持っていません。この智頭杉スタンダードを手に入れたからには、何が良いのかを調べて購入しないといけないですね。

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デルタの EEF(Extra Extra Fine) ニブの万年筆を入手

 EEFニブが装着されたデルタの万年筆を購入しました。「アメリゴ・ヴェスプーチ 1KS」 です。十分に細いペン先で、満足です。なおデルタのEEFニブについては、50ユーロの追加料金が必要になったことを以前の記事で書きました。

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 →デルタの特殊ニブの購入には、50ユーロの追加料金が必要に

■Regali Novelli

 以前の記事では、Giardino Italiano にEEFペン先を問い合わせた経緯について書きました。そこの記事には書きませんでしたが、実は Giardino Italiano より先に Regali Novelli に対して、EEFペン先について問い合わせのメールを送っていました。返事が1日ちょっと待っても来ませんでしたので、諦めて Giardino Italiano にも問い合わせたところ、少し遅れて Regali Novelli から返事が来たのです。結果として両方のショップに問い合わせることになった訳です。

 Giardino Italiano からの返事は以前の記事に書いたとおりです。Regali Novelli からもデルタ本社に問い合わせるとの返事でしたので、同じ返事が返ってくるだろうと思っていました。ところが予想に反して、追加料金なしでEEFニブの「アメリゴ・ヴェスプーチ 1KS」が購入できるとのことです。

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 これは嬉しい驚きでした。万年筆本体の販売価格そのものも、650ユーロの Giardino Italiano に比べて Regali Novelli では 546ユーロと、104ユーロも安いです。追加料金の50ユーロの差も加えれば、約1.7万円の節約になります。すぐに Regali Novelli に購入の意思を伝え、送ってもらいました。

 最終的には、Fedexでの送料25ユーロを加えて、571ユーロが最終請求額です。クレジットカードへの請求は 63,432円でした。日本での価格を考えれば、かなりお得な買い物になりました。問い合わせに答えていただいたのに購入しなかった Giardino Italiano さんには申し訳なかったですが、安さに屈してしまいました。

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■追加料金なしの謎

 今回、追加料金なしでEEFニブが買えた理由は不明です。ちょうど方針の変更時期にあたって、対応がまだ一貫していなかったのかもしれません。理由はよく分かりませんがラッキーでした。ただ、さすがに次回からは Regali Novelli から購入しても、追加料金が取られるかもしれません。

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 それにしても、Regali Novelli さんの所の購入システムは分かりにくくてちょっと迷いました。特にデルタはWebに価格表示がされてませんから、より手間がかかります。まずプロフィールで住所や名前を登録したあと、商品ページで "Ask for price and availability" ボタンを押します。すると価格を示すメールが来ますから、メール内の "Click here to request availability" リンクを踏みます。その後に在庫状態を示すメールが来ますから、メール内の "Order procedure" のリンクを踏んで、Webで注文を完了させます。もちろん、今回は商品ページに記載のない特殊ニブの注文でしたから、あらかじめメールでやりとりしました。また、注文がうまくいかなくて、メールで問い合わせてもう一度注文手続きをやり直したりもしました。

 ちょっと手間がかかりましたが、相当に安くEEFニブのデルタ万年筆が購入できましたので満足です。基本的に他の海外メーカと比べても、デルタの内外価格差はかなり大きめです。海外通販にはそれなりのリスクがありますが、ユーロ安の今だと、リスクを考慮してもイタリアからの直輸入は魅力的に感じます。

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 なお、今回はデルタの EEFニブの購入でしたが、別の舶来万年筆の超極細ニブも手に入れました。それについては、近いうちに書きたいと思います。

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コンウェイ・スチュワートの「Wellington Givitah」が気になる

 コンウェイ・スチュワートから最近発売された 「Wellington Givitah」 が気になってます。50本の限定万年筆ですが、289ポンド(約3.7万円)とそこそこリーズナブルです。

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 →Conway Stewart Wellington Givitah (The Writing Desk)

■渦模様

 今までの記事でも書いてきましたが、私は渦模様の万年筆が大好物です。実際、所有している2本のコンウェイ・スチュワートは、どちらも渦模様です。この Wellington Givitah は、鮮やかなレモン色の渦模様で、とても惹かれます。

