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2010年8月の21件の記事

プラチナのコンバーター仕様変更の件について - その3

 先日に書いた「プラチナのコンバーターの入りが緩い」件について、コメント欄でpelikan_1931さんから貴重な情報をいただきました。

 カートリッジがきつすぎるという話があり、首軸の挿込口を細くしたのは事実ですが、それに合せて新しいコンバーターの口も小さくしています。すなわち新品を買えば問題ありません。
 新しい萬年筆に古いコンバーターを付けると緩くなるわけです。

(関連記事)
 →プラチナ万年筆のコンバーターの入りが緩くなった?
 →プラチナのコンバーターの入りが緩いことついて - その後

■新型コンバーター

 読者さんの情報のおかげで、この件がすっきり解決できました。pelikan_1931さん、ありがとうございました。手持ちの2本のプラチナ万年筆については、新型コンバーターを購入して対処しようかと思っています。

プラチナ コンバーター

 購入するときは、百貨店など大型店で購入しないとまずそうですね。小さな文房具屋さんだと、昔のコンバーターが出てきそうです。ただ百貨店で購入するにしても、旧型が出てこないとも限らないのでちょっと不安ですね。名前が違うとか、外観に違いがあるとかあれば、判別しやすいのですが。また、もし見た目が同じですと、家で使っている内になんやかんやで旧型コンバーターと混じってどちらがどちらなのか分からなくなってしまいそうな気が…(^^;

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プラチナのコンバーターの入りが緩いことついて - その後

 先週に、最近購入したプラチナ万年筆の2本で、コンバーターの入りが緩いことを記事に書きました。その件に関して今日Google検索で詳しく調べてみたところ、ネット掲示板への以下の書き込みを発見しました。

中屋のペンクリで聞いたところでは、
差込口がきつすぎるというユーザー達がいて、その人たちの意見を取り入れてゆるくしたらしい。
コンバーターの口を広げたんじゃなくて、ペン芯の棒の方を細くしたんだとか。

 →プラチナ萬年筆/中屋万年筆を語るスレ 10本目 (2ちゃんねる 文房具板)

■バランス

 中屋のペンクリで聞いた話ということですから、間違いのない情報と言えるでしょう。コンバーターへの入りが緩くなったのは、意図的なことで間違いないようです。

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 う~ん、個人的にはこの変更はちょっと歓迎できないです。以前のように、しっかりコンバーターがホールドされる仕様の方が好みでした。もちろん、差し込み口がキツいことが不満な人もいるので仕様変更したという経緯は理解できます。ただ、ゆるめ具合をもうちょっとマイルドな具合にしてもらえると、バランスが取れていいのではないかと個人的には思います。

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万年筆用カートリッジの製造日表示はありがたい

 先日、久しぶりにセーラーのカートリッジを購入しました。私はもっぱらボトルインクで万年筆を使用していますので、セーラーのカートリッジを購入したのは数年ぶりです。カートリッジ箱の裏面を見ると、製造日が記載されていました。これはありがたいです。

セーラー カートリッジ

■カートリッジ呼吸

 万年筆のカートリッジには、ごくわずかですが通気性があるようで、相当の長期間を経過すると、中のインクの水分が蒸発して、濃くなってしまいます。ですので、どこにも穴が空いていないのに、インクの量が少なくなっているという事態が生じます。ビニールで包装されている場合は大丈夫なのですが、紙箱だと発生しやすいです。

古いカートリッジ
(※新品のカートリッジですが、半分ぐらいにインクが減っています。)


 自分が購入したカートリッジインクを長期間放置して、その結果としてインクが煮詰まったのであれば、それは自業自得です。ただ困るのが、店で購入したときにすでに煮詰まっていることがある点です。特に街の小さな文房具屋さんの場合、カートリッジもなかなか売れませんから、十年前に仕入れたカートリッジが売られていたりもします。実際、そういう古いカートリッジを購入して、インクがすでに減っていることにガッカリした経験もあります。


