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2013年7月の14件の記事

サファリそっくりの万年筆 「Hero 359 (Summer Safari)」

 中国の万年筆メーカーである Hero(英雄)がサファリそっくりな万年筆を発売し、議論の的となっているそうです。写真を見ると天冠や後部を除けばほとんど同じデザインで、これは議論の的になるのも当然かなという感じです。

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 →Writing on wall for look-alike pen? (上海日報)

■そっくり万年筆

 私の感覚では、Heroは中国万年筆の中で最もしっかりしたブランドという印象でしたので、これは少し意外でした。上記の上海日報の記事によると、デザインのパテントは中国では10年で切れるから問題ないという見解のようです。もっとも、不正競争防止法がらみの問題があるようですが。

 なお、下記のリンク先の掲示板では、本家サファリとの比較画像がたくさん見られます。なんと本家とのニコイチもできるようです。(汗)全体的な質感は本家に劣るようですが、価格が安いですので、中国ではそれなりに売れるかもしれませんね。

 →英雄HERO Summer Safari (bbs.dgtile.com)


 日本のメーカーもモンブラン似の万年筆を作っていますので、あまり他国のことは言えないのですが、せめて少しぐらいはデザインを変えればいいのにと思ってしまいました。(^^;

 →Lamy 「サファリ」 のレビュー

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モンテグラッパ 「ミクラ」 のレビュー

 モンテグラッパの「ミクラ ピンク」EFです。手のひらに隠せるほどの小型万年筆です。

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■八角形軸

 ミクラはレジンを八角形に削り出して作られているとてもユニークな万年筆です。胴軸は透明感のある素材で作られていて、光の加減でマーブル風の模様に感じられる非常に美しい万年筆です。

 そして首軸やリングはスターリングシルバー製で、豪華に感じられます。この「金属部分がスターリングシルバー製」というのはモンテグラッパお得意の作り方で、多くのモデルがこの仕様で作られていました。ただし、最近のモデルでは当てはまらない例が増えてきました。コスト的に厳しいのかもしれません。

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■ポケットサイズ

 とても全長が短い万年筆ですので、筆記時にキャップを後ろにつけるのはほぼ必須です。セーラーの「プロギア スリムミニ」と同じ仕様ですね。これが面倒だと感じる方は購入を避けた方が無難でしょう。しかし手間がかかる代わりに、ポケットに余裕で入れて持ち運べるほど携帯性に優れます。

 →セーラー 「プロフェッショナルギア スリムミニ」 のレビュー

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 また、ミニサイズ故にカートリッジ専用です。ただし、ヨーロッパ互換でも使えるコンバーターがいくつか出てきています。このミクラで使えるかどうかはわかりませんが、そうした選択肢もあります。

 →カヴェコ スポーツ用の「ミニ・コンバーター」は使えそう

■ペン先

 ペン先は18Kのバイカラーでオシャレなデザインです。個体差かどうかわかりませんが、海外製のEFにしてはかなり細く書けて、細字好きの私にとってかなりお気に入りの一本となっています。

 最近には珍しくペン芯はエボナイト製で、潤沢なインクフローが約束されています。

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■総評

 かなり小型の万年筆ですので、使い手や使用用途をかなり選ぶ万年筆ですが、デザインは美しくユニークで、十分に購入価値のある万年筆だと思います。

 金属部分がスターリングシルバー製と言うこともあって、小型の割には21gと標準的な重さです。そして、キャップを後ろにつけた場合の重心は少しリアヘビーで、そうしたバランスを好む方に向いている万年筆だと思います。

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※スペック一覧

・重さ 全体:21g キャップ:7.5g キャップなし:13.5g
・長さ 全長:11.2cm キャップなし:13cm 後尾にキャップ:14.2cm
・太さ 首軸:8.5mm 胴軸最大径:11mm キャップ最大径:13mm

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クロスの万年筆のこれからは?

