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プラチナから乾燥に強い万年筆 「プレジール」 が発売に

 万年筆は水性のインクを使うだけに、乾燥が弱点です。しかしこの度プラチナから、乾燥に強い「プレジール 万年筆」が5月20日に発売になります。普通ならば2~3ヶ月の放置でインクかすれが発生するところ、このプレジールでは1年以上の放置に耐えるそうです。

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 →プレジール万年筆 (プラチナ万年筆 公式サイト)
 →プレスリリース
 →経時試験 筆記結果

■プレピー高級版?

303  万年筆の画像を見る限り、ペン先はプレピーと同じようですね。プレピーは200円の万年筆に似合わぬ書き味で定評がありましたし、このプレジールも期待できます。ただプレピーは若干、ペン先の当たり外れがあるという話も聞きます。その点はこのプレジールはどうなのでしょうね。1000円だけにきちんと検品されているとありがたいのですが。まあ、いざとなれば、当たりのプレピーのペン先との交換という手もありそうです。もちろん、本当に交換できるかどうかは購入してみないと分かりませんが。

 →プラチナ 「プレピー (Preppy)」 のレビュー


 乾燥に強いことが売りのこのプレジールですが、どういう仕組みになっているのでしょうね。プレピー自体、インナーキャップがバネでペン先部に押しつけられる構造故に、乾燥に強いという評判がありました。もしかすると似たような構造を採用しているのかもしれません。

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 プレピーの高級版とも言えるこのプレジールですが、乾燥に強いという特長を生かして、最近流行の顔料インク用として使うのも一策でしょう。1000円という低価格だということも、安心して顔料インクを使える要素です。また、プレピーはキャップが割れたりヒビが入りやすいという弱点がありました。そうした特徴に不満を持っているプレピー愛好家にとっても、このプレジールは良い購入候補と言えるでしょう。

 →超微粒子 顔料インク (プラチナ万年筆 公式サイト)

 ちなみに私は購入する予定です。ピンクかバイオレット辺りを買いたいですね。

 追記:購入しました。
     →プラチナ 「プレジール」 のレビュー

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万年筆 / 新製品のニュース・雑感」カテゴリの記事

コメント

乾燥に強いというのは良さそうですけど、デザイン的にキャップのリングが太いのがアンバランスで気になって仕方がありません。
リングの太さが半分くらいならいい感じなんでしょうけど、あの太さだとそこだけが妙に浮いた感じがして…。

投稿: ニジノスキー | 2010年5月18日 (火) 13時16分

 >ニジノスキー さん

 確かにキャップリングは目立ちますね。それ以外の部分がシンプルなだけに、アクセントととしてそうしたのでしょうか。個人的には派手なのが好きですので、こういうのもアリです。ただ、首軸が透明ですから、ちょっと質感が異なるのが難点でしょうか。

投稿: EF Mania | 2010年5月20日 (木) 12時52分

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