 今回購入したセーラーのカートリッジのように、製造日が記載されていれば、そうした古いカートリッジを避けることができますから、安心して購入できます。久しぶりのカートリッジ購入ですので、いつからこういう仕様になったのか知らないのですが、こういう改善は利用者にとってありがたいですね。

fountain pen cartridge

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デルタ 「ドルチェビータ オーロ」 がようやく登場

 デルタのドルチェビータの新作、オーロ(Oro)がようやく日本でも発売されます。海外ではかなり以前から発売されていましたので、すでに個人輸入やオークションなどで手に入れている人も多いみたいですが、正規の販売がようやく始まって一安心です。

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 →デルタ 限定品 ドルチェビータ Oro 万年筆 (高級万年筆の文栄堂)

■限定版

 ドルチェビータ オーロには、両用式と吸入式の両タイプがあります。しかし、『趣味の文具箱 Vol.17』の情報にもあるように、今回の日本発売はミディアムサイズの両用式だけみたいですね。果たして吸入式やオーバーサイズの発売はあるのかどうか、気になるところです。

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 また、今回の発売が200本限定というのも意外です。オーロが限定品だという情報は聞いたことがありませんでした。日本だけのことなのか、あるいは海外でもそうなのか、どちらなんでしょうね。もし日本だけで限定ということなら、ちょっと残念です。いつでも購入できる方がやはり安心感があります。

■Delta Extra Fine

 この両用式 ドルチェビータ オーロ ですが、私はとりあえず様子見です。もし購入するとすれば吸入式の方がいいですし。また、最近はデルタの万年筆を続けて購入しているので、デルタばかりになるのも避けたいという気持ちがあります。

 →デルタの EEF(Extra Extra Fine) ニブの万年筆を入手

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 デルタにはEFが存在しますので、細字好きの私はついつい購入してしまいます。もっとも、日本にはEFが入ってきませんので、もっぱら海外通販かオークション頼りですが。ただ、EFのような特殊ニブには追加料金が必要になるという情報もあり、これからはEFの入手は大変になりそうですが。

 →デルタの特殊ニブの購入には、50ユーロの追加料金が必要に

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グリーンマイカルタにシルバートリムが登場

 セーラーのグリーンマイカルタ万年筆に、シルバートリム仕様が登場しました。伊勢丹新宿店のショップオリジナルで、9月8日に30本限定で発売されるそうです。

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 →伊勢丹新宿店 オリジナル万年筆「グリーンマイカルタ万年筆シルバートリム」 (セーラー万年筆 公式)

■Extra Fine

 個人的に注目点なのは、字幅のラインナップです。30本のラインナップの内訳は「極細10本、細字10本、中字10本」となっています。これは珍しいですね。ショップオリジナルの場合は細字や中字のみなど、特定の字幅のみということが多いのですが、3種類もあれば好みに合わせて買うことができます。また、極細が10本も用意されているのは珍しいですね。この辺りは川口さんの意向も反映されているのでしょうか。

 字幅のラインナップが豊富なのは素晴らしいですが、ただでさえ人気のマイカルタ万年筆ですから、売り切れるのも早そうです。それだけに、かえって好みの字幅が残ってないという事態も発生しそうです。ただ今回の発売はペンクリニックと同時開催です。もし好みの字幅が残っていない場合は、ダメ元で川口さんにお願いすれば何とかなるかもしれません。

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プラチナ万年筆のコンバーターの入りが緩くなった?

 最近、2本のプラチナ万年筆を購入しました。そこで気になったのが、コンバーターの入りの緩さです。どちらも差し込みが甘く、コンバーターだけを持つと、ペン先部がズリ落ちそうになります。

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 →プラチナ 「#3776 セルロイド 八角軸 ミッドナイトオーシャン」 を入手

■個体差?傾向?

