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プラチナ 「#3776 セルロイド 8角軸」が気になる

 『趣味の文具箱 Vol.17』を購入しました。今回はペンハウスのプレゼントキャンペーンを利用せず、普通に書店で買いました。新製品で気になったのが、プラチナの「#3776 セルロイド 8角軸」「出雲」の2モデルです。

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■#3776 Celluloid octagon

 #3776のセルロイド・モデルは、以前からキンギョやイシガキなどが販売されてきましたが、そのラインナップに8角軸モデルが追加されるわけです。軸色は紺青色の「ミッドナイトオーシャン」だそうです。そちらはシルバートリムですが、今回の8角軸はゴールドトリムで、ゴージャス感があります。キャップリングも既存モデルとは異なる幅広の豪華仕様になってます。

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 この万年筆は、一目で気に入りました。私は元々、円柱ではない変わった形の軸が大好きです。実際、中屋万年筆でも「十角軸 赤溜」を購入しましたし、モンテグラッパの「ミクラ」やビスコンティの「ディヴィーナ デザートスプリング」など、変わった軸の万年筆を購入してきました。このセルロイド8角軸も、そのラインナップに加える予定です。

 →中屋万年筆の 「十角軸 赤溜」 が届く
 →Visconti 「ディヴィーナ デザートスプリング」 のレビュー


 価格は73,500円と高めですが、買えない金額ではありません。いつ頃発売になるのでしょうね。場合によってはペリカン「ブルーオー’ ブルー」の購入予算をこちらに回すかもしれません。

■18金ペン先

 もう一つ気になっている万年筆が、同じくプラチナの「出雲」です。「鉄刀木」と「エボナイト+漆塗り」の2種類がある万年筆で、一見したところ、中屋万年筆の新モデルと言われても違和感のない仕様です。もしかすると、製作は中屋万年筆が行っているかもしれないですね。

113_2  この万年筆のポイントは、プレジデントと同じ18金ペン先がついているところです。中屋万年筆のペン先は#3776ニブのみですので、この出雲は「中屋万年筆の胴軸にプレジデントニブがついたモデル」と言うこともできます。#3776ニブとプレジデントニブとでは、かなり書き味が異なります。ですので、中屋万年筆の胴軸が好きだけれど#3776ニブが好みではない、という方には、これは絶好の候補となるでしょう。実際、私も気になってます。


 ただ、前述の8角軸と比較すると、優先したいのは8角軸の方ですね。出雲の方はじっくりと購入を検討していく予定です。

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万年筆 / 欲しい物・購入検討」カテゴリの記事

コメント

プレジデントタイプのニブが付いた万年筆ですと90周年を持っていますが、これはかなり好き嫌いがわかれる書き味でしょうね。
3776みたいな素直なタイプではないところが楽しいです。

投稿: 二右衛門半 | 2010年7月19日 (月) 16時08分

記事を読みました。
8角セルロイドはデザイン的には完全に好みなんですが、値段と見合っているかが微妙な感じです。あくまで3776シリーズのようですし。

出雲に関しては買えるものなら買いたいです。ただこちらも独特な形状なので、持ちやすいかが気になります。

投稿: 猫柳 | 2010年7月20日 (火) 00時47分

 >二右衛門半 さん

 プレジデントタイプは、コリコリした書き味が好きな人が合っているでしょうね。細字の方がいいかもしれません。

投稿: EF Mania | 2010年7月23日 (金) 22時13分

 >猫柳 さん

 確かに7万円は高めですよね。5万円ぐらいだと助かるのですが。ただ、モンテグラッパのエンブレマと比べれば、なんとか許容範囲かなと。個人的に気になるのは重さです。あまり重いとキツかな。

 出雲は独特な曲線がありますので、意外と良さそうな気がします。

投稿: EF Mania | 2010年7月23日 (金) 22時22分

EFマニアさん、こんにちは!
プラチナさんの出雲シリーズ、実に気になりますね!
私ももう少しだけお安い価格設定だと嬉しいですね(^_^;

投稿: マジェスティ | 2010年7月25日 (日) 18時15分

 >マジェスティ さん

 出雲は、最近のプラチナにはなかった種類の万年筆ですから、楽しみにしています。ただ予算的には厳しいですが…(^^;

投稿: EF Mania | 2010年7月26日 (月) 00時41分

EF Mania さん、こんばんは。

他の方の投稿で気になることがありましたので、触れてみたいと思います。

私も90周年のカーボンを持っているのですが、ニブもペン芯もプレジデントのものではありません。
材質、板の厚み、研ぎ方等については判断できないのですが、ニブの形状、ペン芯の種類は#3776の18Kと同じに見えます。

私はプレジデントのニブは書き手を選ぶような独特のものではなく、初心者にもベテランにも同じように使える単純なガチニブだと思っています。
MとBを使っていますが、強めの筆圧でも、しなりもせず、割れもせず、どっしりしていますので、手が疲れていて筆圧の調整が難しいときなどには特に頼りになります。

EF Mania さんのブログはたいへん人気があって、ペンの購入時に参考にする方もいらっしゃると思いますので、プレジデントの擁護をしてみました。
もちろん私が勘違いしている可能性もあります。

投稿: yuband | 2010年7月28日 (水) 00時12分

 >yuband さん

 あ、確かにそうですね。何となく流してしまってました。90周年ではなく、プラチナの70周年記念のタイプミスかもしれないですね。

 プレジデントニブは、どちらかと言えばボールペンのような書き味という印象です。そのため、万年筆の一般的な書き味に慣れた私からすると、どうも違和感を感じてしまいます。ただ万年筆の入門者からすると、プレジデントの書き味の方が取っつきやすいかもしれないですね。また、私の持っているプレジデントニブは細字ですので、その辺りで感覚が異なっているかもしれません。書き味的には、セーラーの銘木シリーズに似た印象です。

投稿: EF Mania | 2010年7月30日 (金) 08時27分

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