インパクト絶大の独創的な8つの万年筆
先日の記事ではインパクトのある万年筆として、S.T.デュポンの「ミロのビーナス」を取り上げました。他にもいろいろと変わった万年筆がありますので、いくつか取り上げてみようと思います。
- カランダッシュ マリオ・ボッタ
- このマリオ・ボッタ万年筆は、キャップ先端になんと本物のクジャクの羽がついています。デスク上のちりとりとして使えれば便利ですが、さすがにクジャクの羽では無理があるでしょうか。
- ペリカン バビロンの空中庭園
- ペリカンの「世界の七不思議」シリーズはどれも特徴的な万年筆ですが、その中でもこれが最も変わっていると思います。胴軸部はごく普通ですが、キャップが古代の建造物の形をしていて、調和しないこと甚だしいです。
- セーラー GUN(砲弾型万年筆)
- とにかく太軸の万年筆を探している方にはピッタリ(?)と言えるかもしれない、砲弾型の万年筆です。「長さ94mm、最大径23mm、重量70g」というスペックは他では真似ができないでしょう。この姉妹バージョンとして、樹脂軸の「ギルサンズ」というモデルもあります。
- Vivien Muller Plume万年筆
- 昔の鳥の羽を使ったペンを思い出させる万年筆。オシャレでクールです。実用性には少し疑問符がつきますが…
- ジャン・ピエール・レピーヌ CACTUS
- 胴軸に金属球が埋め込まれていて、筆記時に手が痛そうなデザインの万年筆です。いろいろな意味でインパクト絶大。こちらの「TOTEMボールペン」も、違う意味で衝撃的です。
- カランダッシュ ブッダ
- またもやカランダッシュから、胴軸にブッダの顔が多数彫り込まれた万年筆です。胴軸に般若心経や聖書の一文が書かれた万年筆というのはいくつかありますが、宗教系の中でもこれはかなりブッ飛んでます。魔除けにはなりそうかも。このシリーズには、他にもインドの神様の「ガネーシャ」や「シヴァ」などがあります。
- アウロラ ディアマンテ
- 世界で最も高価な万年筆。デビアスのダイヤモンドを30カラット以上も使用した贅沢な一品。その価格は1億円以上とトンデモ価格です。
- カルティエ タイガー
- まさに虎の名にふさわしい造形の万年筆です。阪神タイガースのファン垂涎の一本でしょうか。(^^;
これらの他にも、防御力なら世界最強(?)の中屋万年筆「鎖帷子」なんかも面白いです。ペン先的には、パイロットの「ジャスタス」やセーラーの「トライデント」あたりが変わり種の有力候補でしょうか。
手持ちの中で一番変わっているのと言えば、英雄の「H3000 金線細工」ですね。ただ上の万年筆のインパクトに比べると、まだまだな感じです。
| 固定リンク
「万年筆 / 全般」カテゴリの記事
- 金ペンの紙当たりの優しさは魅力(2013.10.24)
- 金ペンを凌駕する国産の鉄ペン(2013.10.11)
- 二つのペン先を両端に持つ万年筆(2013.09.21)
- Edison Pen の吸入方式「Pump Filler」が興味深い(2013.08.05)
- 転がりにくい万年筆がお気に入り(2013.07.20)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
カルティエは虎もあれですけど、ワシもなかなかだとおもいます!w
投稿: 独酌 | 2011年5月 1日 (日) 01時50分
はじめまして。
デルタが、キャップの先にコマを仕込んだ、
ドライデルという万年筆を出してます。
なぜコマなのか?
ヒマになったら遊ぶためなんでしょうか。
謎の万年筆ですw
投稿: マムーラ | 2011年5月 1日 (日) 11時46分
すご~ぃ(@_@
なんだか万年筆も曲芸まがいなことになってきましたねぇ‥。
個人的にはブッダとサボテンがおもしろいです^^
でも高そうだな~。
投稿: karmagon | 2011年5月 1日 (日) 16時41分
>独酌 さん
おお、カルティエのイーグル万年筆もかなりのインパクトですね。イーグルの方が高級な万年筆という印象です。実際に値段も高そうかな。
投稿: EF Mania | 2011年5月 1日 (日) 19時39分
>マムーラ さん
ドライデルは、どうもイスラエルがらみのようですね。コマは昔のユダヤ関連の何かのようで。
デルタからはイスラエル60という万年筆も出ていますし、経営陣か資本関係にユダヤ絡みのが何かあるのかもしれませんね。
投稿: EF Mania | 2011年5月 1日 (日) 19時52分
>karmagon さん
比較的保守的な万年筆が最近は多い印象ですが、まだまだトリッキーなモデルも多いです。ブッダは顔がいっぱいあって怖いです。夢に出てきそうです。(^^; 買うとすれば「Vivien Muller Plume万年筆」がいいですね。部屋のインテリアとしてはいい感じです。
投稿: EF Mania | 2011年5月 1日 (日) 19時55分
こちらがWAGNERに能く持ち込んでいるモリソンLLpenあたりも傍目から見たら上記の品と同様に思えますね。
キャップをした全長が22センチの巨大なオブジェですから~!。
本来はディスプレイ用ですけれども、プラチナのカートリッジが適合してちゃんとインキが出ます。
アルマイト製で軽いから持つのは苦にならず実用的ですが、キャップを後ろに挿して書こうとすると、首軸の出っ張りがジャマをしてペン先が紙に到達しません!(笑)
投稿: 二右衛門半 | 2011年5月 2日 (月) 09時04分
>二右衛門半 さん
モリソンのLLpenは、ディスプレイ用なのにちゃんとインクが出る構造になっているというのはかなりの凝り具合です。LLpenに限っては、ドラえもん握りの方が書きやすそうですね。(^^;
投稿: EF Mania | 2011年5月 2日 (月) 22時51分