1486  インクを吸入するとき、コンバーターだけを持って操作すると、ペン先部がボトルインクの中に落ちてしまうのではないかとヒヤヒヤします。ボトルインクの中に落ちたら回収が大変ですし、ペン先が曲がってしまう恐れすらあります。

 このコンバーターの入りの緩さは、最近の仕様なのでしょうかね。1本だけなら個体差の問題とも考えられるのですが、2本ともとなると、こういう仕様に変更になったのかという疑いが出てきます。今までプラチナ万年筆を相当な数購入してきましたが、この問題があるのは、購入した直近の2本だけです。何か理由があってこういう仕様にしたのでしたら、出来れば改善して欲しいとこです。もちろん、たまたま2本続けて緩い個体に遭遇したという可能性もあるのですが。


 なお手持ちの2本ですが、コンバーターを差し込む部分に透明のセロハンテープの切れ端を巻きました。これによってコンバーターがガッチリと固定されるようになって、一安心です。瞬間接着剤やマニキュアなどで太らせるということも考えたのですが、不可逆な方法はちょっと怖かったので、セロテープ方式に落ち着きました。

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Stylo Art 軽井沢さんのマイカルタレッドが気になる

1483  手作りの木製文房具を製作されている「Stylo Art 軽井沢」さんの所で、マイカルタレッドの話が出ていました。最近復刻されたセーラーのマイカルタ万年筆は、ブラックとグリーンの2色でした。ここでレッドのマイカルタが出るとなると、興味深いです。

 →工房便り ススキの穂が出ました (Stylo Art Karuizawa通信)

■滑りにくい

 私自身は派手な色軸が好みということもあって、これを機に赤色のような派手なマイカルタが一般化してくれるとありがたいです。

 色とは別のことですが、個人的な好みで言えば、マイカルタの場合は首軸もマイカルタの仕様の方が嬉しいですね。万年筆の軸材としてマイカルタを利用することのメリットの一つは、滑りにくいという点にあります。色々と難しい面もあるとは思いますが、首軸を持って筆記する私でもその長所が享受できるように、首軸も含めた全体がマイカルタの仕様を望みます。

 ただ首軸もマイカルタの場合は、マイカルタが水分を吸収するという特性から、インクを吸入するときに首軸をインクに漬けられないので、痛し痒しではあるのですが。

 →Stylo Art 軽井沢 「カリビアン・スウィール(プリンスジョージ)」 を入手

Stylo Art 軽井沢

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セルロイドの危険性と取り扱いマニュアル

 ブログ「二右衛門半の文具ブログ」さんの先日の記事で、セルロイドの取り扱いマニュアルが紹介されていました。

 セルロイドの扱いの難しさについては、大まかには聞いていましたが、適切な取り扱い方について、詳細には知りませんでした。このPDFマニュアルは、これからセルロイド万年筆を扱っていく上で参考になりました。読者さんの参考にもなると思いますので、私のブログでも紹介することにしました。

 →21日のWAGNER関西大会への出品物 (二右衛門半の文具ブログ)
 →安全取扱いマニュアル [PDFファイル] (ダイセルファインケム株式会社)

プラチナ セルロイド 八角軸

■発火性

 セルロイド万年筆が1~2本程度ならそれほど神経質になる必要もないと思いますが、地球温暖化の影響か、今年の夏はとても暑いです。クーラーのない直射日光の当たるデスク上に置いておいたり、自動車のダッシュボードに置いておいたりするのは危険ですから、気をつけた方がいいでしょう。

 →プラチナ 「#3776 セルロイド 八角軸 ミッドナイトオーシャン」 を入手
 →Visconti 「ディヴィーナ デザートスプリング」 のレビュー

ディヴィーナ デザートスプリング


 なお、セルロース・アセテートはセルロイドとは異なり発火性はありません。今はセルロイドを生産している工場も少なく、また在庫管理の難しさもあって、セルロイドよりもセルロース・アセテートが使われることが多いですね。例えばアウロラのオプティマなどに使われているアウロロイドは、セルロース・アセテートです。

 → Aurora 「オプティマ」 のレビュー

オプティマ

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人気記事ランキング (2010/08/19 版)

 前回のランキングをまとめてから1年経ちました。新たに人気記事のランキングをまとめました。ココログ付属のアクセス解析を使用している関係上、直近の4ヶ月のデータによる、アクセスの多い記事の順位となります。

考察・つぶやき系 記事 | 購入・海外通販系 記事 |  レビュー系 記事 |  新製品ニュース系 記事

●考察・つぶやき系 記事


●購入・海外通販系 記事


●レビュー系 記事


●新製品ニュース系 記事

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「BIC EASY CLIC CLASSIC 万年筆」が面白そう

