Edison Pen の吸入方式「Pump Filler」が興味深い
米国の Eison Pen が新開発した吸入方式の「Pump Filler」が興味深いです。後ろのボタンをプッシュすることでインクを吸い上げる方式です。かつてのパーカーのバキューマチック・フィラーに似た吸入方式でしょうか。
ピストンなどの接触部が固くなるおそれがなく、大量のインクを吸い上げることができて、そこそこ合理的な吸入方式のように見えます。インクの出方への影響などはわかりませんが、面白そうです。
→Introducing the Menlo Pump Filler! (Edison Pen Company)
■エジソンペン
Edison Pen はいろいろな吸入方式を開発している、手作り系の万年筆メーカーです。「Pneumatic Filler」や「Bulb Filler」といった吸入方式もあります。特に Bulb Filler は今回の Pump Filler に負けず劣らず、面白そうな吸入方式に見えます。
注文はカスタマイズが基本で、カスタマイズ注文をメールで行うという中屋万年筆系の購入方式で、やや購入への敷居が高いでしょうか。ただ、定番品の Production Line は以下の提携ショップで購入できますので、こちらは購入しやすくなっています。NAGASAWAも提携ショップに入っていますので、店頭で実物が見られるのかもしれません。
→Production Line (Edison Pen Company)
Richard Binderさんの所からは、以前にペリカンのカスタマイズニブを購入したことがあります。Edison Pen の万年筆でもニブをカスタマイズできますし、いずれは購入したいと思っています。
→Bexley 「America the beautiful」 を購入した
→ウェーバリー加工された「ペリカン XXXF ペン先」を購入した
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コメント
紹介ビデオを見ましたが、結構インクが入るんですね。この吸入方式は面白そうです。masahiro万年筆製作所の大容量「M型吸入方式」とあわせて興味が湧いてきます。
投稿: ヘンリー | 2013年8月 6日 (火) 02時22分
いわゆる「カスタマイズが基本」の方であるSignature Lineのものを一本持っています。
といっても在庫(Current Inventory)から軸を選び、吸入方式も普通のC/Cにしたので、最初に問い合わせてから2週間もかからずに届きました。
対応はとても良いので、海外通販やオークションでの購入経験があれば問題ないと思います。
いま以上円安に振れると厳しいですが、エボナイト軸に割安感がありますね。軸の仕上げはとても良いです。
書き味は…社内仕上げのスタブは冒険でした。購入後大阪のIr Sunriseに持ち込み、ドクターの宍倉さんに見ていただいて満足の書き味になりました。
投稿: nudge nudge | 2013年8月 7日 (水) 00時58分
>ヘンリーさん
世の中にはいろいろな吸入方式があるものだと感心します。
接触部がないのはメンテナンスの面で有利っぽいですね。
投稿: EF Mania | 2013年8月12日 (月) 07時45分
>nudge nudge さん
情報ありがとうございます。対応は良いとのことで、注文してみようという気になってきました。(^^)
円安なのは残念なところですよね。もっとも、この円安もいつまで続くか怪しい感じではありますが…(^^;
ペン先については迷っているところです。Richard Binderさんのところで注文して、XXXFにしてもらおうかとも思っています。ただそれですとProduction Lineのみになってしまうのが痛し痒しで、なかなか難しいところです。
投稿: EF Mania | 2013年8月12日 (月) 08時28分
私もこの万年筆は欲しいですね…
投稿: unknown | 2014年5月 8日 (木) 17時35分