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2011年5月の14件の記事

キャップレスのノックが閉まらなくなった

 先日、いつものようにキャップレス螺鈿のインクを補充したところ、ノックが中途半端なところで引っかかり、ペン先が引っ込まなくなってしまいました。何とか元に戻そうと、振ったりノックを繰り返したりして、なんとか元に戻りました。焦りました。

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 (※関連記事)
 →パイロット 「キャップレス 螺鈿」 を入手

■ノック式キャップレス

 実はそうした問題が生じたのはこれで二度目です。私はキャップレスは、螺鈿の他にデシモとマットブラックの2本を持っていますが、その問題が生じたのは螺鈿だけです。う~ん、たまたまのことなのか、あるいは何か不具合があるのか、少し心配です。ネットを見てもこの現象で悩んでいる人が見当たらないので、注意しつつ使っていくしかないでしょうか。

 このキャップレス螺鈿はアメリカから購入した物です。海外通販で安く購入したわけですが、こういうときは購入店に相談しにくいので、安さに釣られるのも考え物なのかもしれません。

 (※関連記事)
 →パイロット 「キャップレス デシモ」 のレビュー
 → 「キャップレス マットブラック」を購入した

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ネット通販に便利な 「Visaデビットカード」 も普及期に入ってきたかも?

 以前から噂としてありましたが、「りそなVisaデビットカード <JMB>」のサービスをりそな銀行が開始しました。日本ではカードと言えばクレジットカードばかりですが、海外では Visa や MasterCard のシステムをそのまま使うデビットカードが普及しています。りそなのJMB登場で、日本でもデビットカードがボチボチ普及してくるかもしれませんね。(※ J-Debit とは別のシステムです。)

 →りそなVisaデビットカード〈JMB〉 (りそな銀行)

■Debit Card

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 最近はすっかりオンライン・ショッピングが一般化しました。ネットで万年筆などを購入する場合、クレジットカードがあれば手間が省けますし、銀行振込や代引きのような手数料などもかかりません。また海外から万年筆を個人輸入する場合は、ほぼクレジットカードが必須となります。eBayでの落札に使う paypal も、日本から使う場合はクレジットカードが必要です。


 そんな便利なクレジットカードですが、「一時的にであれ借金するのが嫌だ」、「カードでは使いすぎてしまいそう」といった理由でカードを持たない人も多いです。しかしデビットカードでは支払い時に直接銀行から料金が引き落とされるシステムですので、比較的安心して使えます。また入会審査のあるクレジットカードと異なり、デビットカードであれば基本的に誰でも持つことができます。貸金業法の改正による総量規制でクレジットカードが持ちにくくなっていますので、これからはデビットカードの需要も高まってくるかもしれません。

■ワンタイムデビット

 今回のりそな銀行の他にも、楽天銀行やスルガ銀行、ジャパンネット銀行(JNB)などがVisaデビットカードを発行しています。JNBのVisaデビットは変わり種で、物理的なカードの発行がなく、カード番号だけが発行され、しかも発行される番号は10日間で失効するというシステムです。これによりネットショップでしか使えない訳ですが、番号の流出による悪用の危険が低減されます。海外から万年筆をネット通販したいけれど、カードの悪用が怖いという方は、このワンタイムデビットを使うのも手でしょう。

 →ワンタイムデビット (ジャパンネット銀行)


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 そうした便利さもあるデビットカードですが、欠点もあります。それは携帯料金やプロバイダ料金などの月額払いに対応してないという点です。ですので、残念ながら paypal にはデビットカードは使えません。

 →PayPal を使って万年筆を個人輸入してみた


 そうした短所もあるデビットカードですが、クレジットカードが嫌いという方なら、代替として一つの選択肢になり得るのではないでしょうか。

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セーラーの「クリアーキャンディ」公式サイトがオープン

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 3種類発売されるセーラー100周年記念万年筆の一つが、復刻版の「クリアーキャンディ」です。そのクリアーキャンディの専門公式サイトがオープンしました。新しくアドレスを取得して凝ったサイトが作られていて、セーラーとしては結構このキャンディに力を入れているみたいですね。