 米国の万年筆メーカーであるクロス(A.T.Cross)について、気になる情報がありました。ブログ「Penペン草子 万年筆初心者の断想」によりますと、クロスの筆記具部門が投資会社に売却されたそうです。これからクロスの万年筆がどうなるのか心配です。

 →AT Cross、筆記具、アクセサリー部門を売却 (Penペン草子 万年筆初心者の断想)

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■A.T.Cross

 調べてみたところ、私が最後に購入したクロスの万年筆は、2006年に購入したヴァーブです。最近はクロスの万年筆にすっかりご無沙汰でした。最近のクロスの新モデルには、ペン先に XF がない場合が多かったのがその一因です。ただ最近は疎遠だったとは言え、ブランド全体がなくなるとなると非常に寂しいものです。

 まだどうなるかわかりませんが、なんとか存続して欲しいところです。あるいは別会社に売却されて、そこで以前より活発に新商品が発売される、というパターンでもいいですね。これからどうなることでしょうか。

 (※関連記事)
 →Cross 「ヴァーブ」 のレビュー
 →Cross 「タウンゼント シルバー」 のレビュー

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「ペリカン DUO シャイニーグリーン」が発売に

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 9月にペリカンから「ペリカン DUO シャイニーグリーン」が発売されるそうです。これは以前に発売されていた「ペリカンDUO ハイライター」の色違いです。グリーンのハイライターインクとセットで、13,650円での発売です。

 今回もマーカー的な使用の他、太字が好きな方には安価に買える太字万年筆としてちょうどいい製品となっているのではないでしょうか。

 →ペリカン DUO シャイニーグリーン 発売情報 (Twitter)

■そろそろ買い時

 私は細字好きですのでこの万年筆は購入予定はないのですが、最近ペリカン万年筆を購入していませんので、そろそろ1本ぐらい購入しようかという気になっています。以前に取り上げた「M625 レッド 14C」は有力候補の一つですが、今一歩決め手に欠ける感じです。

 →ペリカン 「M625 レッド 14C」 が気になる

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 最近の私の万年筆趣味は、イタリアの派手な万年筆か国産の漆万年筆かという形で二極分化しています。そういう意味で少しドイツ万年筆から遠ざかっています。そろそろという感じなのですが、どうなることでしょうか。ただ、欲しい万年筆が出れば、あっさり衝動買いしそうな感じではあります。(^^;

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「プロフェッショナルギア シグマ」が発売に

 海外の万年筆ショップ nibs.com では、セーラーの「プロフェッショナルギア シグマ」という名前の万年筆が紹介されています。

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 これは日本で発売されているモデルでしょうか? 該当するモデルが思い浮かばず、検索もしてみたものの見つかりませんでした。新製品だとすれば大ニュースです。

 →Sailor Professional Gear Sigma Fountain Pens (nibs.com)

■新型プロギア

 従来のプロギアとの違いを見ると、従来よりやや大きくなり、天冠が盛り上がっているそうです。そしてクリップは島桑で採用された錨型のクリップとなっています。このプロギア・シグマで驚くべき所は、いきなり6モデルも発売されるところです。スタンダードな金銀トリムに加えて、マットブラックとレアロも発売されます。また、「プロギアスリム・シグマ」も用意されています。

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 価格を見ると、それぞれ100ドルほど定価が高くなっているようです。これは日本でも発売されるのでしょうか。気になるところです。海外限定という可能性もありますが、ここまで多くのラインを用意しているということは、日本でも発売する可能性の方が高いでしょうか。

 さらなる情報が欲しいところです。7月26日に『趣味の文具箱 Vol.26』が発売されますので、そこで何か情報があるかもしれません。

 →趣味の文具箱 Vol.26 (amazon.co.jp)

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転がりにくい万年筆がお気に入り

 私はデスクに置いた革製のデスクマット上で万年筆を使用しています。私が万年筆を使用する際にはキャップを後ろにささないため、万年筆が転がりにくいことは助かる要素です。

 →現在のデスク環境の写真

desk photo

■落下は致命的

 万年筆はその構造上、落下にはきわめて脆弱です。ペン先を下にして落下すると、容易にペン先が曲がって壊れてしまいます。万年筆は円筒形が基本ですから転がりやすく、ヒヤッとする場面が何度もありました。後部にキャップをさしていれば、クリップがひっかかって転がりませんが、あいにく私はキャップをさしません。ですので、デスクから落とさないように気を遣って使用することになります。

 そうした中、万年筆によっては転がりにくいものもあり、そうした万年筆は個人的にとてもありがたいです。私は変わった形状の万年筆を愛好していますので、人より非円筒形の万年筆の所有率は高めかもしれません。以下に私が所有する転がりにくい万年筆を列挙したいと思います。

