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2010年6月の19件の記事

プレピーとプレジールの初回利用時におけるインクの出にくさ

 今回プレジールを購入して、久しぶりに新品のプレジール/プレピーにカートリッジを装着して使い始めました。ある程度分かっていたこととは言え、最初のインクの出にくさにはちょっと苦労しました。

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 →プラチナ 「プレジール」 のレビュー
 →プラチナ 「プレピー (Preppy)」 のレビュー

■大きなインナーフィン

 プレジールやプレピーは、最初に使うときにインクが出にくいことで有名です。一般的な万年筆であれば、カートリッジを装着してしばらく経てば、インクがペン先に誘導されてきて使えるようになります。しかしプレジールやプレピーでは、ペン先までなかなかインクが導かれないのです。

 インクが降りてこないので、色々やりました。水を含ませたディッシュでペン先を湿らせてみたり、ペン先をティッシュで包んだ上で万年筆を振ってみたりなどです。そうした行為をさんざんやって、ようやく安定してインクが出るようになりました。正直言って大変でした。

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 これはなぜなのでしょうね。首軸部が長くて、バッファ領域とも言えるペン芯のインナーフィン部が大きいからでしょうか。理由がどういうものであれ、初心者向けという要素もあるプレジール/プレピーで、この仕様はあまり良いことではないと思います。ペン芯の設計や空気の通り道の改良などで、もうちょっと初回利用時にインクが出やすくして欲しい所です。


 この問題の一番の解決策は、コンバーターでボトルインクを吸い上げることですね。これをすると、ペン芯のインナーフィンが全部一気にインクで埋まります。ただ、カートリッジを使いたい人には向かないので、どんな場合でも使えるというわけではありませんが…

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プラチナ 「プレジール」 のレビュー

 プラチナのプレジール、バイオレット色のFニブです。

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(1)特徴

 このプレジールは乾燥に強いという点が売りの万年筆です。普通ならば2~3ヶ月の放置でインクかすれが発生するところ、このプレジールでは1年以上の放置に耐えるそうです。

 →プラチナから乾燥に強い万年筆 「プレジール」 が発売に

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1414_2  キャップ内部を見ると、プレピーと同じようにインナーキャップがバネで動きます。プレピーと同じか、あるいは似たような機構で乾燥を防いでいるようです。

 →プラチナ 「プレピー (Preppy)」 のレビュー

(2)外観

 胴軸はアルミで、パール加工されていますので光が反射して綺麗です。カラフルに7色そろっています。私はピンクかバイオレットのどちらを購入するか迷いましたが、同じくプラチナのアフェクションはピンクを購入しましたので、バイオレットにしました。

 →プラチナ 「アフェクション」 を入手

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 キャップリングは大きくて、豪華さを演出しています。ただ、1万円以上の高級万年筆ほどの高級感はないですね。これは仕方がないでしょうか。

(3)ペン先

 ペン先と首軸はプレピーと同じです。胴軸がスケルトンのプレピーと異なり、非透明のプレジールでこの首軸はちょっと合わないでしょうか。書き味はもちろんプレピーと同じく、低価格にしては安定していていい感じです。プレピーと互換性があるだけに、購入したプレジールの書き味が気に入らない場合、200円のプレピーを購入して入れ替えるという手が使えます。

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 細字と中字の2種類があり、キャップトップの「0.3」「0.5」という表記で区別がつきます。

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(4)筆記バランス

 金属軸ですがアルミですので、ほとんど重さを感じずに使うことが出来ます。全体で15g、キャップなしだと7gというのは、万年筆の中でも最軽量の内の一つと言えるでしょう。キャップを後ろに挿しても挿さなくても、ほとんど使い心地に変化はないです。

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(5)その他

 両用式で、プラチナのコンバーターも使えます。ペン芯のインナーフィンは大きく、たっぷりインクがたまります。ペン芯のインクを綺麗に洗うのが難しいですので、インクをあれこれ変えるのには向かないでしょうか。インクを変えるのであれば、プレピーをたくさん購入して、首軸ごと交換するのがいいでしょう。