1480  ケータイWatchに面白そうな万年筆が紹介されていました。ボールペンで有名なBIC社から発売されている「BIC EASY CLIC CLASSIC 万年筆」です。

 この万年筆は、まるでショットガンのように、ペン軸を折り曲げてインクカートリッジを装着する方式になっていて、面白いです。こういう変なギミックのある万年筆は嫌いじゃないです。

 →入荷即売り切れの大人気ペン「BIC EASY CLIC CLASSIC万年筆」 (ケータイ Watch)

■低価格万年筆

1482  こういう海外の筆記具には、個性的で面白いのが多いです。一昔前なら入手手段が限られていましたが、今ではインターネットの普及で、こういう変わった文具も手に入れやすくなりました。最近リニューアルされたペリカーノなどもその一つと言えるでしょうか。

 →The New Pelikano Fountain pen (Pelikan 公式サイト)


 ただ万年筆の場合は、どうしても低価格だと太めのペン先しか用意されていない場合が多いのが残念です。高級万年筆ですと、EFなど細めのペン先が用意されている場合が多いですので、私のような細字好きでも何とかなるのですが、低価格品だとそうもいかないのが残念なところです。

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エルバン 「カートリッジインク用ペン」 を入手

 万年筆のインクが使える「カートリッジインク用ペン」を購入しました。ペン先はローラーボール(水性ボールペン)で、好みの万年筆用インクが使用できます。

カートリッジインク用ペン

 →エルバン カートリッジ用ローラーボール HB-pen03 (高級万年筆の文栄堂)

■J.HERBIN

ローラーボール

 万年筆用インクが使えるローラーボールとしては、モンテベルデのメガ・インクボールがありました。また11月にはビスコンティのローラー万年筆が発売されました。ただ、どちらもあまり安いものではありません。興味はありつつも、気に入らなかった時のことを考えると、購入には二の足を踏んでしまいます。そんな時にこのエルバンの「カートリッジインク用ペン」を発見し、お試しで購入することにしました。

Rembrandt Eco-Roller Ivory

メガ・ウッド

 →モンテベルデの「Mega Wood(メガ・ウッド)」が気になる


 購入したインク用ペンですが、使い心地はまさしくローラーボールですね。当たり前の話ですが。万年筆用のインクを使うということで、書き出し掠れなどが発生しないか気になりましたが、問題なく使えています。ただ、事前に予想していたとおり、私の好みからすると微妙に字幅が太いですね。普通の人なら気にならないのでしょうけれど、私は細字好きですので、もう少し細字が書けた方が嬉しかったかな。

ペン先

 というわけで、630円のペンとしては満足です。なくしてもいい気軽に使えるペンとして、職場に置いて使っています。ただ、やはり字幅が太めですので、上記の高価なローラーボールは買わないことにしました。

比較
(※旧カスタムレガンスとの大きさ比較)

■Rembrandt Eco-Roller

 ところで、ビスコンティの「レンブラント ローラー万年筆」ですが、このローラーニブのスペアは、レンブラント万年筆に装着できるのでしょうかね。もし万年筆の首軸ユニットと交換できるのであれば、購入してみてもいいかなと思います。私はすでにレンブラント万年筆を所有していますので。

 →ビスコンティ レンブラント ローラー万年筆スペアニブ(10個入) (高級万年筆の文栄堂)

レンブラント

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Google画像検索がアップデート

 しばらく前から、Google画像検索の表示形式がアップデートされています。サムネイルがタイル状に並べられるスタイルに変更になり、とても見やすく検索性が向上しています。

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 →グーグル、Google画像検索を大幅リニューアル ~ タイル型レイアウト、自動スクロールなどを導入 (RBB TODAY)

■タイル表示

 サムネイルにマウスオーバーすることで拡大イメージが表示され、クリックすることで画像の詳細が表示される仕組みです。アメリカでは一ヶ月前ほどに利用可能になっていた機能ですので、日本版での導入を待ち望んでいました。左側のメニュー表示の導入といい、最近のGoogleではユーザーインタフェースの改善が著しいですね。