・プラチナ 「#3776 セルロイド 八角軸」 (→レビュー
八角軸のために転がりにくい万年筆です。この万年筆は重量バランスがかなり私の好みに合っていて、使用頻度はかなり上位の万年筆です。

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・中屋万年筆 「十角軸 赤溜」 (→レビュー
セルロイド八角に比べると十角のため、少し転がりやすさは上ですが、転がってデスクから落としそうになるほどではありません。

赤溜

・ビスコンティ 「オペラ タイフーン with Tubular Nib」 (→レビュー
オペラは四角形の角を面取りしたような独特の形状をした万年筆で、デザイン的にもかなり私好みです。

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・ビスコンティ 「ディビーナ デザートスプリング」 (→レビュー
正五角形が頂点二つ分の角度(144度)でねじれている、螺旋型の独特な万年筆です。意外と持ちやすくて、かなり好きな万年筆です

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・ウォーターマン 「エクセプションスリム」 (→レビュー
こちらは面取りされていない完全四角形で、転がることはあり得ません。ただ独特の形状故に、少し使いにくく感じます。

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・オマス 「360 メッツォ」 (→レビュー
三角形という類例のない形状で、360はオマスを代表する万年筆と言えます。首軸も完全な三角形ですので、相当に使い手を選ぶ万年筆でしょう。

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・パイロット 「キャップレス」 (→レビュー
キャップレスは円筒形ですが、キャップという概念のない機構のため、クリップが転がり止めになります。

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・プラチナ 「#3776 ブライヤーシェル」 (→レビュー
サンドブラスト仕上げで凸凹がかなり大きく、多少の滑り止めになっています。

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・ラミー 「サファリ&アルスター」 (→レビュー
上下二カ所が面取りされた形状のため、これも転がりにくいです。

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・モンテグラッパ 「ミクラ」
プラチナと同じく八角形の万年筆です。ミニ万年筆のため、使い勝手はかなりプラチナとは違う印象です。

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・パイロット 「カスタム745」 (→レビュー
ストライプ模様の凸凹が相当に大きいため、いい滑り止めになっています。

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セーラーから、万年筆辞典 第一章 『透明感』 が発売に

 セーラーは各文具店・百貨店で、「万年筆辞典 第一章 『透明感』 」と銘打って、2,100円から21,000円までのスケルトン万年筆を集めた販売企画を実施するそうです。高級万年筆からカジュアル万年筆まで、各種の透明万年筆を揃って比較検討できますので、スケルトン好きの方にとっては絶好の企画と言えるのではないでしょうか。

 →SAILOR万年筆辞典 第一章 『透明感』 (セーラー万年筆 公式)

■特製コンバーター

 今回のセーラーの企画では、透明軸に合わせたクリアタイプのコンバーターも用意されています。すでに入手されてブログで紹介されている方もちらほら見かけます。おそらく、ブログ「私的電脳小物遊戯」さんが紹介されている「インク工房限定クリアコンバーターNL」というのが、外観的に今回のと同じような感じです。

 →インク工房限定クリアコンバーターNL (私的電脳小物遊戯)

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 プラチナの方でも、富士五湖シリーズで本栖と西という透明万年筆が最近発売されていて、完全透明のバリエーションも増えてきて、いい感じですね。#3776西でも、コンバーターがシルバートリムと工夫されています。ただスケルトンであれば、パイロットの「カスタム ヘリテイジ92」のような吸入式がもう少し増えてくれることを期待したいですね。

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電子書籍でも積ん読が増加中

 私は基本的に電子書籍でのみ本を購入することにしていますが、やはりといいますか、電子書籍でもかなり積ん読状態の本が増えてきました。今のところ、購入した161冊の本の内、22冊が積ん読状態になっています。

 私の場合、購入したものの読み進める内に「なんか思っていたのと違うな…」と感じて読書をストップし、他の書籍を読み始めたまま放置、というパターンが多いです。全く1行も読まないパターンと違って、このパターンの場合は一度は読むのを中断しているため、再開はどうも気が重く感じて、そのままということが多いです。

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■メリットとデメリット

 電子書籍の場合は、プレビューできるものの、店頭でパラパラとページをめくって確認するのに比べると内容の把握がしにくいため、想定外の内容と感じる場合が少し増えているかもしれません。

