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2011年10月の27件の記事

セーラー 「プロフェッショナルギア スリムミニ」 のレビュー

 セーラーの「ハローキティ スウィートベリー万年筆」、F字です。この万年筆は、「プロフェッショナルギア スリムミニ」のハローキティ版です。

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 →セーラー Hello Kitty ハローキティ  スウィートベリー万年筆 (オフィスワン北浜店)

(1)位置づけ

 プロギアシリーズには4種類のモデルがあります。その中でスリムミニは最も短く小さいモデルで、携帯に向いています。全長は短いですが、キャップを後ろにつけると筆記に問題のない長さになります。

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 ただネジ式でキャップを後ろに装着するために、筆記状態にもっていくには少し手間がかかります。またその仕組み故に、携帯向きの万年筆ではありますが、「片手に手帳を持ち、片手で万年筆を筆記できるように準備をする」ということは難しいです。「携帯するものの、使用するときはデスク上で」という用途に向いています。

「プロフェッショナルギア ファミリー」の一覧表

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(2)ハローキティ

 私が持っているのはハローキティの生誕35周年を記念した限定万年筆です。ペン先とキャップにハローキティのロゴと顔が刻印されており、ハローキティのファンにはぴったりの万年筆だと思います。濃いピンクと薄いピンクの組み合わせも、かわいらしくて好印象です。

 なお、姉妹モデルとして「プリンセスカラー万年筆」もあります。そちらはプロフィット21サイズの豪華版です。

 →セーラー ハローキティ・プリンセスカラー万年筆 (高級万年筆の文栄堂)

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(3)ペン先

 セーラーの14Kニブで、安心の書き味です。14Kニブはインクフローが標準的で、書き味も癖がないために、万人に勧められる万年筆だと思います。ニブ上面にはハローキティが刻印されていて、とてもユニークです。

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(4)筆記バランス、その他

 16.5gと軽い万年筆ですから、軽快に使えます。私は普通はキャップを後ろにポストしないのですが、さすがにこれはポストして使用しています。

 短い万年筆だけに、コンバーターは使えず、カートリッジ専用です。

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(5)総評

 携帯用に小さな万年筆が欲しいという方にぴったりの万年筆です。細字のセーラー14Kニブは安定の書き味で、小さな文字で楷書を書くのに向いていると思います。

 扱いやすい万年筆で私の使用頻度も高いのですが、キャップを後ろにネジ式でセットする必要があるため、これを面倒と感じる人もいると思います。その点をどう考えるかで評価が変わってくるモデルでしょう。代替モデルとしてミニではない「プロギア スリム」もありますので、購入の際は比較検討されると良いでしょう。

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※スペック一覧

・重さ 全体:16.5g キャップ:8g キャップなし:8.5g
・長さ 全長:10.5cm キャップなし:9.2cm 後尾にキャップ:13.4cm
・太さ 首軸最小径:9mm 首軸最大径:10mm 胴軸最大径:12mm 胴軸最小径:11mm キャップ先端:14mm キャップ後端:10mm

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漫画全巻ドットコムで、手塚治虫のサイン入り万年筆のプレゼント企画

 漫画全巻ドットコムでは、手塚治虫の『完全復刻版 新寳島 豪華限定版』購入者に対して、先着でサイン入り万年筆のプレゼントを行うそうです。この万年筆はどこのでしょうね。プレゼント企画ですから、それほど高級なものではないでしょうか。

 →「新寳島」重版記念、手塚のサイン入り万年筆プレゼント (マイコミジャーナル)

■電子書籍

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 手塚治虫と言えば、子供の頃に『火の鳥』や『アドルフに告ぐ』などを読みました。ハードカバー本でかさばるために、引っ越しの時に全部処分してしまいましたが、最近になってまた読みたくなってきました。今は文庫サイズのもあるようですから、それを購入するのも手です。ただ、最近は本棚の空きスペースが厳しくなってきましたので、こうした懐かし本は電子書籍で購入したい気持ちが強いです。しかしなかなか日本では本格的に電子書籍市場が立ち上がってこないのが残念です。


 最近、以下のような記事がありました。いよいよamazonが日本に本格進出するようです。しかし既存出版社の腰は重いようです。出版社の言い分もわかるのですが、一向に日本の電子書籍市場が活性化しない現状では、あまり出版社に共感しにくいのも事実です。

 →「こんなの論外だ!」アマゾンの契約書に激怒する出版社員 国内130社に電子書籍化を迫る (BLOGOS)


 これからどうなるでしょうね。黒船amazonが多少強引であったとしても、電子書籍市場が活発化してくれれば嬉しいのですが、ただamazon独占体制が築かれるのも歓迎しません。紙の書籍のネット通販でamazonと楽天ブックスが争っているように、複数の電子書籍ショップが健全に競争する体制が築かれればいいのですが。

 →楽天の電子書籍ストア「Raboo(ラブー)」に期待

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コンバーターの口が割れてしまった

 先日、アウロラの「イプシロン シルバー」のインクを吸入しようとしたところ、コンバーターがガタつくのに気づきました。調べてみると、コンバーターの口の部分が割れてしまっていました。これではインクが漏れる恐れがあり、買い換えが必要です。大きなダメージです。

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 (※関連記事)
 →Aurora 「イプシロン・シルバー」 のレビュー

■コンバーターの抜き差し

 今回のようにコンバーターの入り口が壊れたのは、実は二度目です。一つ目はウォーターマンのコンバーターで、このときはインクが胴軸内に盛大に漏れて、えらいことになりました。しばらくは、その原因がコンバーター入り口の亀裂だとは気がつきませんでした。

