« 海外通販で便利に使える「Vプリカ」 | トップページ | 2011年 万年筆ライフの総決算 »

Bexley 「America the beautiful」 を購入した

 ベクスレーの「America the beautiful」を購入しました。変化のあるブルー系の下地にブラウンの渦模様が描かれているデザインで、とてもユニークです。私は渦模様が大好きですので、初めて見たときから気になっていた一本です。今回、ついに購入に至りました。

2034

 購入したのは RichardsPens.com からで、Fのペン先をXFにカスタマイズしてもらいました。希望通りの細字が書けて、満足な買い物でした。

 →Bexley America the beautiful (RichardsPens.com)

■渦模様

 私は渦模様が好きで、アウロラのエイシアやコンウェイ・スチュワートの100などを積極的に買ってきました。渦模様のデザインは個体差があるため、実物を見ないでの通販での購入はリスクがあるのですが、来た個体は破綻部分がなく、当たりの個体で一安心です。

 →コンウェイ・スチュワート 「100 Yellow Whirl」 が届く

2035


 首軸が黒の共通部品ではなくて、ちゃんと胴軸と同じデザインなのは好印象です。ただ天冠部品の上下で模様が連続していないのは残念なところです。構造的に難しいのかもしれませんが、こうした仕様になるなら、リンク部品をはさむなどした方が違和感がなくて良かったのでは、と感じます。

2036

■ペン先

 ペン先は、購入時にスチールと18金とを選べるようになっていました。スチールが115ドル、18Kが250ドルとかなり違うので迷いましたが、せっかく高い送料を払って珍しい万年筆を購入するのだから、ということで18Kニブにしました。インクフローも良くて書きやすく、満足な書き味です。

2038


 ところで、カスタマイズ依頼ではXFにすることを頼んだのですが、ペン先を見ると、わずかにウェーバリー調になっています。これは元々のペン先がこういう仕様なのか、あるいはXFのカリカリを押さえるために、このようにカスタマイズしたのかは謎です。前回、ペリカンのペン先を購入したときは明示的にウェーバリー化を頼んだのですが、今回は指定しなかったので、これはちょっと歓迎しない点ですね。今回は普通の方がよかったのですが。

 →ウェーバリー加工された「ペリカン XXXF ペン先」を購入した

2039


 以前のペリカンペン先の注文では、メーカー品の舶来XFは太めのことが多いことから、XXXFとXXFを購入しました。しかし届いたペン先は私の希望からすると少し細すぎると感じましたので、今回はXFを頼みました。今回のXFは国産F並みの細さで、ちょうど良い感じです。Richard Binder さんの研ぎは、舶来標準よりも細めのようです。

■アメリカ製万年筆

 支払った代金は、「本体:250ドル、ペン先のXF研ぎ:50ドル、送料:32ドル」で、合計332ドルです。paypalでの支払いで、クレジットカードへの日本円の支払いは26,333円でした。最近の円高のおかげで安く購入できました。カスタマイズ料金はかかるものの、ペン先を細くしてもらえるので、これからも RichardPens.com から購入していきたいと思っています。

2037


※スペック一覧

・重さ 全体:18g キャップ:9g キャップなし:9g
・長さ 全長:14cm キャップなし:12.3cm 後尾にキャップ:16.1cm
・太さ 首軸最小径:10mm 首軸最大径:11mm 胴軸最大径:13mm キャップ最大径:15mm

|

« 海外通販で便利に使える「Vプリカ」 | トップページ | 2011年 万年筆ライフの総決算 »

万年筆 / 購入・海外通販」カテゴリの記事

コメント

また物欲が^^;

初めて聞いたブランドです。

メイドインUSAでしょうか。

それなら、いずれ買っちまいそうですーー;

投稿: だらだらと | 2011年12月24日 (土) 12時04分

次々と新ネタ出されるのには敬服しております。触発されてパイロットの「変わり塗り 石目」買ってしまいました。(黒で中字)
ところでAURORAの「津軽塗紋紗」ご存知ですか?EF Maniaさんのど真ん中ストライクではないかと勝手に思っております。ペンカタログの2012版を見ていて見つけましたが、 AURORAのサイトにも、もう載ってました。 

投稿: ペン好き恐妻家 | 2011年12月25日 (日) 14時09分

入手おめでとうございます。
綺麗な軸色ですね。Bexleyはエボナイト軸を1本とレジン軸を1本持っています。独特の撓みというか、軟らかなペン先が気に入ってます。デザインもエバーシャープやウェーバーといった往年のアメリカンメーカーをイメージしているので、その独特の姿も味がありますね。ペン先は(M)と(F)を所有してますが、横顔は普通のボック製ペン先と同じでした。画像のペン先は研ぎ出し時の加工ではないかと。。。推測ですが(^^)
それにしても、紙あたりが軟らかそうで綺麗なペン先をいてますね。

投稿: シューちゃん | 2011年12月26日 (月) 10時08分

クロスはアメリカ製品でしょうか?
だとすると、メイドインUSAはクロスのアポジーのみです
この渦巻き綺麗ですね~青軸の渦巻きが欲しくてオマスのボローニャアクアを検討していた頃もありました
ベクスレーはオークションでも時々流通していますが、詳しいレビューは初めてです
ありがとうございます

投稿: lucky-curve | 2011年12月28日 (水) 00時11分

 >だらだらと さん

 アメリカの万年筆愛好家が作ったブランドのようです。私も名前だけ聞いていたブランドです。今回はニブカスタマイズができる RichardPens.com で販売していたことから、購入に至りました。とは言っても、軸買いという側面の方が大きいです。(^^;

投稿: EF Mania | 2012年1月 1日 (日) 12時39分

 >ペン好き恐妻家 さん

 石目の購入おめでとうございます。(^^) パイロットの10号ニブはさすがに安定の書き味で、カスタム一位の木と共に、愛用しています。

 アウロラの「津軽塗紋紗」は、ペンハウスで発見して、いいなーとあこがれる毎日です。特に萌葱はとても良い雰囲気で、すばらしいです。ただ価格が私的上限の10万円に近く、なかなか購入には踏み切れません。(^^; あと3万円ぐらい安くて7万円ぐらいなら購入に踏み切れるのですが、なかなか微妙なところです。

投稿: EF Mania | 2012年1月 1日 (日) 14時33分

 >シューちゃん さん

 ありがとうございます。ベクスレーにはエボナイト軸もあるのですね。ペン先はやはり定番のボック社製ですか。最近はペン先の自社製造は少なくなっていますから、仕方がないでしょうか。ただボック社製だけに安心の品質ではあります。
 ウェーバリー形状は、紙アタリは良いのですが、普通のペン先に比べて、視差が大きくなるため、ちょっと慣れない感覚があるのが難点です。長く使って慣れれば気にならなくなるかもしれません。

投稿: EF Mania | 2012年1月 1日 (日) 14時55分

 >lucky-curve さん

 クロスはアメリカ製だと思います。たぶんですが…(^^; 最近はグローバル化のために、会社の国籍をはっきりさせるのが難しくなりつつありますので、思い違いも多いです。クロスの万年筆はEFが十分に細いですので、さらに購入したいと思っています。
 オマスのボローニャは良いですよね。私もボローニャは、購入候補の一つです。

投稿: EF Mania | 2012年1月 1日 (日) 15時04分

この記事へのコメントは終了しました。

« 海外通販で便利に使える「Vプリカ」 | トップページ | 2011年 万年筆ライフの総決算 »