 ただしその代わりに、購入前にamazonなどでユーザーの書評チェックができて、外れ本の購入を回避しやすい点はメリットです。また、クーポン利用やセールで安く買えますし、積ん読状態の本でも「物理的に場所をとらない」という点は大きなメリットです。私は数年前に部屋の場所を空けるために数百冊の本を処分したことがありますが、電子書籍ならそういう事態が防げます。(※もっとも、電子書籍店のサービス終了で全滅というリスクはありますが。(^^;)

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 というわけで、メリットとデメリットの両方がある感じですね。物理的な積ん読でもそうでしたが、電子書籍の端末内でも、読んでいない本が鎮座しているのを見ると本に対して申し訳ない気分になってしまいます。このまま数年経てば、積ん読本が100冊を超えそうで怖いです。せめて衝動買いをなくさないといけませんね。

 ただ、今日もkoboで全品対象の30%割引クーポンが発行されていたため、8冊も買ってしまいました。(^^; 積ん読にならないよう、週末に一気読みする予定です。ただ、その内の6冊は司馬遼太郎の『竜馬がゆく』ですので、サクサク読めそうです。司馬遼太郎の本は一通り読んでいたのですが、なぜかこのシリーズだけは、未読だったので、電子書籍化されたのはちょうどいい機会でした。

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ウォーターマン 「カレン」 のレビュー

 ウォーターマンの 「カレン ガーネットレッド」 Fです。このカレンは、ウォーターマンの中で最も有名で、ブランドを特徴付けるモデルと言えるのではないでしょうか。

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■独特なペン先

 カレンは独特なペン先デザインを持つ万年筆です。カレントはフランス語で船という意味ですが、ペン先がまるで船の舳先を思わせるような形状となっていて、とても洗練されたオシャレな万年筆だと思います。このニブデザインだけでも、所有満足度が十分に満たされます。

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 ユニークな形状のペン先ですが、書き味もまたかなり独特です。ペン先は厚く、胴軸とガッチリ一体化しており、しなりや弾力性は皆無です。胴軸が重めの金属製ということもあって、このカレンの書き味を「鉄の棒で書いているよう」と表現する向きもあります。

 現代ではペン先がガチニブなのが当然となり、弾力性がある方が特殊ニブ扱いされる時勢ですが、そういう時代であっても、カレンの硬さは際立っています。ガチニブでも金ニブであれば、筆記時の衝撃や振動を吸収してくれる柔らかさは幾分か感じられるものですが、カレンはそれらとは無縁です。


 そういう独特な筆記感ゆえに、好き嫌いが分かれる万年筆だと思います。私自身は、ちょっと苦手です。基本的には私はガチニブ好きなのですが、このカレンは少し行き過ぎているという印象です。その一方で、こうした硬い書き味が好きだという意見も耳にします。購入する際は店頭で試筆して、自分に合っているかどうかを調べられた方が確実でしょう。

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■コンバーター関連

 カレンは両用式の万年筆ですが、コンバーターを使用する際には注意が必要です。他の万年筆のように、コンバーターを万年筆本体に取り付けてインクを吸入すると、インク漏れしやすくなるのです。ですので、コンバーターを外してインク吸入するよう指導する販売店もあります。こうしなければならない詳しい理由はわかりませんが、カレンは空気穴が胴軸の中央部にある独特の構造になっているのが影響しているのかもしれません。

 →ウォーターマン カレン 万年筆 (オフィスワン北浜店)

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 ただ、インク吸入する度に繰り返しコンバーターを外して吸入する行為にはデメリットもあります。コンバーターの入りが緩くなったり、最悪の場合は吸入口にヒビが入り、盛大にインク漏れを起こすという恐れがあります。実際、吸入口が割れてインク漏れが起こり、原因がわからず悩んだ経験があります。

 → コンバーターの口が割れてしまった

 ですので、このカレンはカートリッジで使用するのが一番無難かもしれません。あるいは、普通に吸入した後にピストン逆回しでインクを多めに戻し、ペン先もしっかり拭いて漏れを防ぐというのも一つの手でしょうか。いずれにせよ、インク吸入がらみでは注意が必要な万年筆と言えるでしょう。