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(6)総評

 乾燥に強いという特徴を生かして、「いつ使うか分からない」場面で使うと便利です。私はこのプレジールをカバンに放り込んで、外出先用として使っています。価格も安いですので、紛失を恐れることなく使えるのもメリットです。

 プレラやハイエースなど低価格万年筆には色々ありますが、このプレジールは独特の個性があり、他とは異なる使い方の出来る便利な万年筆だと思います。

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※スペック一覧

・重さ 全体:15g キャップ:8g キャップなし:7g
・長さ 全長:14.2cm キャップなし:12.1cm 後尾にキャップ:15.1m
・太さ 首軸最小径:10mm 首軸最大径:11mm 胴軸最大径:12mm 胴軸最小径:8mm キャップ先端:14mm キャップ後端:10mm

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デルタの「PASSION」万年筆が気になる

 先日に書いたペリカン「M320 ルビーレッド」の他に、もう一つ今の私が気になる万年筆があります。それがデルタの「PASSION」です。特にピンクの軸が気になってます。

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 →DELTA PASSION (Giardino Italiano)

■デルタ パッション

 この「PASSION」は日本未発売モデルみたいですね。基本形状やデザインはドルチェビータを踏襲しています。その形状で、私が好きなピンク色の胴軸なのが好みのポイントです。

 残念なのが鉄ペンであるという点でしょうか。ただ、イタリアの通販会社である Giardino Italiano では、ペン先を金ペンに付け替えたモデルを75ユーロ増しで販売しています。以前はもっと多くのモデルがありましたが、いまは細字のピンクだけが残ってます。

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 この万年筆は長く気になってます。購入のクリック寸前まで行ったことがありましたが、アメリゴ・ヴェスプーチなど他の万年筆の購入を優先したこともあって未だに購入していません。やはり細字好きの私には、EFがないのがネックになってます。細字を購入してさらに細く研ぐという手もあるのですが、未だに迷いのさなかです。何か背中を押してくれる要素があれば、勢いで購入するかもしれません。

 →デルタの EEF(Extra Extra Fine) ニブの万年筆を入手

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ペリカン 「M320 ルビーレッド」 が部材変更で、気になる存在に

 発売発表後から、たびたび発売予定日が変更になっている「M320 ルビーレッド」ですが、フルハルターのサイトで部材変更後の写真が多数アップされています。

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 →特別生産品「スーベレーン320ルビーレッド」発売予定日再延期のお知らせ (フルハルター)

■M300系列

 この「M320 ルビーレッド」はそれほど惹かれる模様ではなく、スルーしていました。しかし、部材変更後の新しい模様は、とても私好みで惹かれます。単純な赤色ではなく、いろいろな色が複雑に絡み合っていて、こういうタイプのモザイク模様が私の好みど真ん中です。


 う~ん、どうしましょうか。一番のネックは、M300系列だということです。いろいろな万年筆を買う内に、あまり小さな万年筆は私にはうまく扱えないことが判明しています。M300系列はペン先が柔らかいというのも、苦手な理由の一つです。

 まあ、フルハルターのサイトの説明によれば、相当な人気だそうのですので、今から入手に走っても手に入れるのは難しいのかもしれません。実物を見ずに予約することには消極ですので、これもアウロラの「マーレ・リグリア」と同じく、様子見ということになりそうです。

 →アウロラから 「マーレ・リグリア」 が発売に

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アウロラから 「マーレ・リグリア」 が発売に

 アウロラから、「マーレ・リグリア」という新たな限定万年筆が発売になるようです。ブルーのレジンが美しい万年筆で、9月頃より順次出荷されるようです。

 →アウロラ 限定品 「マーレ・リグリア」 万年筆 (高級万年筆の文栄堂)

■Aurora Mar Ligure

 仕様的には「創業85周年記念 万年筆 レッド」のブルーバージョンというところでしょうか。首軸がスターリングシルバーであるという点や、尻軸もレジン製であるという点、各所のリングの意匠や天冠のデザインといった点で、共通点が多いです。創業85周年記念のレッドが好きだったという方は、これも購入の良い候補となるのではないでしょうか。

