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国産は1万円から、海外産は3万円から?

 先日のメトロポリタンのレビューでも触れましたが、「1~3万円あたりの価格帯は微妙なところで、国産と海外産の差が一番出てくるレンジ」という要素は、万年筆を購入していく中でたびたび感じるところです。

 国内メーカーにせよ海外メーカーにせよ、各社いろいろな万年筆を発売していますが、3万円以内で海外の万年筆を購入しようとすると、選択肢が限られていることに気づかされます。特に金ペンを購入しようとするとその傾向が顕著です。ですので、「1~2万円前後の予算で金ペンの本格的な万年筆を一本購入したい」という場合は、国産の万年筆から選択した方が選択に困らないと思います。海外産の場合は、「定価が3万円のペリカンM400を安売り店で何とか」という感じになりますので、かなりギリギリですね。

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■海外ブランド購入

 3万円以上になると、海外万年筆でもメインストリームのモデルが購入できますので、選択に困ることはないでしょう。逆に国産の場合は、3万円以上のモデルは漆塗りや木軸など、ちょっとマニアックの方向に行きがちな印象があります。(^^; というわけで、国産と海外産はバッティングせずにうまく棲み分けている感じですね。

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 私は細字好きのために国産万年筆を購入することが多いですので、国産が1~3万円あたりが中心価格帯であるのは、財布的にありがたいです。その一方、最近の海外産はブランド高価格戦略をとるメーカーもあり、昔よりも微妙に購入しにくくなっている印象があります。アベノミクス前で円高だった頃は海外から個人輸入したり、ebayで落札することでしのいでいましたが、円安傾向の今はその技も使いにくく、海外万年筆の購入へのハードルが最近はちょっと高くなっています。なかなか難しいですね。

 →海外通販で万年筆を買ってみた
 →eBayで万年筆を落札してみた

■金以外のペン先

 できれば海外産メーカーには、3万円以内で購入できる魅力的な金ペンモデルをがんばって発売して欲しいところです。ただ、最近の金価格の高騰を見ると期待薄でしょうか。例えばモンテグラッパのエスプレッシオーネは新型の「ニュー エスプレッシオーネ」となって、価格が45,150円→30,000円へと値下げになりました。これはすごい!と思ってよく仕様を見ると、鉄ペンに変更されていてズッコケたという経験があります。

 どうせペン先の材質を変更して低価格化するなら、鉄よりはパラジウムやチタニウム、クロミニウムなどの金属製にしてもらったほうが嬉しいですね。最近はデルタがフュージョンニブ付きの万年筆を比較的低価格でいろいろ出しています。フュージョンニブへの賛否はあるでしょうが、こうした仕掛けによる低価格化は個人的には大歓迎です。こうした流れが定着するかどうか、今後に期待です。

 →デルタ 「フュージョン82」 を購入した
 →ビスコンティ 「オペラ タイフーン with Tubular Nib」 を購入した

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コメント

M800あたりでも2万円台みたいです。
輸入品は代理店が暴利を貪ってるってことですかね。
http://kakaku.com/searchitem/S0000160636/

投稿: あらん | 2013年7月21日 (日) 16時54分

 >あらん さん

 おお~、M800でも2万円で買えるところがあるのですね。
 百貨店のような場所では、店舗の維持代のために仕方がないかなとは思いますが、ネットショップではやはり安い方がいいですよね。
 輸入代理店が高めの値付けをしているのは、デルタあたりもそうですね。

投稿: EF Mania | 2013年7月23日 (火) 06時14分

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