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2011年2月の18件の記事

ボトル型のハケ付き瞬間接着剤を買ってみた

 先日100円ショップに行ってみると、ボトルタイプの瞬間接着剤が売っていました。今まではチューブ入りの瞬間接着剤しか買ったことがありませんでしたので、これは珍しいと購入しました。

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 →ブラシタイプ瞬間接着剤〈多用途タイプ〉Net.5g (清和shop楽天市場店)

■塗りやすさと耐久性

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 いざ使ってみると、ハケがついていますので、とても塗りやすくていい感じです。塗りすぎるとかえってくっつきにくくなるのが瞬間接着剤ですが、これは塗る量を適度に抑えやすいです。


 ただチューブタイプに比べると空気中の水分に触れやすいですので、ボトル内で固まってしまわないかが心配です。チューブタイプでも、全部使う前にチューブ内でカチコチに固まってしまうのが常でした。たとえ全体が固まらなくても、ノズル付近が硬化すると、実質的に使えなくなります。

 そうした硬化問題が心配でしたが、購入して一ヶ月後ぐらいに再び使用したところ、問題なく使えました。いずれは硬化するのかもしれませんが、100円ということを考えれば、十分に使える印象です。

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長時間筆記で疲れた時のキャップレス・デシモ

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 大量筆記をすると、腕がだるくなったり、ペンだこが痛くなったりします。最近ではそうした時に、キャップレス・デシモを使うことが多くなっています。

 私は基本的にはガチニブが好きなのですが、長時間筆記をすると、硬いペン先がコツコツと紙に当たる感触が手につらいです。それを和らげるには軟調ニブを使うのが一つの手ですが、私は軟調ニブの扱いが苦手です。その両方の問題を解決できるのがキャップレスです。キャップレスはペン先自体が柔らかいわけではないのですが、ペン先ユニットが微妙に上下に動くために、それがいい具合のクッションになって、疲れた腕には優しいのです。

 →パイロット 「キャップレス デシモ」 のレビュー

■キャップレス

 キャップレスを使い始めた頃は、首軸部にあるクリップの存在やペン先ユニットが動くことに慣れないため、あまり好きな万年筆ではありませんでした。しかし扱い方に慣れるに従い、キャップレスの良さを認識するようになってきました。一般的な万年筆とは異なる独特の筆記感がありますので、キャップレスは好みが分かれる面もあります。しかしその独自性ゆえに、他とは異なる良さがある万年筆だと思います。

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 現時点では私はキャップレス・デシモしか持っていません。ですので、無印のキャップレスやフェルモもいずれ手に入れたいです。私の持つすみれ色キャップレスのように、派手なカラーやデザインのキャップレスが出れば購入しようと思っています。

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セーラー100周年記念は「島桑」と「有田焼 -染付桐鳳凰-」

 先日の記事のコメント欄で教えていただきましたが、セーラー100周年記念万年筆のプレスリリースがありました。15万円の「島桑」が限定1,000本、100万円の「有田焼 -染付桐鳳凰-」が限定100本発売されるそうです。また、先日紹介した書籍『万年筆国産化100年 セーラー万年筆とその仲間たち』のカバー写真は、100周年記念のものだそうです。

 →セーラー万年筆、創立100周年記念の万年筆「島桑」など数量限定で発売 (日経プレスリリース)
 →セーラー万年筆が創立100周年記念に105万円万年筆 (MSN産経ニュース)

■島桑

 事前に記念万年筆は木軸ではという予想がありましたが、島桑という珍しい木材を使った万年筆となりましたね。私は囲碁好きですので、島桑といえば碁笥などに使われる木材というイメージがあります。万年筆の実物を見ると、錨をモチーフに採用したクリップが興味深いです。個性的で面白いですので、このクリップを他のモデルに採用してもいいのではないかと思います。木軸だけに写真と実物の印象が異なることが予想されますので、店頭でどんな感じなのか見てみたいところです。