 →CLEAR CANDYサイト (公式サイト)

■復刻版

 セーラー100周年記念の他の2本「島桑」と「有田焼-染付桐鳳凰-」は価格的にとても買えませんので、私はこの復刻キャンディで我慢です。カラーバリエーションが多いのはいいですね。私は派手柄が好きですので、錨マークいっぱいのマリンを買おうと思っています。

 ただ、今は発売直後で品薄のようで、セーラー直営のオンラインショップでも商品入荷が7月頃と書かれている状態です。潤沢に商品が供給されて容易に手に入れられるようになるにはまだしばらくかかりそうです。各2,000本限定ということですが、入手性はどうなんでしょうね。1,000円の万年筆ですから予約する手間を省いているのですが、希望の柄が手に入らなかったらちょっと残念かも。まあ様子見でも大丈夫だとは思うのですが。

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モリタ万年筆店の仮店舗に行ってきた

 大阪・北浜にあるモリタ万年筆店さんが、先月にビル建て替え工事のため、仮店舗に移転しました。先日に近くに寄る用事がありましたので、早速訪問してきました。

 →モリタ万年筆店が、本日から仮店舗にて営業

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 (※モリタ万年筆店 オリジナル 「プロフェッショナルギア」 です。)

■広いスペース

 新しい仮店舗は以前に比べてスペースが広く、万年筆が見やすくなっていいですね。以前の店は客が2~3人もいれば身動きがとれないぐらいの状況でしたが、仮店舗では全く余裕で、他の客がいる場合でも余裕を持って万年筆を見ることができます。

 また、陳列のスペースも広くなりました。以前は万年筆を入れたケースが縦に積まれていて、下の方にある万年筆をチェックすることが難しかったですが、今はいろいろな万年筆を見て回りやすくなりました。


 新店舗はなかなかいい感じです。ただ万年筆をチェックしやすくなった分、あれこれ目移りするようになりましたので、物欲を抑えないと危ないことになりそうです。(汗) 今回の訪問では購入目的の万年筆がありましたが、珍しい高額な万年筆をいくつも見つけて、購入しそうになってしまいました。残念ながら細字がありませんでしたので購入には至りませんでしたが、万年筆ファンにとっては、財布的により危険な店になったようです。(^^;

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細字が書けるオススメの低価格万年筆

 低価格万年筆にはいろいろありますが、細い線幅の字を書きたい、小さな字をつぶれずに書きたいという希望を持つ方にオススメの低価格万年筆を挙げたいと思います。個人的に推奨するのは、パイロット「プレラ」セーラー「ハイエースネオ」です。

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 (※関連記事)
 →パイロット 「プレラ (PRERA)」 のレビュー
 →セーラー 「ハイエース マーブル」 のレビュー

■細字の鉄ペン

 万年筆と言えば金ペンというイメージがありますが、なかなかどうして鉄ペンも侮れない性能を持っています。特に細字を一定の字幅で安定して書きたいという用途の場合、下手にペン先がしなる金ペンよりも、ペン先が硬い鉄ペンの方が書きやすいという側面もあります。またニブが大きいと、慣れないと小さな文字を書きにくいのも確かです。

 という訳で、小さな文字を細字で書く場合は、ニブの小さい鉄ペンはとても良い選択と言えます。そうした理由で、「安い鉄ペンの方が高価な金ペンよりも使いやすい」と言う人もいます。高価な万年筆の方が使いやすいという固定観念を捨てて、安い鉄ペンを積極的に使っていくのも、万年筆ライフを充実させる一つの方法だと思います。

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 上記の用途を満たす現行の万年筆はいくつかありますが、現行では「プレラ」と「ハイエースネオ」を筆頭に上げたいです。どちらも国産でペン先品質が安定していますし、またインクカートリッジの入手性も高いです。手軽に購入しやすい値段の万年筆ですから、まずはこうした万年筆から入門するのもいいのではないかと思います。