 こうしたコンバーターの故障を防ぐためにも、コンバーターはあまり頻繁に抜き差ししない方が良さそうです。ただ、洗浄するときにはどうしても外したくなるんですよね。コンバーターは本体に比べれば安いですので、ある程度覚悟の上で抜き差しするのもありでしょうか。もっとも、「ウォーターマンCF」のように、コンバーターが廃番の場合は大事に扱わないといけませんが。

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 コンバーターにはいろいろありますが、国産に比べるとヨーロッパ標準タイプのコンバーターは、構造的に壊れやすい気がします。口の部分が小さいですので、コンバーターを抜くときに、ひねりなどの余計な力が加わりやすいです。コンバーターの仕様という点では、国産の方が好きです。

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ファーバーカステルから「ベーシック」が発売に

 ファーバーカステルから11月に発売される「ベーシック」は、少し気になっている万年筆の一つです。いかにも万年筆というデザインではない、洗練されたカジュアル万年筆です。

 →ファーバーカステル(faber-castell) ベーシック 万年筆 (ペンギャラリー報画堂)

■ラインナップ

 胴軸デザインは「カーボン / レザー / マザーオブパール」の三種類があり、どれもいい感じです。デザインによって重さが違います。私が購入するとすれば、一番軽くてデザインが派手なマザーオブパールですね。

 またペン先にEFがあるのは好印象です。こういった海外製の低価格万年筆では、ペン先が中字のみであったり、あっても細字が限界の場合が多いのですが、極細字が用意されているのはありがたいです。

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 私はまだファーバーカステルの万年筆は所有していません。このベーシックで初ファーバーカステルというのも悪くなさそうです。(※ファーバーカステルと言えば「ペン・オブ・ザ・イヤー」ですが、私にはとても買えませんので…(^^;)

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Google+で Angry Birds をプレイしてみた

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 先月から、ブログに Google+1 などのソーシャルボタンを設置しています。そのボタンが正常に機能するかどうかを試すために、SNSである「Google+」に登録しました。すると、Google+ には Facebook のようにゲーム機能も搭載されていました。どうやら有名な Angry Birds が無料でプレイできるようですので、早速プレイしてみました。

 →Angry Birds トレイラー (Youtube)

■怒りの鳥さん

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 Angry Birds とは、2009年に iPhone でリリースされたアクションゲームで、パチンコで鳥を飛ばして敵をやっつけるゲームです。パズル的要素があるゲームですが、過度に難しいわけではなく、気軽に遊べます。iPhone版は有料だったようですが、Google+で無料で楽しめるのはお得です。

 説明書などが特にあるわけではありませんが、特に悩むことなく遊べました。飛行途中にクリックすると加速や分裂することにしばらく気がつきませんでしたが。(^^; 暇なときにボチボチプレイして、先日に全クリアしました。なかなか面白かったです。


 なお Google+ ですが、どうやら登録しただけで終わりそうです。ブログをやっていますので、二足のわらじを履くとどちらも中途半端になる可能性が高いですので、ブログに専念しようと思っています。TwitterもFacebookも、登録はしたものの、ちょっとお試ししただけの幽霊会員状態です。(^^;

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パイロット 「シルバーン」 のレビュー

 パイロットの「シルバーン 格子」、F字です。

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 →パイロット シルバーン. (書斎空間)

(1)位置づけ

 「シルバーン」の名前から連想されるように、胴軸がスターリングシルバーの万年筆です。シルバー製のパイロット万年筆が次々廃番になる中、銀軸好きには貴重な一本です。昔ながらの貼り付けニブ方式の独特の形状をした万年筆で、デザインにしても書き味にしても、他とは違う個性を持った万年筆だと思います。

 シルバー製であり、しかも中央部はそれなりに太軸なため、洗練された高級感がある万年筆だと思います。モンブラン149のような黒軸金トリム以外で高級感のある万年筆を求める向きには、良い候補となると思います。

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(2)ペン先

 ペン先は貼り付け型のニブで、それ故に他とは違う独特な筆記感があります。多少の弾力はありますが、基本的にはコリコリ系の書き味です。系統としては「セーラー 銘木シリーズ」や「シェーファー タルガ」のような筆記感です。

 →セーラー 「鉄刀木(たがやさん)」 のレビュー
 →Sheaffer 「タルガ 1180 イエロースワール」 のレビュー

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 実は私はこのシルバーンの書き味や筆記バランスが長らく苦手で、購入してから長い間、使用頻度がとても少なかったです。ただ、最近になってコリコリ系の書き味も好きになって来て、このシルバーンもボチボチ使用するようになって来ました。これは私の好みが変化したからなのか、書き味に対する許容度が上がったからなのかは分かりませんが、今まで死蔵していた万年筆が一軍復帰したのは嬉しいことです。

 →最近はコリコリ系の書き味が好み

(3)筆記バランス

 金属軸ということもあって、34gとそこそこ重めです。ただ重量配分を見ると、キャップが15gで胴軸が19gと、胴軸だけならそれほど重くはありません。ですので、私はキャップをつけずに使用しています。リアヘビーが好みの方は後ろにキャップをつけ、軽い万年筆が好みの方はキャップなしで筆記すると良いでしょう。

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(4)胴軸デザイン

 胴軸のデザインは「つむぎ / 格子 / 松竹梅 / 石だたみ」の4種類です。私がシルバーンを購入したのは万年筆を集め出した初期ということもあって、最も万年筆として無難そうな格子にしました。しかし今から考えると、他の柄の方が個性があって、ちょっと失敗したかなと思います。今購入するなら、つむぎか松竹梅にするでしょう。