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「第2回 丸善 世界の万年筆展」が丸善日本橋店で開催

 丸善日本橋店で、「第2回 丸善 世界の万年筆展」が3月3日(木)~3月9日(水)のスケジュールで開催されます。各種限定万年筆の展示の他、セーラーやパイロットのペンクリニックが実施されます。大橋堂や中屋万年筆の実演販売もあります。3つの会場を用いた大がかりなイベントになっています。なお、ペンクリなど各種イベントは開催期間中ずっと行われているわけではなくて期間限定ですので、注意が必要です。

 →日本橋店~第2回 丸善 世界の万年筆展~ (丸善 催し物情報)


 3月16日(水)~20日(日) にかけては、昨年は実施されなかった「第12回 世界の万年筆祭」が日本橋三越本店で開催されますので、来月はイベント盛りだくさんの月になりそうです。

■100周年記念

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 また、セーラーからは創立100周年を記念して、『万年筆国産化100年 セーラー万年筆とその仲間たち』という本が出版されています。こちらも興味深いです。ただ私としては、肝心の"100周年 記念万年筆"がどうなるのかが気になっているところです。

 →万年筆国産化100年 -セーラー万年筆とその仲間たち- (amazon.co.jp)

■目 次
[第一章] 行列ができる巧たち
[第二章] 有田焼万年筆の衝撃
[第三章] 万年筆の歴史をつくった人々
[第四章] 万年筆国産化前夜
[第五章] 国産万年筆誕生
[第六章] 国産万年筆の伝説を追う
[第七章] 販売現場の熱風録~三位一体の精神
[別 章] 全長14センチの小宇宙~万年筆の基礎知識

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クロスから「トレーロ」が発売に

 クロスから、胴軸に本革を用いた万年筆が発売になっています。「ブラック/デザート/ボルドー」の3種類で、とても個性的な一本です。カーフスキン(子牛の革)だそうですが、調べてみるとボルドーはワニ皮のようですね。胴軸に革を巻いた万年筆は何種類かありますが、天冠まで革というのは珍しいですね。

 →「クロス」フェアのご案内 (うめだ阪急Blog)

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 1万円台の海外製万年筆ですから、ペン先はステンレスです。個人的に残念なのは字幅が F、M、B しかないことです。クロスのXFは国産並みに細くて愛好していますので、できればXFをラインナップに加えてほしかったところです。

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「グランセNC スターリングシルバー」が登場

 以前にグランセのスターリングシルバーが廃番になったとの記事を書きました。その記事のコメント欄で、廃番の代わりにグランセNC仕様のスターリングシルバー軸が発売されるとの情報をいただきました。その「グランセNC スターリングシルバー」が通販サイトでも購入できるようになってきました。

 →パイロット グランセ NC スターリングシルバー 万年筆 (こまもの本舗)

■シルバートリム

 画像を見ると、クリップや各種リングがゴールド色からシルバー色に変更されており、全体がシルバー調で統一されています。こちらの方がスターリングシルバーらしいとも言えるでしょうか。ただその割にはペン先がバイカラーで、ちょっと不統一な気もします。高級モデルだけに、ペン先は他とは違う18Kニブです。ということで「豪華仕様=バイカラー&18K」ということなのだと思いますが、統一感という意味では少し残念なところです。

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(※画像は旧グランセのです。)


 また、グランセNCらしくクリップが丸玉ではなく平らな仕様になっています。最近のパイロットでは丸玉クリップが廃される傾向にありますね。私はあまり丸玉クリップは好みではないので、この傾向は歓迎です。ただ一方で、「実用性」や「パイロットらしさ」といった理由で丸玉クリップを好む方も見かけますので、完全に廃されるのは寂しい気もします。外観の好みは人それぞれですので、万人に好まれるデザインは難しいですね。


 旧モデルから5,000円の価格上昇というマイナス面はありますが、現行のシルバー調のクールなデザインの方が好みという方も多いでしょう。ともかく、シルバー軸愛好家としては、パイロットのスターリングシルバー万年筆の販売が継続されるのは嬉しいことです。

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(※画像は旧グランセのです。)