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 →コンウェイ・スチュワート 「100 Yellow Whirl」 が届く
 →コンウェイ・スチュワート 「Dandy Red Whirl」 が届く


 う~ん、どうしましょうか。普通であればサクッと購入していたのかもしれませんが、実は今月は大物を2つすでに購入しているので、資金が枯渇中です。ただ、じっくり待っていると売り切れるかもしれません。

 こうしてタイミングが悪くて結局購入しなかった万年筆は、今までも結構あります。タイミングが合わないのも、縁がなかった証拠ということかもしれません。もっとも、さんざん悩んだ結果、数年後に購入したル・レーヴという万年筆もあるのですが。

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 →マーレン 「ル・レーヴ ピンク」を入手

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デルタの特殊ニブの購入には、50ユーロの追加料金が必要に

 イタリア万年筆ブランドのデルタとビスコンティは、高級モデルを中心に、EEFやスタブ、オブリークなどの特殊ニブを用意しています。日本ではそうした特殊ニブの万年筆を手に入れるのは難しいため、その存在を昔は知りませんでしたが、私がマリーナ・ピッコラを手に入れたときに特殊ニブの存在を知りました。

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 →デルタ 「マリーナ・ピッコラ」 を入手

■Extra Extra Fine

 特殊ニブの存在を知って以来、細字好きの私は「EEF (Extra Extra Fine)」を手に入れたいとずっと思っていました。ただ、どうやって手に入れるのかがよく分からず、入手に至りませんでした。ただ、ここ最近のユーロ安に触発され、本国イタリアのネット通販なら、特殊ニブの注文も受け付けてくれるのではと "Giardino Italiano" に、ある万年筆について EEF を注文できるかメールで問い合わせました。(※ショップでは、プルダウンメニューで注文できるのは EF までですが、商品の説明文には「available in EF, F, M, B. (On request, also EEF, BB, OM, OB; OBB and Stub)」等の記述があります。)

 →Delta TUAREG (Giardino Italiano)


 Giardino Italiano からの返事によると、「デルタ本社曰く、これからは18Kニブについては F, M, B をノーマルニブとして、それ以外の特殊ニブには50ユーロの追加料金で注文を受け付けることになる。」ということです。

 デルタ本社からの返答に従い、Giardino Italiano では、メニューに「extra-fee for special tips of 18Kt gold nib」という項目が付け加えられ、 "Extra Fine, Oblique Broad, Oblique Medium, double Broad, Stub, Extra Extra Fine" が50ユーロで選択できるようになりました。

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■EFも特殊ニブ扱い

 今までは追加料金なしで特殊ニブが注文できていたのが、50ユーロ必要になったのは痛いです。特に、EFも特殊ニブ扱いになったのは残念です。やはりアルファベットを書く欧州の人にとっては、EFの太さでも十分に特殊なんでしょうね。

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 ただ、追加料金が必要になったとは言え、EEFのようなかなり特殊なニブを選択できる体制が維持されたというだけでも、十分に感謝すべきなのかもしれません。現状では、そうした特殊ニブを販売していない万年筆メーカが大多数ですから。また Giardino Italiano で、プルダウンメニューで特殊ニブが買いやすくななったのはありがたいです。

 ところで私のEEFニブの万年筆の入手についてですが、それについては後の記事に書きます。

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セーラーから 「ペコちゃん万年筆」 が発売に

1353  不二家創業100周年とペコちゃん生誕60周年を記念して、特製ペコちゃん万年筆がセーラー万年筆から発売になりました。不二家ネットショップのファミリータウン限定での販売です。山中塗りの万年筆で、着物姿のペコちゃんがペンの中央部に蒔絵で描かれています。ペン先にもペコちゃんの顔が彫刻されているのはいい感じです。

 →ペコちゃん万年筆 (不二家ファミリータウン)

■山中塗り

 この万年筆の蒔絵は、木下美術工房さんが作られています。過去に「バカボン蒔絵万年筆」や「ムーミン蒔絵万年筆」を作られていた工房さんです。

 →赤塚不二夫氏の「バカボン蒔絵万年筆」が発売に

 ムーミン万年筆はベースがプラチナ#3776で、バカボン万年筆はベースがカトウセイサクショでした。今回のペコちゃん万年筆はセーラーがベースで、それぞれ異なるのが面白いですね。