 また海外では、蒔絵のような図柄が描かれた多数のオリジナル・モデルが発売されています。海外モデルについては以下の記事で詳しく書きました。

 →海外版のシルバーンに「朱鷺と亀」模様が追加

(5)その他

 両用式で、対応するコンバーターはCON-50とCON-20です。最高のコンバーターであるCON-70が使えないのは残念です。

 ニブは接着剤で貼り付けられていて、剥がれた場合は修理対応となります。シルバーンと同じ貼り付けニブのエリートで、ニブが剥がれた経験があります。

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(6)総評

 独特の貼り付けニブ形式ゆえに、他にはない筆記感のある万年筆です。そのため好き嫌いが分かれるかもしれません。ただ万年筆を扱った雑誌で、「パイロット社内でも愛用者が多い」との記述を見たことがあります。それだけハマる人にはハマる万年筆なのかもしれません。

 「洗練された高級感のある万年筆が欲しい人」や「ありきたりな万年筆では満足できない人」であれば、検討対象に入れるべき万年筆の1本と言えるでしょう。

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※スペック一覧

・重さ 全体:34g キャップ:15g キャップなし:19g
・長さ 全長:14.2cm キャップなし:12.7cm 後尾にキャップ:15.1cm
・太さ 首軸最大径:12mm 胴軸最大径:12.5mm キャップ最大径:13.5mm

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ネスカフェの「生豆ブレンド」を飲んでみた

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 普段飲むコーヒーは、コーヒー豆をミルで挽いて飲んでいるのですが、時間がないときにはインスタントコーヒーも飲みます。以前は「スターバックス ヴィア」を飲んだりもしましたが、今はネスカフェの「生豆ブレンド」を購入して飲んでいます。

 →ネスカフェ 生豆ブレンド (ネスカフェ 公式)


 この「生豆ブレンド」は、生豆からコーヒーポリフェノール(クロロゲン酸類)を抽出して、従来のネスカフェの約2倍含んでいるそうです。ただ、そういう健康関連のメーカーのお題目はあまり信用していません。(^^; 成分よりも、味が濃い目で少し変わった風味があるので、気に入って飲んでいます。

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海外版のシルバーンに「朱鷺と亀」模様が追加

 現在、私は「パイロット シルバーン」のレビュー記事を書いているのですが、海外でのシルバーンの柄について再チェックしたところ、ちょうど新しいデザインが発売されるとの情報を見つけました。新しく「朱鷺と亀 (Toki & Turtle)」の2本が発売されるそうです。

 →Pilot Sterling Silver Collection (Fountain Pen Hospital)

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■海外版シルバーン

 日本に置けるシルバーンの標準柄は「つむぎ / 格子 / 松竹梅 / 石だたみ」の4種類ですが、海外ではまったく違った柄が発売されています。今回の朱鷺と亀のように、動物の柄が描かれた蒔絵風デザインで発売されています。今までに発売されたデザインはなにがあるのかと調べてみると、「鶴 / 蝶 / ドラゴン / 鷹 / 松 / 梅 / 芸者 / 将軍 / 富士山 / ジャガー / 亀 / 朱鷺」などがあるようですね。他にもっとあるかもしれません。


 海外のシルバーンは多種多様で面白いです。国内でも「シルバーントク」で、好きな紋章やマークを銀蝕刻で製作してもらえるようですね。こうしたサービスを利用するのも一つの手でしょうか。

 →パイロット シルバーントク 万年筆 (NOMADO1230)

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円高と海外万年筆価格について

 ネットショップ「NOMADO1230」の情報によりますと、クロス製品の価格が10月下旬より一部値上げされるそうです。

 これは少し意外な情報です。昨日に「1ドル=75円78銭」と戦後最高値を更新したように、歴史的な円高状態なので、海外製品の値上げとは無縁かと思っていました。金などのコモディティ価格の値上がりが原因でしょうかね。

 →クロス製品が10月下旬に一部値上げ (NOMADO1230)

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■かつての惨状

 ところで、こうした値上げのニュースも懐かしい気がします。2002年にユーロが誕生してから、2008年まで一貫してユーロが高くなっていきました。そのため、それこそ3ヶ月に一度ぐらいのペースで欧州万年筆の値上げニュースがあった感じでした。特に2006年~2008年がひどかったです。1ユーロが170円ぐらいにまで到達したときは、もう欧州万年筆は買えないのではないかと思ったぐらいです。それがここまでユーロ安になるとは、本当に経済の動きは予測不能ですね。

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 ただ、この円高ユーロ安にもかかわらず、一度上昇した定価はほとんど下がっていないのが現状です。欧州万年筆メーカーには、是非とも値下げを断行して欲しいところです。現状では内外価格差が大きいので、私はすっかり個人輸入を利用することが多くなってしまいました。しかし個人輸入には多くのリスクや送料・関税負担がありますので、日本で買えるのならそれに越したことはありません。日本の輸入代理店にはがんばりを期待しています。

 (※関連記事)
 →海外通販で万年筆を買ってみた
 →海外通販したヤード・オ・レッドの万年筆が届く
 →PayPal を使って万年筆を個人輸入してみた
 →eBayで万年筆を落札してみた

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中屋から「シルバートリムの蒔絵コンバーター」が登場

 中屋万年筆から、シルバートリムの蒔絵コンバーター「雪花紋」が発売されました。金属パーツはロジウムメッキされ、バラジウム粉で雪の結晶が絵付けされています。

 →中屋万年筆のアクセサリー 雪花紋 (中屋万年筆 公式)