(※関連記事)
 →パイロット 「グランセ スターリングシルバー」 を入手

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床に万年筆を落としてペン先を曲げてしまった

 いつかこの日がやってくるとは思っていましたが、ついにやってしまいました。万年筆をフローリングの床の上に落として、豪快にペン先を曲げてしまいました。被害に遭ったのはビスコンティのボイジャーです。

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 今まで二度ほどペン先を曲げたことがありますが、どちらもデスク上に軽く落としただけで、曲がりも軽度でした。しかし今回はフローリングの堅い床の上に落としましたので、豪快に曲げてしまいました。まるでシェーファーのウェーバリー調のニブになってしまいました。

■まるでウェーバリー

 さてどうしましようか。以前と違って曲がり方が激しいですので、これを直すのは私の手に余ります。お金はかかりますが、メーカー修理に出すしかなさそうです。ただ、万年筆は価格の大半がニブの値段ですので、ニブ交換となるとかなり高額になります。しかも国内販売価格の定価ベースで修理代金もかかりますから、数万円の出費は覚悟しなければなりません。

 今のところ、修理に出すか、自力で直すか、あるいはニブユニットだけを何とかして手に入れるか、どうしようか迷っています。海外のショップを見ると、ビスコンティのニブだけを販売しているところも見られます。(※ただ今も手に入れられるのかはわかりませんが…)

 →Visconti nibs (montgomerypens.com)

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 ペン先がウェーバリー調に曲がっているということもあり、ペンポイントの位置だけを合わせて、ウェーバリーとして使うのも悪くないのでは、なんてことも考えつつあります。まだ決めていませんが、私の性格からして、自分で何とかするという選択をしそうな気もします。

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ペリカン 「400 緑縞 EEFペン先」 を入手

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 ペリカンの400を入手しました。現行のM400ではなく、Mのつかない400で、1950年代の万年筆のようです。あまりビンテージに詳しくない私がこの万年筆を手に入れたのは、ペン先が EEF (Extra Extra Fine) だからです。価格も手ごろでしたので、ebayで見かけてすぐに buy it now で購入しました。ビンテージの相場はわかりませんが、円高の助けもあって、1万円と少しで手に入れられました。

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■極細字

 届いたEEFは、国産EF並に細い字を書くことができて満足です。ビンテージだけに軟調ニブなのですが、今のような腰のない柔らかさではなく弾力のある柔らかさで、軟調ニブが苦手な私でも十分扱えて一安心です。ペン先の刻印は今とはかなり違っていますね。400NNも持っていますが、こちらのデザインの方が私は好きです。

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 この400のニブユニットは、60年近く前のものですが、今の「M200/M250/M400/M600」系列と互換性があります。ですので、ニブを入れ替えることができます。オリジナリティを重視するなら元の軸に装着して使用するのが本筋なのでしょうけれど、緑縞のペリカンはたくさん持っていて少し飽き気味ですので、レッドトレドに装着して使用しています。私好みの極細字が書けますので、EEF仕様のレッドトレドは最近では使用頻度が高いです。いい買い物でした。

 →ペリカン 「M710 レッドトレド」 を入手

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 ところで、この万年筆のニブは、入手時にはエボ焼けなのか飴色に変色していました。これを年代の味としてそのままにする方もいるようですが、私はどちらかと言えば金色に輝いている方が好きですので、ニブをばらして表も裏も金磨き布で磨きました。ただ、一度磨いて元に戻せなくなると、何となくもったいなかったような気もしてくるのが不思議です。(^^;

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 (※関連記事)
 →デルタの EEF(Extra Extra Fine) ニブの万年筆を入手
 →モンブラン銀座本店&京都店でも、EEFペン先が限定販売
 →ビスコンティのEEFニブが廃番の報に愕然

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セーラー100周年記念は、有田焼とキャンディ万年筆の復刻か

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 今年はセーラーの創業100周年で、その記念万年筆の発売が予定されています。今日セーラー万年筆の公式サイトで発表された「中期経営計画策定のお知らせ」に、100周年記念万年筆に関する情報が記されていました。