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パックマン30周年記念で、Googleのロゴがゲーム仕様に

 パックマンの誕生30周年を記念して、Googleのトップページでパックマンのゲームが遊べるようになっています。

 →グーグル:初の「遊べるロゴ」 パックマン30周年記念 (毎日新聞)

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■ゲームは平安京エイリアンから

 これは懐かしいですね。子どもの頃に遊んだ記憶があります。基本的に同じ迷路しかないのが残念ですが、懐かしく楽しめました。そういえば、敵のモンスターには性格付けがされていて、その性格に応じた追跡行動を取るそうですね。これは子どもの頃に遊んでいたときは知りませんでした。上級者となると、こういうモンスターの性格の違いも考慮して攻略するんでしょうね。私はあまりゲームが得意ではないので、とにかくモンスターから逃げ回るだけですけれど。(^^;

 →パックマン:モンスター (Wikipedia)

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ユーロ安でユーロ圏からの海外通販が狙い時?

 ギリシャの財政危機に端を発する信用不安のために、最近はユーロが対円で大きく下落傾向にあります。長らくユーロは上昇傾向にあり、万年筆ファンを苦しめてきましたが、この下落傾向は万年筆を購入するという点ではありがたい話です。これだけユーロが下がってくると、ヨーロッパ圏からの万年筆の海外通販も視野に入ってきます。

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 本当のところを言えば、日本の欧州万年筆の価格が下がってくれるのが一番いいのですけれど。実際、海外通販にはそれなりのリスクや面倒が伴いますし。

 ただ、ブランド物は一度上がった価格はなかなか下がらないのが通例です。万年筆も例外でなく、長期のユーロ高で値上げを繰り返してきた定番万年筆は、ユーロが安くなって1年近く経つ今でも高価格のままです。となれば、手っ取り早くユーロ安の恩恵を受けられる海外通販に走りたくなります。

■欧州本土の万年筆ショップ

1351  私は今までイギリスとアメリカの万年筆ショップから万年筆を個人輸入してきましたが、ヨーロッパからの購入は経験していません。なにせ長らくユーロ高でしたし、英語以外のやりとりは私には無理という事情もあります。ただ、ネット通販では英語ページを用意しているところが多いですので、本腰を入れて欧州圏からの海外通販をしようかと検討しています。特に、私は最近イタリア万年筆ばかり購入しています。やはりイタリア間年筆を購入するのであれば、イタリアから直輸入するのが合理的と言えます。

 今のところ、私が知っている欧州の万年筆ショップは "Giardino Italiano" と "Regali Novelli"、"Casa della Stilografica" ぐらいです。これから、いろいろと調べていきたいです。(※もし他に英語が通用する欧州のネット通販があれば、教えていただければありがたいです。)

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 ところで、「検討中」と最初に書きましたが、実はある万年筆を Regali Novelli に手に入るかどうか問い合わせ中です。ちょっと特殊な一本ですので、手に入るのかどうか確実には分かりませんが、もし手に入れば、このブログでも紹介できると思います。

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インク壺のフタが壊れる

 以前にビスコンティのインクウェルを購入し、便利に使っているという記事を書きました。便利さ故に相当ヘビーに使っていたのですが、先日、なんと接着されていたフタの部分が取れてしまいました。使おうとフタを開けたときに、ポロッと外れたのです。購入して4ヶ月ほどしか経っていない状況での故障ですので、ちょっとショックです。

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 →ビスコンティの 「クリスタル インクポット」 を購入した
 →インクウェルの使い勝手の良さに驚く
 →「つけペン方式」で万年筆を使う

■自己修復

1338  本来ならば、メーカーに送って修理してもらうところなのですが、本国送りになった場合、数ヶ月間使えなくなるので厳しいです。ですので、自分で修復することにしました。

 元々は、フタの部分は透明の接着剤のようなもので接着されていました。そこで思い出したのが、「バスコークN 透明」です。キャップの隙間を埋めるために購入したものですが、アクリルと金属の接着用途に使えます。実際、元々使われていた接着剤も多少の弾力があるもので、バスコークNと大差ないようなものでした。

 →キャップの穴を 「バスコークN 透明」 で埋める

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1348 というわけで、さっそく接着です。隙間が出来ないようにしつつも、はみ出さないように慎重に充填しました。速乾性ではないですから、はみ出た部分は余裕を持って拭き取れます。


