パイロット 「グランセ スターリングシルバー」 を入手
パイロットの「グランセ スターリングシルバー」を購入しました。この銀軸には "ストライプ" と "バーリィコーン" の2種類がありますが、私が購入したのはバーリィコーンの方です。細身の万年筆でいい感じです。
なお、グランセはグランセNCへとモデルチェンジしました。しかし、クリップの形状など細かい違いを除けば、基本スペックは踏襲しているようです。
→パイロット グランセNC スターリングシルバー 万年筆 (ペンギャラリー報画堂)
■スターリングシルバー
パイロットには、グランセとシルバーンの2つのシルバー万年筆があります。私はシルバーの万年筆が好きですので、シルバーンに続いてグランセも手に入れることができて満足です。ただ昔に比べると、カスタム745や748というシルバー万年筆が廃番になり、パイロットの銀軸ラインナップは少し貧弱になってしまいました。できれば以前のような豊富な銀軸モデルをどんどん出して欲しいところです。
胴軸デザインですが、私はアウロラやクロスのストライプ柄シルバーをすでに所有していますので、バーリィコーンの方を購入しました。(※シルバーらしい外観があるのはストら婦乃方だと感じるのですが。)手持ちのカスタム748もバーリィコーンなのですが、こちらは燻して違う印象になっていますので、重複は問題なしです。
■細身で重め
グランセは細身・重めの万年筆です。カスタム74より一回り細軸で、ペン先も3号ニブです。軸の太さはレグノ89sと似たような感じですが、長さはありますので、デスク上でも問題なく使用できます。また金属軸ですので31gと重さもそれなりにあります。ただ私はキャップを後ろに挿しませんので、問題なく大量筆記できています。
ペン先の3号ニブは、レグノ89sと同じく多少の弾力があります。そのためインクフローも出過ぎるぐらいに出ます。レグノ89sのレビューにも書きましたが、少しこのペン先は苦手です。
細身の万年筆が好きな方に合った万年筆だと思います。私はスターリングシルバーのモデルを買いましたが、他にも胴軸がロジウムメッキされたモデルや塗装軸など種類が色々あります。グランセNCなどの基本モデルは価格が安いですので、手軽に購入できると思います。
※スペック一覧
・重さ 全体:31g キャップ:13.5g キャップなし:17.5g
・長さ 全長:13.6cm キャップなし:12.2cm 後尾にキャップ:14.2cm
・太さ 首軸最小径:9mm 首軸最大径:9.5mm 胴軸最大径:11mm 胴軸最小径:7mm キャップ先端:11mm キャップ後端:9.5mm
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コメント
私は、標準タイプの14Kモデルを持っています。字幅はMですが、硬くてコリコリした書き味で、なかなか独特な感じです。Fくらいの方が弾力を感じやすいのかもしれませんね(18Kの方が軟らかいんでしょうか)。
投稿: しまみゅーら | 2010年11月22日 (月) 15時58分
>しまみゅーら さん
情報ありがとうございます。14Kのモデルだと、硬めなんですね。ただ字幅が違いますから、ペンポイントの大きさの影響もあるのかもしれません。
カスタム748の場合は15号の18Kペン先は、14Kに比べて硬かったです。このグランセの場合はどうやら逆みたいですね。ペン先の金品位と柔らかさの関係は、メーカーやモデルによっていろいろなパターンがあります。実際に試してみないと分からないので、判断が難しいですね。
投稿: EF Mania | 2010年11月22日 (月) 16時42分
私の持つグランセも、このタイプのストライプです。ペン種はEFです。十数年前に購入し、
今年になってペン先が欠けてしまい、ペン先交換したら、EF Maniaさんのと同じデザインの
ペン先になって帰ってきました。
昔のデザインと変更になってると思います。(記憶力が…。無くなって来てますので、違うと
思うだけで、昔のペン先が、どんなだったかは、思い出せません。) PILOTの修理方法が、
変更になり、駄目になったペン先の返却は無しです。
その代わり、値段が少しお安くなってるとの事。もし古いペン先が必要な場合は、
その旨を伝えると返却してくれるそうですが、ペン先部品代が凄く高くなるとの事です。
18K-3号-EFの書き味は、細字好きでも少し硬く感じると思います。十数年使って