 当社の創業100 周年を記念し、1977 年経済産業大臣指定伝統工芸品にも指定された有田焼を取り入れた有田焼文具セットなど100 周年記念商品の企画が進行中です。
 また、1976 年に発売し記録的ヒット商品となったキャンディ万年筆の復刻版を製作し、100 周年という節目に相応しい商品群を揃え、販売いたします。

■有田焼万年筆

 事前の情報では、100周年記念万年筆は「100万円と10万円と1,000円の3種類の限定万年筆が発売される」との話でした。とすると、1,000円の万年筆はキャンディの復刻と考えられます。有田焼万年筆は10万円と100万円のどちらでしょうね。もしかしたら単体の有田焼万年筆が10万円で、有田焼文具セット付きが100万円という可能性もあります。あるいは、3種類の万年筆が発売されるという情報が誤りで、実は2種類という可能性もあるでしょう。今後の続報を待ちたいです。

 今回の中期経営計画を見ると、マイカルタのボールペンも新発売されるようですね。マイカルタ愛好家には注目の情報と言えるでしょう。

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ロジクール「トラックマン ホイール TM-250」を購入

 ロジクールの「トラックマン ホイール」を購入しました。私は基本的には、大玉を人差し指で操作するタイプのトラックボールが好みです。ただ、私の希望を完全に満たす製品が現状では存在していません。消去法でサンワサプライの Force を使っていますが、Force は耐久性に難があります。

 というわけで、たまには親指操作型のトラックボールも使ってみようと思い、トラックマンホイールを購入しました。

 →LOGICOOL トラックマン トラックボール TM-250 (amazon.co.jp)

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■ヨドバシカメラ

 このトラックマンホイールを購入したのは、京都ヨドバシです。先日、京都駅に行く用事がありましたので、最近オープンした京都ヨドバシに寄ってみたのです。場所は京都タワー北側の旧近鉄百貨店の跡地で、地下街のポルタから直接に行けます。去年に京都駅ビル内にビックカメラもできましたし、京都駅周辺の家電量販店の競争が激化しています。

 京都ヨドバシは思ったよりも大きくて、商品ラインナップもそれなりに充実していました。さすがに日本一の売り上げを誇る梅田のヨドバシカメラには及びませんが、まずまずの品揃えです。ただ高級筆記具コーナーは梅田と異なっておまけ程度で、その点は残念です。とは言え京都では有数の大きさの家電量販店ですので、京都駅周辺に行く用事があるときは便利に使えそうです。

 →京都ヨドバシ (公式サイト)

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オマス 「360 メッツォ」 を入手

 先日の記事でも名前を挙げましたが、オマスの「360 メッツォ」を購入しました。私にとって初めてのオマス万年筆です。

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 私は変わった形状の万年筆が好きです。これまでも十角軸やスパイラル軸、四角軸に八角軸と、いろいろな形状の万年筆を購入してきました。そんな私だけに、昔からオマスの三角軸には惹かれていました。そしてついに購入に至ったわけです。

■小型バージョン

 三角軸のオマス360には、「吸入式で大型の360」と「カートリッジ専用で小型の360メッツォ」の二種類があります。どちらを購入するかは悩みました。吸入式には惹かれるものの、360には派手な色軸がありません。それに対して360メッツォはカラフルです。というわけで、見た目重視で360メッツォにしました。

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 どの色を購入するかですが、最初はマンダリン・オレンジにしようかと思っていました。いつも購入しているイタリアの万年筆店「Regali Novelli」を見てみると、見たことがないパープル色が掲載されていました。調べてみると昔に販売されていた色のようです。私は紫色が好きですので、ダメ元で注文したところ購入できました。

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 私が購入した後、Regali Novelli の販売ページを見ると、紫色の選択肢が消えていました。どうやら廃番モデルだったものの、イタリア本国のショップへの注文ということで融通がついたのではないかと推測します。ペン先についても、一般的ではないEFを注文して購入できました。やはりメーカー本国のショップに注文するといろいろな都合がついて便利です。なお、価格は送料を含めて280ユーロ、クレジットカードへの請求額は31,914円でした。