 完全に乾くまで1日待ちました。思惑通りきちんとくっつきました。これで一安心です。ちょうどタイミングのいいときに「バスコークN 透明」を購入していてラッキーでした。


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プラチナから乾燥に強い万年筆 「プレジール」 が発売に

 万年筆は水性のインクを使うだけに、乾燥が弱点です。しかしこの度プラチナから、乾燥に強い「プレジール 万年筆」が5月20日に発売になります。普通ならば2~3ヶ月の放置でインクかすれが発生するところ、このプレジールでは1年以上の放置に耐えるそうです。

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 →プレジール万年筆 (プラチナ万年筆 公式サイト)
 →プレスリリース
 →経時試験 筆記結果

■プレピー高級版?

303  万年筆の画像を見る限り、ペン先はプレピーと同じようですね。プレピーは200円の万年筆に似合わぬ書き味で定評がありましたし、このプレジールも期待できます。ただプレピーは若干、ペン先の当たり外れがあるという話も聞きます。その点はこのプレジールはどうなのでしょうね。1000円だけにきちんと検品されているとありがたいのですが。まあ、いざとなれば、当たりのプレピーのペン先との交換という手もありそうです。もちろん、本当に交換できるかどうかは購入してみないと分かりませんが。

 →プラチナ 「プレピー (Preppy)」 のレビュー


 乾燥に強いことが売りのこのプレジールですが、どういう仕組みになっているのでしょうね。プレピー自体、インナーキャップがバネでペン先部に押しつけられる構造故に、乾燥に強いという評判がありました。もしかすると似たような構造を採用しているのかもしれません。

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 プレピーの高級版とも言えるこのプレジールですが、乾燥に強いという特長を生かして、最近流行の顔料インク用として使うのも一策でしょう。1000円という低価格だということも、安心して顔料インクを使える要素です。また、プレピーはキャップが割れたりヒビが入りやすいという弱点がありました。そうした特徴に不満を持っているプレピー愛好家にとっても、このプレジールは良い購入候補と言えるでしょう。

 →超微粒子 顔料インク (プラチナ万年筆 公式サイト)

 ちなみに私は購入する予定です。ピンクかバイオレット辺りを買いたいですね。

 追記:購入しました。
     →プラチナ 「プレジール」 のレビュー

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Parker 「デュオフォールド インターナショナル」 のレビュー

 パーカーの「デュオフォールド インターナショナル チェック・シトリン」 XFです。センテニアルに比べると、軸の太さや長さ、ニブの大きさが小さいバージョンとなっています。

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(※関連記事)
 →Parker 「デュオフォールド センテニアル」 のレビュー

(1)外観

 シトリンとは、黄色に色づいた水晶のことです。その名前の通り、少し透き通った鮮やかなイエローの胴軸です。薄い黄色と濃い黄色のチェック模様で、濃い黄色の方にはラメが入っているかのように光の加減でキラキラ光ります。

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 私は黄色の万年筆をあまり持っていませんでしたので、派手な黄色軸を一本購入しようとずっと探していました。そうしている内にこのシトリンが発売され、単純な黄色の単色ではない変化のあるデザインに惚れ込んで購入しました。期待に違わぬ美しさで満足です。

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 ただ難点としては、透き通りすぎるところです。写真に見られるように、ねじ切りや下の黒い部品がうっすらと透けて見えるのです。よく見ると、キャップに収納されたペン先もかすかに見えるぐらいです。この点はちょっと美しさという点でマイナスポイントですね。下地を工夫するなどして、透けない処理をして欲しかったところです。

(2)ペン先

 ペン先はセンテニアルと同じくガチニブです。今はほとんどの万年筆のペン先が硬くなっていますので、そういう意味では珍しくないのですが、このデュオフォールドのペン先は他と比べても特に硬めです。オープンニブの場合は、ガチニブでもある程度のしなりやタッチの柔らかさが感じられるものですが、このデュオフォールドの場合はそれが全くありません。使用感としてはカレンなどに近く、コリコリ系です。そういう意味で、少し好みが分かれるかもしれません。