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1403 このマーレ・リグリアについての情報をネットで色々探ってみましたが、海外も含めてまったく見当たりませんでした。出来たてほやほやの情報みたいですね。創業85周年記念のレッドは「全世界生産数 1919本」でしたが、このマーレ・リグリアは「全世界生産数 480本」と少なめです。人気の度合いは分かりませんが、もしかしたら品薄気味になるかもしれません。

■ブルーは重複する

 私自身については、購入については少し迷っています。首軸が金属のため、先日に書いたビスコンティ「レンブラント」と同じく、重心が前気味にありそうなので、筆記バランスはおそらく私好みでしょう。ただ、ブルーの外観は、私がすでに持っているオプティマとかぶります。色合いの違いはあるとは思うのですが、さすがに二の足を踏みます。

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 →Aurora 「オプティマ」 のレビュー


 う~ん、どうしましょうか。とりあえずは様子見ですね。個人的には、この仕様でピンクや紫色の万年筆を作って欲しいのですが、さすがに難しいでしょうね。(^^;

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ビスコンティ 「レンブラント」 のレビュー

 ビスコンティの「レンブラント万年筆」のレッド、Fニブです。嵌合式のキャップが磁石の力で閉まるという個性的な万年筆です。

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(1)キャップ

 このレンブラントは、キャップ内にリング状の強力な磁石がはめ込まれており、その磁力でキャップが固定されます。「カチャン!」という音と共にカッチリ閉まります。外部の力で簡単にキャップが外れるといった心配はありませんし、気密性も保たれます。

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 普通の嵌合式キャップと同じような使い勝手で使用できると思います。違いとしては、キャップを閉じるのに力が必要ない一方、磁石がそこそこ強力なため、キャップを開けるときは多少の力が必要という点があります。

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(2)筆記バランス

 このレンブラントは、首軸が金属で胴軸が樹脂という仕様のため、重心が比較的前にあるのが特徴です。キャップを後ろに挿すと、一般的な重心バランスになりますが、キャップを挿さないと、下の写真のように首軸のすぐ後ろが重心となります。重心が前にある万年筆を探しているという方は、これは良い候補の一つになると思います。

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(3)外観

 胴軸は単色ではなく、ヴァン・ゴッホのように微妙な色合いの変化があるレジンです。基本的には美しい胴軸だとは思うのですが、ヴァン・ゴッホと同じく、模様の出来具合には個体差があり、あまり美しくない模様のある個体も存在します。

 →ビスコン ティ 「ヴァン・ゴッホ マキシサイズ カプチーノ」 を入手

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 実は私の個体も少し瑕疵があります。キャップの右側に、黒い汚れがこすったような模様があるのです。人によって感覚が異なるとは思いますが、私はこの部分は美しくないと思います。このように模様の個体差がありますので、通販で買うのは少しリスキーです。確実に美しい個体を買うためには、店頭で実物を吟味して購入した方がいいでしょう。

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(4)ペン先

 ペン先はステンレスで、普通サイズのニブがついています。インクフローは良くてなめらかで、鉄ペンとして優秀な書き味だと思います。ただ、私の個体は購入直後は書き出しかすれがありました。かすれがなくなるまでに2週間程の慣らしが必要でした。それ以後は問題ありません。

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(5)コンバータ

 この万年筆を購入して驚いたのは、コンバータが別売りだということです。今までいろいろな万年筆を購入してきましたが、1万円以上の舶来万年筆でコンバータが標準で付属してこなかったのはこれが初めてです。外国でもそういう仕様みたいです。しかもオペラなどのコンバータとは互換性がありませんので、使い回しができないのもマイナスです。こういう仕様は勘弁して欲しいです。