 書き味や使用感など細かいレビューについては、後の記事で書きたいと思います。


(※関連記事)
 →デルタの EEF(Extra Extra Fine) ニブの万年筆を入手

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「ATOK 2011」にアップデートした

 つい先ほどまで知らなかったのですが、今日が「ATOK 2011」の発売日だったようですね。というわけで、私は「ATOK定額制サービス」を契約していますので、早速 ATOK 2011 にアップデートしました。一応、月額版ユーザーは自動でアップデートされるようですが、私のPCではまだでしたので、手動でアップデートしました。IMEは頻繁に使うアプリケーションですので、新しいのはやはり気分がいいです。

 →「ATOK 2011」2月発売、使う人に合わせた変換を実現 (INTERNET Watch)

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■リフレッシュ

 アップデートにあたっては、思い切って以前の辞書を引き継がない設定にして、辞書をリフレッシュしました。私は昔のPCを使っていたときの癖で、細切れで言葉を変換する癖が抜けません。ですので、辞書に結構変な癖がついている感じでしたので、一から出直すことにしました。この記事もまっさらの辞書で書いていますが、さすがにATOKだけに変な変換にはならずに快適に使えます。

 新機能で期待するのは「おまかせキーワードチャージャー」や「入力支援機能の強化」です。私はブログの記事を書くときに「万年筆」を「蔓延筆(まんえんひつ)」と書き間違える癖があるのですが、これが自動訂正されるようになると嬉しいですね。きちんと機能が動作するかはこれから見極めていきたいです。「おまかせキーワードチャージャー」では、万年筆関連ブログのRSSをいくつか登録しようと思っています。

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モンブラン銀座本店&京都店でも、EEFペン先が限定販売

 以前に、ペン先 EEF のマイスターシュテュックが、新宿伊勢丹限定で発売されたニュースを取り上げました。今回、その万年筆が銀座本店と京都店でも購入できるようになったそうです。関東圏ばかりでなく関西圏でも購入できるようになったというのはいいニュースです。

 →マイスターシュテュック ペン先「EEF」モンブラン銀座本店、京都店で限定販売 (MONTBLANC 公式)

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■2本目の現行モンブランになるか

 以前の新宿伊勢丹限定販売の時は購入可能範囲外でしたから、購入するかどうかについて悩まなくてすみました。しかし今回は関西で発売されて実際に購入できるようになりましたから、本格的に悩みます。細字好きの私にとっては EEF は大好物ではあるのですが、やはり一番のネックは価格です。55,650円というのはポンと出せる金額ではありません。ただ絶対に出せない金額ではありませんので、購入検討対象に入れたいと思っています。

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Lamy 「サファリ」 のレビュー

 ラミーの「サファリ 透明軸」のEFです。

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(1)位置づけ

 サファリは海外製のカジュアル万年筆としては最も人気があるモデルと言えるでしょう。万年筆っぽくない外観を持ちますので、「"いかにも万年筆"という外観の万年筆は職場や学校で使いにくい」と感じている人でも、比較的使いやすい1本です。価格も手頃ですし、入門用としては有力な選択肢となる万年筆だと思います。

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(2)外観

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 サファリは意外と大きめの万年筆です。後ろにキャップをつけると長さは16.7cmもあり、ペリカンM800クラスの大きさがあります。大きめの万年筆を好む方に向いています。その一方、持ち歩いての手帳用としての用途ですと、少し使いにくいかもしれません。小さな万年筆が欲しい方なら、プレラやハイエース・ネオなどが代替のカジュアル万年筆として有力です。


 胴軸は完全な円形ではなく一部がカットされた形状になっていて、デザイン上のいいアクセントになっています。また胴軸に開けられた穴でインク残量が確認できます。ただカラー軸と違ってこの透明軸では意味がないのですが…

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(3)ペン先

 海外製万年筆の場合、ペン先の個体差が問題となる場合も多いですが、サファリは価格に似合わぬ安定した品質を持っていて、安心して購入できます。鉄ペンだけにガチニブで、書き味に面白みはありませんが、カジュアル用途として使い倒すには、むしろ適したペン先とも言えます。

