長時間筆記で疲れた時のキャップレス・デシモ
大量筆記をすると、腕がだるくなったり、ペンだこが痛くなったりします。最近ではそうした時に、キャップレス・デシモを使うことが多くなっています。
私は基本的にはガチニブが好きなのですが、長時間筆記をすると、硬いペン先がコツコツと紙に当たる感触が手につらいです。それを和らげるには軟調ニブを使うのが一つの手ですが、私は軟調ニブの扱いが苦手です。その両方の問題を解決できるのがキャップレスです。キャップレスはペン先自体が柔らかいわけではないのですが、ペン先ユニットが微妙に上下に動くために、それがいい具合のクッションになって、疲れた腕には優しいのです。
■キャップレス
キャップレスを使い始めた頃は、首軸部にあるクリップの存在やペン先ユニットが動くことに慣れないため、あまり好きな万年筆ではありませんでした。しかし扱い方に慣れるに従い、キャップレスの良さを認識するようになってきました。一般的な万年筆とは異なる独特の筆記感がありますので、キャップレスは好みが分かれる面もあります。しかしその独自性ゆえに、他とは異なる良さがある万年筆だと思います。
現時点では私はキャップレス・デシモしか持っていません。ですので、無印のキャップレスやフェルモもいずれ手に入れたいです。私の持つすみれ色キャップレスのように、派手なカラーやデザインのキャップレスが出れば購入しようと思っています。
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コメント
EF Maniaさん、こん○○は。
私も最近、キャップレス・デシモを購入しました。レギュラーのキャップレス(グレー格子柄)も1本持っているのですが、ニブがFMで手帳等への書き込みが辛いのと、少し重いのが気になっていたので、デシモのハーベストイエロー(F)を買いました。
パイロットのF字は、既に御指摘のように少しカリカリしていますが、#8000のラッピングフィルムでしつこくエッジ除去をしたら、自分好みになりました。
キャップレスシリーズはニブが小さい分、18Kを使ったり、地金が薄かったり、ニブの大きさに比べてスリットが長目といった、かなり拘った造りですね。
シンプルな造りでもありますし、長く愛用できると思います。
投稿: 狂四郎 | 2011年2月28日 (月) 01時20分
こんにちは。
デシモ/M、フェルモ/Mを所有しており、特にフェルモは、ほぼ毎日仕事で使用しています。
キャップレスは、試し書きではなく例えば1日通して使ってみると、いかに便利かがよくわかると思います。
独特の形状のために好みが分かれるところですが、筆記具として実によくできた万年筆だと思っています。
投稿: KEN | 2011年2月28日 (月) 12時37分
>狂四郎 さん
狂四郎さんもデシモを購入されましたか。私とは購入順が逆のパターンですね。ラッピングフィルムで調整とはなかなか大胆ですね。私の腕ですとヘタをするとペン先を駄目にしそうですので、国産は多少書き味に難があってもノータッチです。その代わり、海外製万年筆は結構いじるのですが。(^^;
キャップレスは人気のシリーズですから、柄物や特殊材質のモデルも作ってほしいです。構造的に難しいとは思うのですが。
投稿: EF Mania | 2011年2月28日 (月) 14時16分
>KEN さん
フェルモはいい感じですか。次に購入するのを無印キャップレスにするかフェルモにするか、悩むところです。私はデスク上で使うので、回してペン先を出すという機構は問題ないので、フェルモにするのもいいかもしれません。
投稿: EF Mania | 2011年2月28日 (月) 14時30分
モリタさんにキャップレスの螺鈿がありますよ。
40,000円しますけど!
まだ「絣」も売ってます(私はこの前ブルーのFを買いました)。キャップレスのFは細いですね。
普通のパイロットのニブのEFぐらいの気がします。
キャップレスの螺鈿、すっごくきれいでほれぼれします。
普通の螺鈿細工や漆はキャップを後ろに挿せませんが、キャップレスはキャップがないのでそのまま同軸のキラキラ螺鈿を楽しめるんです。
一度ご覧になられてはどうしょう?
投稿: ウサっ子三昧 | 2011年3月 4日 (金) 01時27分
>ウサっ子三昧 さん
絣はいい模様ですよね。ただもうちょっと派手なカラーのが私は好みです。セセンタを買い逃したのは惜しかったです。あの頃はキャップレスに興味がありませんでした。
実物の螺鈿が見られるというのはありがたい情報です。今度見てみたいと思います。やはり一番のネックは価格でしょうか。キャップレスというと実用品という印象がありますので、4万というのはちょっと思い切りが必要な価格です。
投稿: EF Mania | 2011年3月 4日 (金) 23時39分