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ウォーターマン 「メトロポリタン」 のレビュー

 ウォーターマンの「メトロポリタン スターダストゴールド」EFです。海外では hemisphere というモデル名で販売されている製品です。今は後継の「メトロポリタン エッセンシャル」と、高級版の「メトロポリタン デラックス」が発売されています。

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■鉄、金属、嵌合

 この万年筆はウォーターマンらしく「鉄ペン / 金属軸 / 嵌合式」の三拍子がそろったモデルです。もちろんウォーターマンにも金ペンや樹脂軸、ネジ式の万年筆はありますが、上記の三要素を満たす万年筆が圧倒的に多いのが特徴のメーカーです。メトロポリタンはそうしたウォーターマンの伝統(?)をしっかり受け継いだ由緒正しき万年筆と言えます。(^^;

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 この万年筆は約1万円で、海外製万年筆としては比較的カジュアルなモデルです。ただ、国産だと1万円を出せばカスタム74などの金ペンが購入できるわけで、1万円で鉄ペンということをどうとらえるかは、人によって違うでしょう。1~3万円あたりの価格帯は微妙なところで、国産と海外産の差が一番出てくるレンジと言えます。3万円以内の予算で金ペンにこだわる方は、国産の万年筆を購入した方が無難かもしれません。

■オシャレなモデル

 フランスの万年筆ということもあって、なかなかオシャレな外観を持っています。キャップトップのカッティングから中空のクリップに続くデザインは流麗です。

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 金属軸ですが24gと重すぎるということもなく、手軽に使えます。書き味や筆記バランス等は標準的で、誰でも違和感なく扱えるでしょう。しかし逆に言えばとがった特徴のないモデルとも言えるかもしれません。今回ブログを書くにあたって重さや長さなどを調べましたが、スペックはパイロットのグランセと非常に似通っていました。

 →パイロット 「グランセNC 2013年春限定 太陽」 を購入した

■総評

 低価格で海外ブランドの万年筆が欲しいという方に向いている万年筆です。細身で嵌合式の万年筆ですので、カジュアルな普段使いとして用いるのが似合っています。鉄ペンであることをどう見るかで評価が変わってくる万年筆でしょう。洗練されたデザインの万年筆ですので、デザイン買いもアリだと思います。

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※スペック一覧

・重さ 全体:24g キャップ:8.5g キャップなし:14g
・長さ 全長:13.7cm キャップなし:12.1cm 後尾にキャップ:14.6cm
・太さ 首軸:9mm 胴軸最大径:11mm キャップ最大径:11.5mm

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コメント

私は去年から後継のメトロポリタン エッセンシャルのステンレススチールCTのFを使っていますが、デザインはあまり変化していないのですね。
エッセンシャルの方が細長くて、首軸と胴軸の境にあるリングが太くなったくらいですね。

ただ、旧モデルにEFのペン先が用意されているのは驚きました。
現行モデルはFとMのみのようですから。
メトロポリタン エッセンシャルはデザイン、書き味、実用性ともに気に入っているのですが、ペン種が少ないのが難点です。
今使っているFでも十分に太いので、EFが復活すれば、自分の中での評価も上がると思います。

ちなみに、自分は重い万年筆がダメというのもあって、基本的に金属軸のものはあまり気に入らないのですが、メトロポリタン エッセンシャルはかなりのお気に入りです。
いつも持ち歩いて使っています。
ただ、無塗装のモデルなので、少々派手ですが。
メトロポリタン エッセンシャルの場合ステンレスペン先のわりにソフトなタッチで、インクフローも丁度よくて、首軸が樹脂製で、金属軸のわりに軽いので、気に入っています。
最近は存在感の薄いウォーターマンですが、これからもメトロポリタンシリーズは存続してほしいです。

投稿: こじこじ | 2013年6月20日 (木) 15時05分

 >こじこじ さん

 写真で見た限りは、オリジナルからエッセンシャルへの変更はマイナーチェンジという感じでしょうか。

 最近の海外万年筆におけるEF字の省略は著しいです。もはやEFがないモデルの方が多数派という勢いです。確かにアルファベットを書く欧米人にとっては、EFはあまり使わないペン種なのかもしれませんが、細字好きの日本人としては残念な傾向です。そうした中でもEFをちゃんと残してくれているデルタやビスコンティの個人的評価は高まっています。

 メトロポリタンは特別なギミックや装飾はなくて少し地味ですが、その分、実用性という点では高い感じですね。私なんかは実用性よりもギミックを優先させてしまいがちなので、そういう点では反省することしきりです。(^^;

投稿: EF Mania | 2013年6月21日 (金) 01時18分

ウォーターマン全般、鉄ペンやガチニブをどう見るかによって評価が分かれるんでしょうね。
自分はカッチリ書ける&金属軸は割と好みですが、同じような値段で国産やパーカーのソネットあたりで金ペン…となるのも分かる気はします。

とは言いながら現行品ははF,Mの二択なので一昔前のモデルのEFばかりですけど(^^;;

投稿: チトフ | 2013年6月21日 (金) 14時07分

 >チトフ さん

 そうですね。実用という点では、ガチニブの場合は鉄でも金でも変わらないと感じてはいますが、やはり数万円というお金を投入している以上、金ニブの方がやはり嬉しいところです。

 ウォーターマンのEFは海外EFの中でも比較的細めですので、選択肢が少なくなっている傾向は残念です。

投稿: EF Mania | 2013年6月21日 (金) 19時28分

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