なじんで来ていたのですが、ペン先交換して、また硬くなったような気がし、ペン先調整に
出しました。素人がルーペで見た程度では分からない程度に、ペン先の左右の長さが
不均等だったようです。(ペンを垂直に立てて、小さな○を書いてみて、均等な書き味で書ければ、
OKです。少しでも引っかかりを感じれば、調整したほうが良いとの事です。←あるメーカーの
有名調整氏の説明です。
調整後は、昔のペン先の書き味が戻ってきたようで、カリカリ感はなくスラスラ気持よく書けます。
投稿: J-ROADCREW | 2010年11月23日 (火) 02時13分
>J-ROADCREW さん
十数年前はペン先のデザインが異なっていたのですね。このグランセのペン先の刻印は、グランセ用ということが分かるデザインなので好きです。
ペン先の返却はあった方が色々と改造やら研ぎの練習やらに使えて良いですが、どちらかと言えば安い方がありがたいかな。私の部品箱には、なんやかんやで万年筆から取り外したニブがなぜかいっぱいありますので。(^^;
ペン先の硬さは微妙なところです。かなりのガチニブ好きな私にとっては、レグノ89sやグランセの現行の硬さは、扱いにくいと感じる程度には柔らかく感じます。ただ、柔らかいニブが好きな人にとっては、ガチニブと感じるかもしれません。このあたり、ブログでどう表現するのか悩むところです。
ペン先の段差は、私の場合はひねり書きをすることもあって、結構頻繁に悩まされてます。ずれないよう対処を施した万年筆も多いのですが、細かい調整は日常的に行う必要があるぐらい、ひねり書きの悪影響は長く及んでいます。私がペンクリを利用せず、自分で調整を済ませる背景には、そういった要因もあります。
投稿: EF Mania | 2010年11月23日 (火) 21時59分
ありましたね、カスタム745と748。
今でこそ、金銀系の軸の万年筆を見ると身震いがするのですが、私が小学生の頃は生意気にも、文房具屋さんで「この8万円の銀色のストライプ(カスタム748)が欲しい!」と親にねだってました……
「いくらなんでもそれは…」と思った父は私を上手に説得し、カスタム742で折れてくれました。
その時父に「18金はすぐちびる(=磨耗する)からあかん」と言われました。
8万円の万年筆を小学生の息子に持たせるのは、親として考え物ですしね。
投稿: ヘンリー | 2010年11月29日 (月) 23時04分
>ヘンリー さん
結果として742を買ってもらえたわけですから、ナイスな戦略だったのかも。(^^; ただ748を買ってもらわなくて正解だったかもしれません。748はかなりの重量ですから、小学生にはちょっと使いこなせないと思います。私も748で長文筆記はちょっとつらいです。シルバー万年筆の場合は、グランセぐらいの大きさがちょうどいいです。「18金は~」のセリフは、諦めてもらうための苦しい理由づけだったのでしょうね。(^^;
投稿: EF Mania | 2010年11月30日 (火) 13時50分
確かに、あの台詞は父の苦しい理由付けでしたね。
「銀色がダメなら、この3万円(カスタム743)のがいい!」とまたもわがままを言って、それも却下され、最後にたどり着いたのが742でした。
本当のところ、両親はカスタム74にしようと思ってたんですがね。
子供のくせに生意気なことを言ってたな、と思います。
おっしゃるとおり、748は見るからに重たそうですよね。742にして正解でした。
重さでは、横綱・スーベレーンM1000といい勝負をしているような気がします。
ギンギラギンの748を真っ先に選んだあたり、私も昔は派手好きだったのかもしれません。
グランセはお洒落で、私の手にもちょうどいいと思いますが、簡単には手が出ませんね……
なので、貴ブログにおいて、プレラの使用レビューが掲載されたときは手を上げて喜びました。
投稿: ヘンリー | 2010年11月30日 (火) 20時54分
>ヘンリー さん
ペリカンM1000も、私が持つ万年筆の中では、かなりの存在感を持っています。ペン先は独特の軟調ニブですので、出番が少ないのが難点です。ただ、M1000は意外と重すぎるということはなく、それなりに使いやすいです。
キラキラ度で言えば、シルバー系よりもゴールド系の方が派手ですね。全身ゴールドは好みが分かれるでしょうけれど、個人的にはかなり好きです。
投稿: EF Mania | 2010年12月 2日 (木) 13時16分