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(3)筆記バランス

 私はセンテニアルはちょっと太すぎて使いにくいと感じていますが、このインターナショナルは私にとってはちょうどいい大きさです。センテニアルがプロフィット21やプレジデントの大きさとすれば、インターナショナルはカスタム74や#3774の大きさと言えます。

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 キャップの後ろへの挿さりは相当に浅いですので、キャップを後ろに挿すとかなり長めとなります。私はキャップを後ろに挿さない方がバランス的に使いやすいと感じます。全体で20g、キャップなしで12gと軽量な万年筆ですから、取り回し易いです。

(4)キャップ

 キャップにはクリップの下に穴が開けられています。そのため、ペン先が乾きやすいです。自己責任で埋めるというのも一つの手です。

 →キャップの穴を 「バスコークN 透明」 で埋める

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 キャップの天冠は外れることもありますので、なくさないように注意した方がいいでしょう。

 →デュオフォール ドの天冠が取れてしまった

(5)その他

 ペン芯はフラットフィーダーで、内側にフィンがあるタイプです。そのせいかどうかは分かりませんが、コンバーターでインクを吸い上げた後、ちゃんと余分なインクを落とさないと、インクがボタ落ちする恐れがあります。パイロットのような水っぽいインクを使っている場合は、特にその点に注意が必要です。

 →パーカー デュオフォールドにおけるインクのボタ落ち

(6)総評

 標準的な大きさで軽量な万年筆で、主力として使うには申し分のない万年筆だと思います。チェック模様は独特なデザインでとても綺麗です。書き味はコリコリ系で少し好みが分かれるかもしれませんが、そうした書き味が好みの人であれば、気持ちよく使える万年筆だと思います。

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         ※スペック一覧

        ・重さ 全体:20g キャップ:8g キャップなし:12g
        ・長さ 全長:13.2cm キャップなし:12.4cm 後尾にキャップ:16.0m
        ・太さ 首軸最小径:9mm 首軸最大径:10mm 胴軸最大径:11.5mm 胴軸最小径:10mm キャップ先端:13mm キャップ後端:12.5mm

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デルタから 「トスカーナ」 が発売に

 デルタから、リージョンズ・コレクションの第3弾として「トスカーナ」が発売になっています。リージョンズ・コレクションはイタリアの地方をテーマにした日本限定モデルです。この「トスカーナ」は高島屋大阪店にて先行発売されていたものですが、そろそろ他でも出回るようになったようですね。ただ限定50本だそうですから、うかうかしていると入手が難しくなるかもしれません。

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 → デルタ イタリアン・リージョンズ・コレクション トスカーナ (日本限定コレクション) (KINGDOM NOTE)

■リージョンズ・コレクション

 この「トスカーナ」は深い赤色の明暗が綺麗な胴軸を持ち、とても魅力的です。リング部にイタリア国旗の3色があしらわれているのがいい感じです。デルタの赤と言えば、私は「ジャコモ プッチーニ」を持っています。これも深みのあるレッドが特徴的な胴軸で、愛用しています。

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 ちなみにリージョンズ・コレクションは、第1弾が奥深い森をイメージした緑の「トレンティーノ」で、第2弾が雪をイメージした白の「ドロミテ」です。

 → デルタ イタリアン・リージョンズ・コレクション トレンティーノ (KINGDOM NOTE)
 → デルタ イタリアン・リージョンズ・コレクション ドロミテ (KINGDOM NOTE)


1004 この「トスカーナ」を先行販売した高島屋大阪店は、最近に改装され、文具売り場が拡張されました。それに関する記事が読売新聞に載っていました。私は高島屋大阪店によく行っていたのですが、改装されてからはまだ行っていません。機会を見て、早く行ってみたいです。

 →若者チョイス 多彩な万年筆 (読売新聞)


 この「トスカーナ」にはEFがあるのが、細字好きにはありがたいです。ただ、デルタのEFについては気になる話を最近聞きました。それについては独立した記事として後に書きます。

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ペリカンから 「M205 DUO(デュオ)」 が発売に

 ペリカンから、イエローのデモンストレーターが発売になります。この万年筆は以前から噂にはなっていて気になっていました。以前に人気を博したブルーデモンストレーターに続く発売です。

 →ペリカン 特別生産品 M205 DUO(デュオ) 万年筆 (高級万年筆の文栄堂)

■マーカー専用の万年筆?