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 ただ私自身の個人的な不満点としては、「EFの割にはあまり細くない」という点があります。国産並みの細字を愛用している私としては、EFならもう少し細字が書けて欲しかったところです。

(4)筆記バランス・書き味

 大柄で長めの万年筆ですので、キャップは後ろにポストしてもしなくても快適に筆記できます。重さは18.5gですので、平均的な重さの万年筆と言えます。もしこのサファリでは軽すぎると感じる方は、軸がアルミ製で重めのアルスターを使用されると良いでしょう。

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 このサファリは首軸に2カ所のくぼみがつけられています。この切断面に指を置くことで、正しい筆記角度で書けるようになっているのです。ペンの持ち方が安定しない人にとっては、持ち方矯正用万年筆として有力な1本だと思います。

 しかし残念ながら、このくぼみは私自身の筆記角度には合わないのです。くぼみに指を乗せると、私の好みとは異なる角度でニブが紙に接地してしまいます。ですので、私はこのくぼみを無視して筆記しています。

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(5)その他

 両用式の万年筆で、コンバーターはサファリ専用仕様となっています。キャップは嵌合式で、パチンと音を立ててはまるタイプです。気密性は問題ありません。

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(6)総評

 気軽に使えるカジュアル万年筆として世界的に有名な万年筆です。万年筆っぽくない外見が使い勝手を高めているとも言えます。このサファリは定番色の他に、定期的に限定カラーが発売されますので、定番に好みのカラーがないという方は、限定モデルを狙うと良いでしょう。

 私自身は、私好みの細字が書けないことと首軸のくぼみが手に合わないこともあって、残念ながら使用頻度は高くありません。しかしそうした問題を感じない人にとっては、このサファリは気軽に使えるいい万年筆だと思います。

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※スペック一覧
・重さ 全体:18.5g キャップ:9g キャップなし:9.5g
・長さ 全長:14cm キャップなし:12.9cm 後尾にキャップ:16.7m
・太さ 首軸最小径:10mm 首軸最大径:12mm 胴軸最大径:12mm 胴軸最小径:11mm キャップ先端:14mm キャップ後端:13mm

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ペン先が乾きやすい万年筆のリスト

 万年筆の中には、キャップをしていてもペン先が乾きやすいモデルがあります。その理由は様々です。「意図的にキャップに穴を開けている」、「クリップの周辺に隙間が空いている」、「インナーキャップがない、設計が悪い」、「嵌合式のため、気密性を低くしている」などが代表的な理由です。

 理由はどうあれ、ペン先が乾きやすいと使いにくいです。「書き出しでインクがつかない」、「インクが濃くなる」、「ペン先内部でインクが固まり、故障の原因となる」などの問題が生じます。この記事では、私の手持ちの万年筆の中で特にペン先が乾きやすい万年筆を、備忘録的にリストアップしました。

 (※関連リンク)
 →ペン先からインクが出てこなくなる理由
 →キャップの穴を 「バスコークN 透明」 で埋める

■ペン先が乾きやすい万年筆

パーカー ソネット
原因:キャップの先端部に全体的に隙間
対処:ふさぐことが難しいので放置

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パーカー デュオフォールド
原因:クリップ下に穴
対処:穴を補修材で埋めて解決

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パーカー IM プレミアム
原因:クリップ下に穴
対処:セロテープでふさいで暫定的に対処

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マーレン ル・レーヴ&マーレン21
原因:クリップの根本に隙間
対処:補修材で埋めて解決

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ウォーターマン エクセプション・スリム
原因:キャップ先端部に全体的に隙間
対処:ふさぐことが難しいので放置

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 →可動式クリップとキャップの隙間のトホホな関係

ウォーターマン クルトゥール・ライトソフト
原因:クリップの根本部分に全体的に隙間
対処:補修材で埋めて解決

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オマス 360 メッツォ
原因:不明(嵌合式)
対処:原因が分からないので放置

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ビスコンティ ディヴィーナ デザートスプリング
原因:不明(フック・セーフ・ロック式)
対処:症状が軽度なので放置

