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プラチナ「#3776 ブライヤーシェル」を購入した

 プラチナの「#3776 ブライヤーシェル」を購入しました。この万年筆はブライヤーの胴軸に研磨剤を高圧噴射し、サンドブラスト(シェル)加工を施したものです。デコボコの表面が独特で面白いです。

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 →プラチナ #3776 ブライヤーシェル 万年筆 (オフィスワン北浜店)

■凹凸のある外観

 サンドブラスト加工により、胴軸にはかなりの凹凸があります。購入前は、このブライヤーシェルか「マーブルエボナイト ジュピター」かどちらにするか非常に迷いました。しかしブライヤーシェルの実物が想像よりも凹凸のある外観で、そのユニークさに惹かれて購入を決めました。この凹凸のおかげで、乾燥肌の私が使っても滑りにくいというメリットも感じています。

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 そうした独特のブライヤー表面ですが、拭き漆が丹念に吹き込まれており、色という面ではブライヤーの独特の濃淡は控えめです。自然なブライヤーの木目が好きという方は、ノーマルなブライヤー万年筆を購入された方が良いでしょう。一方で漆が好きという方はこのブライヤーシェルは良い選択肢です。

 私自身の印象では、どちらもそれぞれ良い面があり、甲乙つけがたいです。私は以前からブライヤーの万年筆購入を検討していて、その中でこのブライヤーシェルを購入して満足していますが、追加として普通のブライヤーも購入してみようかという気になっています。

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■嵌合式、新型#3776ニブ

 この万年筆はギャザードと同型の嵌合式万年筆です。首軸部が長いため指が段差やネジ切りにかかることなく、快適に使えるのが長所です。その反面、嵌合式のために気密性が若干劣り、1週間ぐらい使わないでいると、インクが少し濃くなる印象です。しかし書き出しでインクが出ないというほどの乾燥具合ではありませんので、実用上の問題はありません。

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 →プラチナ 「ギャザード」 のレビュー
 →プラチナ 「壬辰 暗輝黒龍」 を購入


 ペン先は新型のセンチュリーニブです。新型ニブは「本栖」と「アサマ スネークウッド」に続いて3本目ですので違和感はないと思っていたのですが、私が購入した個体はインクの出がやたら良く、少し字幅が太めでした。ルーペでペン先を見ると切り割りが開き気味でした。これは個体差なのか、あるいは私が購入した店で軽い調整が行われたのか、どうなんでしょうね。私の感覚ではもう少しインクフローが良い方が好みですね。手作業で切り割りを締めて、インクフローを微調整しました。

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■総評

 表面に凹凸があるというきわめて珍しい万年筆です。拭き漆処理された表面は味わいがあって、とても渋いです。ユニークな万年筆が好きな私ですので、かなり大満足な買い物でした。元々、首軸が長くて指が痛くなりにくいギャザードと壬辰 暗輝黒龍は使用頻度が高かったですが、しばらくはそれらに代わってブライヤーシェルをメインに使っていこうかと思っています。

 なお、このブライヤーシェルは中屋万年筆でも販売しています。クリップやペン先をカスタマイズしたいという方は、中屋万年筆で購入されると良いでしょう。(※表面加工や細部の仕様が同じとは限りませんので、要確認でしょう。)

 →ブライヤー サンドブラスト仕上げ (中屋万年筆 公式)

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※スペック一覧

・重さ 全体:25g キャップ:12.5g キャップなし:12.5g
・長さ 全長:14.6cm キャップなし:12.5cm 後尾にキャップ:16.1cm
・太さ 首軸:10mm 胴軸最大径:13mm キャップ最大径:14.5mm

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