■プラチナコンバーター

 プラチナのコンバーターは金属部が金色のため、#3776本栖のようなシルバートリムのスケルトンには合いませんでした。この雪花紋を使用すれば、#3776本栖にもピッタリです。唯一の難点は、価格が3,150円と高価な点です。蒔絵が施されていますので仕方がないのですが、勢いだけで購入するのは難しそうです。(^^;

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 →プラチナ 「#3776 本栖」 のレビュー

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海外版の「カスタム74 透明」にパープル色が追加

 海外でのみ発売されている「カスタム74 透明」のカラー版に、新しく「パープル」が追加されました。「スモーク色 → ブルー → パープル」と、順調にラインナップが拡充されていますね。

 →Pilot Custom74 Purple (Richardspens.com)

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■スケルトン

 このカラーデモンストレーターは、日本での展開はあるのでしょうか。かつての「キャップレス マットブラック」は、海外で先行発売された後に日本で発売に至りました。今回は同じ展開になるでしょうか。ただ、スモーク色やブルーが海外で発売されたのが1年ぐらい前で、今も音沙汰がないことを考えると、今回も期待薄かもしれません。

 →「キャップレス マットブラック」を購入した

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 ところで、実は上のリンク先の Richard Binder氏のサイトから、3日前に万年筆を一本購入したばかりです。今、万年筆は太平洋上を飛行中です。このパープル・スケルトンの情報を購入前に聞いていれば、一緒に購入することを検討したのですが、一足違いでした。個人輸入の送料はかなりするので、1万円ぐらいの万年筆を単体で購入するのは躊躇します。他とまとめて購入するのであれば敷居が低かったのですが、今回は残念ながらタイミングが合いませんでした。

 (※関連記事)
 →ウェーバリー加工された「ペリカン XXXF ペン先」を購入した

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シルバーの手入れに銀磨きクロス

 私はスターリングシルバー製の万年筆が好きですので、シルバーの黒ずみを取る銀磨きクロスは欠かせません。銀は空気中の硫黄によって表面に硫化銀の皮膜を作り、次第に黒ずんでくるのです。この変色を味として楽しむ人もいますが、私はピカピカに磨き上げる方が好きです。

 シルバーの手入れ用品としては大きく分けて布タイプと液体タイプがありますが、これは布でこすって黒ずみを落とすタイプです。使っていると布がどんどん黒くなっていきますので、真っ黒になった辺りが交換時期となります。

 →KOYO ポリマール 銀磨きクロス 195mm×125mm 2枚入 (amazon.co.jp)

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■シルバーポリッシュ

 銀磨き布でシルバーをこすると、布が黒くなっていきます。これはシルバーの黒ずみが布に移ったのではなく、シルバーが研磨されて布に付いているのです。ですので、「まだ黒ずみが移るから、もっと磨かなければ」と誤解して磨きすぎると、シルバーがすり減ってしまいますので注意が必要です。表面がプレーンなタイプなら良いのですが、「細かい模様の彫刻 / マット加工 / いぶし加工」された胴軸については、こすりすぎに注意です。場合によっては液体タイプのシルバークリーナー使用を検討することも必要です。(※いぶし加工の場合は布でいぶされた部分を避けて磨きましょう。)

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 また、シルバーでも銀張りや銀メッキは磨いてはいけません。メッキは薄い皮膜ですから、銀磨き布で研磨しては銀の層がなくなってしまいます。「銀張り / 銀メッキ / シルバープレート / SILVER ELECTROPLATED」などの表記は、銀メッキされていることを指します。

■銀磨き布の種類

 銀磨き布は今まで何枚も使ってきましたが、特にメーカーや種類にこだわったことはありません。必要になったときに、東急ハンズやホームセンターで見かけた製品を適当に購入して使っています。そのためいろいろな銀磨き布を使ってきましたが、やはり製品によって綺麗に落ちるのとイマイチなのとがありますね。ただ毎日使うようなものではないので、あまり深くは追求していません。

 なお、手持ちのカスタム748は自分でいぶしましたので、これだけは磨いていません。

 →パイロット カスタム748 を燻す(いぶす)

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東京地区限定「エイジアンウエイ」 が気になる

 セーラーから発売されている東京地区限定の万年筆「エイジアンウエイ」が気になっています。一番の特徴は天冠と尻軸が透明の仕様になっていることです。こういう仕様はモンブランのスターウォーカーなどでも採用されていますが、デザイン的に良いアクセントになっていて、私好みです。

 →セーラー 東京限定 プロフィット エイジアン・ウェイ (銀座嶋屋)

■カクテルカラー

 胴軸は透明な紫色で、その点でもパープル色が好きな私の守備範囲です。全体的な印象で言えば、モンブランの「スターウォーカー クールブルー」に近い感じでしょうか。クールブルーも、以前から欲しいと思っている万年筆です。

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 ただ、この万年筆は東京限定での発売で、実物が見られないのが残念です。以前の伊勢丹新宿店の「寄木細工万年筆」の時といい、関西在住民には厳しい試練が続きます。もっとも、欲しい万年筆をすべて購入していては財政が破綻してしまいますので、購入したくても買えないというのも良いストッパーになっているのかもしれません。もし私が万年筆の購入しやすい東京地区に住んでいたら、物欲に歯止めがかからなかったかも…(^^;


 このエイジアンウエイは、ブログ「桃栗三年柿八年」さんが購入されて、レビューをアップされています。セーラーのニブの個体差の話もあり、とても興味深い記事です。

 →【万年筆】一周年の記念と気付き (桃栗三年柿八年)

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スティピュラの工場訪問記が興味深い

 ブログ「PANDINO君」にて、イタリアのフィレンツェにあるスティピュラの工場訪問記が、多くの写真付きで詳細にアップされています。どれも興味深い内容で、とても参考になりました。また、PANDINOさんは数多くのスティピュラの万年筆のレビューもアップされています。

