ビスコンティのプランジャーでも、パイロット70mlボトルは便利
昨年末にビスコンティの「ホモサピエンス バイ マッツィ」を購入しました。筆記バランスが私好みで、EFのパラジウムニブは細めの描線で書けるために、かなり頻繁に使っています。
この万年筆は「カスタム823」と同じくプランジャー方式の万年筆です。尾栓を引き出し、それを押し込むことでインクが吸入できます。この方式自体は問題ないのですが、少し固めのために、押し込むときに手が滑ってペン先をインク瓶の底に打ち付けないか心配になります。そのため、パイロットの70mlボトルを使うことにしました。試してみるとインク吸入がうまくいき、これで一安心です。
(※関連記事)
→ビスコンティ 「ホモサピエンス BY MAZZI」 を購入
→パイロット「70ml インキ (ブルーブラック)」を購入した
■パイロット 70ml
パイロットの70mlボトルは、プランジャー方式のカスタム823のために、ボトル内部にアダプタが存在します。アダプタは下部が細くなっており、その部分に首軸が引っかかることで、ペン先が底に衝突することを避けられます。ニブが長い万年筆の場合はダメですので、一度インクを抜いて問題なく使えるかどうかテストしてみました。このホモサピエンスの場合は、ギリギリ使えました。
このホモサピエンスは、カスタム823と比べると、抜き差しが少し固めです。あまり固くなるようですと、シリコンスプレーでも吹こうかと思っています。この万年筆はペリカンのように、首軸ユニットを容易に外すことができます。ですので、シリコンスプレーでのオイル注入は容易そうです。
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コメント
パイロット70mlボトルは便利で、空になったボトルに別のインクを入れて使っています。パイロットには空容器を販売して欲しいですね。地味な存在ですが、30mlも結構便利なんですよね。他、モンブラン、LAMY、TWSBIのインク瓶も便利で再利用しています。
投稿: 英雄100 | 2012年3月11日 (日) 00時18分
今でも同素材同形状なのかはわかりませんが、油切れになるとプランジャーヘッド(ゴム栓)がめくれます。
インク補充二回または半年にいっぺんくらいは注油していました。
ダブルタンクではないパワーフィラーはメンテフリーです。
投稿: 魚眼 | 2012年3月12日 (月) 20時03分
ビスコンティの三日月ニブとパイロットのシャバシャバインクとは相性が良い。オペラマスター(ダブルタンクパワーフィラー)で同じくBB70mlを使っている。ビスコンティのニブは15号ニブと比べ長めなので、これまではなかなか下まで挿せなかったけれど、本記事で安心して突っ込めることになった。拍手。
投稿: esunabroma | 2012年3月12日 (月) 23時42分