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(6)総評

 マグネット式のキャップというギミックが目立つ万年筆ですが、前よりの重心バランスは書きやすく、基本性能が高いです。鉄ペンであることやコンバータが付属しないといったマイナス面もありますが、個性的でお勧めできる万年筆です。模様の個体差には注意して購入した方がいいでしょう。

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※スペック一覧

・重さ 全体:31g キャップ:13g キャップなし:18g
・長さ 全長:14.2cm キャップなし:12.5cm 後尾にキャップ:16.7m
・太さ 首軸最小径:10mm 首軸最大径:11mm 胴軸最大径:12mm 胴軸最小径:9mm キャップ先端:14.5mm キャップ後端:12mm

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デルタから 「ANNI 70 アンニ セッタンタ」 が発売に

 デルタから、カラフルな胴軸を持つ「アンニ セッタンタ」が発売になりました。キャップの先端の透明ドームが特徴的な万年筆です。

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 →デルタ ANNI 70 アンニ セッタンタ (高級万年筆の文栄堂)

■70年代

 胴軸のカラーはデルタらしく派手な色合いですね。デルタだけにオレンジに目が行きますが、レッドも高級感があって好印象です。ペン先がスティールなのは残念なところです。このデルタの「ANNI 70」のことは、海外で販売されているのは知っていましたが、「アンニ セッタンタ」とカタカナで販売してくるとはちょっと予想外でした。(^^;


 キャップ先端の透明ドームは、モンブランのスターウォーカー風ですね。デザインとして好印象です。ちなみに本家のモンブランの方では、透明ドーム内にダイヤモンドが浮き上がる「マイスターシュテュック モンブラン ダイヤモンド」が発売され、さらに突き抜けちゃってます。

 →マイスターシュテュック モンブラン ダイヤモンド (MONTBLANC)

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青軸の万年筆を集めてみた

1392  ワールドカップのオランダ戦は惜しかったですね。デンマーク戦への期待を込めて、サッカー日本代表のユニフォーム色である青色の万年筆を集めてみました。以前に赤軸の万年筆を集めた記事をかきましたが、その第2弾になります。

 →赤軸の万年筆を集めてみた

■ブルー系統

 赤軸に比べると青軸は少なめです。ですので、紺色など完全に青色とも言えないのも含めました。

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■旧レガンス

 これらの中でデザインが一番気に入っている万年筆は、パイロットのレガンスです。完全な青ではなく、青と赤が混じったデザインです。このレガンスは、モデルチェンジして廃番になってから欲しくなり、苦労して新品を手に入れた思い出があります。この万年筆の模様は、実物は写真で見るよりずっと綺麗です。

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セーラーの「マーブル ハイエース」が早くも廃番に

 NAGASAWA PenStyle DENさんのブログ情報によりますと、去年発売された「ハイエース マーブル」が早くも絶版になったそうです。私は発売直後に赤色を購入して気に入って使っていただけに残念です。

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 →絶版ハイエース (NAGASAWA PenStyle DEN)

■マーブル調の低価格万年筆

 ハイエースはセーラーの一番低価格帯の手軽に使える万年筆です。長らく無地のステンレスの外観で発売されていましたが、去年にリニューアルされ、廉価版の「ハイエースネオ」と高級版の「ハイエースマーブル」の2種類に分かれました。私は派手好きなために、デザインが綺麗なマーブルの方を購入して愛用しています。

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 →セーラー 「ハイエース マーブル」 のレビュー


 ハイエースは細字の鉄ペンです。デスクペンやプレラなどと同じく、縦横が同じ太さの字幅で書けるために、色々と使い勝手がいいです。それだけに、今回の廃番情報は残念です。まだ流通在庫はある程度は残っているでしょうから、欲しい方は早めに確保に向かった方がいいかもしれません。(※ただネットショップでも、すでにほとんど見かけませんので、廃番になったのはかなり前だったのかもしれません。)

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苦手だった「セーラー21Kニブ」の扱いに慣れてきた

 先日、ブログ「万年筆評価の部屋」さんの記事で、穂先が長い仕様のアウロラの限定ニブについて、筆記が安定しないということが書かれていました。

 →金曜日の調整報告 【 Aurora Sole 18K-F 滑りすぎてつまらない書き味 】 (万年筆評価の部屋)