 →スティピュラ自社工場へ! その1 / その2 / その3 / その4 (PANDINO君)

■スティピュラ万年筆

 私はまだスティピュラの万年筆と縁がないのですが、いずれは購入したいと思っています。最近ではヴェドやモデルTの購入を検討しましたが、EFがないために購入に至りませんでした。モデルTのチタンペン先はかなり興味が引かれたのですが、さすがに私には中字は太すぎました。今一番気になっているスティピュラの万年筆は、エトルリアです。価格的にも手が届く範囲です。今は円高ですから、購入を検討しているところです。

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「ちはやふる」とプラチナ万年筆とのコラボ企画が開始

 プラチナ万年筆が、競技カルタを描いた人気コミック「ちはやふる」とのコラボ企画を実施するそうです。プレピーやプレジールとのキャンペーンが12月からスタートします。万年筆と漫画やアニメとのコラボ企画というのは面白いですね。

 →最新情報&プレスリリース一覧 (プラチナ万年筆 公式)

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■競技カルタ

 「ちはやふる」は、10月4日から日テレ系列でアニメも放送されています。競技カルタで漫画化というのは難しそうに思えますが、よく考えれば囲碁や将棋も漫画化されて人気でしたので、意外とこういう競技も漫画との相性が良いのかもしれません。

 コラボ企画ということですが、どういうのをするのでしょうね。「ハローキティ × プレピー」のような製品が発売されると面白そうですが、そこまで期待しない方が良いでしょうか。

 →プラチナ プレピー ハローキティ カラー万年筆 (ペンルーム)

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カスタム743と823のキャップを入れ替えて使用中

 最近は、パイロットの「カスタム743」と「カスタム823」のキャップを入れ替えて使用しています。キャップを入れ替えて色違いにすることで、他の万年筆との判別がしやすくなりました。(※実物は、写真よりも判別がしやすいです。)

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■黒軸バランス型金トリム

 以前にも書いたことがありますが、最近で最も使用頻度が高い万年筆はカスタム743です。軸の太さや大きさ、15号ニブの書き味、インクフローの良さと、すべてが私の好みに合っていて、愛用しています。しかしカスタム743を使う上での悩みの一つが、他の万年筆と判別がしにくいことです。黒軸のバランス型万年筆は他にもたくさんあるため、クリップやキャップリングなどの微妙な差異で見分けるしかありません。

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 そんな折、カスタム823を新たに購入しました。これはカスタム743と同じ15号ニブを装着した万年筆で、ほぼ同じ形状であり、キャップには互換性があります。私は透明ブラウンを購入しましたので、他の黒軸キャップとは容易に判別がつきます。ということでキャップを入れ替えたところ、容易に区別が出来るようになって成功です。カラーの統一感はなくなりましたが許容範囲です。

 →パイロット「カスタム823」を購入した

■ベスト型やシルバートリムの選択肢

 私はあまり黒軸は好まないのですが、細字好きということから国産万年筆をたくさん購入する内に、いつの間にか黒軸バランス型が増殖してしまいました。パイロットではヘリテイジ・シリーズが拡充され、以前に比べれば選択肢が増えました。こうした傾向は嬉しいです。プラチナの#3776センチュリーも、色軸やベスト型の発売を期待しています。

 ところで、ヘリテイジ913は発売されるのでしょうか。913が発売されれば、15号ニブの選択肢が増えていいのですが。もっとも、15号ニブとしてはカスタム845やカスタム一位がありますので、913は難しいかもしれません。

 (※関連記事)
 →黒軸&金トリム万年筆の増殖で、判別に悩む

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布張り万年筆が、不注意によりインクで染まってしまった

 今日、胴軸に布が巻かれた万年筆である「DAKS ハウスチェッククロス」を使おうと取り上げたところ、布にインクが盛大に付着しているのを発見しました。これはかなりショックです。いつどこで付いたのかはよく分からないのですが、布だけにどう洗浄しようか思案中です。

 →DAKS 「ハウスチェック クロス」 のレビュー

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■布張り万年筆

 それなりに気をつけて取り扱っていたのですが、購入してからかなり経つので、油断していたようです。そもそも、インクがつく前にも経年劣化でかなり汚れていましたので、そろそろ何らかの方法で洗う時期になっていたとも言えるでしょうか。ただこれをどう洗えばいいのか思案中です。やはり柄が色落ちしないよう、洗剤は使わずお湯だけで洗うのが無難かもしれません。それできっちりインクが落ちればいいのですが。


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 今回、インクが付着したのは、万年筆の扱い方にも問題があったと思います。私は数多くの万年筆を100円ショップのトレイにガチャッと積んで、いつでも好きな万年筆を取り出せるように配置しています。また使った万年筆も本革デスクマットの横に放置することが多く、そのときにキャップを外したままのペン先と接触した可能性が高いです。使い終わった万年筆はすぐにトレイに戻す癖を徹底しなければいけませんね。

 →現在のデスク環境の写真
 →トレイの前面を透明にして見やすくした

desk photo


 布張り万年筆としては、ナガサワの「Savile Row (サビル・ロー)」がありました。あの万年筆も使用にはかなり気を遣いそうな感じです。

 →NAGASAWAオリジナル 「Savile Row(サビル・ロー)」 が発売に

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「青色の透け」を実現する漆の溜塗りを、中屋万年筆が新開発

 中屋万年筆が、溜塗りによる「青色の透け」を実現できる漆を新開発したそうです。10月14日より受注生産を開始するそうです。

 →新開発の漆(うるし)で透明感ある青系統の色を表現!プラチナ万年筆の「青龍」 (BusinessItem通信)