 なお、プレラやハイエースネオでも太すぎると感じる方は、パイロットの「ペン習字ペン」がEFですのでオススメです。たださすがにこのペン習字ペンは細すぎて針でひっかくような書き味ですので、やや一般向けではないかもしれません。

 →パイロット 「ペン習字ペン」 のレビュー

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新型の 「Petit1(ペチットワン)」 を購入した

 先日ヨドバシカメラの文具コーナーに行くと、リニューアルされた Petit1 が売っていましたので、早速購入しました。パイロットの Petit1 は昔からあるモデルでしたが、最近になってリニューアルされ、「万年筆タイプのペチット1」、「サインペンタイプのペチット2」、「筆ペンタイプのペチット3」の3種構成となりました。

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 →パイロット ペチットワン  万年筆タイプ (ペンルーム)
 →パイロット ペチットワン <旧モデル> (〃)

■ペチット1

 万年筆タイプの Petit1 は昔からあるモデルですので、大きくは仕様が変わっていないように見えます。ペン芯が透明になるなどデザインが少し変わったことの他、価格が315円→210円と値下げされました。

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 この Petit1 は万年筆タイプではありますが、厳密には万年筆とは異なる面があります。金属のニブと切り割り、ペン先のイリジウムといった仕様は万年筆と同じです。しかし万年筆は普通、ペン芯に掘られた細い溝を毛細管現象でインクが誘導される仕組みになっていますが、 Petit1 はフェルトペンのようにインクが染みていく不織布のような部品が仕込まれています。なにをもって万年筆と呼ぶか、定義は難しいですが、 Petit1 はそうした微妙な位置づけの製品です。

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 そうした仕組みの違いもあって、インクの成分も万年筆用のインクとは異なるという噂も聞きます。 Petit1 は専用のカートリッジを使いますが、スポイトを使って万年筆用インクを空カートリッジに入れて使うという行為はそれなりにリスクがありそうです。

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  Petit1 の書き味は安定していて好きです。インクフローも良くて、プレピーよりも好きな方ですね。ただ短軸胴太のフォルムは好みが分かれるでしょうか。また、線幅がやや太めですので、細字好きの私からするとメインとして使うのは少し厳しい感じです。

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漆器の山田平安堂がセーラーと提携し、高級蒔絵万年筆を発売

 高級漆器の老舗である山田平安堂がセーラー万年筆とコラボレーションし、新たな蒔絵万年筆を発売するそうです。蒔絵万年筆としては価格も手頃ですし、魅力的なラインナップですね。個人的には長刀研ぎ万年筆シリーズの方が好みのデザインです。ただ細字好きとしては、細字の選択肢がないのが残念なところかな。

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 →セーラー万年筆、宮内庁御用達山田平安堂と共同開発の蒔絵万年筆など高級筆記具を販売開始 (オフィスマガジン)

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NW-A857のシリコンケース「AVS-A10SC」を購入した

 私は自室でBGMを流す用途として Walkman NW-A857 を購入して使っています。先日、選曲のためにボタンに触れたところ、指先がピリッとする感覚がありました。静電気なのか漏電なのか分かりませんが、2度目でしたので気になりました。ということで、エレコムのシリコンケース「AVS-A10SC」を購入しました。

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 →ELECOM Walkman Aシリーズ用  シリコンケース (amazon.co.jp)

■ピンク色

 ボタンを押したときの静電気対策ですから、ボタン部もカバーするシリコンケースを買いました。ボタン部もカバーするためにボタンが押しにくくならないかが心配でしたが、全く問題なく操作できて一安心です。

 色は本体と同じ白にしようかとも思いましたが、それでは芸がないということで、ちょっとしたイメージチェンジとしてピンク色にしました。少し違う外観になって正解でした。

 (※関連記事)
 →ウォークマン「NW-A857」を購入した
 →ウォークマンの固定用として、3WAYマルチホルダーを購入

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いくつかの椅子を試座してみた

 先日時間が少し空きましたので、いくつかの椅子を試座してきました。アーロンチェアはいいですね。(私が購入するとすれば予算の関係からセラチェアになりますが、店にはありませんでしたので、基本構造が同じアーロンチェアを試しました。)