1336  この万年筆の特徴は、字幅が極太のBBペン先のみという点です。最近のセーラーでも、細字や中字のみといったペン先を限定したモデルの発売が続いていました。そういうトレンドなのですかね。字幅を限定すれば販売や在庫管理が楽なのかもしれませんが、多様な字幅が合ってこその万年筆だと思います。できればこうした傾向はあまり一般化しないよう願いたいところです。


 付属のインクも蛍光イエローと、軸色に合わせてきました。ただ、少し使いどころに困る色かもしれません。学生の頃はこうした蛍光色を使って、教科書の重要な記述にラインを引いたりしていましたが、社会人になるとそうした使い方はあまりしなくなりました。そういう意味で、学生向きの一本とも言えますかね。

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 同系列の万年筆としては、私はすでにトラディショナルのM215を持っていますし、BBペン先ということもあり、この万年筆はスルー予定です。いざとなれば、ペン先交換という手もあるのですけれど。

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ビスコンティの金属しおり

 ビスコンティ製の金属しおりです。以前にビスコンティの「マッツィー・コレクション」を手に入れたときに、オマケでついてきました。万年筆のペン先型で面白いです。"20th anniversary 1988-2008"という刻印がされています。

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 私は本を大量に読みますが、多数の本を平行して読む癖があるので、ハードカバー専用として使っています。金属製だけに、新書や文庫本には使いにくい面もありますので。

 →ビスコンティ 「マッツィー ラン イン スペース」 を入手

■Visconti Bookmark

 ちなみに、当ブログのURLには visconti の文字が入っています。これは、ブログ「万年筆評価の部屋」さんのURLに pelikan の文字が入っているのにならい、私もブログを作るときに万年筆のブランド名をURLに入れたのです。visconti にしたのは特に思い入れがあったわけではなく、単純に空いていたURL名がこれだったという理由です。

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 ブログを作った当初は、ビスコンティの万年筆は一本しか持っていませんでした。しかし時は流れ、今はビスコンティの万年筆を6本も手に入れ、今は舶来万年筆では一番のお気に入りメーカになっています。今となれば、私に合ったURLと言えますので、これを選んで良かったです。

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可動式クリップとキャップの隙間のトホホな関係

 以前の記事で、クリップの根元に隙間があるキャップの話を取り上げました。キャップに隙間のある万年筆は意外に多いのですが、その多くがクリップの根元です。この記事ではその一つであるエクセプション・スリムについて書きます。

 →キャップの穴を 「バスコークN 透明」 で埋める

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■可動式クリップ

1329  万年筆のクリップでは、金属の弾性によって挟むタイプと、クリップ自体は曲がらず、根元に可動する仕組みが備えられているタイプの二つがあります。前者の場合、バネ力のあるクリップにするために、全体がスターリングシルバーの万年筆でも、クリップだけはジャーマンシルバー(銅・亜鉛・ニッケルの合金)製になっていたりします。それに対し、エクセプション・スリムは可動式です。写真を見ても分かるように、クリップは厚い金属で全く曲がりません。


 この仕組みは、キャップにマイナスドライバーをつっこむことで分解できます。分解するとこの写真のようになります。スプリングによってクリップが可動します。ただこの仕組み故に、隙間が全体的に生じています。機構故に隙間が出来るのは構わないのですが、こういう仕組みにするのでしたら、ちゃんとインナーキャップを装備してほしいところです。

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 可動式クリップと言えばビスコンティが代表的ですが、こちらはちゃんとインナーキャップが備えられていますので、乾き問題はありません。

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(※今回の記事のように、万年筆のキャップを分解するのはむやみにしない方がいいと思います。そもそも分解できないキャップがほとんどですので、むやみにドライバーをつっこむと壊れる恐れがあります。)

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Googleで検索の画面デザインが変更

1326  今日Googleで検索すると、画面デザインが変更されていました。左側に検索ツールパネルが常時表示されるようになってます。これまでもブログ検索をすると似たような画面レイアウトになってましたが、普通の検索でもそうなってますね。

 →Google、検索ページを刷新 Bing似のツールパネルを常設 (ITmedia エンタープライズ)