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(※写真は手持ちの「十角軸赤溜」です。)

■溜塗りのバリエーション

 この漆を使った万年筆はこれですね。こうした凝った万年筆だけでなく、シンプルな青色の溜塗りの作成も可能であれば嬉しいのですが、どうでしょうね。私が知る限りでは、現段階では中屋の溜塗りとしては「黒溜、赤溜、碧溜、白溜、朽葉溜、菖蒲溜」があるのかな。こうして溜塗りのバリエーションが増えてくるのは素晴らしいですね。

 (※関連記事)
 →中屋万年筆の 「十角軸 赤溜」 が届く

中屋万年筆

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300万アクセス到達 御礼

 3日前ぐらいにこのブログが300万アクセスに到達していたようです。数多くのアクセスありがとうございました。昔に比べると漆の万年筆が好きになるなど、かなり万年筆に対する趣味は変わってきていますが、細字の万年筆が好きなのは今も変わりません。今後とも役立つブログになるよう努めたいと思っています。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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アウロラ 「イプシロン・シルバー」 のレビュー

 アウロラの「イプシロン・シルバー」、F字です。

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(1)位置づけ

 アウロラと言えばオプティマが有名で、それ故にペリカンと並んで吸入式万年筆のメーカーというイメージがあります。しかしこのイプシロンは両用式です。価格も安めで、オプティマよりもカジュアル方向に振った万年筆と言えます。

 →Aurora 「オプティマ」 のレビュー

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 この「イプシロン・シルバー」は、胴軸がスターリングシルバー製となっています。イプシロン・シリーズの高級版と言えるでしょうか。ただ高級版とは言え、私が購入したときは定価が21,000円と安く、14,000円で購入できました。少し値上がりして今は26,250円となりましたが、それでもお手頃価格です。

 普通は銀軸の万年筆は高級品として高めの値付けがされるのが普通ですが、これは舶来万年筆では最も安く買える銀製万年筆の一つと言えるでしょう。とてもコストパフォーマンスの良い万年筆だと思います。位置づけ的には、パイロットの「グランセ スターリングシルバー」に近い感じですね。

 →パイロット 「グランセ スターリングシルバー」 を入手

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(2)ペン先

 ペン先はオプティマに比べてかなり小さめで、ガチニブです。書き味はサリサリ系で、鉛筆で書いているような感覚があります。これはオプティマも同様です。アウロラのEFは、国産には及ばないものの海外製万年筆としては比較的細めで、細字好きの私としては嬉しいメーカーです。

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 ただ気になる点としては、オプティマと同じくペン芯ズレを起こしやすいです。ひねり書きの癖がある私としては歓迎しないポイントです。そうした傾向がありますから、ペン先が緩まないよう、ニブを引き抜いたりするのは避けた方が良いでしょう。

 →ペン先を引き抜くことの危険性と弊害

(3)筆記バランス

 金属軸ですがあまり重くなく、快適に筆記できます。キャップも重くないので、キャップを後ろにポストしてもしなくても大きくは筆記バランスは変わりません。

 キャップは後ろにつけるときは、他の万年筆のように摩擦力でとめる方式ではなく、後ろのリングでパチンと勘合する方式です。そして後ろにつけたキャップは固定されずにくるくる回せます。私は問題にしませんが、これが気になるという人もいるかもしれません。

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(4)総評

 低価格で購入できるカジュアルな銀製万年筆です。嵌合式ですので、さっと取り出して使う用途に向いています。

 できるだけ安い価格でスターリングシルバーの万年筆が欲しいという方には、パイロットのグランセと並んで、良い候補になると思います。細字好きとしてはEFが存在するのが好印象です。

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※スペック一覧

・重さ 全体:30g キャップ:11g キャップなし:19g
・長さ 全長:13.6cm キャップなし:12cm 後尾にキャップ:15cm
・太さ 首軸最小径:9mm 首軸最大径:11mm 胴軸最大径:12mm 胴軸最小径:8mm キャップ先端:13mm キャップ後端:10mm

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インジェニュイティに北朝鮮の暗殺銃と、パーカー関連のニュースが立て続けに

 ニュースサイトやツイッターで急に「万年筆」の文字をよく見るようになりました。いきなりの万年筆ブーム到来(?)かと思いきや、なんと北朝鮮のスパイが暗殺容疑で拘束され、毒針を発射するよう改造されたパーカー万年筆を所有していたそうです。革新的な第5のペン「パーカー インジェニュイティ」に続いて、パーカーの名前を急によく見るようになりました。万年筆愛好家としては、人々が万年筆に少しでも関心を持ってくれることは嬉しいのですが、さすがにこんなニュースで注目を集めるというのは微妙な気持ちになります。(^^;

 →北朝鮮の「毒針テロ」その威力は… (中央日報)

■改造万年筆

 今回はリアルの話なのでシャレになりませんが、フィクションの世界ではスパイが万年筆を改造して武器として使うというのは時折見かけます。万年筆は太軸で改造しやすいですし、スーツの胸ポケットに差していても怪しまれませんから、使いやすいのでしょうね。

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 私たち万年筆愛好家の場合は、改造万年筆と言えば自分でペン先を研いだり、ニブを金ペンと入れ替えたりといった改造の方を想像します。スパイの世界に比べればかなりスケールが小さいです。(^^;

 (※関連リンク)
 →万年筆 / 感想・レビュー (外国産)

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「M600 グリーン・オ・グリーン」の実物写真はやはり綺麗