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iPod nano の加熱・発火問題によるバッテリー交換

ipod nano 第1世代の iPod nano のバッテリーが過熱したり発火したりする問題が報道されています。実は私も、当の第一世代 iPod nano を所有して、現役でバリバリ使っています。

 アップルは、最初はバッテリー過熱の兆候 (変色や変形など) が見られた場合にのみ、無料のバッテリー交換に応じていました。しかし経産省の指導があり、バッテリーについて不安を持つ場合も、バッテリーの交換手続きが行えるようになりました。

 →経産省、初代iPod nano事故でアップルに再発防止指示 (AV Watch)
 →アップル、第1世代iPod nanoのバッテリ過熱で交換対応を開始 (マイコミジャーナル) ‎

23:30 追記:タイムリーなことに、こんな事件もあったようですね。
 →iPod発煙、電車遅れる 東急線の車内、けが人なし (産経新聞))

■交換か新調か

apple  う~ん、どうしましょうか。2005年9月に iPod nano を購入して、約5年間は問題なく使用してきました。ただ最近はバッテリーの持ちが悪くなってきて、そろそろ限界を感じてきたのも事実です。ここでバッテリーを交換するか、あるいは iPod touch 辺りでも購入して新調してしまうか、迷います。私は携帯電話は iPhone ではありませんから、iOS4がどんなものか体験したい気持ちもあります。


 iPod touch を購入するにしても、新型が発売されるであろう9月までは様子見ですね。それまで今の iPod nano を使い続けるか、あるいはバッテリー交換を申し込むか、迷います。交換の場合は電話で申し込む必要がありますが、混雑していて手続きに1時間ぐらいかかった、という話も聞きますし、ちょっと面倒です。

 ただ以下のような事例を見ると、さすがに心配になってきます。

 →iPodが火ふいた!! (いつかChappyと呼ばれたい)
 →ショート? (えんじょい~~)

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パイロット キャップレスの極細ニブ化

 先日、ショップ改造のペリカンXXXFニブを入手した記事を書きました。そのショップでは、ペリカンの極細ニブの他、いろいろな改造ニブを販売しています。スタブへの研ぎやオブリーク、裏表で書ける両面研ぎ、ウェーバリー化など色々あるのですが、その一つとして、キャップレスの筆記体の極細研ぎというのがあります。

キャップレス

 →ウェーバリー加工された「ペリカン XXXF ペン先」を購入した

■Vanishing Point

Vanishing Point 現行のキャップレスにはEFがありません。かつてはEFがあったという話も耳にするのですが、なぜ現行にはないのでしょうね。キャップレスではペン先でシャッターを倒して書けるようになる仕組みですから、極細だと耐久性の面で問題があったのか、とも推測するのですが、本当のところは分かりません。もしその推測が当たっているなら、削って細くするのは問題が出るかもしれませね。ただ極細を求める人には、一つの選択肢ではあるでしょうか。


 便利なキャップレスだけに、もっと字幅のバリエーションがあって欲しい所です。

Capless

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クロスの万年筆が価格改定で値上げに

タウンゼント Nagasawa Penstyle DENさんの情報によりますと、9月1日から、クロスの多くの万年筆や消耗品が値上げされるそうです。

 →クロスが値上がりする前に (PenStyle-DENの日記)

■Cross

 これは残念な情報です。2年ぐらい前には長期に続くユーロ高で、欧州万年筆の値上げラッシュに苦しみました。その傾向がユーロ安のおかげで収まって安心していましたが、今度はドルの方に影響が出てしまいました。最近は円高なのですが、以前のドル高の時に計画された値上げがそのまま適用された、という感じでしょうか。値上げ幅は1割程度のようですが、財布にはダメージです。

ヴァーブ

 また、クロスブランドの0.5mmペンシルは、今後0.7mmへと変更されるそうです。

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ウェーバリー加工された「ペリカン XXXF ペン先」を購入した

 超極細のペリカン交換用ニブを3つ購入しました。これは公式に販売されているものではなく、ショップが独自に加工したものです。これで、私の手持ちのM400系ペリカン万年筆には、みんな細字ニブが装着されたことになります。