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 それで思い出したのがセーラー21Kニブです。セーラー21Kニブも、アウロラの限定ニブほど極端ではないにせよ、比較的ニブの穂先が長めです。そのためかどうか分かりませんが、私は長らくセーラー21Kニブは扱いづらいと感じ、苦手としてきました。しかし、最近になってようやくセーラー21Kニブの扱いに慣れてきつつあります。

■長めのニブ

907  セーラーの21Kニブは、横幅はあまり大きくありませんが、縦には長めです。穂先が長く、また21Kニブということもあって、若干の柔らかさも感じられます。そのため、それなりに個性的な書き味があります。

 セーラー21ニブは万年筆を購入するようになってから、比較的早い時期に入手しました。最初はそれほど苦手意識がなかったのですが、いろいろな万年筆を使うようになってから、次第に苦手に感じるようになりました。どうも思ったような描線が描けず、長時間使うと疲れるのです。


 その感覚はとても微妙です。パイロットの柔らかいS系ニブなどは、使い始めてすぐに「自分には扱えない」と分かりましたが、セーラー21Kニブはそこまではっきりした感覚ではなかったです。ですので、セーラー21ニブのついた万年筆は買わないという選択をすることもなく、「ちょっと苦手な書き味」扱いで、結構の本数を購入してきました。

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 そんなセーラー21Kニブですが、さすがに本数が多くなって使用時間も増えたこともあってか、最近になってようやく上手く扱えるようになってきました。これで一安心です。セーラーの高級ラインのほとんどには21Kニブがついていますから、扱い慣れたのは万年筆ライフを送る上でプラスです。

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ワールドカップにぴったりのローラーボール

 ワールドカップも日本の勝利で盛り上がっていますが、ペンハウスでワールドカップ98のロゴが入ったパーカーのベクターが発売されています。フランスで開催され、同じくフランスが優勝した1998年モデルです。

 昔のモデルで、販売数が少ないですので、すぐに売り切れるかもしれません。

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 →パーカー ローラーボール ベクター ワールドカップ98 フランス (ペンハウス)

■フランスがピンチ

 今回のW杯では、フランスがピンチになってますね。メキシコに2-0で負けて、自力での1次リーグ突破がなくなってしまいました。予選リーグでもアンリの疑惑のハンドでギリギリで突破していましたし、チームは厳しそうですね。これからはリベリーの活躍次第でしょうか。

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ウォーターマンのハーモニーとイシ・エ・ラ、オーダスが廃番に?

 今月の初頭に、チャールストンの色軸とセレニテが廃番になるのではないか、という記事を書きました。その情報源のブログによれば、「ハーモニー」と「イシ・エ・ラ」、「オーダス」の3モデルも廃番になるかもしれない、という話です。

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 →End of The Road ... Waterman Harmonie And ICI et La(House of Pens)
 →End of The Road ... Waterman Audace

■モデルの重複

 個人的には、ハーモニーとイシ・エ・ラの廃番は意外ではありません。この2モデルとメトロポリタンは、「細身の金属ラッカー軸の1万円台の鉄ペン」であり非常に重複したモデルでした。ですので、メトロポリタンを残してのラインナップ整理は理解できます。

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(※写真は「メトロポリタン スターダストゴールドGT」です。)


 オーダスに関しては、廃番は残念です。オーダスは、他のメーカーにはない独特の個性を持った万年筆だと思いますので。ただ、完全廃番なのか、あるいは "2011年モデル" といった形で復活があり得るのかどうかは不明です。いい万年筆だと思いますので、とがったデザインを採用してのモデル復活を期待したいところです。

 →Waterman 「オーダス」 のレビュー

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天冠が梨地のペリカンを入手した

1386  先週から大きな仕事が立て込んで、更新が滞っていました。しかしそれも一段落しましたので、また元のような更新ペースに戻れるかと思います。そんな忙しい中ですが、以前に注文していたペリカン万年筆が届きました。