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■「鉄ペン / 金属軸 / 嵌合式」

 メトロポリタンのレビューで、ウォーターマンは「鉄ペン / 金属軸 / 嵌合式」の三拍子が揃った万年筆が多いと書きました。カレンも金属軸で嵌合式ですが、珍しく18Kの金ペンで、豪華な万年筆です。32gと細軸の割に重めで、自重を使ってさらさらと書くのに向いています。

 独特なペン先デザインと書き味で、他とは一風変わったユニークな万年筆です。洗練された美しいデザインの万年筆が欲しいという方、硬い書き味の万年筆が欲しいという方には、このカレンは良い購入候補になると思います。

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※スペック一覧

・重さ 全体:32g キャップ:11g キャップなし:21g
・長さ 全長:14.5cm キャップなし:13cm 後尾にキャップ:15m
・太さ 首軸:11mm 胴軸最大径:12mm キャップ最大径:13mm

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ミニ万年筆で使える Templar の小型コンバーター

 ヨーロッパ互換カートリッジを使用するミニサイズの万年筆の場合、使えるコンバーターが少ないのが悩みでした。Templar Ink,LLCというところから、ミニ万年筆で使える面白いコンバーターが出ています。

 →Mini Ink Cartridge Converter (Templar Ink,LLC)

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 (追記:08/05) RichardsPens.com でも、このTemplarのコンバーターが購入できるようです。

 →The Templar Mini Piston Converter (RichardsPens.com)

■小型コンバーター

 以前にも、「カヴェコ スポーツ用のミニコンバーター」を紹介しました。そちらはゴムサックによるプッシュ式でしたが、今回のは回転吸入式です。回転吸入式のコンバーターが欲しい方は、今回のを選ぶと良いでしょう。

 →カヴェコ スポーツ用の「ミニ・コンバーター」は使えそう


 ただ回転吸入式の場合、インク残量がわかりやすいのはメリットですが、軸の部分が必要なだけ、吸入できるインク量が少ないのが難点ですね。ただでさえミニサイズなだけに、吸入できるインク量はごくわずかな感じです。そうした点を考えると、ちょっと実用性には乏しいかもしれません。カヴェコのコンバーターの場合は、日本で購入できるのもメリットでしょう。

 →カヴェコスポーツ 万年筆用コンバーター<プレート式コンバーター> (高級万年筆の文栄堂)

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楽天バーチャルプリペイドカードで海外通販

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 「楽天バーチャルプリペイドカード」というネット専用のプリペイドカードがサービス開始しているようです。Vプリカと同じで、チャージすることで使い切りのカード番号が発行されるという仕組みです。こうしたプリペイドカードは、海外通販する場合などに便利です。

 →楽天バーチャルプリペイドカード (楽天カード)

■プリペイドカード

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 海外通販する場合の支払い方法はいろいろありますが、基本的にはクレジットカードか Paypal かの二択となります。個人的には安全性やトラブル時の保障などを考えると Paypal がベストの選択で、Paypal が使える限りは Paypal を使用すべきだと思います。海外Amazonのような大手ならともかく、小規模ショップでの購入の場合は特にそうです。

 しかし、購入サイトによってはPaypalが使えない場合もあります。そうした場合に、海外からのネット購入でクレジットカードを使うは不安だと感じる場合もあるでしょう。そのときに、こうしたプリペイドカードは便利です。仮に番号が流出しても、被害は限定されます。


 実際、私もとある海外のサービスの支払いをVプリカで行っています。一定の手数料はかかりますが、安心第一で使っています。この手のサービスはVプリカしかないと思っていたのですが、他の選択肢が出てきたのは、競争という意味で歓迎です。また調べてみると、三菱UFGニコスによる「e-さいふ」というサービスもあるようです。

 ただ、3つのサービスを比較すると、現時点では楽天バーチャルプリペイドカードはちょっと使い勝手が悪いですね。一番の問題点は、購入方法が楽天カードに限定されている点です。Vプリカは「クレジットカード、コンビニ購入、銀行振込」と、多様な購入方法が選択できて、3つの中では一番使い勝手がいい感じです。ということで、楽天バーチャルプリペイドカードの方は、これからのサービス拡充に期待というところでしょうか。せめて楽天ポイントで購入できれば、使いどころに困りやすい期間限定ポイントが使えて嬉しいのですが。(^^;