ペリカン XXXFニブ

■Waverley nib

 この極細ニブは、海外ネットショップの RichardsPens.com が販売しているペン先です。このペン先は、海外の万年筆掲示板の The Fountainpen Network で、XXXFペン先のことが話題にされていたことから、存在を知りました。というわけで、細字好きとして試してみよう、ということで入手しました。以下のページの中央部「Very Fine Round Nibs」という項目がそれです。

 →Specialty Nibs (RichardsPens.com)

Very Fine Round Nibs


 売られているのは「XXF、XXXF、XXXXF」の3種類です。そしてそれぞれに鉄ペンと金ペンの2種類があります。鉄ペンの方が安いですが、その分、返品不可になっています。また、このニブはウェーバリー加工されています。あまりに極細のため、カリカリした書き味になるのを少しでも緩和するために、ペン先を上に反らせる加工がされています。

ウェーバリー通常ペン先
(※上が改造M250ニブで、下がノーマルのM250ニブです。)

■Super Needle-point

 色々検討しましたが、送料等のことも考えて 「鉄ペンのXXF、金ペンのXXF、金ペンのXXXF」 の3種類を購入しました。鉄ペンはM200のニブ、金ペンはM250のニブがオリジナルです。M250は数年前に廃番になったモデルですので、そのニブを使っているのはちょっと意外でした。

ペリカン M250

 送られてきたニブは、XXXFの名称の通り極細が書けて満足です。ただ、XXFとXXXFはあまり差が感じられません。どちらも十分以上に細いですので、大きな差はさすがにつかないですね。


 細く書けることは希望通りだった一方で、ちょっと予想外なこともありました。それは、金ペンの方は「インクフローが良すぎる」ということです。元々のM250のニブがわずかに柔らかめであることと、ウェーバリー加工されていることが合わさってか、ちょっとインクが出すぎです。そのせいで、パイロットインクのようにシャバシャバのインクを使うと、字幅が太くなりすぎたり、字がにじんだりします。

pelikan waverly

 そうした問題を防ぐために、金ペンXXF、XXXFの方には、比較的渋めのインクを入れて対処しています。それに比べると、鉄ペンXXFの方が適度なインクフローで使いやすいですね。使用感で言うと、金ペンXXFの方はパイロットのカスタム74に近い使用感で、鉄ペンXXFはパイロットのプレラやデスクペンに近い使用感です。使っていて楽しいのは金ペンの方ですが、縦横が一定の細い字が書けるのは鉄ペンの方です。

pelikan wavery steel

■問題点

交換用ニブ と、これまで使用感を書いてきましたが、このショップ加工ニブにはいくつかの問題も感じられました。一つは、処理の甘さです。イリジウムは細く書けるよう研磨されているのですが、表面の仕上げが不十分なのか、少しざらつきが感じられました。しばらく使うことで改善されましたが、ちょっと仕上げが甘いと感じました。

 もう一つの問題は、耐久性です。ペリカンのペン先に使われているイリジウムは柔らかめと言われています。とても硬いイリジウムが使われているパイロットとは異なり、耐久性の面で不安があります。極細を実現するためにイリジウムが相当に研磨されていますから、大量筆記した場合に十年単位で持つかどうかは不明です。


 今回のショップ改造ニブは、個人的には満足しています。ただ、上記のような問題点もありますから、他の人にはちょっと推奨しにくいですね。安い物でもありませんし。実際の所、私個人が改造した「パイロットニブを装着したペリカンペン先」の方が使いやすいです。ただ、その自作ニブは一つしかありませんから、今回の改造ニブで手持ちのペリカン万年筆すべてが極細仕様にできたのは満足です。

modified pilot nib

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プラチナ 「#3776 セルロイド 八角軸 ミッドナイトオーシャン」 を入手

 先日発売されたプラチナの「#3776 セルロイド 八角軸」を、早速購入しました。八角軸という変則軸に綺麗なセルロイドと、私好みの一本でとても気に入りました。

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 →プラチナ セルロイド 八角軸 ミッドナイトオーシャン (高級万年筆の文栄堂)