 →イスの買い換えを検討中

■行儀の悪い座り方

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 アーロンチェアは座面が包み込まれる感じで長く座っていても疲れなさそうです。(とは言え、時間の関係で長く試せなかったので、実際にどうなのかは不明なのですが…) 前傾チルト機構も前傾使用メインの私の希望に合っています。ただ事前の予想ほどにはあまり前傾しないなという印象です。


 気になったのは、座面の形的に、あぐらをかきにくいところです。椅子の上であぐらをかくのは行儀が悪いですが、自宅でのことですから私はよく片足や両足であぐらをかきます。試座レベルの印象では、アーロンチェアの座面はそういう使い方には向かなそうですね。もちろん腰痛防止などのためには正しい姿勢でキッチリ座るのがいいのでしょうけれど、だらしない座り方もしたい私の希望からすると、ちょっと合わない印象も受けました。座面がへこんでいるタイプよりも普通の平らな座面の椅子の方が、姿勢の自由度が高くなりそうですね。これは試座してみて初めて分かりました。

■メッシュタイプ

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 他にはオカムラのコンテッサやフィーゴ、ヴィスコンテなどを試座しましたが、どれもいい座り心地でした。聞いたことのないメーカーの椅子も含めて、いろいろな椅子を試していてもう一つ分かったことがあります。それは、今使っている椅子があまりに安物(少し体を動かしただけでギシギシ軋む)なので、一定レベル以上の椅子はどれも素晴らしいと感じてしまうのです。もちろん長く座ればもっと分かってくることもあるのでしょうけれど、1つにつき10分程度の試座では、私の力では違いが判別できませんでした。

 う~ん困りました。椅子選びも簡単ではないですね。万年筆もそうですが、一定レベル以上の善し悪しの判別は、ある程度経験を積まないと分からないものなのかもしれません。


 ただ一つ決めたこととしては、メッシュタイプは選ばないことにしました。試座した限りでは、メッシュタイプはフレームの金属が当たる感覚が気になりましたし、また、ほこりがメッシュの隙間に溜まると掃除が大変そうです。

 まだまだ試座していないメーカーの椅子も多いですし、購入までにはもう少し時間がかかりそうです。

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パイロット 「キャップレス 螺鈿」 を入手

 パイロットの「キャップレス 螺鈿」を購入しました。これは米国の Fountain Pen Hospital から「キャップレス マットブラック」を購入したときに同時に購入したものです。私は以前から螺鈿をあしらった万年筆が欲しくて、購入の機会をうかがっていました。大橋堂さんの螺鈿モデルを買う機会もありましたが、そのときには梨地塗りの万年筆を購入しましたので、今回ついに螺鈿モデルの入手を果たしました。

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 (※関連記事)
 →「キャップレス マットブラック」を購入した
 →大橋堂 「梨地塗り 万年筆」 のレビュー

■螺鈿

 「螺鈿」とは、虹色光沢に輝く貝殻の内側の真珠層を板状に切り出し、漆地などに散りばめる伝統技能です。螺鈿はきらきら輝いていて、とても綺麗です。胴軸は漆塗りで、深みのある黒色をしています。このキャップレス螺鈿は、3本目の漆塗り万年筆です。漆は万年筆と相性が良くてやはりいいですね。

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 今回、日本の万年筆を米国から購入したのは、送料節約という理由の他に、米国での販売価格がとても安かったという理由があります。日本では定価が5万円で、ネットショップや安売りの実店舗では4万円というのが相場です。それに対してFPHでは定価380ドル、実売299ドルで販売しており、最近の円高もあって、2万4千円程度で購入できます。送料や関税を考えてもかなりお得ということもあって、米国から個人輸入しました。海外から万年筆を輸入する場合はペン先の個体差が心配ですが、パイロットのペン先品質は安定していますので、その点の心配はありませんでした。