 先日の「M320 パール」の情報を載せていた海外ブログで、まもなく発売される「M600 グリーン・オ・グリーン」の実物写真が掲載されていました。今までペリカンの広告写真はありましたが、やはり実物写真の方がどんな印象なのかがわかりやすくて良いですね。「M800 ブルー・オ・ブルー」と同じく、綺麗な柄で好印象です。

 →Pelikan Special Edition Souveran M600 Green O' Green (House of Pens)

■購入候補

 私は綺麗な軸の万年筆が好きですので、グリーン・オ・グリーンは購入候補に入れています。ただ初のM800だったブルー・オ・ブルーと異なり、私はすでに緑縞のM600を所有していますので、購入の優先順位は低いです。購入の一番の障害となっているのが「カスタムイチイ(一位)」の存在です。ただ、カスタム一位はどうもレギュラー品っぽいので、おそらく"ワンタイムエディション"であろうこちらを優先するかもしれません。日本での販売価格も手頃ですし。

 →ペリカン グリーン・オ・グリーン 万年筆 M600 (ペンギャラリー報画堂)

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 ところで、ブルーにグリーンと続いたこのシリーズ(?)ですが、続きがあるのでしょうかね。残るはM1000、M400、M300となります。私はM300系列は持っていませんので、「M300 パープル・オ・パープル」「M300 ピンク・オ・ピンク」などが出てくれれば、無条件で購入するのですが。ペリカンには今後の展開を期待したいです。


 (※関連記事)
 →Pelikan 「スーベレーン M600」 のレビュー
 →Pelikan 「M800 ブルー・オ・ブルー (blue o' blue)」 を購入

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ペリカンから「M320 Pearl (パール)」が発売に

 ネットを巡っていると、ペリカンから「M320 Pearl Special Edition」が12月に発売されるという海外のブログ記事を発見しました。現時点では他に情報は見つからないのですが、写真まであるということは情報に間違いはないでしょうか。なかなか興味深い新製品です。

 →Rumours, Rumours Pelikam M320 Pearl Special Edition (House of Pens)

 リンク先の記事によると、半円形のギフトボックスの中にはブラウンのボトルインクとノートパッドが付属しているそうです。こうした仕様を見ると、若い女性向けと言えるでしょうか。女性に対する贈り物として良い候補になるかもしれませんね。

■パール調

 気になるのは胴軸がどんな印象なのかです。単調なパール色なのか、あるいは「M800 ブルー・オ・ブルー」や「M600 グリーン・オ・グリーン」のような不規則な模様入りなのか、どうなのでしょうね。パーカーの「デュオフォールド パール&ブラック」のような感じなのではないかと想像しているのですが、より鮮明な写真の登場を待ちたいところです。

 →Parker 「デュオフォールド センテニアル」 のレビュー

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 ペリカンの主要シリーズの中で、私が唯一持っていないのがM300シリーズです。ですので、これは購入候補としてチェックしていこうかと思っています。価格はどれぐらいになるのでしょうね。現時点ではパイロットの「カスタム一位(イチイ)」を購入予定としていますので、あまり高価な値付けにならないことを期待します。

 →新・木軸万年筆「カスタム一位」の外観写真がちらりと…

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WBSで革新的なペン「インジェニュイティ」が紹介される

 先日のWBS(ワールドビジネスサテライト)の"トレンドたまご"にて、話題のパーカー「インジェニュイティ」が紹介されました。インジェニュイティは、「万年筆でもない、ボールペンでもない、ローラーボールでもペンシルでもない」という新しいタイプのペンです。テレビ東京の公式サイトにて動画が見られます。

 →究極のペン完成 (WBS トレンドたまご)

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 実際にネットでは試筆レポートもたくさん挙がっています。たった数週間で自分の筆記角度に最適化されるというのは素晴らしいです。もっともリフィルを交換するとまた最初からになりますが。「インジェニュイティ」がスタンダードタイプとスリムタイプの2タイプ全12種類も発売するということで、パーカーはかなりこのペンに力を入れているようですね。

 →パーカーから第5世代のペンあらわる! このスラスーラ具合は新しすぎる (ギズモード・ジャパン)

■万年筆への影響は

 この新機軸のペンはどこまで人気が出るのか興味深いところです。一人の万年筆愛好家としては、このペンが大人気になって万年筆の人気が下がってしまわないか、少し心配です。ただ、このペンをきっかけに高級筆記具に関心を持つ人が増えれば、万年筆を試してみようという人も増加するかもしれませんね。

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 このペンは長くキャップを閉めなくても簡単には乾燥しないという点が素晴らしいです。パーカーのソネットやデュオフォールドではキャップに穴が開いているために、インクの乾燥問題は深刻ですので。プラチナの本栖/センチュリーがスリップシール機構を搭載して乾燥問題に対処したように、万年筆の世界でもインク乾燥問題の解決にはもっと力を入れて欲しいところです。

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 (※関連記事)
 →プラチナ 「#3776 本栖」 のレビュー
 →Parker 「デュオフォールド インターナショナル」 のレビュー
 →Parker 「デュオフォールド センテニアル」 のレビュー

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ラミーのキャップレス「ダイアログ3」にブラックモデルが登場

 日本ではキャップレスのクロマットがついに国内でも発売されて話題となっていますが、海外版のキャップレス万年筆である LAMY「ダイアログ3」でも、全身がマットブラックのモデルが11月に発売されます。パイロットのキャップレスと符号を合わせたような発売で、面白いですね。

 →LAMY ダイアログ3 ブラック 万年筆 (ペンギャラリー報画堂)