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コンクリン マーク トウェイン
原因:クリップの根本に隙間
対処:補修材で埋めて解決

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カトウセイサクショ 850
原因:クリップ下に穴
対処:穴を補修材で埋めて解決

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■備考

 ペン先の乾きやすさをどう考えるかは人によって異なります。ペン先が乾きやすい万年筆でも、毎日使えば問題は発生しません。ですので、この記事でリストアップした万年筆が欠陥製品だと主張する気はありません。すべては使い方や考え方次第だと思います。私のように、たくさん万年筆を持っていて気が向いたときに使うという使い方が問題なのでしょう。

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200万アクセス到達 御礼

 一昨日の昼間にこのブログが200万アクセスに到達しました。訪問者の方々には感謝しております。コメント欄などで訪問者の方々に教えていただくことも多く、誠にありがとうございます。今後とも役立つブログになるよう努力していく所存です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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混色可能な "ミックスフリーインク" の続報

 先日の記事で、混色が可能なプラチナ「ミックスフリーインク」について書きました。そのコメント欄で、"スタブ調、青軸が好き"さんから多くの貴重な情報をいただきました。とても役立つ情報ですので、この記事で要点を抜粋したいと思います。貴重な情報ありがとうございました。

 →プラチナから混色可能な「ミックスフリーインク」が登場
 →スタブ調、青軸が好きさんのコメント

■Color Mixing

  • インクの仕様
    • 9色の色名は、スモークブラック(SB)、アクアブルー(QB)、オーロラブルー(AB)、シルキーパープル(SP)、シクラメンピンク(CP)、フレイムレッド(FR)、アースブラウン(EB)、サニーイエロー(SY)、リーフグリーン(LB)。
    • インクは水性染料。
  • 価格・付属物
    • 60cc入りで、各色 1,260円。
    • 瓶はカーボンブラックの瓶とほぼ同じ。
    • 専用のインク調合キットも1,260円で発売。内容は「インクうすめ液50cc入りのプラスチックボトル1個」、「同形状の空ボトル1個」、「3ccのスポイト2個」。
    • インクや調合キットには、MixFree小冊子が付属。
    • 一般販売は、3月中旬以降に予定。
  • 販売形態
    • 店頭販売はプラチナ派遣の店員がいるところに限定。トラブル予防のために対面説明販売にする予定。
    • 限定生産販売ではなく、継続して供給していく意向。将来、人気や要望によって定番色チェンジの可能性はあり。
    • インク工房やカクテルインクのような販売形態は、とらなさそう。

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「グランセ スターリングシルバー」が廃番に

 パイロットの公式サイトの記述を見ますと、どうやら「グランセ スターリングシルバー」が廃番になるようです。生産はすでに終了し、残るは流通在庫のみという状況です。この万年筆はつい最近手に入れました。それなりに思い入れがあるだけに、このニュースは残念です。

 それにしても、私の購入はギリギリでした。私が去年の年末にこの万年筆を購入したのは、いろいろな兆候から見て廃番になりそうな気がしたというのも理由として大きいです。残念ながら悪い風に予想が当たってしまったわけです。

 →グランセ スターリングシルバー(パイロット 公式サイト)

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■Sterling Silver Fountain Pen

 カスタム748と745に続いてのシルバー万年筆の終了です。この廃番で、パイロットの銀軸万年筆はついにシルバーンだけとなりました。かつての陣容に比べると寂しいものです。

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 これはどうなんでしょうね。シルバー万年筆の人気がかつてに比べてなくなってきているのでしょうか。ただ、他のメーカーを見るとまだシルバー万年筆はそれなりに存在しますし、本当のところは分かりません。一人のシルバー万年筆愛好家としては、ぜひともパイロットには新しいシルバー万年筆の発売を期待したいところです。

 →パイロット 「グランセ スターリングシルバー」 を入手


 追記 (02/03):コメント欄でのそりとんさんからの情報によれば、スターリングシルバーのグランセNCが、5000円の値上げ&細字と中字で発売予定だそうです。

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