■ミッドナイトオーシャン

 実際に筆記してみた第一印象は、意外と軽くて使いやすい、というものでした。もうちょっと重いのかな、と思いましたが、重さはキャップなしで12.5gと軽く、軸の太さも平均的でとても使いやすく、大量筆記用としても十分戦力になりそうです。

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 キャップを後ろに挿すと、やや重心は後ろ目になります。ただ、キャップを後ろに挿すと、八角のセルロイドの各頂点が少しこすられる感覚があります。キャップ内のネジ切り部は金属でとがっていますので、何度もキャップを後ろに挿すと、セルロイド軸に傷がつきそうな気がします。ですので、これはキャップを後ろに挿さずに使った方が無難かもしれません。

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 私自身はほとんどの万年筆でキャップを後ろに挿しませんので、この仕様は何の問題もありません。ただ、キャップを後ろに挿さないとダメだ、という人は、この万年筆の購入の際にはその点を確認した方がいいかもしれません。

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■白い斑点

 セルロイドは深い青色で、よく見ると濃い青色や薄い青色が斑点状に見えており、なかなか渋い色合いです。写真ではその辺りは確認しづらいですね。

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 ちょっと気になるのは、上の写真のように、白い斑点部分がクッキリと表面に出ている部分があるのです。購入した個体では、キャップ部分に大きな白い斑点が一つと、胴軸に小さい斑点が一つあります。これ自体は模様として問題ないのですが、全体のバランスからすると中途半端ですね。もっと斑点がたくさんあるか、あるいは全くないかの方が模様の統一性があって良かったのですが。こういう模様の個体差の問題は、ネットで購入した以上は仕方がないですね。

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■モンテグラッパ エンブレマ

 模様の問題はありましたが、思ったよりも書きやすいということもあって、大満足な購入でした。私はずっと以前から、同じく八角軸&セルロイド仕様のモンテグラッパ「エンブレマ」を購入しようかと悩んでいました。店頭で試筆したこともあるのですが、ちょっと重すぎることと、首軸が金属であることがネックとなって、購入に至りませんでした。

 →モンテグラッパ 万年筆 エンブレマ (ペンルーム)

 そうしたところ、同じ八角軸で同価格帯のこの万年筆が発売された訳です。モンテグラッパのEFも十分細いですが、より私好みの細字が書けるプラチナで希望通りの仕様の万年筆なら言うことありません。この「セルロイド 八角軸」は私にとってど真ん中ストライクの万年筆だったのです。

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 しばらくはこのセルロイド八角軸が、私のメインの万年筆になりそうです。ところで、このシリーズに続きがあるなら、セルロイドのグリーンで欲しいです。あの模様がプラチナのセルロイドの中では最も美しいと、個人的に思っていますので。


※スペック一覧

・重さ 全体:28g キャップ:15.5g キャップなし:12.5g
・長さ 全長:13.7cm キャップなし:12cm 後尾にキャップ:15.1m
・太さ 首軸最小径:10mm 首軸最大径:10.5mm 胴軸最大径:12mm 胴軸最小径:9mm キャップ先端:14.5mm キャップ後端:11mm

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報画堂オリジナル 「プロギアスリム クリアグレー/ガンメタ」 が発売に

 通販ショップの「ペンギャラリー報画堂」さんから、プロギアスリムの店舗オリジナルモデルが発売されました。グレーのスケルトンモデルで、ガンメタル風の色合いになっています。

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 →プロフェッショナルギアスリム クリアグレー/ガンメタ 万年筆 (ペンギャラリー報画堂)

■ブラックIP仕上げ

 この万年筆の大きな特徴としては、リングやクリップなどの金属部分が、ブラックIP仕上げになっていることです。普通、万年筆のトリム部分はゴールドかロジウムの2種類が圧倒的に多いです。ですので、それ以外の万年筆は貴重です。普通とは異なる印象の万年筆を求めている方には、これは良い候補と言えるのではないでしょうか。

 このブラックIP仕上げですが、どういう金属でメッキしてあるのでしょうね。私が持っている中屋万年筆は、オーダーでルテニウム仕上げにしてもらいましたが、それともまた違う感じですね。興味深いところです。

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 →中屋万年筆の 「十角軸 赤溜」 が届く

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プラチナから 「インククリーナーセット」 が発売に

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 プラチナから、インク詰まりを起こした万年筆をクリーニングする「インククリーナーセット」が発売されるそうです。

 →インク詰まりを解消!インク色変更にも使える「インククリーナーセット」新発売! (プラチナ万年筆公式)

■洗浄液?