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 このキャップレスの米国価格設定の安さについては、ブログ「Penペン草子 万年筆初心者の断想」さんも指摘されています。これはどういう理由があるのでしょうね。キャップレスは海外で人気なので戦略的な価格設定がされているのか、あるいは円高になる前の設定のままなのか、理由は少し謎です。カスタム823やカスタム74の価格設定は日本と似たようなものですので、キャップレスだけ特別扱いなのかもしれません。

 →米国、パイロット・ナミキ、最新価格表 (Penペン草子 万年筆初心者の断想)

■ペン先

 使い勝手については、同時に購入した「キャップレス マットブラック」と当然のことながら同じです。輸入物だけに NAMIKI 表記なのは少し嬉しいかも。ただ、ペン先が金色で PILOT 表記なのはちょっと全体の雰囲気に合わず、残念なポイントです。日本製のはシルバーのペン先ですので、その点を重視される方は国内で購入する方が良さそうです。

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パーカーの「ソネット メタル&パール」は好み

 パーカーから、ソネットを女性向けにアレンジした3種類のニューコレクションが発売されました。これらは私好みのデザインで、かなり気に入りました。3種類の内、「メタル&パールCT」がデザイン的に一番好みです。

 →パーカー ソネット ピンクゴールドカラーモチーフ 万年筆 (高級万年筆の文栄堂)

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■プレシャスメタル

 このモデルはデザイナーのベアトリス・フォンタナによるもので、パーカーから女性向けコレクションが登場するのは初めてだそうです。ホワイトやピンクゴールドを使用したデザインはクールで洒落ています。ソネットにしては少し高めですが、それでも他の高級モデルに比べれば求めやすい価格です。

 最近はこういう金属軸のオシャレなモデルが次々と発売されて嬉しい限りです。同じくパーカーの「プリミエ」やウォーターマンの「エレガンス」などが代表例です。こうしたモデルの内、どれか1つは購入しようかと思っています。

 →ウォーターマンから 「エレガンス」 が発売に

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時折、細軸万年筆を使いたくなる

 私が現在、一番の主力としている万年筆は、パイロットのカスタム743です。以前はカスタム74系列のレガンスでしたので、少しだけ太軸志向になっているでしょうか。ただ、太軸ばかりを使っていると、時折は細軸の万年筆も使いたくなってきます。

 そんな時によく使うのは、DAKSの「ハウスチェック クロス」やパイロットの「グランセ」です。たまに使う細軸万年筆もいいものです。とはいえ、私の持ち方では細軸を長く使うと手が痛くなりますので、気分転換的な使い方が主になります。

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 (※関連記事)
 →DAKS 「ハウスチェック クロス」 のレビュー
 →パイロット 「グランセ スターリングシルバー」 を入手

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円高トレンドが終焉かも? -万年筆価格に与える影響は-

 今後の通貨に関する予測を見ていると、今後は円安傾向になるのではという記事が出ているようです。東日本大震災後、やや円高傾向に振れていましたが、震災復興のために日銀は円のサプライを増やす可能性が高く、ユーロが金融引き締めに向かっている以上、円安トレンドに向かう可能性は高そうですね。

 もし円安になると海外万年筆の価格が上昇する恐れがありますし、個人輸入する場合もうまみが減ります。一人の万年筆ファンとしては、円安に向かうのはちょっと歓迎しないところです。

 →円安トレンドへの転換? キャリートレードの復活? - 鬼軍曹 (Market Hack)

■海外万年筆価格

 日本ではバブル崩壊後の不況対策としてゼロ金利政策がとられる一方、欧州ではユーロ導入による経済活性化により、2002年~2008年にかけて1ユーロが100円から170円近くにまで上昇しました。それに伴って欧州製の万年筆が毎月のように価格改定され、万年筆ファンにとっては悪夢と言える時期でした。

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 これから円安方向に振れるとすると、万年筆購入が厳しくなるおそれがあります。ただ、今後円安になったとしても価格改定があるかどうかは不明確です。というのも2009年頃に円高になっても、万年筆価格はほとんど値下げされなかったからです。