 (※関連記事)
 →海外通販で便利に使える「Vプリカ」
 →PayPal を使って万年筆を個人輸入してみた
 →海外通販で万年筆を買ってみた

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パイロットが Youtube に公式チャンネルを開設

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 パイロットが7月8日に、Youtubeに公式チャンネルを開設し、オリジナル動画の配信を開始しました。公開動画の第一弾は、ジャスタス95を用いて絵を描く過程を紹介したものです。

 →【公式】ジャスタス「この万年筆は、発明だ。」 (Youtube)

■ジャスタス95

 上記のCMチックな動画に加えて、ジャスタス95の使い方を紹介した実用的な動画もアップロードされています。こうして動画で紹介してもらえると、ジャスタス95がどんな万年筆なのかわかりやすくていいですね。ただ、ペン先の柔らかさを紹介する場面では、ちょっと力を加えすぎでペン先が傷むのでは、と心配になってしまいますが。(^^;

 →【公式】ジャスタス95の使い方 (Youtube)

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 これからもどんな動画が紹介されるのか、期待して待ちたいと思います。なお、私も以前に購入したジャスタス95ですが、今もかなりの頻度で使っています。特殊な万年筆ですので、万人に勧めにくいですが、面白い万年筆だと思います。

 →パイロット 「ジャスタス95」 を購入

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アウロラの「マットブラック調のペン先」が欲しい

 書斎館の入荷予定の中に、アウロラの「88 ブラックデモンストレーター Nera」がありました。この万年筆のペン先はマットブラックでコーティングされた独特のものです。このペン先はとても魅力的で、とても物欲が刺激されている逸品です。

 →AURORA ブラック デモンストレーター Nera (Pen Boutique 書斎館 Aoyama)

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■Matte Black Nib

 この万年筆は海外では1年前から発売されていたもので、てっきり日本未発売かと思っていました。ブログ「スティログラフィカ - イギリスでの万年筆生活備忘録」さんは昨年に購入されてレビューを書かれています。

 →Aurora black demonstrator nera (スティログラフィカ - イギリスでの万年筆生活備忘録)

 私はアウロラの大型ニブの万年筆は3本持っていますが、どれもゴールドトリムです。万年筆のペン先は金色か銀色がほとんどですので、それ以外の色のペン先はとても惹かれます。しかもこのneraは光沢のあるブラックではなくてマット調で、とても渋くていい感じです。

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 最近は金価格の高騰のために金以外の素材のペン先が増えていますが、色の方も多様化して欲しいです。私の手持ちの万年筆で変わった色のペン先としては、カスタムオーダーした中屋万年筆の「十角軸赤溜」があります。これはルテニウムメッキしてもらいました。また、マット調に加工されたペン先としては、パイロットの「バンブー」があります。こうした万年筆がレギュラーラインで増えてくれると嬉しいですね。

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 →中屋万年筆 「十角軸 赤溜」 が届く
 →パイロット 「バンブー」 のレビュー

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パイロットの型番ルールはインフレ下では大変そう

 パイロット万年筆のスタンダードであるカスタム・シリーズは、型番が「発売時の創業年+価格」という形式になっています。例えばカスタム823は、創業82周年に発売された3万円の万年筆ということです。(※1万円の場合は数字が省略されます。) こうした型番ルールは、慣れてしまえば価格がわかりやすくていいのですが、インフレ下では大変そうです。

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■国産スタンダードモデル

 日本はずっとデフレで物価がほとんど変わりませんでしたから、型番で製品価格が決め打ちされていても問題はありませんでしたが、これからインフレが進めば、型番縛りで価格を上げにくいこの仕様は困るかもしれませんね。元々、日本でインフレが進まなくても、世界的な金融緩和の影響で金などのコモディティ価格は上昇傾向にありますので、利益率の低いモデルは大変だとも聞きます。

 今の型番ルールはこれからどうなっていくでしょうね。数千円値上げして「○円台だからセーフ」となるのか、あるいは名称変更やマイナーチェンジで型番変更という可能性もあるでしょうか。実際、セーラーは数年前にプロフィットスタンダードなどの1万円モデルを12,000円に値上げしたということがありました。国産万年筆のエントリーモデルは非常にリーズナブルで優れていると思っていますので、ユーザーとしては、なんとか今の価格のままがんばって欲しいところです。

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