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■横長か縦長か

 個人的にはこの変更で使いやすくなりました。ブログ検索などの絞り込み検索を行ったり、期間指定での検索を行ったりがしやすくなりました。

 最近のPCディスプレイはワイド画面が一般化してますから、パネルの類は横置きにする例が多いですね。私もワイドモニタにしてから、Windows 7のタスクバーを横置きにしています。ただ、一気に普及が進んだiPhoneやXperiaなどのスマートフォンでのブラウズでは、横長は閲覧しにくいでしょう。ですので、Web画面の横長への流れがこのまま一気に進むかどうかは微妙なところかもしれません。

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キャップの穴を 「バスコークN 透明」 で埋める

 万年筆の種類によっては、キャップに穴や隙間が空いているものがあります。そうした万年筆の場合、ペン先が乾いて書き出しがかすれたり、インクが濃くなったりします。頻繁に使うなどして、そうした問題を気にしないという人もいますが、私はあまり好きではありません。なので、キャップの穴や隙間は埋めることが多いです。

 キャップの穴や隙間を埋めるための道具として、セメダインの「バスコークN 透明」を買ってきました。

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 →セメダイン バスコークN 透明 50ml (amazon)

■バスコーク

 以前は穴埋め用としては、ニッケンの「穴うめ職人 クロス用 クリア」というのを使っていました。ただそれは放置している間にチューブの中身が全部固まってしまいました。新しく買おうと思っても、どうも廃番になったようで、手に入りません。というわけで、新しいのを調達することにしました。

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 キャップの隙間埋めとして私が求める条件は、以下の通りです。

  • きちんと隙間を埋めることができること(乾いた後に収縮したりしない)
  • 埋めた後が目立たないように、透明であること
  • 水に強いこと
  • いろいろな素材を溶かしたり痛めたりしないこと

 インターネットでいろいろ検索した結果、目をつけたのが「バスコークN 透明」です。充填剤として定評のある製品ですし、水回り用ですから、インクなど水気に触れやすいキャップの穴埋めとしては最適です。

■利点とリスク

 とりあえず、「デュオフォールド チェックシトリン」「マーレン ル・レーヴ」の二つに対して使いました。デュオフォールドの場合は丸く開けられた穴を埋め、ル・レーヴの場合はクリップの根元の隙間を埋めました。どちらも爪楊枝の先で充填剤をすくい取り、注意深く穴に押し込みました。あふれた分はティッシュで念入りにぬぐいました。速乾性ではありませんので、変な風に乾いてしまうという心配はありません。

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(※実物でも写真でも、穴は確認しにくいですが、しっかり空いてます。)

 作業を施してから数週間経ちますが、どちらも気密性の確保に成功し、ペン先が乾きやすいという問題は解決しました。見た目も汚くなったりはしていません。

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 →Marlen 「ル・レーヴ」 のレビュー



 注意点としては素材に対する影響ですね。万年筆の場合、胴軸に使われる素材としては、「セルロイド、セルロース・アセテート、プラスチック、金銀、真鍮、エボナイト」と、さまざまなものがあります。ですので、そうした素材に対する長期的な影響は現時点ではよく分かりません。私が作業した範囲では問題ありませんが、年単位で見たときにどうなるかは保証できません。また、一度埋めてしまうと、元に戻すことが困難です。ですので、安易にこの作業はされない方がいいと思います。頻繁に使うことで、乾き問題は解決できますし。

 ただ、「ペン先が乾きやすい」という理由で使わずに引き出しの肥やしになっているというなら、チャレンジしてみる価値はあるでしょう。リスクはありますが、使われないまま放置されるのでは万年筆がもったいないですし。

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 ところで、手持ちの万年筆でまだキャップの穴をふさいでいないものとしてはパーカーの「IM プレミアム」があります。これは金属軸ですし、穴が大きめなので、まだ踏ん切りがつきません。他の方法で穴を埋めることも検討中です。とりあえずはセロテープ作戦でしのいでます。

 →パーカー 「IM プレミアム」 を入手

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 なお、パーカーの「ソネット」とウォーターマン「エクセプション・スリム」については、全体的に隙間が空いているタイプで、綺麗に穴をふさぐことが極めて困難なため、穴をふさがずそのまま使用しています。

 →Waterman 「エクセプション・スリム」 のレビュー
 →Parker 「ソネット」 のレビュー

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