 この万年筆は発売当時は興味がなく、手に入れる予定はなかったのですが、ある理由があって購入するに至りました。私にとっては初めての天冠がプリントではない仕様のペリカンです。刻印とまではいきませんが、梨地なのはプリントよりは好印象です。

 最近に大物のデルタ「アメリゴ・ヴェスプーチ 1KS」を購入しましたので、しばらくは大物の購入は控えようとは思っていましたが、続けての購入になりました。さすがに財布が寂しくなりましたので、しらばくは大物の購入は控えないといけないですね。

 しばらく使ってみてから、詳しくレビューしたいと思います。

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Fedexの関税請求書が届く

 Fedexから関税の請求書が届きました。以前にイタリアのネットショップ「Regali Novelli」から、EEFニブを持ったデルタの「アメリゴ・ヴェスプーチ 1KS」を購入しました。その時の関税です。

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 →デルタの EEF(Extra Extra Fine) ニブの万年筆を入手

■立て替え払い

1385 私は数年前に外国からの万年筆の個人輸入を始めてから、何度も関税の支払いをしてきました。しかし、今まで利用してきたのは、アメリカからは USPS、イギリスからは Royal Mail と、各国の郵便局系の運送会社でした。ですので、日本国内での配送は郵便局でしたので、関税の支払いは受け取り時に直接現金を払う方式でした。


 しかし今回のイタリアからの通販では、Fedexで送られてきました。Fedexは、関税は受け取り時に払う方式ではなく、一旦Fedexが関税を代理で支払い、後に送られてくる請求書で支払うという方式です。どちらの方が便利なのかは微妙なところです。どちらかと言えば、その場で払う郵便局方式の方が楽でしょうか。

 送られてきた請求書には、銀行振込用紙とコンビニ払込票の二つが同封されていました。ネットバンキングで払おうかとも思いましたが、振込手数料のかからないコンビニ払いで払いました。請求書が送られてきてから10日以内に払うようにということなので、時間的には余裕がありました。

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ペリカンの「ブルーオー’ブルー」の外観は、個人的に好み

(追記:10/18) ブルー・オー・ブルーを購入しました。
 →ペリカン 「ブルー・オー・ブルー (blue o' blue)」 を購入

 以前の記事で、M800系統の限定品として「ブルーオー’ブルー」が発売されることを書きました。その外観がどういう感じなのかが判明しました。ブルーのモザイク状の模様が綺麗な胴軸ですね。

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 →ペリカンから 「ブルーオー’ブルー」 が発売に

■Souveran M800 blue o' blue

 見る限り、インク窓はなさそうですね。この辺りの仕様は人によって好みが分かれるかもしれません。私自身は、「M640 自然の美観シリーズ」でインク窓のない仕様でも問題なく使えているので、気にはなりません。私はM800系統の万年筆を持っていませんので、購入する予定です。ただ、写真と実際に見てみたときの印象とが異なることはよくありますので、予約等はせず、実際に見てから購入する予定です。

 →Pelikan 「自然の美観シリーズ ナイアガラの滝」 のレビュー

 (06/07 21:00 追記) コメント欄でウサっ子三昧さんからのご指摘があり、写真をよく見るとキャップ尻軸が透けて見えます。どうも半透明のスケルトン仕様のようです。光に透かしてみれば、インク量も確認できるかもしれません。また、写真よりも綺麗かもしれないですね。これは是非とも実物を確認したいところです。


 あと、字幅がどうなるのかも気になりますね。ただ最近の潮流だと、EFは期待できないかな。場合によってはEFを求めて海外から購入するという手段に走るかもしれません。

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amazonの "勝手に分割発送" には困る…

 最近忙しくて本を購入する時間がとれませんでしたので、文庫や新書の新刊をまとめてamazonに注文しました。8冊ほどを注文し、一括発送を頼んだのですが、見事に「勝手に分割発送」されてしまいました。