 万年筆に限らず高級ブランド品というものは、値上げは容易でも値下げは困難な性質を持ちます。ブランドは高額であること自体が価値を生むという側面がありますし、また値下げは今後のさらなる値下げを期待しての買い控えを生むおそれもあります。それに対して値上げは駆け込み需要を生みますから、ブランド側にとっておいしいです。というわけで、今の高額な欧州万年筆価格は、2008年頃のユーロ高最盛期の頃のままです。モンブランの万年筆やParkerのデュオフォールドあたりが特徴的です。なので、今後円安トレンドになった場合に万年筆価格がどうなるかはよく分からないところです。今後の推移を見守りたいですね。


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 ただ、海外から万年筆を個人輸入する場合にはダイレクトに円安は影響してきます。私は最近になって万年筆の海外通販をよく利用するようになっていますが、海外通販のさまざまリスクを考えると、海外通販の一番おいしい時期は終わるのかもしれません。

 また、円の大規模な金融緩和による過剰流動性は、金や石油などのコモディティに資金が流入することを意味しますから、万年筆の製造コストの上昇につながります。そういう点からも、これからは万年筆価格を巡る環境は少し厳しくなるかもしれません。

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インパクト絶大の独創的な8つの万年筆

 先日の記事ではインパクトのある万年筆として、S.T.デュポンの「ミロのビーナス」を取り上げました。他にもいろいろと変わった万年筆がありますので、いくつか取り上げてみようと思います。

カランダッシュ マリオ・ボッタ
このマリオ・ボッタ万年筆は、キャップ先端になんと本物のクジャクの羽がついています。デスク上のちりとりとして使えれば便利ですが、さすがにクジャクの羽では無理があるでしょうか。

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ペリカン バビロンの空中庭園
ペリカンの「世界の七不思議」シリーズはどれも特徴的な万年筆ですが、その中でもこれが最も変わっていると思います。胴軸部はごく普通ですが、キャップが古代の建造物の形をしていて、調和しないこと甚だしいです。

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セーラー GUN(砲弾型万年筆)
とにかく太軸の万年筆を探している方にはピッタリ(?)と言えるかもしれない、砲弾型の万年筆です。「長さ94mm、最大径23mm、重量70g」というスペックは他では真似ができないでしょう。この姉妹バージョンとして、樹脂軸の「ギルサンズ」というモデルもあります。

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Vivien Muller Plume万年筆
昔の鳥の羽を使ったペンを思い出させる万年筆。オシャレでクールです。実用性には少し疑問符がつきますが…

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ジャン・ピエール・レピーヌ CACTUS
胴軸に金属球が埋め込まれていて、筆記時に手が痛そうなデザインの万年筆です。いろいろな意味でインパクト絶大。こちらの「TOTEMボールペン」も、違う意味で衝撃的です。

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カランダッシュ ブッダ
またもやカランダッシュから、胴軸にブッダの顔が多数彫り込まれた万年筆です。胴軸に般若心経や聖書の一文が書かれた万年筆というのはいくつかありますが、宗教系の中でもこれはかなりブッ飛んでます。魔除けにはなりそうかも。このシリーズには、他にもインドの神様の「ガネーシャ」や「シヴァ」などがあります。

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アウロラ ディアマンテ
世界で最も高価な万年筆。デビアスのダイヤモンドを30カラット以上も使用した贅沢な一品。その価格は1億円以上とトンデモ価格です。

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カルティエ タイガー
まさに虎の名にふさわしい造形の万年筆です。阪神タイガースのファン垂涎の一本でしょうか。(^^;

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 これらの他にも、防御力なら世界最強(?)の中屋万年筆「鎖帷子」なんかも面白いです。ペン先的には、パイロットの「ジャスタス」やセーラーの「トライデント」あたりが変わり種の有力候補でしょうか。

 手持ちの中で一番変わっているのと言えば、英雄の「H3000 金線細工」ですね。ただ上の万年筆のインパクトに比べると、まだまだな感じです。

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 →「英雄 H3000 金線細工」のレビュー

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