 このインク洗浄液というのはどういう種類のものなのでしょうね。注目点は、顔料インクにも使えるという点でしょうか。ロットリング洗浄液は基本的に古典ブルーブラックの洗浄に最適化されているのに比べると、優秀なのかもしれません。まあ、実際に使ってみないと分かりませんが。また、ブログ「趣味と物欲」さんの記事では、アスコルビン酸が古典ブルーブラックの洗浄に効果的という記事もありました。

 →古典ブルーブラックインクの万年筆へのこびりつきを化学的に落とす。 (趣味と物欲)


 専用スポイトは、プラチナ万年筆専用なのが残念ですが、なかなか便利そうです。パイロットの「万年筆お手入れセット」のスポイトと同じような物でしょう。

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 →パイロットの 「万年筆お手入れセット」 を入手


 一番の問題点は1260円するという点でしょうか。う~ん、私は頻繁に万年筆を洗浄しますので、あまりインクを固着させたりしないんですよね。顔料インクも使いませんし。実際の所、ロットリング洗浄液も出番がほとんどありません。使うのは、オークションで入手した万年筆を洗浄するぐらいです。ですので、とりあえず手持ちのロットリング洗浄液を使い切ってから購入しようかと思っています。

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オマス 360 の購入を検討中

 私は、胴軸が変わった形の万年筆が好きです。中屋万年筆の十角軸や四角軸のエクセプションなど、いろいろな形状の万年筆を購入してきました。そうした好みもあって、特徴的な三角軸を持つ オマス 360 を購入しようかと検討中です。

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 →オマス OMAS 360 ボルドー (レモン社オンラインショップ)

■OMAS 360 Mezzo

 オマス 360 にはいくつか種類があります。セルロイドやデモンストレーターといった特殊なモデルを除けば、「360」と「360 メッツォ」の2種類がメインです。360 メッツォは、通常の360の小型版です。また、360が吸入式なのに比べて、360 メッツォはカートリッジ専用です。

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 さらに、360は最近になってモデルチェンジしました。今はまだ旧型も手に入るようですので、事実上「旧型360」「新型360」「360メッツォ」の三択と言えます。

 この三つの内、どれにしようか悩み中です。新型の360は、かなりの形の変化があります。軸端がカットされているといった細かな変更もありますが、一番大きな違いは、首軸が完全な三角ではなく、三角から徐々に円形になる形に変更されていることです。個人的には、この変更は少し微妙に感じています。もしかすると、この新デザインの方が持ちやすいのかもしれませんが、一方で首軸が円形に近いのであれば、オマス 360 を購入する意味が薄れてしまうように感じます。

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■360かメッツォか

1450 というわけで、購入するなら旧型360か360メッツォのどちらかですね。旧型360は大きくて吸入式なのが魅力です。一方、360メッツォはカラフルなのが魅力です。どうするか悩み中です。

 ただ、あるネットショップに変わった色の 360メッツォ があるのを見つけまして、手に入れられるかどうか問い合わせ中です。その返答によっては、それを購入するかもしれません。

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100円ショップの霧吹きが便利

1443  私は100円ショップで購入した霧吹きに水を入れて、デスクの横に常備しています。万年筆を使う上で、いろいろな用途に用いることが出来て、何かと便利です。

 例えばキャップを開けたまま放置して、ペン先が乾燥気味になったペン先に水を吹きかければ、インクの固着を防げます。また、胴軸にインクがついて汚れてしまった場合も、水を吹きかけて綺麗にできます。デスク上にインクが飛び散った場合も使えます。

 必須のアイテムというわけでもありませんが、それなりに便利に使っています。

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