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 →amazon.co.jp

■受け取りの手間が

1379  一括発送を頼んだのに分割されてしまうことがあるという噂は聞いていたものの、実際に遭遇するとは思いませんでした。別に送料がかかるというわけではないものの、分割発送されると受け取りの手間が余計にかかるので、こういうのはやめて欲しいです。


 amazonのサイトで発送状況の詳細を見ると、片方が大阪の配送センターから送られ、片方が千葉の配送センターから送られていました。どうしてこういう風に分割されたんでしょうね。今回注文したのは新刊ばかりなので、片方の配送センターにしか在庫がないという状況になりにくそうに思ったのですが。配送センターが全国あちこちにできて、早く到着するようになったというのは悪いことではありません。しかし、こういう風にポンポン分割されるのでは、ありがたみも半減です。個人的には、到着が多少遅れてもいいので、一括で発送して欲しいですね。分割の噂のない楽天ブックスやセブンアンドワイの方で注文した方が無難だったかな。


 ただ、これからもamazonの勝手に分割癖は治りそうにないかも。なにせ、購入時のオプションの文言が、「一括発送」から「できる限り商品をまとめて発送」に変わったぐらいですから。あくまで一括発送は、amazonにとっては "努力目標" に過ぎないようで。(汗)

 →発送オプション (amazon.co.jp)

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英雄 「2008 ミントグリーン」 のレビュー

 英雄「2008 ミントグリーン」、Fニブです。以前、北京オリンピックの時にいくつかの中国万年筆のレビューを書きました。それ以来、中国万年筆のレビューからご無沙汰でしたが、上海万博を記念してレビューを書きたいと思います。この万年筆は、海外のネットショップである ISellPens.com で他の万年筆と一緒に購入しました。Yahoo!オークションでもたまに出品されているのを見かけます。

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(1)外観

 ミントグリーンに白いかけらが散りばめられたような胴軸デザインの万年筆です。この万年筆を購入した第一の理由は、この薄緑色のパステルカラーです。私はこうしたパステルカラー色の万年筆が大好きです。実際、同じくパステルカラーの「モリタ限定 プロフェッショナルギア」も愛用しています。ミントグリーンは少し透き通っていて、散りばめられた白いかけらはいい具合に立体感が感じられ、好印象です。

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 説明書によると、胴軸の材質は「人工大理石」だそうです。調べてみると、ポリエステルとアクリルを混ぜたものや、ポリエステルをガラス繊維で強化したものなど、色々と種類があるみたいですね。いずれにせよ「大理石のような外観を持った樹脂」と考えれば良さそうです。

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(2)ペン先

 14金のバイカラーニブです。最近はどのペン先もガチニブの傾向がありますが、それでもこのペン先の堅さはかなりのものです。しなりは全くありませんから、コリコリ系の書き味です。

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 手に入れたときのペン先は強烈にスリットが締まっていて、インクフローの良いパイロットインクを使ってもほとんどインクが出ないぐらいでした。とても実用にならないほどでしたので、切り割りを広げようとしましたが、ペン先の堅さのためにかなり苦労しました。鉄ペン並みの調整の難しさでした。

 ただ中国産らしく、国産F字に近い細さで書くことが出来る点は、細字好きとしては満足です。

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(3)筆記バランス

 47gと少し重めの万年筆です。特にキャップが25gと重めですので、キャップを後ろにつけると多少リアヘビーです。キャップをつけなければ22gとそこそこの重さですので、私はキャップを挿さないで使っています。

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 首軸は模様があって多少の滑り止め効果は発揮してくれますが、金属ですので、私のように乾燥肌タイプの人は滑りやすいと感じるかもしれません。

 →滑りやす い金属首軸への対処

(4)装飾

 キャップには龍をあしらったような金の模様と「英雄◎HERO 2008」という言葉が描かれています。クリップも派手ですし、首軸の HERO の浮き彫りも自己主張が強めです。この辺り、いかにも中華万年筆らしいアクの強さがあります。かなり好き嫌いの分かれる意匠だとは思いますが、私はこういうのもアリだと思います。それは「H3000 金線細工」という強烈な個性を持った万年筆をすでに持っているからかもしれませんが。