■ラミー版キャップレス

 前モデルは銀色のパラジウムコートでクールな印象でしたが、今回のブラックモデルはスタイリッシュでとても格好良いです。クリップ部から伸びている上部のラインがいいアクセントになっています。残念なのは、パイロットと同じく、こちらもペン先が銀色な点ですね。同じくラミーの「サファリ / アルスター」ではブラック塗装のニブがあるのですから、こちらでもブラック塗装を採用して欲しかったところです。せっかくの金ニブを塗装したらありがたみがない、という理由なのでしょうかね。

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(※写真はLAMY「アルスター」です。)


 このダイアログ3で気になるのは、胴軸の太さとペン先の乾き具合、そして47gという重さですね。これらの点については賛否両論の意見を聞きます。とりあえずは様子見ですね。ただペン先にEFがあるのは好印象です。最近の海外製万年筆では、海外ではEFが売られているのに、日本では F、M、B しかないということが頻発していて、細字好きとしては落胆することが多いです。その点、EFを供給してくれるラミーには好感が持てます。

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(※写真はパイロット「キャップレス マットブラック」です。)

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首軸付近に大きな段差のある万年筆のランキング

 万年筆の中には、首軸近くに大きめの段差があるものがあります。段差があると、その部分を持って筆記できなかったり、指が痛くなったりするため、段差は嫌われる要因になります。もちろん、その部分を持ちさえしなければ問題がないため、「段差がある=ダメな万年筆」とは言い切れません。ただ、購入前に自分にとって段差が問題となるかどうかをチェックする必要があるのは確かです。というわけで、手持ちの万年筆の中で段差がある万年筆をランキング形式でリストにしてみました。

 なお、以下のリストにおける数字は(段差のサイズ 首軸からの距離)です。段差はノギスで計った直径の差ですので、段差の深さそのものは数字の半分となります。

プラチナ 「#3776本栖/センチュリー」 1mm 24mm →レビュー
最初は新型#3776です。段差的にはたいしたことはなく、この程度の段差なら良くあるレベルです。首軸も長く、筆記の邪魔にはなりません。ただ、最近話題になった注目の万年筆ということで、一番手として取り上げてみました。

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シェーファー「タルガ」 1.5mm 33mm →レビュー
タルガの段差は、ペン先からの距離が相当にあります。この段差が気になるという人は、相当に後ろの方を持つ人でしょう。

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デルタ「ジャコモ・プッチーニ」 2mm 24mm
2mmの段差ですが、段差部分に金属リングがはめ込まれていて、リングのおかげで指が痛くなることはありません。こうした処理が施されている万年筆は他にもありました。

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マーレン「ル・レーヴ」 2mm 21mm →レビュー
このル・レーヴは、段差はそれほど大きくないのですが、段差のある位置がペン先に近いのが少しやっかいです。もう少し首軸が長ければ使いやすかったのですが。

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デルタ「マリーナ・ピッコラ」 2mm 20mm →レビュー
これもル・レーヴと同じく、段差の大きさよりも、首軸の短さのために、私の持つ位置がちょうど段差にかかるのが問題となっています。この万年筆はコンパクトサイズの万年筆だけに、やむを得ないでしょうか。

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パイロット「バンブー」 3mm 27mm →レビュー
私が初めて段差を意識した万年筆です。これぐらい段差があると、段差部分を持って筆記するのは不可能です。人によって、段差の下を持つ人と段差の上を持つ人とで別れるようです。私は万年筆の前の方を持って筆記する傾向がありますので、段差の下を持って筆記します。

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中屋万年筆「十角軸 赤溜」 3mm 27mm →レビュー
中屋の漆塗り万年筆も、多くのモデルで段差があります。この段差ゆえに中屋万年筆が苦手と言う人もいます。私自身は、首軸が長めのため、段差を大きな問題とは感じていません。段差があることで、キャップを閉じたときに胴軸表面がまっすぐになるため、蒔絵を美しく見せられるというメリットがあります。ただ実用を考えれば、段差のないモデルもラインナップに加えて欲しいところです。

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プラチナ「90周年記念 25G カーボン軸」 5mm 23mm →レビュー
これは鋭角の段差ではないのですが、膨らみ具合が急なので、このリストに加えました。外見的にはこの膨らみはユニークで好きなのですが、持ち方はどうしても限定されてしまいます。

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■段差についての雑感

 この記事を書くにあたって、段差のある万年筆を手持ちから探しました。意外と事前の予想に比べて、段差のある万年筆は少なかったです。あるとしても、1mm未満の段差であったり、段差が鋭角にならないように工夫が施されていたりしたものが多かったです。やはり段差は筆記する上で邪魔になりやすいですから、万年筆メーカーもいろいろと工夫しているようです。

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伊東屋の「ROMEO No.3 万年筆」が気になる

 私が今気になっている万年筆の一つが、伊東屋の「ROMEO No.3 万年筆」です。この万年筆は、#3776そっくりのペン先の外見や、プラチナのカートリッジインクを使用するという点から見て、おそらくプラチナのOEMではないかと推測できます。私は国産の細字万年筆が好きですので、この万年筆の購入を視野に入れています。

 →ROMEO/ロメオ No.3 万年筆 茶軸/ロジューム (銀座・伊東屋)

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■重量が気になる

 価格も手頃ですし、シンプルなペン先デザインも好みです。少し気になる点と言えば、重量が42gと重めなところです。私は原則としてキャップは後ろにポストしませんので、この重さのどれだけをキャップ重量が占めるのかが分かれば良いのですが。胴軸部の重さが20g程度なら十分に射程内です。

 関西圏在住の私ですので、試筆が難しいだけに、購入には少しの思い切りが必要かもしれません。購入する場合は、茶軸にしようかと思っています。

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