 →英雄 「H3000 金線細工」 のレビュー


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 インクの吸入方式は両用式です。ゴムをペコペコ押すタイプの多い中華万年筆ですが、これには回転式のコンバータが付属していました。

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(5)総評

 ミントグリーンのパステルカラーが涼やかな印象を与え、とても気に入ったデザインの万年筆です。パステルカラーの軽い印象とは異なり重めの万年筆ですので、第一印象とは少し異なる筆記バランスかもしれません。外観が綺麗で気に入っているのですが、14金ニブにもかかわらず鉄ペンのような平凡な書き味で、もう少し金ペンらしさを出して欲しかったというのが正直なところです。

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             ※スペック一覧

            ・重さ 全体:47g キャップ:25g キャップなし:22g
            ・長さ 全長:14.2cm キャップなし:12.4cm 後尾にキャップ:16.5m
            ・太さ 首軸最小径:8mm 首軸最大径:11mm 胴軸最大径:12.5mm 胴軸最小径:9.5mm キャップ先端:14mm キャップ後端:14mm

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赤軸の万年筆を集めてみた

 最近、万年筆関連ブログでは、アカラーやミドラーなど特定の色軸の愛好家の話がでています。私の場合は紫やピンクが好きですから、パープラーやピンカーというところでしょうか。もっとも、紫やピンクの万年筆は数少ないですから、好きな割にはあまり本数は持っていません。ただ派手な色軸を好んで買うことが多いですので、必然的に赤軸を多く持っています。私はアカラーではありませんが、手持ちの赤軸万年筆を並べて写真に撮ってみました。

■赤軸万年筆

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  • パイロット 「レガンス」
  • セーラー 「プロギア マーブルエボナイト」
  • ウォーターマン 「カレン」
  • ビスコンティ 「レンブラント」
  • ウォーターマン 「フィリアス」
  • パイロット 「エラボー」
  • プラチナ 「14Kスタンダード」

■しまらー?

 色ではなく模様という観点から言えば、私は渦模様が好きですから、「しまらー」や「うずらー」といえるでしょうか。もっとも、しまらーと書くと、"ファッションセンターしまむら"の愛好家みたいに聞こえてしまいますね。

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ウォーターマンのチャールストンとセレニテが廃番に?

 ウォーターマンのチャールストンとセレニテが廃番になるという情報がありました。セレニテは、今までの流れから見て廃番に驚きはないのですが、チャールストンも廃番になるというのはかなり意外です。

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 →End of the Road ... Waterman Charleston (House of Pens)
 →End of the Road ... Waterman Serenite

■異端児

 「金属軸のラッカー仕上げ、嵌合式」の万年筆が多いウォーターマンにおいて、チャールストンは「樹脂軸のネジ式」と、他とは異なる個性が与えられたモデルです。太めのボディの割に軽い万年筆で、胴軸に装飾リングにはオシャレな印象があります。また、胴軸の硬質アクリル樹脂は、独特の質感があって好評です。ブログなどでも、チャールストンを愛用しているという話はよく聞きます。

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 →Waterman 「エクセプション・スリム」 のレビュー
 → Waterman 「エキスパート」 のレビュー


 最初に記したソース元の記事では、チャールストンの全モデルが廃番なのか、あるいはラインナップ整理で残されるモデルがあるのかどうか、完全にははっきりしません。ただ、普通に読めば全モデルの廃番と考えるのが自然でしょうか。残念なことです。

 廃番になるにしても、完全に流通在庫が払底するまでにはまだまだ時間がかかるでしょう。ただ、チャールストンが欲しいと思っている方は、早めに手に入れておく方が無難かもしれません。

 (06/05 追記) コメント欄でのウサっ子三昧さんからの情報によれば、チャールストンは黒軸のみが残り、イエローやブルー、ホワイトが廃番だそうです。

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